外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ドル円相場のテクニカル分析(12月28日)と経済指標発表予定

2009-12-28 19:33:22 |    -ドル円

今日のテクニカル分析は、ドル円相場です。

ドルの市場金利が上昇し始めて以来、ドル円相場もドル買いが進みました。
今週は今後も主な経済指標の発表予定も無く、何も起きなければこのまま2010年を迎えることになるでしょう。ただ、年末年始の長期休暇に備えた外貨需要を想定すれば、目先は底堅い動きになることが予想できます。中長期の円高トレンドは継続と見ますが、年末年始は、ここ一ヶ月の上昇トレンドを引きずると想定し、サポートを探して見ましょう。



90.75^80円水準は、過去2回、上値を抑えられた経緯があり、今後下落する局面があれば、底堅くなる可能性が高くなりそうです。加えて、基準線が91.12円付近にあり、下値サポートラインが90.50円付近に差し掛かっています。

90.75円をサポートとして、91円ちょうど前後でドル買いをエントリーし、90.50円割れで一旦はストップというイメージです。上値目標は92円台に置きにくいことから、91.80円あたりが妥当でしょう。91円ちょうどでエントリーできたとしても、損益比率は5対8となり、あまりお勧めできる戦略ではないことは事実です。


今夜の経済指標発表予定は、特にありません。米国市場を除き、主要市場は本日休場となりますので、事故などのイベントがない限り、大きな変動はなさそうです。
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チャートで見る、東京外国為替市場本日寄り付きから17:00までの相場概況(12月28日)

2009-12-28 19:08:56 |    -ドル円

始めに、ドル円相場を中心とした、今日これまでの為替市場概況です。

取引日付が12月28日に切り替わる、今日の日本時間午前7時時点のドル円相場は、



先週終値となる91.51円から、若干円高方向へギャップして91.43円で寄り付きました。その後、仲値公示を前に、ドル買いが強まると、91.76円付近まで上昇しましたが、後続も無く、91.50円を中心に上下10銭程度の狭いレンジで揉み合い推移しています。

欧州時間に入ってからも動意は薄く、日本時間17:00現在、先週終値と同水準となる、91.51円で取引されています。

本日は、オセアニア市場、ロンドン市場共に為替市場は休場となり、参加者も極端に少なくなっていることから、動きがとりにくい模様です。米国時間の、ニューヨーク市場は開場となりますが、カナダは休場となり、また経済指標も予定がないことから、基本的には動意がない市場が継続するでしょう。

ユーロやポンドの対ドル相場は、ドル安方向へギャップして今週を寄り付きましたが、無事ギャップも埋め、以降は揉み合う展開です。東京時間前場では、株式市場が堅調に推移したこともあり、対円通貨が円売り気味に推移した結果、一時ドルストレートも底堅く推移する場面もありましたが、結局水準を変えるまでには至っていません。
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本日のテクニカル分析はドル円相場ですが、一旦ページを改めます。
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ポンド円、トライアングルフォーメーション完成で下落に分があるか-「PMテクニカル分析」

2009-12-28 18:48:43 |    -ポンド円

本日の午後2時ごろに放送した「午後のFXフラッシュ」でもお伝えしたとおり、ポンドドル、ドル円共にドルの高値圏で揉み合っています。

ではそのクロス相場となるポンド円に目を移すと、



ここ数日は短期トレンドでも下落を示していますが、どうやら10月下旬からの上値レジスタンスおよび、8月上旬からの上値レジスタンスが、効いているように見えます。
たしかに、11月下旬で付けた安値以降、上値・下値共に値幅を狭める、いわゆるトライアングルフォーメーションを形成しており、今後の変動に関しては、上下(じょうげ)五分五分という状況にありますが、上方には一目均衡表の雲が控えており、レジスタンス探しには事欠かない状況です。

雲の下限となる146.44円前後をポンド売りのエントリーとし、10月下旬からの上値レジスタンス水準と概ね一致する、12月22日の高値147.05円をしっかり上に抜けるようなら147.50あたりで一旦はストップというイメージです。
下値の目先目標は、転換線が位置する145.30円付近で、遅行線が差し掛かる雲の下限と概ね一致します。更にこの水準を割り込むようだと、基準線が差し掛かる144円付近を挟んで、142円付近が候補になりそうです。
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ForexTVチャート特番Part4-平均足の読み方

2009-12-28 17:05:55 | ☆外国為替から離れる(雑感)
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

先週のクリスマス休暇から開始いたしました、チャート特番ですが、本日のPMテクニカル分析がお休みになりましたので、代わりましてパート4を放送いたします。

本日のテーマは、平均足の読み方についてです。

当特番は、普段「AMテクニカル分析」および「PMテクニカル分析」の番組で、メインコメンテイターとしてご登場いただいている、山中康司さんが使用しているチャートのご理解を深めていただくためのものです。コメントだけに留まらず、日々のチャートに盛り込まれているエッセンスを、今後ともご活用ください。

なお、本日に限り、「PMテクニカル分析」の時間には、浅野のコメントとして、ポンド円相場の分析を放送する予定です。どうぞ、お楽しみにお待ちください。

ポンドドル相場、1.60台が重い★12月28日外国為替テクニカル分析

2009-12-28 15:43:12 |    -ポンドドル
今日のテクニカル分析でフォーカスする相場は、ポンドドルです。



先週後半のドル売り相場で、1.60台に一度乗せたものの、直ぐに1.59台へもぐり込むなど、ドル円同様、ドルの高値圏で推移しています。

目先の下値は、5月下旬と、9月下旬から10月上旬に掛けての揉み合い相場によって1.5750水準まで底堅いことが推測できます。しかし、これまでの推移を見ると、1.60台をレジスタンスに、揉み合いながらも下値を耕し、ゆくゆくは1.5750割れがターゲットになっている様に思えます。

1.59台後半をポンド売りのエントリーとし、1.6050以上に戻すようなら一旦はストップというイメージです。
通常なら、1.59割れで勢いがつきそうですが、現状では一気に下落しそうな気配も無く、上値が下がる程度を想定し、売り急ぎは回避したいところです。
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外国為替市場、12月21日週後半の総括と、12月28日午前の東京市場の流れ

2009-12-28 15:18:25 | ☆外国為替を読む

先週後半の外国為替市場の流れについて、主要通貨の視点から考察した、当社浅野のコメントをお伝えします。

◆総括
クリスマス休暇となった先週後半は、米国経済指標を材料に往来相場となる中、ユーロの対ドル相場はドル売り材料に反応した一方で、ポンドの戻しは鈍い展開でした。

◆ ドル円相場



23日の動きについて
米国経済の回復が進んでいる指標発表などを受けて、金利先高観からドル買い意欲が優勢となった23日は、92円台を前に、終日ドルの高値圏で揉み合う展開でした。ただ、何度も試した92円台乗せへの動きも、高値更新とはならず、限界感が漂う中、米国経済指標の発表を手がかりに、ドルの売り戻しが強まりました。

深夜に発表された米国経済指標は、個人消費関連の指標が中心で、結果が予想より悪化するなど内容がさえなかったことが、ドルの売り戻しが強まった背景として指摘できます。

24日の動きについて
23日引けに掛けて調整的なドル買いはあったものの、翌日24日は、ドル売りの地合を継続することとなり、前日安値となる91.30円を割り込むと、一時91.12円付近まで下落しました。

しかし米国時間に入り、指標発表を控えたドル買い調整に加え、テクニカル的にも相場の底を確認するWボトムを形成したあと、上値方向へブレークした結果、一時、91.76円付近まで上昇する展開でした。

発表された指標内容は、雇用状況が改善の兆しを見せたことや、耐久財の受注が増加していたことから、株式市場で好感され、その結果、ドルの金利先高観がドル買いを強めた背景として指摘できそうです。

その後、引けにかけては金利上昇を嫌気した株式市場が軟調に推移し、また前日高値を更新できなかった相場自体への限界感も手伝い、91.37円付近まで軟化して米国時間を引けました。

25日の動きについて
金曜日の25日は、一部東京市場が開いていましたが、91.50円を中心に、上値・下値共に狭めながら揉み合う展開でした。

◆ ユーロドル相場



23日深夜から24日深夜までのドル売り調整地合で、1.4250付近から1.4418付近へと大きく上昇し、その後のドル買いでは1.43中盤までの下落に留まるなど、ドル売り材料に対して敏感に反応しました。

ポンドドル相場



ドル売り調整地合では、1.59中盤から1.6021程度の上昇に留まる一方で、その後のドル買い局面では、再度底値を試すように1.5927付近へ下落するなど、ドル買い材料に反応する展開が特徴的でした。

◆その他の市場
先週末25日の為替市場終値はデータとして記録することはできましたが、その他の市場については、24日終値時点の報告となります。

株式市場は、米国経済指標の改善を好感して上昇、それを受けて債券市場は下落、今週の米国債入札が重石にもなっていた模様で、利回りは上昇して引けています。金相場は、指標発表前まで継続したドル売りの流れを受けて、前日比で上昇して引けていたようです。



◆本日12月28日、午前の東京外国為替市場の動き
先週末終値より、10ポイント程度円高にギャップして始まった今週のドル円相場ですが、仲値公示に掛けてドル買いが強まり、91.76円付近まで上昇しました。しかし、後続もなく結局91.50円付近で揉み合い推移する一方、ポンドドルはドル高値圏、ユーロドルはドル安値圏でもみ合っています。
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本日の通貨フォーカスは、ポンドドル相場ですが、一旦、ページを改めます。以上の内容は、動画「FXフラッシュ1400」でも視聴できます。お急ぎの方は、右上のForexTV.jpバナーから番組にアクセスしてください。

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ForexTVジャパンからお知らせ-本日の「テクニカル分析」はお休みです

2009-12-28 10:56:49 | ☆外国為替から離れる(雑感)
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

早速ですが、山中康司氏の解説でおなじみの当社番組「AMテクニカル分析」と「PMテクニカル分析」は、前日25日の為替市場が世界的に概ね休場だったため、本日の番組は両方共にお休みとなります。

先週、22日には、本日から一旦再開する旨をお伝えしましたが、訂正してお詫びいたします。

代わりに、先週からお送りしている「チャート特番パート④」をお届けすると共に、「PMテクニカル分析」の時間には、浅野のコメントをお送りする予定です。

宜しくお願いします。