外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

GBPJPY レンジ上限からの離脱は“離れ”か“収束”か動意待ち

2007-11-05 18:02:49 |    -ポンド円

金曜日のNFP(非農業雇用者数増減)発表値は、予想の倍以上の伸びだったことからドルのパニック買いを誘発して瞬間はドル全面高に振れました。

その後、ユーロドル、ポンドドルがドル買いを弱める中でドル円は暫く上昇を維持したためその間にクロス円が上昇し最高値をつけています。

しかし、ストレートでは直ぐにドル売りに傾き、ダウが値下がりするとドル円は一転するというお決まりのシナリオとなり、クロス円も連動して下落しました。引けに掛けて数十ドルですが、高値引けしたこともあり為替も調整が入るなどして引けています。
個人的には、NFPの好結果を忘れてしまうほど、結局は何が出てもドル売りなのでは、という印象しか残っていません。

本日も日経平均が下落で終るなど弱気の月曜日となっていますが、為替はこのところ欧州時間になると意味不明な円売りが落ち込まれることから、円高には進行しづらくなっています。もしかすると皆もこの買いを待ち受けて上がったところを売りたいとお考えなのかもしれません。ただ、3匹目のドジョウはいるかどうか、月末月初の影響は少しずつ薄くなっていることから、もし欧州株式が下落で始ると、いきなり円高からという展開も考慮が必要でしょう。

週末に、たまたまダウの日足チャートを掲載するチャンスがありましたが、13500ドルは下値補助となり、金曜日は一命を取り留めていますが、13500ドルが割れるとややパニック売りが誘われそうな予感もあり、金融株中心に下値リスクは継続しそうです。

NFPのサプライズもあり、週末のユーロ円戦略は秒殺されましたが、アクシデントとして処理します。しかし、逃げ足が速いデイトレード相場で、流れは合っていてもエントリーポイントがずれて苦しい展開が続いています。

 
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