月曜日の下げから2日掛けて月曜日分を全戻しする展開となっています。
110円台でくすぶっていたドル円にドル買いが入り、クロス円が全面高となるとポンドドルなどストレートでの欧州買いを誘発。下げも下げなら、上げも上げとなる異常なペースで上げました。
ポンドドルが日足基準線を下から抜き、上昇に拍車がかかるとポンド円が急上昇。昨日のシナリオで重要なレベルと判断した231.00をあっさりと上に抜けました。
目を離した隙に232円台と、いよいよ審判の時を迎え、232.39/47を見た時は基準線までは行く!と、はっきり言って諦めました。
しかし、BOEのキング総裁のインフレレポートが景気減退の色が強まったとして、ポンド売りとなり、232円割れはやや揉み合ったものの一気に下落。一仕事を済ませてモニターを見れば、蒼白だった顔色が一気に和む状況で、コストを下回ると230円台は余り目に留まらなかった程の急落を見せました。幾度か数ポイント差で泣いた11月でしたが、稀なご褒美に感謝したいと思います。
ポンドに比べてユーロは対円、対ドルで底堅く、ユーロポンドがばたついている印象を受けています。欧州間では東京市場とは別の渦が発生していたようです。
228円台に突入した時は、227.50円のターゲットをつけるかという予感がありましたが、228.80水準で折り返した現在、229円台の中後半で推移しています。
個人的に、今回の下落トレンドで232円台は本日が最後かも知れない予感があります。もちろん、これだけ薄いマーケットとなったポンドですから何が起こるかわかりませんが、空けた窓に置き忘れた“忘れ物”を取に行った相場は、窓を空けてまで下落した、230円以下の下落の真偽を問うた気がします。
そして、その答えは“スプーフ的なギャップ”ではなかったことが、少しだけ判った気がしています。
今後の展開ですが、日足で見る限りあまりにも雑なチャートとなっているだけに、幾つかの足を参考に動かざるを得ません。
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