山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

表現できない広さ@美ヶ原 日本百名山№28

2013-10-25 | 28美ヶ原(秋)
山本小屋から
牧場の道を王ケ頭に向かっていると
バスにすれ違いました。
ホテルのバスみたいです。
チェックアウトしてお帰りの?
10人くらいのお客さんを乗せて。

王ケ頭の左に雲海が見えてきました。
今日は
雲でいつ見えなくなるか
冷や冷やしながら歩いています。
岩場が少し赤いので
雲海の白と好対照です。


王ケ頭ホテルに着くと
再び雲に囲まれ
山頂の王ケ頭はベールに包まれました。

この正面には
御嶽山があるはずなんですが。

何かの像が壊れて鉄筋だけが
残ってしまったのでしょうか?


今日の目的地はもうひとつ
王ケ鼻に進みます。
少し下ると
道の脇にマツムシソウが
まだ咲いていてくれました。

季節はずれの花に出会うと
うれしくなります。

王ケ鼻
時々薄く山の形が見えますが
ほとんど厚いベールに包まれ
アルプスの絶景はお預けです。
お昼にして少し休みました。

後から子連れの家族が来ましたが
人の声以外
音のない時間が流れました。
深田久弥さんの
日本百名山より
以前松本平の人々は、
美ヶ原を東山、北アルプスを西山と呼んだそうだが、
その西山の最重要部分、槍、穂高の連嶺を、
東山からまざまざと眺めることが出来る。
その豪快な山容を鑑賞するのに、最も適した距離である。
晴れそうな気配がないので
残念ですが戻ります。
王ケ頭を過ぎて
牧場の中ほどで
急に雲が消えました。
平らな牧場

山本小屋・駐車場方向

 ほとんど平らなので
広さを表現しようがありません。
百曲がりの頭方面に回り道をして
紅葉が見えればと思ったのですが
だいぶ下らないとダメのようなので
アルプス展望コースから
見下ろしました。

雲が生き物のようでした。

最後に
山本小屋ふる里館で
牛肉コロッケを買い
駐車場で雲海を見渡しながら
いただきました。

揚げたてだったみたいです。
帰り道で雲海の向こうに
日本百名山がいくつも見えました。
湯ノ丸山を中央に
左に四阿山と根子岳

右に浅間山と篭ノ登山

弓の形の稜線から
雲があふれています。
きらりと光った火打山と
左に高妻山・右に妙高山

この日判別できた日本百名山
7座
本日の歩数
16,162歩
山頂が平らで広いのは
苗場山も同じですが
ここは人に優しい山でした。
end


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