山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

開放感のある登山道>9合目まで@巻機山 日本百名山№5アゲイン

2013-10-08 | 05巻機山(夏・秋)
巻機山の6合目は
林の途中です。
先に進めば
再び視界がさえぎられますが
それも20分で上空の空が見え始め
30分で7合目に到着しました。
 
花が少ないので
ガイドブックより少し早いペースになり
登山口から2時間です。
ここからは
いたるところパノラマ状態です。
先客はご夫婦1組でした。
写真を撮っていたら
途中で先を譲っていただいた
もう1組が合流し
それでも静かな7合目です。
まったりとした時間の流れを
子供が来た?の声が遮ります。
まさか巻機山に子供が来るはずはない
甲高い声と色とりどりのキャップで
6人が並んで登ってきます。
近づけば
トレランの格好をした女子チームでした。
さわやかな挨拶を残し
風のように登っていきました。
 
10分も写真を撮っていました。
 
谷川連峰
雲たなびくあたりの一番低いところが
清水峠>谷川岳>一ノ倉岳>茂倉岳>
万太郎山>エビス大黒の頭>仙ノ倉山
180度の展望を満喫して先に進みます。
先は9合目まで見渡せます。
 
紅葉にはまだ早いので
ごく一部が色づき始めた程度です。
森林限界を超えたので
展望を楽しみながら登ります。
8合目到着
 
振り返るとこんな道でした。
 
8合目から見上げると
登っている人が見えました。
 
疲れも出てきて感覚的には
7合目から9合目の上りが
一番きついようです。
前回来たときにすでに
岩礫の斜面に草が生えるように
植生保護の養生をしてあったのですが
環境が厳しいためか
効果は見られません。
それでも
登山道としての階段を外れないように
進みます。
赤い実が空の青と草の緑の間に
生きていることを主張しています。
 
上るにつれて
草の紅葉も始まりました。
 
降りる途中
この少し下の方でナナカマドが
枯れて落ちそうな茶色い葉を
つけていましたから
この赤い実はナナカマドでしょう。
ここを超えると
米子沢の源流部を隔てて
巻機山の山頂部が姿を現します。
 
今回は最初から最後まで
雲に隠れることなく
かやぶき屋根を連想させる姿を
見せてくれました。
9合目のニセ巻機に到着です。
 
7合目から55分
登山口から3時間かかりました。
ゆっくり景色を堪能しながら登ったので
ガイドブックのペースに戻りました。
写真を撮っていると
山頂から戻ってくる道に
見たことのある帽子が見えました。
 
7合目で追い越された女子チームの内の
二人でした。
単純計算で2倍のスピードです。
脱帽
次回(最終回)
山頂から牛ケ岳
につづく


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