HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

under the fragrant olive

2010年07月28日 | 邦楽
2002年の7月にリリースされた片岡大志さんのアルバムを
最近手に入れることができました。

片岡さんは私の大好きなJet Lily Star及びUESAのプロデューサーであり
かつて矢井田瞳を育て、最近ではmiwaなどをプロデュースされています。

片岡さんの「唄会」には行ったことがあるので
ライブで歌を聴いたことはありましたが、
音源は持っていませんでした。

だから、初音源でドキドキしながら聴きました。

今から8年ぐらい前だからちょうど今の真田さんぐらいの時なのかな?
ちょっとはっきりわかりませんが、そのときの私は何をしてたのかって
考えると、今とはまったく違う生活スタイルでしたね。

そのときに矢井田瞳のCDとかは持っていたけれど
プロデューサーさんのことはあまりわかってませんでした。

私がずっと若くて、80年代とかの洋楽とかを知らない人だったら
どんな風にこのアルバムを聴けたか自分で興味がありますが、
残念ながら80年代の洋楽を知っている自分には同じ時代の
音楽を聴いてきた片岡さんの歌をどうしてもセンチメンタルに
聴いてしまいました。

きっとここをご覧のほとんどの方は知らないと
思いますが、ポール・ディヴィスって知っています?

私はヘヴィメタもハードロックもソウルも
聴きますが、ポール・ディヴィスのような音楽も
聴いてました。あるいはアイズレーブラザーズ。


そんな彼らの遺伝子をこのCDを聴いて感じてしまいました。
あるいはブルース・スプリングスティーンや
ボブ・ディラン。

そして忌野清志郎さん。

ハモンドオルガンが結構響いていた80年代の音楽が
このアルバムの中から香ってきました。

このアルバムジャケットはプラスティックじゃなくて
良質の紙ジャケット。イラストはヤイコ。

ゲストミュージシャン群が結構凄い感じ。

Neil Larsenの名を見たときは驚きました。

でも、私がなぜNeil Larsenを知っていたかは
あまりにも古い記憶すぎて思い出せないけど
知っているんです。

どの曲も素敵なんだけれど

私が特に好きなのは「Shatter」と「青すぎるブルー」

「青すぎるブルー」はどこかブルース・スプリングスティーンを彷彿させるし
その広がり感がすごく好きです。ニューヨークのコニーアイランドとか
行ったことないけれど、そんな場所が似合いそうな歌で
ブルースが描く空気感と共通の空気感が詰まってて
風を感じます。

「Shatter」からポール・ディヴィスやアイズレーブラザーズの
香りがして、忘れていた時代を思い出して、キュンとなる感じがしました。

♪君が好き それだけで素敵~

からの部分が特に好き

♪夢の続き~っていうところがふわっと
溶けちゃいそうになる。


この曲を作った時の大志さんってどんな人だったんだろう?
誰を思ってこの歌を作ったんだろう?

って思ってしまいました。

♪君が好き~に入る前のドラミングとかインストの部分も
すごく好きです。

♪誰でもない僕を見つけて

このCDから私の知らない大志さんを見つけました。
で、いろいろ謎だらけですね。

もちろん、今もですけどね。


「B-love」のHonkeytonkな女達は~って聴いたときに
すぐに浮かんだのはローリングストーンズ。

あとでキース・リチャーズっていうのが出てくるから
あながち外れでもない?

この曲も楽しい歌。
ヤイコがハモっているのがすごくいい感じですね。

でも、この曲昔どこかで聴いた気がします。
ヤイコとライブかどこかで歌われてましたか?

「 September」も好き。レヴェル42風で
ベースとカッティングギターがかっこいい。
でも、大志さんの声って艶があってほんとうにいい声だなぁ~
って改めて思いました。

「smile」はこれは唄会で確か聴いたと思うのですが、
しっとりしていて、間にポエトリーリーディングのような
部分も入っていて、そこがまたいいですよね。

「ミサヲ」もスケール感のある歌で、どこか
ボブ・ディランの遺伝子も感じました。

力強さのある曲でこの曲も好き。って
結局全部好きって感じですね。

ギターのインストの部分とかも
この曲は素敵です。

よく考えたら、このアルバムは
バンド形式で大志さんは歌っているんですよね。

バンドでの大志さんの歌がすごく聴きたくなりました。

「Step」はNeilがキーボード弾いている曲で
ジャージーでホーンセクションがまたいいんですよね。
こういうタイプも素敵ですね。

「Life goes on 2002」はどこか忌野清志郎氏の遺伝子を
感じてしまいました。どうしてだろう?
このキーボードがやっぱりポール・ディヴィスの歌風。

「Swallow and Blue」はなんだか懐かしい感じがして
そういえば「ベティーブルー」っていうフランス映画見たなぁ~って。

夏の夕方に海辺の高台で風に吹かれながら聴きたい曲。

ベティーブルーも海辺の話でちょっと悲しい話でしたが。

大志さんの声ってガラス玉が転がるような透明でキラキラする声だなぁ~って
この歌を聴きながら思いました。


あれこれ感じたままに書きましたが、
これが2002年だったら、また私の感じ方も違ったかもしれませんね。

でも、音源を持つことができて本当に幸せです。

他のも本当は欲しいけれど。

最後にみなさんのきっと知らないと思うポール・ディヴィスの
有名な曲を。








コメント (4)
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