
5、聞持御修行・・
・太龍寺(四国二十一番)「三教指帰」に「阿波太龍嶽にのぼりよじ土佐室戸崎に勤念す谷響きを惜しまず明星来影す。」とあります。これは求聞持法という密教最高の行をお大師様がここに行じられたことを記してあるわけで、真言行者の聖地ともいうべき霊場になっています。私が平成二十一年秋にここ太龍寺で求聞持を行じたときの記録があります。
求聞持修行記
弘法大師御伝記には「「・・土佐の室戸崎というところに着きたまへば、・・雲水悠々としてまことに三千世界もめのまえにつきぬべし・・いともあわれなりければ「法性の室戸といえどわがすめば うゐのなみかぜよせぬひぞなき」・・空海しずかに庵を立ちいでさせ給ひ、いそべにしばらく求聞持の神呪をとなえさせ給へば、御口に明星とびいりたまふ・・」とあります。
御大師様が明星來影されたという土佐の霊地は諸説ありますが、その中の一つ御厨人窟と神明窟は
・最御崎寺(室戸市室戸岬町、四国二十四番)の下にあります。最御崎寺は室戸山明星院と号し、ご詠歌は「明星の 出ぬる方の 東寺 暗き迷は などかあらまじ」です。平成17年初めての遍路の時ここの納経所で自分の掛け軸御大師様の五古杵が朝日を受けてキラキラと光ったことは忘れられません。またここの石段下には修行大師像がありそこには「ようお参り」という御大師様のお言葉が彫られています。逆打遍路の時、まさにこのお言葉を未明の四国山中で聞かされたことは未来永劫胸に刻んでおります。。
・太龍寺(四国二十一番)「三教指帰」に「阿波太龍嶽にのぼりよじ土佐室戸崎に勤念す谷響きを惜しまず明星来影す。」とあります。これは求聞持法という密教最高の行をお大師様がここに行じられたことを記してあるわけで、真言行者の聖地ともいうべき霊場になっています。私が平成二十一年秋にここ太龍寺で求聞持を行じたときの記録があります。
求聞持修行記
弘法大師御伝記には「「・・土佐の室戸崎というところに着きたまへば、・・雲水悠々としてまことに三千世界もめのまえにつきぬべし・・いともあわれなりければ「法性の室戸といえどわがすめば うゐのなみかぜよせぬひぞなき」・・空海しずかに庵を立ちいでさせ給ひ、いそべにしばらく求聞持の神呪をとなえさせ給へば、御口に明星とびいりたまふ・・」とあります。
御大師様が明星來影されたという土佐の霊地は諸説ありますが、その中の一つ御厨人窟と神明窟は
・最御崎寺(室戸市室戸岬町、四国二十四番)の下にあります。最御崎寺は室戸山明星院と号し、ご詠歌は「明星の 出ぬる方の 東寺 暗き迷は などかあらまじ」です。平成17年初めての遍路の時ここの納経所で自分の掛け軸御大師様の五古杵が朝日を受けてキラキラと光ったことは忘れられません。またここの石段下には修行大師像がありそこには「ようお参り」という御大師様のお言葉が彫られています。逆打遍路の時、まさにこのお言葉を未明の四国山中で聞かされたことは未来永劫胸に刻んでおります。。