3月18日（木）～24日（水）はお彼岸です。

１、 お彼岸のこと
3月18日（木）～24日（水）はお彼岸です。１８日は彼岸の入り、２１日は彼岸の中日、この日はお大師様ご入定の日でもあります。２４日は彼岸明けです。
「彼岸」とはサンスクリット語のparamita（波羅密多）から来たものといわれ、「迷いの此岸から、さとりの彼岸（param）に到達した状態」を意味します。「涅槃経」には「(迷いの)生死を以て此岸となし、(さとりの)涅槃を以て彼岸となす」とあります。悟りの彼岸に達するためには此岸にある者が、「六波羅蜜」（布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧.）の修行をする事が必要とされます。また中日にはご先祖に感謝し、残る6日は、六波羅蜜を1日に1つずつ修めるとされることもあります。そうすると１８日は布施、１９日は持戒、２０日は忍辱，２１日は中日でお大師様の日とご先祖の日、２２日は精進、２３日は禅定、２４日は智慧の日となるのでしょうか。

「春彼岸　菩提の種を　蒔く日かな」「秋彼岸　菩提の実(さね)を　刈る日かな」という歌もあります。

２、 彼岸の期間中は各寺院で「彼岸会」とお大師様の「御影供」が行われます。
・増上寺では２１日は春季彼岸中日大法要（10:00　法話　林 純教 上人11:00　法要　）

・高野山東京別院　では3月18日に春の彼岸会（午後1時～読経、20分～法話・2時～法要）

・川崎大師では3月18日から24日の1週間を「御影供まつり」として、各種法要を奉修。御花奉納式18日（木）11:30、御褥奉納式19日（金）13:00、正御影供大法要20日（土）～22日（月）、写経会21日（日・祝）13:00、正御影供百味供付二箇大法要、23日（火）14:00大般若経転読会24日（水）13:00が執り行われます。

・築地本願寺でも春季彼岸会が10時と13時30分にあります。