人生に対し「腹を据え、肝を据える」
昔占いの本を見たことがありますが、どの運勢の人でも順風満帆という見立ては有りません。
実際当方も古希を過ぎて人生を振り返ると山坂の連続でしたし、周りの最高学府を出た連中の人生を見ても順風満帆の者は一人もいません。最高学府の大学生の時冒険旅行に出て20歳で外国で事故死した者、文武両道で弁護士になれたとおもったらすぐにパーキンソン病になり何十年も寝たきりのまま死去した者、幼い子を残して風呂で心臓麻痺を起こし死去した者、超一流企業で鬱病となり子供を残して自殺した者、出世したが不祥事で永遠に歴史に残るところとなった者,事務次官にまでなったが殺人事件を犯した者等数え上げるとキリがありません。
こういうケースを思い出すたびに、「吉凶はあざなえる縄の如し」という言葉の重みをひしひしと感じます。人生に難は逃れられないとすれば「大難を小難に」という心掛けがいかに大切か身に染みて分かります。
そのためには人力では如何ともしがたいこの運命のいたずらには徳を積みながら佛様やご先祖様の力を頼る他ありません。