福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は国宝「灌頂暦名」が国宝「後宇多法皇宸筆御施入状」とともに神護寺に奉納された日。

2024-06-20 | 法話

今日は国宝「灌頂暦名」が国宝「後宇多法皇宸筆御施入状」とともに神護寺に奉納された日。
(神護寺では、国宝「灌頂暦名(附:後宇多天皇宸翰施入状)」として大師の「灌頂暦名」とセットで記録されている。)
以下「宸翰英華」等に依る。
大師が唐より帰朝された後の弘仁3年(812)には高雄山寺において弘法大師が金胎両部灌頂を傳教大師等に授けられた。是を記録されているのが大師筆の「灌頂暦名」であるが、この灌頂暦名は仁和寺に預けられたのち、天仁元年白河法皇が鳥羽の勝光明院に納められていた。後宇多法皇は禅助(後宇多法皇に伝法灌頂、仁和寺・神護寺別当)に就いて御入壇されたのちは、神護寺の興隆に心をかけられ、徳治三年1308六月廿日にこの宸筆を以て神護寺に奉納された。
「後宇多法皇宸筆御施入状 一幅  神護寺蔵
「施入 弘法大師御筆一幅 當寺 灌頂暦名
右去六月十三日 鳥羽勝光明院寶蔵に幸、撰出する所也。當寺規模と為るに依り神護寺に奉納之状如件。
徳治三年 六月廿日 阿闍梨(御梵名)」

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