福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日今日は大師が役人の猟官運動に協力してあげた日です。

2024-06-01 | お大師様のお言葉
今日は大師が役人の猟官運動に協力してあげた日です。 大師は人の世の深い苦しさを能くお分かりでした。役人の代筆をされた文に「死なんと欲すれども死なれず。天に訴へて生きなんと欲すれども生きられず」と書かれています。   人の官を求むるがための啓(大師が官位を求める官僚の代筆をされた文) 「某乙(注1)啓す。某乙聞く、巨石は重くして沈み、蚊虻は短くして飛ぶ。しかりと雖も巨石舟を得つれば . . . 本文を読む
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学習障害、不登校からの大成功例(追加)

2024-06-01 | 法話
学習障害、不登校からの大成功例 1・2009年のノーベル医学生理学賞受賞者キャロル・W・グライダーさんは学習障害児だった。 グライダーさんが持つ「ディスレクシア(難読症)」とは、学習障害の一つで、正確に単語認識に困難さがあり、結果的に読解や読む機会が少なくなり、語彙の発達や背景知識の獲得を妨げるとなりうる、とされている。障害のため、学者である親を持ちながらも、勉強は不得意で、自ら「頭が悪い子」 . . . 本文を読む
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今日は雨僧正・仁海に祈雨法の宣下が下された日

2024-06-01 | 法話
今日、寛仁二年1018,6月1日は雨僧正・仁海に祈雨法の宣下が下された日です。以下「祈雨日記(後一乗院)」に依ります。「寛仁二年六月一日仁海を以て神泉苑において祈雨法を勤修せしむることを宣下するも辞退三度、重ねて宣下。すなわち四日より伴僧を率いて件の法を奉修す。・・第八日四方より黒雲遍満し雨夜半にいたる。・・同十三日結願。十三、四、五日大雨。十六日以降旱。同年八月十四日律師に任ず。雨賞なり。」 . . . 本文を読む
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永徳元年の今日は義満が祈雨をしています

2024-06-01 | 法話
愚管記 / 永徳元年(1381)六月一日条「一日 義満 神泉苑ニ雨ヲ祈ル」この時代は南北朝時代、天皇は、北朝方が後円融天皇。南朝方が長慶天皇。この年は、3月下旬より8月下旬まで大干ばつで疫病流行したようです。我が世の春を謳歌していた義満もちゃんと庶民のことを慮って祈祷しています。 . . . 本文を読む
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伊勢・因幡国の飢疫に対して救援物資を送っています。

2024-06-01 | 法話
三代実録 / 貞観八年(866)六月甲戌朔(一日)条「六月甲戌朔 ・・・ 伊勢 因幡国飢疫 並賑給之」(六月一日、・・・伊勢・因幡国、飢疫す(飢饉と疫病)。並て之に賑給す)。昔の貴族も地方のことをちゃんと気にかけていました。教科書に書いているように遊んでいるだけではなかったのです。 . . . 本文を読む
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今日は天皇陛下の一代一度仁王法会がはじめて修された日

2024-06-01 | 法話
旧暦五月一日は一代一度仁王会の始まりとされます。(以下、性霊集・ウキぺデア・「平安時代前期の即位儀礼の変化・大原眞弓」の論文等を参照しました。)『日本書紀』斉明天皇六年( 660 )に「夏五月辛丑朔戊申・・・是の月、司つかさ勅を奉じて、一百高座を造り・一百袈裟を衲め、仁王般若之會を設く」とありこれが最初の一代一度仁王会とされます。一代一度大仁王会(践祚仁王会)は天皇の践祚に際して行われる法会で即位 . . . 本文を読む
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天皇陛下論がありました。

2024-06-01 | おすすめ情報
此処に当方の言はんとしている天皇陛下論がありました。ここに、 この中に出てくる光格天皇が天明の大飢饉に際して禁中諸法度を無視して江戸幕府に庶民救済を命じられたことを書いています。 . . . 本文を読む
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