人間を幾何学でいう点に喩へることができる、此の点に三条の線が集中または交差してゐるとみてよい。この三条の線とは一つを物理的・自然的といひ、今一つを知性的・道徳的といひ、最後の一つを霊性的と云ふことにしておきます。人間はこれら三線の集中する一点に立っているのであるが、この意識に強弱の度はある。・・一般の人間は第一と第二の線に対する強い自覚を持っているが、第三線にたいするもの(霊的自覚)は曖昧模糊であ . . . 本文を読む
太上感応篇(道教の経典。南宋 の李昌齢 が太上老君 (老子) のお告げをまとめて編んだ)
太上 曰わく
禍福は門無し。唯人自からまねく。善悪の報いは影の形に随ふが如し。
是を以て天地には司の神有りて、人の犯す所の軽きと重きとによりて
以て人の算(いのちのかず)を奪う。算減ずる時は則ち貧しくおとろえ、多く憂い患しみに逢う。人は皆これを悪み、刑禍はこれに随い、吉慶は之を避け、悪星は之に災いし、算 . . . 本文を読む