福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

大師のお言葉に見る『霊験』の根拠・・その16

2017-10-16 | お大師様のお言葉
即身成仏義 「またいわく、「もし衆生あってこの教えに遇うて昼夜四時に精進して修すれば現世に歓喜地を證得し、後の十六生に正覚を成ず」いわくこの教えとは法佛の自内証の三摩地を指す。歓喜地とは・・これすなわち自家佛乗の初地なり。具に説くこと『地位品』のごとし。十六生とは十六大菩薩生を指す。」 (また金剛頂瑜伽修習毘盧遮那三摩地法には「もし衆生がこの金剛頂瑜伽修習毘盧遮那三摩地法に遇って朝・昼・夕・夜 . . . 本文を読む
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佛教の大意(鈴木大拙、昭和天皇御進講より)・・その16

2017-10-16 | 法話
第二講、大悲佛教といふ大建築を載せている二つの大支柱がある、一を般若又は大智と云ひ、今一を大悲又は大慈と云ひます。智は悲から出るし、悲は智から出ます。元来は一つものでありますが、分別智の上で話するとき二つのものであるやうに分かれるのです。智即悲、悲即智の體は単なる幾何学的な点でもなく、又数学上の一でもありません。これを人格性といってもよいと思ひます。大智大悲は生きたものです。しかしこれは霊性的自覚 . . . 本文を読む
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