笠懸野文化ホールで、文化庁「地域文化振興プラン」地方オーケストラの祭典が開催されています。
10月30日は名古屋フィル、本日は群響、11月3日は大阪センチュリー響が演奏します。ということで、本日の群響の演奏会を聴きに行ってきました。
○メンデルゾーン 劇音楽「真夏の夜の夢」から 序曲、ノクターン、結婚行進曲
○サン・サーンス 序奏とロンド・カプリチョーソ
○サラサーテ ツィゴイネルワイゼン
○ビゼー 「アルルの女」第2組曲
○ビゼー 「アルルの女」第1組曲からアダージェット
大谷玲子(Vn)、田中良和/群馬交響楽団
いい演奏会でした。このホールは響きが良いとの評判ですが、確かに良いのかなと感じました。そもそも音楽センターは響きが良くないと言われていますが、私はいつも一番前で聴いていますので、(音量も十分、ソリストの音もよく聴こえるので)それほど不満には感じていませんでした。
今日の会場でも一番前で聴きましたが、確かに音がいい・・・真夏の夜の夢の序曲の出だし、弦楽器が細かい音を刻みますが、これがとても良かったです。
アルルの女は、中学生の頃、クラシック音楽を聴き始めた頃、好きだった曲で、久し振りに聴いて、やはりいい曲だなぁと思いました。当時は、あまり好きになれなかったサキソフォンですが、いいですね。非常に効果的に使われています。
田中さんの指揮は、動きが少なく非常に簡潔でした。それでいて決めるところはしっかり指示を出していて好感が持てました。「リハーサルしっかりやったから、あとは任せるよ」そんな感じがしました。
弦楽器の配置は、対向配置。第2ヴァイオリンがメロディを受け持つとき、右側から聴こえてくるのがいいですね。