○ドヴォルジャーク チェロ協奏曲
○バッハ サラバンド第3番
○ブラームス 交響曲第4番
グトン(Vc)、トゥルノフスキー/群馬交響楽団
今年度の演奏会で一番期待していたもの。期待通り素晴らしかったです。
両曲とも早めのテンポで演奏されました。
チェロ協奏曲を聴いていて、フルニエ/セルの演奏を思わせました。早めのテンポもそうですが、チェロの音もなんとなくフルニエの演奏に似ているように感じました。解説をみてなるほどと納得しました。チェロのグトンはフルニエの最後の弟子、トゥルノフスキーさんもセルに師事したことがあるということでした。
私は、ブラームスの4番は、遅めのテンポでしっとり演奏する方が好きなのですが・・・というものの、オーケストラの完璧なアンサンブルのもと早めのテンポで一気に進んで行く演奏するセルの1969年のライヴが結局一番好きな演奏になっています。そして、今日の演奏も、そのような傾向の演奏でした。
(群馬音楽センター)