○ロッシーニ 「チェネレントラ(シンデレラ)」序曲
○ロドリーゴ アランフェスの協奏曲
○タレガ アルハンブラ宮殿の思い出
○ラベル 組曲「マ・メール・ロア」
○ストラビンスキー 組曲「火の鳥」
○グリーグ 「二つの悲しい旋律」から「過ぎし春」
村治佳織(G)、村中大祐/群馬交響楽団
(ベイシア文化ホール(群馬県民会館))
今年の4月1日からベイシアが群馬県民会館の愛称権を取得して「ベイシア文化ホール」という愛称名になりました。
そこでの恒例の「県民の日コンサート」。(ちなみに県民の日は10月28日で、今日ではありません。)
今年の目玉はなんといっても村治佳織さんを招いてのアランフェスの協奏曲です。とても素晴らしかったです。ギターが流れるようで、でも淀みなく一音一音しっかりしています。村治さんは、涼しい顔で難しいパッセージを軽々と弾いていて、なんとも感激でした。アンコールのアラハンブラ宮殿の思い出も、なんであんなに多くの音が一遍に弾けるのかなぁと、ただただ感嘆でした。
休憩の後、なんと指揮者の村中さんと村治さんとの対談があり、その中で村治さんが作曲者のロドリーゴに会ったことなどが話されました。
「マ・メール・ロア」もよかったです。何年か前に定期で全曲が採り上げられたとき、フランスものを嫌って聴きに行かなくて、池田さんのソロを聴けなかったという悔いがありましたが、今日は組曲ではあるものの、堪能することができました。この曲も少しは好きになれそうです。
指揮は私が勝手に「名探偵コナン君」と呼んでいる工藤さんの予定でしたが、体調不良ということで村中さんが代役を務めました。なんと4回目の代役とのこと。かのトスカニーニ、そしてフリッチャイも代役でその名を不動のものにしています。工藤さんは、おおかた新型インフルエンザでしょうか?