橋を渡る
吉田修一『橋を渡る』(文藝春秋、2016年)を読む。 何だこれは・・・と思いつつ読み進める。日常が描かれているだけなのに、何となく不穏な気配を感じる。どこが? どうして? ......
1年前のこの記事を読んで、あっ、昨日の記事の元になっていると思った。文中記しているワタシの感触か(?)という疑問への、自答の扉なのかな。とすると、この1年前の文末辺りにある、カズオイシグロの「私を離さないで」というのも、ミシェル・ウェルベックと同じ動物としての根源、「プラットフォーム/土台」に迫っていることになる。そう考えると、私も歩一歩、ワタシの根源に視線が近づいているってことか。
オモシロいと思った。
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