goo blog サービス終了のお知らせ 

figromage

流出雑記 

2014/5/19

2014年05月19日 | Weblog

 晴れ。

自転車で買って来た卵が10個全部割ひび割れていて、なんのプランもなく全部ボウルに割り入れ10個の黄身を眺めながら落胆する夢。

午前中母校で頭像の仕事。夫のお昼に焼きそばを2玉分作っておく。冷めてしまうので電子レンジで温めなおしてもらわないといけない。焼きそば、お好み焼き、たこ焼きは特に、自分が食べるときには作ってすぐのものを食べたいと思うので、なるべくそのように出したい。夫に温めなおさないといけないけどいいかどうか聞いたら別にいいよという返事だった。

冷めた焼きそばの記憶。今はもう無いが十数年前、八瀬に八瀬遊園という遊園地があった。夏はプールもあった。中学生の頃、おそらく2年生の夏、今残っている記憶のなかでは当時一番苦手だった女の子と、どういういきさつだったのか誘われて、彼女の母親の車で送り迎えしてもらい、そこのプールに行った。覚えているのは山手なので真夏でも肌寒く感じたことと、売店でパックの焼きそばを買って食べたこと。焼きそばは冷めきっていて麺がゴムのようだった。

 

表に出ようとしたら小梅が出たいという。玄関先まえではリードをつけて出られるようになっている。外に出ると日差しで温まったコンクリートの上でころころしている。ディオレサンス2輪切る。もう香りもだいぶ飛んでいる。形は咲き始めて開ききるまでがいちばんきれいだけど、色は開いたあとのシルバーがかったモーブがいい。

自転車で仕事場の学校へ。朝なので缶コーヒーはモーニングショット。

ちょっと早くついてしまったので、校舎の裏のミント群生地に行って、カバンのなかに入っていた買い物袋に両手いっぱい分くらい摘んで入れた。品種はわからないのでドウダミントと呼んでいる。メントールが強く葉には綿毛が生えている。ペパーミントとアップルミント系の何かの混合種かも知れない。これでハーブコーディアルを作る。

仕事を終えて帰る道、疎水沿いにスペアミントがたくさん植わっているのを見つけた。ミント類を見つける事は最近特技に加えてもいい気がする。

ハーブコーディアルは名前から受ける感じよりも簡単に作れる。要は希釈用の濃いハーブティである。フレッシュハーブ25g、砂糖50g、水130cc、クエン酸大さじ半分を基本として、今日摘んで来たのは27gあった。湯を沸かして洗ったミントを一度湯通しする。それから130ccを沸騰させ、ミントを入れて2分程弱火にかけたのち8分蒸らす。葉っぱを取り出して砂糖を入れて溶けるまで少し火にかけ、溶けたらクエン酸を加えるだけ。ソーダで割りたい。暑くなってくると飲み物の素をいろいろ仕込みたくなる。果実を使うものだと漬けて置くのに時間がかかるが、ハーブコーディアルは即飲める。即飲めるものがあって、熟成を待つものがあって、そうこうしている間に梅雨が来るのだろう。梅が出たら梅シロップ。


2014/5/18

2014年05月19日 | Weblog

晴れ。
上唇右端に潜在しているヘルペスが、2日前の夢で鏡を見たときに出ていた。今朝正夢となっていた。
今日は激流に流されながら沖縄のような南国の自然と人が住むところが7:3くらいの割合の村にたどり着くという夢をみた。樹木はだいたい大木で、バナナのような葉が大きい植物の森がある。一緒に流されてきた数人のうちのダンサーの人が、実際はほとんど話したこともない人だが、私ここ知ってる、精神病院の療養施設がここにあって2年前にここにいた、と言っていた。

森山開次の公演のチケットが手元にある。これは私が取ったのではなく、見に行くつもりでチケットを取った友人が、どうしても都合がつかなくなったと譲ってくれた。森山開次のダンスを見たことがないのでこれが最初になる。

朝、夫を見送りお昼のサンドイッチを作り置きする。
ハム、チーズ、スライスオニオン、マヨネーズとハム、チーズ、スクランブルエッグ、ケチャップ。
散りはじめたモッコウバラに絡んでいる羽衣ジャスミンが漂う。
お隣さんが障子を貼り替えるのに、障子紙を剥がした桟を表で拭いている。
ばらよう咲きましたな、これええにおいしますな。このセリみたいなんはセリとは違うんですか、とパクチーを指して聞かれた。お隣さんはたぶんタイ料理を食べた事がないだろうと思う。
お隣さんは植物を剪定しようとすると、それはまだ生きてますえとやんわり阻止する。今日も脇から生えてきた山紫陽花を剪定しようとしたら止められた。日を改める。
ばらも開いたらあまり長く咲かせておかずに切りたい。べらんと咲ききったまま放っておくととばらが疲労する。切りどきがあり、ばらは植えっぱなしにしておいても育たない。薬も剪定もいる。

西宮へ向かう。地下鉄から乗り換えの四条で金券ショップに寄り、阪急の土日割引きキップを買う。

十三で乗り換えて西宮北口、劇場は駅からすぐの神戸県立芸術文化センター中ホール。
4人の音楽家とダンスのコンサート。舞台にはピアノが1台、譜面台が2台。シャンデリアがひとつさがっている、うっすらスモークが焚かれている。4人の音楽家のうちふたりは兄弟で1台のピアノをふたりで弾く。空間と衣装の雰囲気で見る森山開次は、ある由緒ある貴族の家に生まれたけれど、社交の場を嫌い、城の中からほとんど出ることのない日々を過ごす御曹司が、さまざまな行き場のないエネルギーによって髪を振り乱して部屋で踊るという感じだった。

音楽家が足踏みをしながら演奏し、客席に微笑みを投げかけると自動的に手拍子が起こる。アンコールも数曲、フルコースの料理を食べてデザートも食べてコーヒーも飲んだのに、さらにチーズと果物の盛り合わせを出されてもう何も食べられないというくらいに観客を満たしにかかってくる。目の前で起こっていることへ何かの積極性がなくてもひたすらに手渡される感じ。このただただ超人的パフォーマンスからもたらされるものを受け取る鑑賞、きっと休日、決して安くはないチケットを買って文化的な贅沢をしに足を運んだ人々に、とことんそれを味あわせるという、これはつまりエンターテイメントだ と思った。おそらく一般的な人よりも劇場に足を運んだ回数、観劇回数は多いが、そうだった娯楽、観劇にはそういうものがあるんだよなとわざわざそう思うような思考回路だということを、スタンディングオベーションのなか自覚したのだった。


2015/5/17

2014年05月18日 | Weblog
晴れ。洗濯。
ディオレサンス2輪開花。

濃い紫掛かったピンクの蕾から、先進む毎に色が変わっていく。モーブからシルバー。強香とされているが、香りの立ち方はそれほど強く感じない。咲きはじめは特にきりっとしたベルガモットのような柑橘系の印象が強い。
色も香りも内側にあってようやく開きかかったところ、ほどけてくるさまに一番魅力がある。ばらが好きというのは、切り花を買ったりもらったりするのも嬉しいけれど、咲く過程を含めて見ているのが好きというのが正しい。

砂糖漬けにしてシロップをとったあとのレモンを、刻んでパウンドケーキ生地に混ぜ込んで焼く。
夫のお昼ごはん柴漬けチャーハン。

午後、家を出る。道の途中で長い引越しトラックの方向転換で足止めされて、いつもと違う道を通った。知らない道だと思っていたら、いつも帰りに通る道を逆行していただけだった。知っているのに知らないちょっと酔ったような感覚。
家への道は登り坂のため、行きはただただ下ればいいが、帰りは出来るだけ直線距離の登りを避けた平坦な道を途中に挟みながら帰る。

同じ会場で、クロッキーの仕事のあとに固定ポーズの仕事がある。

5時から6時に1時間休憩があるので、何か食べようと近くのスーパーのお弁当コーナーで巻き寿司を買い、鴨川に出て腰をおろした。土曜なので子供連れ、学生の集まりなどで混んでいる。腰をおろした階段の斜め下、左側に母親と男の子とその妹が座ってモナ王を食べている。
見上げるとトンビがたくさん飛んでいる。
以前鴨川で海老フィレオを食べていたら、真正面からトンビが海老フィレオ目掛けて突っ込んできて、かけていた眼鏡を持っていかれたことがある。あまりに一瞬の出来事で詳細に説明できない。一瞬視界に鳥の翼が見えて、そのあとは目をつぶったからガツッという音と衝撃だけの記憶で、海老フィレオは手元に残ったけれど、眼鏡と友人に作ってもらった眼鏡チェーンはそのまま戻って来なかった。

それでトンビの怖さは体験済みだったが、今日は河辺に人がたくさんいるし、バーベキューしている人まであるのだからピンポイントで狙われることはないとトンビにタカをくくっていた矢先、斜め前の女の子が襲撃された。モナ王が盾になり女の子に怪我はなかったが、まだ半分以上残っているモナ王は地面に落ちた。
それを見て鴨川を去った。

2014/5/16

2014年05月16日 | Weblog

晴れ。夜と昼の寒暖差が激しいと天気予報。

昨夜私が寝た後にムカデがでたと聞かされる。居間で小梅がじっと見ていた壁と棚の隙間からきちきち音がするような気がすると思っていたら姿をあらわし、剣道三段の手によって新聞紙で仕留められた。玄関に撒いた薬は効いていないのか、床下とか、他に侵入ルートがあるのか。

夫、大学講師で豊橋へ。

午後からの仕事までに掃除をして、ヨモギを摘んできてお茶を入れてみた。片手分で一杯くらい。一度湯通しして2分以内。あまり長く抽出すると苦みが出る。春の新芽の勢いが溶け込んだふくよかなかおりのお茶がはいる。

外に出ると少し暑いと感じる。玄関のディオレサンスが開きつつある。お隣のばらは開ききって小さな株が重たそうに黄色の花を抱えている。そのばらは娘さんからの贈り物だと台所に立ってスナップエンドウの筋を取っているときにお隣さんどうしの立ち話が聞こえた。きれいですな。ばらは虫がついたり手が掛かると言うから私に育てられるやろか。スナップエンドウは近所のスーパーでスナックエンドウと書いて売っている。確か母もスナックエンドウと言っていた。

自転車で坂を下る途中に洋蘭専門の花屋があり、その向かいの更地になっていたところに新しい家の骨組みがあらわれた。

母校で彫刻頭像の仕事。頭像は首と呼ばれる。学生さんたちは、授業が終わって10分休憩の間に実習室にやってきて制作を開始するので、さっきまで体育だったときは体操服のまま。粘土が乾かないように被せてある首の袋をはずしていく。はずして制作中の首と対面する度にこんな顔やったかなと思うらしい。

仕事を終えて帰る途中で寄った八百屋でおばさんがニラが安いよと言う。キャベツを手に取ったら、キャベツ、うちやったら揚げと炊いたりするけど、炒めて最後にカレーの、粉のやつをパッとふっても食欲そそるな、あ、あと豆腐丼がおいしいからいっぺんやってみ。豆腐そのままやと大きいから半丁、あつご飯にのせてちょっと崩して、その上からたまごかけごはんの醤油とか、だし醤油、かつお節、ネギをのせるだけ。

昼に見たときは骨組みだった家は夕方通りがかると紗幕がかかっていた。

買って来たキュウリを浅漬けにし、ジャガイモは鶏と煮る。キャベツはみそ汁とコールスロー。

夜、夫からいま京都駅と電話があった。帰る時間を知らせる連絡と思ってはいはいと聞いていると、そうではなく、新幹線のチケットをなくして今調べてもらっているという衝撃の告白だった。

よりによって新幹線。調べてもらうのに少し駅で待たされていると言ったが、けっきょく1時間ほど待たされて料金を2倍払って帰って来た。 じっと手を見る心境になる。

 


2014/5/15

2014年05月15日 | Weblog

自分で採ったものを食べたいと思った。食べられるものを探して食べたい。

魚や鳥を獲るのはすぐには実行できない。私に今すぐ採れるものはやはり草しかないと思った。

我が家はわりかし山に近いところにある。山の入り口。比叡山に向かう登山道の始まりがあったりする。草木の多いところではある。
まず食べられる野草図鑑が必要だけれど、時刻は夕方、本を買いに行って野草探しをはじめたのでは夕飯に間に合わない。

とりあえず家を出た。以前たんぽぽの葉のサラダを食べたことがあったので、たんぽぽの葉が食べられることは知っている。たんぽぽなら簡単に見分けもつくので、今日は手始めに、たんぽぽのをおひたしか胡麻和えにしてみることにした。
草の生えているところ、道路脇など犬を散歩していそうなところは避けてたんぽぽを探す。もう今の時期は綿毛か綿毛を飛ばして茎だけになっている。一株から数枚、出来るだけ若い葉を摘んで歩く。

自信を持って見分けがつく草は限られている。ヨモギ、カラスノエンドウ、ハルジオンなど。

小学生の頃遠足で山に登ったとき、先生が、これイタドリっていう食べられる葉っぱと教えてくれたのに似てる葉を見つけた。イタドリの葉は酸っぱかった。そんな20年近く前の記憶をあてにするかと思いながらイタドリらしき葉を一枚摘んで齧ってみたらみたら酸っぱかった。ちゃんとした食べ方がわかったら食べたい。

二人分の小鉢になろう量のたんぽぽが収穫できた。
帰って葉をよく洗う。長い葉は半分に切ってさっと湯がいて、普段青菜を料理するのと同じようにおひたしにした。皿に盛り付ければその辺に生えてた草だとは思えない野菜の顔になった。
食べてみた。3回くらい噛んですぐに、ものすごく苦いことが分かった。
それは、野味あふれるというフォローでは収まらない、食べ辛いレベルの苦さ、薬の領域だった。たんぽぽサラダは生の葉だったけどこれほど苦くなかった。食用の食べやすいたんぽぽがあるのだろうか。とにかくこれはだめだと思った。

ネットで得られる情報から、シロツメクサは葉も花も食べられると知った。草地にはシロツメクサの茂る一帯があった。シロツメクサは癖がないとあるので、今度はシロツメクサを摘んできた。

人参を千切りにして茹で、シロツメクサの葉も入れて茹でて冷ます。
ごま油、醤油、酢、砂糖でナムルのような感じにしてみた。
味見をしたら、シロツメクサは苦くもなんともなく、癖のない三つ葉みないな感じだった。これなら食べられる。

近所にどういう草が生えているのか注目していると、思わぬところにレモンバームの群生地帯を見つけた。私の行動範囲全体はいま八百屋と化している。


2014/5/13

2014年05月13日 | Weblog

昨日は午後から雨で今日は晴れ。洗濯。

昨日、照明研究会で新長田へ。ついでに寄ろうと思っていたスパイスの店が臨時休業だった。新長田に来たらソース味のものを食べなければと思わされる。駅から商店街を歩くとお好み焼き、焼きそば、たこ焼き、そういう土地。お好み焼きが今日の胃に大きすぎるのでたこ焼きにした。6個入り300円。

水の入った金だらいがあるなかでの明かりと即興セッションの試み。

帰りは終電で、一緒に帰った吉本さんと空腹に耐えかねて、十三で5分の乗り換え時間の間に、ホームのコンビニでおにぎりを選んで買い、京都方面行きホームへ走り電車が来るまでにおにぎりを食べるというのを完了した。

あれだけ咲いた桜の花は散ったあとどこに消えるのだろうと散り始めた我が家のモッコウバラを掃きながら思った。色あせて植え込みの土に馴染んで還っていくのか、でも道路の端に溜まっていたのはどうなったのか。排水溝に詰まったりしないのか。誰かが掃除しているのか。 チュウレンジバチがばらの茎に卵を産みつけに来る。お腹がオレンジの小さい虫だが、産卵されると極小の青虫みたいなのが孵って葉をすごい勢いで食らう。申し訳ないけど困るので産卵中に茎から離そうとしたらお尻のところが茎に食い込んでいて離れない。無理に引っ張るとちぎれそうになる。ティッシュでつまみとった。ばらを育てることは虫殺しの業を積む事になる。去年の春の日記を見返すと、元気がなかったアンバークイーンが今年の春はいちばん蕾をもっている。その大きさからみて、今までで一番大輪を咲かせるもよう。黄変した葉を取っていたら棘に刺されて血が出た。ここにばらを植えたのは私だけれど、植えられたばらにとっては虫も私も同じかも知れないと思う。 お隣さんが最近レモンイエローのばらを買ってきた。たくさん花が咲いている。品種はわからないけど、嗅ぎに行ったらあまり香りは強くなかった。


2014/5/11

2014年05月12日 | Weblog
晴れ。意を決してコタツを片付ける。カバーを外して洗い、コタツ布団を干す。

引き続き、いちごジャムを使うためクッキーにしてみた。桜の型ぬきを使って見た目はピンク色でかわいいけれど、ジャムだけではかなり甘さ控えめで、卵ボーロを思い出させる優しさのものが出来た。

小学生の頃、同じ町内のいくつか学年が下だったのぞみちゃんの家に遊びに行ったとき、のぞみちゃんのお母さんが焼いたクッキーをもらった。
どういう状況でそうなったのか思い出せないが、薄暗い台所にのぞみちゃんのお母さんと私だけがいて、静かだった。
食卓テーブルの上の白い皿に鳩サブレくらいの大きさの、鳩だったような気がする型をしたクッキーが数枚あって、食べるように薦められて一枚食べた。のぞみちゃんのお母さんはテーブルにあったメモ用紙に、「おいしいか、味が薄くてまずいか」と書いて私の前に差し出した。そのクッキーは、バターの風味も甘みも薄く、まずいとは言わないまでも焼いた小麦粉という感じがして、あまりおいしくはなかった。でも人のお母さんの作ったものにまずいとは言えなかったので、「おいしいです」と書き返した。のぞみちゃんのお母さんは表情を変えず頷いた。
そのクッキーに味の薄さがちょっと似ていた。


夕方、細々した買い物をカナートでした。洗剤の詰替、襟袖用洗剤、トマト缶、パスタ、ユニクロで新しいリラコを稽古着用に。金券ショップで阪急の株主優待券を買おうとしたら売り切れだった。喉が渇いたので、食料品売り場で瓶のレモネードとノンアルコールビールを買って外のベンチで飲む休日。
夜は夫が見つけた三宝という餃子の店に行った。北野天満宮の近く。
狭い店の中はあらゆる壁面に張り紙が多く、メニューだけでなく子供が描いた絵や誰かのサインらしきものまで。
店は若い夫婦だと思われるふたりで切り盛りしていて、厨房をあずかるのは奥さんで旦那さんと見られる人がウェイターをしている。店内には私は中国だと思ったが夫はタイか他のアジアの言語だと言う言語で会話しながらビールと豚足を食べている留学生3人組と恰幅のいい夫婦。
餃子は手作りの厚い皮がおいしかった。
定食の米の炊き加減がかなりかたい。メニューにチャーハンはないのにかなりのかたさだった。






2014/5/10

2014年05月10日 | Weblog

晴れ 

大体原稿用紙3枚、1200文字と思ってしばらく書いてみることにする。

6日間固定ポーズ最終日。今日の缶コーヒー。FIRE 引きたて微糖。缶コーヒーの微糖をあまり買わない。微でなくていい。ふつうの缶コーヒーの甘さでいい。しかしホットを売っている自販機が行く道に1カ所しかなく、微糖でないのは売り切れランプが付いていた。この6日間同じアトリエに通うあいだ、もう1カ所ホットがあったところは、ある朝全部冷やされていた。

昨日パウンドケーキをあげた方からパウンドケーキをもらった。甘夏のようなマーマレード入りだった。

ポーズ中、体に自由はないが、精神は自由だからいろんなことを考える。昨日買った茄子をどう料理するか、来週のWSでどういうことをするか、どういうふうに喋るか、左足がだるくなってきた、次の休憩でトイレに、ラタテュイユとカポナータの違いは、ひき肉は便利だ、くしゃみが出そう、なのを耐えたら、いつも鼻水が出る、妹がもうすぐ産む子供、私と近い遺伝子を持った人が私が生きていられる限界より先の未来に生きる可能性、リミットの延長と私の限界、リナちゃんに産婦人科の受診を勧められて行こうと思いながらまだ行ってない、子供がほしいと思ってから行っても、もしも何か治療の必要があったらすぐというわけにはいかなくなる、しばらく診てもらってないならとりあえず検診に行った方がいいのは、もっともだ、計画性、そのための諸準備、貯金、など、計画性のなさ、もし子供ができたら、この仕事はどう考えても続けられなくなる、でもそれはそれでいい、他に辞めるきっかけがない、この仕事を好きだ、次は8月頃ここに来られるかな、一生の仕事に出来ないことはわかっている、ついでにいま自分が踊ることがなんだかよくわからなくなっている、タイマーがなった といったふうに。

6日分のモデル代をもらって帰る。

昨夜夫にキウイが冷蔵庫にあることを伝えたら、なぜかキウイについて検索したらしく、キウイは皮のまま食べられる、ニュージーランド人はごく普通に皮ごと食べていると言い出した。果物は皮と実の間に栄養があるから皮は剥かない方がいいとか聞くけれど。りんごじゃないんだからキウイなんて絶対口の中に毛が刺さって痛痒いと思ったのでとめたが、風呂上がりの夫は冷蔵庫からキウイを取り出して洗い、両端を切り落として丸かじりを決行した。

痛痒い顔になるのを見届けようと思っていたら、キウイを飲み込み、案外気にならないと言った。試しに一口もらったが、確かに想像するよりも気にならないことが分かった。買って来たのが和歌山産のキウイだからなんとなく皮ごとでもいい気がするが、ニュージーランドから空輸されてきたのはちょっとどうかと思う。それでなんだか夫はキウイが気に入ったらしいのでまたキウイを買って帰った。

昼休憩の夫は先に帰っていて、私がキウイを買ったスーパーの隣にあるパン屋で買ったサンドイッチを食べていた。私にもコーン入りの天然酵母のパンをくれた。

本格的に毛が生え変わりはじめた猫ら。特に毛が細くて密度の濃い小梅の衣替えは激しい。玄関先でブラッシングすると気持ちよいのでうれしいらしく途中で足にすりすりしてくるが、おかげでブラシをかける方も毛だらけで、最終的にはハツカネズミ1匹分くらいの毛玉ができる。掃除機をかける。

昨日買った大きな茄子2本、どうするか。まず1本は残っていたパプリカ、ピーマン、玉ねぎ、ホールトマト缶でラタテュイユのようなものを作り、もう1本は麻婆茄子になる予定。昨日作って残っていたヤムウンセンのドレッシングを使いたくてキュウリとにんじんを千切り、玉ねぎをスライスして合える。白しめじ、舞茸などを炒めて冷まし、そこに加えてタイ風きのこマリネ、とした。

1654文字


2014/5/9

2014年05月09日 | Weblog

晴れ。今日の缶コーヒー ワンダ モーニングショット

昨日焼いたいちごジャムとココアのパウンドケーキは切ってみるとちゃんとマーブル模様になっていた。一切れ仕事先のアトリエに持って行く。よく奥さんお手製の焼き菓子をくれる方にお返しをずっとしたかった。今日がその日だった。

このアトリエでは基本それぞれ自由に描いているが、週のうち2回先生が来て必要な人には指導する。今日来た先生はもうずいぶん年配の小柄な方だった。指導は熱心で、ひとりにつき10分くらいかけている。ここには毎週違うモデルが来て6日間のポーズをするが、目的は作品制作ではなくあくまでも習作、人体の勉強である、ということを言いながら、別にこれは当てつけではないが、このポーズは勉強用ではないと先生は言っていた。私は勉強用のポーズはとっていない。初日のポーズ決めのときに4つほどポーズを提案した中から多数決で決まったポーズなのだが、午前中の自然光がいいアトリエなのでそれを活かせるポーズを提案した。一年中裸婦ばかり描いているところだから、これ見た事なるな…というポーズにならないような工夫もしている。習作にしかならないと言ってもやはり作品として描きたくなる形を提案したい。

パウンドケーキはおいしかったと言ってくれた。

仕事を終えて外に出ると曇っていて細かい雨が少し降った。なかむらの店先で青果市をやっていて、舞茸50円、新玉ねぎ3個100円、国産にんにく150円を買う。そこからもう少し行ったスーパーでもおひさま市というのをやっていて、国産レモンが3つで130円だった。大きな茄子2本180円 店内でピーナッツを買う。坂を自転車で上がっていると昨日と同じあたりで夫に抜かされた。夫は途中で2度バンザイをして走って行った。

夫カレー、私シリアル。毎日飽きずにグラノーラを食べている。グラノーラは安くないので、グラノーラより割安なミューズリーを半分混ぜる節約術をあみ出した。ミューズリーは鳥のえさと例えられてもまあ仕方ないような、それのみでは甘みもクリスピー感もない雑穀類という感じだが、でも慣れてくるとその素朴な感じは悪くないと思える。

買って来たレモンをスライスして同量の砂糖と交互にビンに詰めてレモンの砂糖漬けとレモネードシロップを作る。レモンの断面から染み出した果汁がどんどん砂糖を溶かしていく。入れてすぐはビンのぎりぎりまで来ていた砂糖が30分後には溶けて沈んでちょうどいい量になった。

こたつ布団を片付けるつもりでいたけれど、今日は少し肌寒いのでやめておく。

今夜はヤムウンセンの予定なので、先日植えたパクチーの伸びて来た葉を摘む。おろしたにんにくととうがらし、ナンプラー、レモン汁、酢、砂糖、でドレッシングを作っておく。そこに刻んだパクチーを加えてみた。ヤムウンセンは豚ひき肉を使うが、茹でたひき肉のあのぽろぽろしたのがあんまりいいと思えないので今日は薄切りを茹でて使ってみようと思う。タイ献立なので、あとは豚肉と小松菜をにんにくとナンプラーで炒め、トムカーガイという鶏とココナッツミルクのスープにする。このスープは以前タイ人ダンサーのケットちゃんが作ってくれて、そのとき作り方を見ていた。まず鍋に湯を沸かして、そこにレモングラスとニンニクとショウガを入れて煮立たせ香りを出す。次に鶏肉、玉ねぎ、トマトが入りナンプラーとココナッツミルク最後にレモンを搾る。トムはスープでカーはショウガに似た香辛料でガイは鶏。カーは手に入らなかった。見かけはショウガそっくりなのに香りは全然違うらしい。

夫はヤムウンセンがなぜか好物。


2014/5/8

2014年05月08日 | Weblog

晴れ。固定ポーズ6日間後半戦。朝、自転車で通る道である角を曲がると必ずばらのにおいがするところがある。その角にある家の庭からだ。今日の缶コーヒー ボス コロンビアトラディショナルブレンド。

右足に重心のかかる立ちポーズで、左手を背中にまわし手の甲を腰骨のあたりに置いているが、この何でもない腕のかたちを20分維持すると、必然的にやや前に押し出される肩の裏、肩甲骨の付け根と言ったらいいのか、そのあたりが痛くなる。首は右の肩が視界に入るくらいの角度で右下に傾け、視線は床。アトリエの黒っぽい木の床には白い絵の具が点々と付いている。他の色も時々あるがほとんどが白。視点を決めているのは右斜め上に赤があり、その下にある金色の点。モデル台から床を見ていると、星座のようにも時々見える。犬が星見た、という武田百合子のエッセイのタイトルをふと思い出した。武田百合子のなかで唯一まだ読んでいない。

描いている人の中で実際のデッサンの横に骨格を描いている人がいる。その人は木炭を持つ右手にいつも白い手袋をしている。

仕事を終えて帰りにはっぴいえんどが聞きたくなって、youtubeで探して聞きながら帰る。昨日読んだ浅野いにおの漫画のせいだ。

ピーマンとパプリカとにんにくとバターを買ってうちへ帰る坂を上がっていたら、夫にバイクで抜かされた。夫は一度バンザイをした。朝、家を出る時はまだ気温が上がりきっていないので、モッズコートに薄手のストールを巻いて出るが、午後に帰る道ですれ違う人たちは皆、羽織るものといったらカーディガンくらいの薄着なことに気付いた。

お昼を済ませ夫は仕事に戻り、洗い物を片付けていちごジャムでパウンドケーキを焼いた。残り少なくなっていたココアを生地の3分の1くらいとって混ぜマーブルにしたつもりだが、切ってみるまでマーブル模様になっているかどうかわからない。

モッズコートを洗い、洗濯物を入れてたたみ、ヨーグルトを培養し、花に水。八重の紫陽花の小さい蕾が出て来た。2年前にホームセンタで花が終わったあと半額で売られていた小さい苗だったが今年は立派な大苗になった。もともとはピンクよりの色だったけれど、青に咲かせたかったので青色が咲く肥料をあげていたら、去年は赤紫のグラデーションの花になった。今年は何色に咲くだろう。モッコウバラはもう散り際。木香と書くけれど強いにおいはしない。散り際にフェニールエチルアルコールという薄いばらのにおいの香料を思わせるくらいささやかなかおりがする。

こたつ布団を片付けようかどうするかちょっと悩んで保留にした。

昨日ハーブソルトを擦り込んだ豚肉を使ってパエリアのようなものにしようと思う。