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流出雑記 

2月最終日

2009年02月28日 | Weblog
3時就寝10時起床
天気はよいが家の中、特に日が入らない一階は寒い。エアコンをつけて部屋が暖まるまでの間コタツにもぐって朝刊とチラシを見る。不動産の広告が多い。築30年以上で庭に離れのある平屋、プール付きの家、両隣更地で真ん中にぽつんと建っている家…そのまま二度寝し目覚めると1時過ぎ。

洗濯機 2回転。

バナナジュースを作ろうと思ったが牛乳を買い忘れたので豆乳で作る。母にもらった青汁三昧の粉も入れる。豆乳でもおいしいがバナナはやはり凍らせておいた方が良い。

残り物の白いんげんスープと志津屋の究極のぶどうパン このパンは普通の食パンより焦げやすい。気をつけていたのに表面の3分の1くらい焦がしてしまった。こげを剥がして可食部をしつこく食べる。

洗濯物を干す。
花粉がつくので部屋干しが良いと聞いたが洗濯物はやっぱり外に干したい。

3時過ぎ頂き物のアップルケーキと紅茶。昨日は焼きたてのまだ温かいものをダーリンがチラシの印刷をいつもお願いしている会社の方が持って来て下さった。昨日は出来たてのうれしさで今日は生地がしっとり落ち着いたおいしさ。

その後自転車で下り、家賃を払いに大家さんを訪ねる。
うちの工事、ちゃんとしてくれはったか見にいこうと思ってたんやけど問題ないか?と聞かれる。
小梅がいることは大家さんには内緒なので来られては困るのだ。
大丈夫ばっちりです問題ありませんとても快適ですと念をおす。

ドラッグユタカで花粉対策マスクと赤い方の牛乳せっけん3個入り。
買ってすぐマスク装着。帽子、眼鏡、マスクの姿になってしまう。
大学の図書館へ行く。昨日見た小梅似のピンクの鼻の子が大階段に座っていた。
図書館でいくつか探し物。安部公房の『砂の女』と『箱男』、あといろんな日記を。
『砂の女』と島尾敏雄の『死の棘日記』を借りる。
『死の棘』は小栗康平監督で映画化されておりそれは観たことがある。太田省吾さんがちょっと出ている。
とても好きな映画の一本。
『死の棘』は実話がもとになっていたのだと知る。
島尾敏雄の不倫が原因で妻で歌人の大平ミホが神経に異常をきたし、それからの1年あまりにわたる夫婦の凄絶な葛藤の記録。
最初のページでその凄絶さはうかがえる。

十月三日
午前父神戸へ帰る。
二日夜よりミホと子供たちも共に。
ミホ気がふれそうになり、台所板の間で水をぶっかけ頬をうち治る。

図書館を出てスーパーで買い物。
ダーリンは土日式場カメラマン。終わりの時間は「そんなに遅くならない」と聞いていたので8時過ぎ頃かとのんきに構えていたら6時半頃終わったと電話。急いで買い物をして帰る。
今日は魚。さごしというの2切れ250円、塩焼きに。
あとはみそ汁、納豆、茶色いえのきバター醤油炒め、キムチ、大根かぼす漬け。

さごしは淡泊な白身。ダーリンは腹、私はしっぽの方を食べる。見かけは腹の方が厚くて立派だが、しっぽの方が骨がなくて食べやすい。しかし食べてみると腹の方は中がちゃんと焼けていなかった。あわてて電子レンジで火を通す。
後から調べてさごしは鰆の幼魚だと知る。
と書きながら去年さごしを食べて同じことを書いたような気がする。

食後、買って来たきんかんを食べた。皮のままそのまま食べられる。
きんかんは近所の人から庭になったのをもらうようなもので、わざわざ買う果物でないと思っていたがなんだか買ってしまった。

借りて来た本を読む。目が痒い。目薬を差す。読む。あまり効かない。読む。痒い。

ダーリンは明日も撮影の仕事。
いつも終わる時間がまちまちなので明日は何時に終わるのか、夕食はいるのかと訪ねる。めんどくさそうにされる。
一緒に住んでいて私が夕飯を作るのだから確認せねば仕方が無い。私だっていちいちお伺いたてるのは嫌である。
予定はカレンダーに書いていただきたい。

休日

2009年02月26日 | Weblog
3時就寝11時起床
晴れ 

今日は久々に二人そろって休日。

今年に入ってからまだ近くの赤山禅院にお参りに行ってなかったのでお昼を食べてから行くことにする。
うちから歩いてすぐ。去年はいなかったのに犬がたくさん。
七福神が奉られていてそれぞれの社があるが、弁財天には参って福禄寿はなんとなくスルーというように疎らに巡る。

カメラを持って来た。
最近撮っている風景、前に撮ったがボケていた近所のポイントを再度撮影。
自転車でそのまま下ってダーリンの用事で大学に寄る。大学には猫がたくさん。警備員の人に懐いているようで警備小屋の屋根に乗ったり、周りに何匹も集まっている。
小梅に似た顔立ちのピンクの鼻の子がいた。

ダーリンケーキが食べたいと言う。
式場カメラマンで披露宴を撮っていると目の前でデザートビュッフェという甘党の夢が広がっているにも関わらず手を出すことは許されないのは一種の拷問、私もケーキ食べたいという主張。
どこかのカフェに入るかとしばらく自転車で走るがどこにも落ち着かず。近くにミスドがあるのでドーナツは?というとドーナツはパンと言う。彼にとってドーナツとシフォンケーキとシュークリームはパンに分類されるらしい。
結局今度でいいや となる。

夕飯は何にするか考えてなかった。
ペスカトーレという案が出る。
そういえば先日テレビでペスカトーレを作っている所を一緒に見ていてうまそうと話していた。
メニューは決まり、カナートの輸入食品店で買い物。
パスタ、トマトソース、ハバネロソース、アンチョビ、白いんげん水煮など。
色んな国のビールを見る。お金持ちになったらいろんなチーズを片っ端から試してみたいなあと思う。
食料品売り場でシーフードミックス、白ワイン、にんにく、キムチ、志津屋の究極のぶどうパン。
スイーツコーナーも見てみる。ダーリンは500円くらいのロールケーキ1本をいったんカゴに入れたがしばらくしてやっぱりいいやと言って戻す。

帰宅。
先に私が白インゲンとキャベツ、玉ねぎ、人参、ソーセージ入りスープを作る。
パスタの係はダーリン。
にんにくとシーフードを炒めトマトソースなどを加えて調味。
パスタいっぱい食べるからいっぱい茹でてと言う。二人分だと200グラムが標準だが、いつも250グラムくらい。今日は300グラム以上あったかと思う。

出来上がったパスタはうちで今まで食べた中でも上位と思われる出来だった。
冷蔵庫にあったオリオンビール、私はそんなに飲めないがオリオンビールはおいしいと思った。

食って飲んでそのままコタツで横になったダーリンは翌日の9時まで目覚めなかった。

地元道 父カレー

2009年02月25日 | Weblog
3時就寝7時起床

10時から梅田で仕事。
雨。

行きしなの阪急、向かい合わせの席の男性は私より若そうなサラリーマン風。馴染んでいないスーツ姿の袖口、銀色の腕時計の手の甲が若々しい。
大阪に着くとさらに強く降っている。排水が間に合わないようでそこら中に人と車とアスファルトの隙間、建物の隙間を流れてきた水が溜まり、地下道は雨漏り。

会場のスカイタワービルに着くまでの徒歩7分の間に靴下がぐしょぐしょになった。近くのコンビニで黒いリブのハイソックス630円。

2時間半5ポーズ固定

今日はインドの民族衣装、サリー。本当は一枚の長い布を体に巻き付けながら着付けるのだ時間がかかるので、簡単に着れるようになっている化繊の安いやつを仕事用に一着持っている。
どう頑張っても日本人なのが申し訳ないので大きめの耳飾りと額に赤いシールを貼りつけてインド人を演出。

終わる頃に雨は殆ど止んでいた。
京都に戻り、仕事が休みの父と真ん中の妹と会ってお昼を食べる約束。
地下鉄の駅まで車で迎えにきてもらい北山のセカンドハウスへ。2時近くになっていたので皆空腹。
サラダ、パン、デザート、コーヒー付きのパスタセットを注文。
話題は主に今年の5月で今のパティシエの仕事を辞める妹の今後について。
専門学校を出てすぐ今の店に就職して3年経つが、他にも興味のあることがいろいろあって挑戦したいそう。
父はこの不況に先の事をはっきり決めずに仕事を辞めるのはどうかというが、妹はもう決めている。
パスタ、父ポロモード、私アマトリチャーナ、妹水菜とじゃこの和風ペペロンチーノ。お皿を回しながら皆で食べる行儀の悪い家族。デザート、父ブルーベリーとチーズのタルト、私黒蜜ロールケーキ、妹蒸し焼きショコラ。

今月誕生日だった父に二人でごちそうする予定だったが結局父が出してくれたので駐車場代400円を二人で出す。
その後今日車検に出す車を綺麗にしておくと西賀茂の方の洗車場へ行く。
ガソリンスタンドにある洗車機のセルフサービス。洗車代800円も二人で出す。
黒いゴム素材の短冊が集まった巨大ブラシが左右から迫ってきて水しぶきと共に高速回転する。フロントガラスに水と泡がいろんな模様になって流れていく。遊園地に来た様。

洗車後雑巾がけ。私と妹はご自由にと置いてあった洗剤とブラシでホイールを掃除。
帰りはピカピカになったBMWを運転させてやるとの許可が出て妹が運転。


その頃ダーリンは教習所にいて仮免を取得。

実家に戻り、父は車を車検に出して打ちっぱなしに行ってくる夕方帰る、言って出る。
昨夜カレーを作ったから晩に食べいけ、たくさんあるからダーリンの分も持って帰りという。

クリーニングと買い物など頼まれたので私と妹は歩いておつかいへ。
父が溜め込んで山になっていたクリーニング屋のハンガーを引き取ってもらおうと洗濯物と一緒に持って行く。
クリーニング屋の受付の女の子は妹の同級生だった。ハンガーは80本ありエコポイントがたくさんついた。

久しぶりに歩く地元の道。あそこの家は無くなった、あのパン屋はつぶれた、マンションが建った、商店街の金物屋と履物屋の店先に並んでいるものは何十年も並べっぱなしではないかと思われるほど何も変わらず。

スーパーで、サラダ菜、しめじ、生ハム、プチトマト、電球、仏花。

帰りはごちゃごちゃした細い路地を通る。
小学校の頃遊んだ友達の家々。
100年くらいたったらこの辺はどんなふうになるのかなどと話しながら歩いた。

帰宅後私は夕飯準備、妹は掃除。
父の指示に従いサラダは生ハム入り。カレーはあたためて最後にパプリカとプチトマトを入れて少しだけ火を通す。

夜妹はバレー同好会の練習があったので6時半頃カレーを食べる。
ジャガイモ、玉ねぎ、茄子。カレー用の角切りと牛すじがたくさん、にんじんの切り方が小学生のよう。
パプリカの黄色とプチトマトの赤が入って鮮やかなカレーはちゃんとおいしかった。
何かやると凝る質の父らしいカレー。

父が帰ってくる前に妹の出発時刻に。
カレーは妹が母の分も持って帰る。
感想とお礼を置き手紙にして妹の車で自転車を置いている松ヶ崎まで送ってもらった。

ダーリンは肉たっぷりの父カレーをおいしいと2杯食べた。

アイロン

2009年02月24日 | Weblog
2時就寝6時40分起床

昨夜遅くにダーリンの後輩E君が来て二階で何か編集作業をしていた。私は一階のコタツで寝る。
いつ帰ったのか知らないが私が起きるとダーリンもコタツで寝ていた。
トイレに行くと水が流れ続けている。うちのトイレは水を流した後レバーを真下に戻しておかないと水が止まらないのだ。これは多分E君。それはまあいいとして、二階に上がると全部の電気とエアコンとパネルヒーターも付けっ放しになっていた。
もあっとするほど無駄に暖まった部屋。これには腹がたってダーリンを起こす。
寝るつもりはなかったとか言って二階に上がった。後で見に行くと寝袋にもぐって芋虫のように寝ていた。

8時半から母校の高校で仕事。雨だが自転車で向かう。
共通実習のクロッキー。
懲りすぎず体の流れがつかみやすいポーズを心がける。10時に終わる。

終わっても雨。

少し買い物して家に戻る。入れ違いにダーリン教習所へ。明日仮免の試験らしい。
コーンスープを飲みながらコタツに入ると眠くなり二時間ほど寝る。
起きて南瓜とチーズのマフィンを食べる。

洗濯物を片付けアイロン掛け。
この前テレビで仕立ての衣類専門のクリーニング店のことがやっていていた。お店は家族でなさっていて、アイロン台が2台しかないこじんまりとした店内。
お客の体に合わせて仕立てられた高級なスーツがずらっと並ぶ。同じようなスーツに見えてもアイロン職人は持った感じでこの人は肩が前に出ているなとか胸が張っているというのがわかるらしい。
一着一着手仕事なのでジャケット一着仕上げるのに1時間近くかかる。
ジャケットの裏地から肩パットの中に至るまで丁寧にアイロンを滑らせていく。皺が寄ったり型がくずれたところを元に戻してあげるのが職人の仕事。本当に丁寧に仕立てられたものなら40年着られているスーツもあるそう。三つ揃えでクリーニングに約一万円。それでも一度ここに出した人はその仕上がりの美しさにまた出しにくるという。
職人は70歳を超えていたが一度も旅行に行ったことがない。留守中もしも火事などで大切な預かりものが燃えてしまうことがあったらと思うと家を空けられないと笑っていた。

私はワイシャツをほとんど着ない。アイロン掛けするのはダーリンのシャツばかり。
中学の頃好きだった男の子の制服のシャツはいつもきちんとアイロン掛けされていた。それは彼の母がしてくれていたのだろうけど。席順が彼の真後ろだったとき、ぴしっとプレスされたシャツの背中のラインをきれいだなと思って毎日眺めていた。

デザインを仕事とするダーリンの着るシャツは高かろうが安かろうが美しくあるべしと思う。

夕食のドライカレーとかき玉スープを作り5時過ぎまた仕事に出る。

3時間6ポーズ固定
ふとした感じのポーズを心がける。
よく描きにこられている顔見知りの方に最近ポーズがとても良いですね、いろいろ考えて工夫されていますねと言われうれしくなる。
今年で6年目。もっといい仕事ができるよう精進致します。

2月23日

2009年02月23日 | Weblog
6時就寝10時半起床

昨夜、大阪で下宿しているいちばん下の妹が宇治の家に帰ってきていると連絡をくれたので、私も仕事を終えてその足で宇治に向かう。
移動中電車で読んでいた武田百合子の『日日雑記』、武田家に19年間いた猫の玉が死んだ。『富士日記』の頃、まだ武田泰淳存命の頃に拾われてきた猫。
その日のこともいつもの日々をスケッチするように塗りたくらず書き留められている。泣く。

駅まで真ん中の妹が車で迎えにきてくれた。
母は仕事場の送別会があり不在。妹たちは夕方お腹を空かせて二人でラーメンを食べに行ったという。
私のごはんは下の妹が作ってくれていた。
マンションに帰り着くとオムレツがちょうど出来たところ。ソーセージ入りのケチャップライスにオムレツを乗せてオムライス。それとバター醤油で炒めたしめじ入りサラダ、母作ポトフ。
オムレツの玉子に火が入り過ぎたと妹は悔やんでいたがおいしかった。なかなかの大盛りだったがうれしくて全部食べ、デザートの真ん中の妹が働く店のスフレチーズケーキも別腹に収まる。
しばらくして母帰宅。

雛人形が飾ってあった。
6年程実家の押入にほったらかしになっており母は毎年この時期になるとお雛様のことを気にしていたが今年とうとう父に、お雛様を宇治のマンションに届けてと頼み、父は大きな段ボールを車に乗せて約束通りお雛様を届けに来て晩ご飯を食べていったそう。
最近父は粕汁を作ってみたらしい。祖母や母がしていたように上に散らすセリを買うのを覚えていたのはえらいが、散らすのではなく何故か水菜のように切って一束分入れて煮たそうでセリの味になったと言う。
カレーもこだわってルーを3種混ぜて作るなど一人暮らし6年目に入って外食に飽きてきたもよう。
家事能力ゼロだった父が酒粕を買う日が来るとは、と皆で感心する。

お雛様は変わらず静かな白い顔。
私は小さい頃からお雛様自体より前に飾ってあるおだいり様の剣とおひな様のシャラシャラした飾りのついた豪華な冠が好きだった。それをジェニーちゃんに使いたかったのだがどうしてもダメと言われた。

2時頃妹たちは寝て3時に母も寝て私はなんとなく起きていたら妹の目覚ましが鳴り時計を見ると6時だった。
起きてきた妹のぬくもった布団に交代で寝ることにする。
かちゃかちゃと茶碗の音、朝ご飯を食べている音が聞こえる。
毎日こうして朝起きて働きに行くのだな。

私は午後から伊丹アイホールでワークショップ。
母作ぜんざいを食べて出る。

ダーリンが先に伊丹に着いていた。
ワークショップでは短いシーンを作る試しをする。
休憩になると参加者の方は各々みかんやらチョコレートやら持って来たものを出して皆に配ってくれて茶話会ムードになる。

終わって阪急で河原町まで戻る。昨日停めたところに自転車を取りに行った。
市役所前の御池通り沿いにできた駐輪スペース。駐輪番号を押すと料金が1050円。びっくりして間違いだ思ったが、一時間ごとに50円かかるのでそんな値段。ちゃんと見ていなかった私も悪いが、でも1000円超えるなんてボッタクリです。腹立たしい。もうここには停めぬ。

夕飯は河原町丸太町のティアーズで食べた。
タイ、ベトナム、インドネシア、チャイニーズなどアジアの国々の料理が豊富でメニューがおもしろくその上安い。
店内も落ち着いていられる広さ、明るさ、東南アジアの街の食堂に来た気分になる雰囲気。
辛いものが食べたかった。私イエローカレー、ダーリン辛そうな炒飯。何を頼んでも物足りなさのないボリュームで盛られてくる。
小梅にはまぐろとかつおとしらすの入った猫缶を買って帰った。



2月21日

2009年02月21日 | Weblog
3時過ぎ就寝10時起床。

小梅もベッドで一緒に寝ている。猫はよく寝る子だからねこと呼ばれるようになったというのは本当だろうか。
左側のひげがちょっと寝癖。

下に降りて部屋が温まるまでコタツに潜るとうっかり寝てしまい、朝ご飯を食べる時間はなくなった。

マフィンに南瓜とチーズを挟んでアルミホイルにくるみ、魔法瓶に紅茶を入れて持って出る。
1時から嵯峨美で仕事。
地下鉄東西線、ホームでマフィン食べる。
天神川で嵐電に乗り換え。
帷子ノ辻カタビラノツジ、有栖川アリスガワ、車折神社クルマザキジンジャ、嵐電にはフリガナがないと困る駅が多い。

車折神社で降り、境内を通り抜けて学校へ向かう。
車折神社には芸能の神様が奉られているらしい。奉納した人の名前が書かれた朱色の杭が数えきれないほどずらっと並んでいる。
通りすがりに西田敏行、米倉涼子、観月ありさ、辺見エミリ、などの名前を見かける。多いのは日舞など同じ名字の伝統芸能の人達の名前。
好きな芸能人の名前を見つけたのか携帯で写真を撮っている人がいた。

生涯学習講座のモデル。
3時間着衣固定6ポーズ

椅子で少し上体をひねるくらいのポーズで疲労は少ないがぼーっとしてくる。
思考回路も溶けてただ呼吸しているだけのようになる。
呼吸は止まない。
肺から空気を全部抜く。
苦しくなるまで息を止める。
限界がきたら糸のように細く息を吸う。
見続けている床の赤ピンクの絵の具が付いているところのピントがボケたり合ったりする。

終わってまた電車に乗り京都市役所前で下りる。
好きなモルトくるみパンのあるゼスト御池のパン屋さんへ。
イートインで今日はくるみパンでなく五穀米粉パンと柚子紅茶。

パン屋の他には特に何も無いという印象のゼスト御池を歩く。
アクセサリーを置いている店にめずらしく欲しいピアスを見つける。
2つあってどちらも3割引き。しばらく悩んで両方買う。

6時からもう一件仕事。
3時間クロッキー

ポーズの合間のようなポーズを心がけてみる。

終わって帰る。
ダーリンは今日式場カメラマンの仕事で、朝から殺人的スケジュールで数件の結婚式を撮っている。
頑張り賞としてよなよなエールとジンジャーなんとかというビールを2缶買って帰る。冷蔵庫にはおいしい小鯛の笹漬けがある。

2月18日

2009年02月19日 | Weblog
3時前就寝6時45分起床

身支度、朝ご飯、南瓜とチーズのロールパンサンド、コーンスープ

7時50分家を出る。
10時から梅田で仕事。
阪急で眠りこけている間に梅田着。
会場のスカイタワービルに向かう。数年前に『人体の不思議展』を見に行って以来でどこにあるのかよくわからない。ヨドバシカメラの辺りに出て二股のビルを探すが見当たらず。しばらく行くと、矢印が出ていたのでその方へ歩く。
阪急梅田からスカイタワーは真横からしか見えない。普通のビルだと思っていた目の前の建物がそれだった。
はじめて来る会で主宰の方とロビーで待ち合わせて入る。
9階の一室、企業のナントカ部という部屋が並ぶ中に会社OBの為の寄り合いの場所があった。
描き手は6人

2時間半着衣5ポーズ固定

普段着。かぶっていたファーの帽子もおもしろいのでそのままでいいと言われる。

9階の窓の外からヨドバシカメラが見える。薄曇り。道路をゆっくり流れていく車のライトに反射する光を見ていた。道路も排気ガスと騒音から遠いところから眺めているのは嫌じゃない。

ポーズが終わってからお昼をご馳走していただく。
地下の食堂街の定食屋。それぞれ豚生姜焼き定食、バランス定食などをとる。
バランス定食は小鉢がいろいろ、フルーツヨーグルトも付いていた。
メンバーの方は皆食べるのが早いのでちょっと箸を急がせる。
今日単発の仕事だったが来週もう一度、今度は民族衣装で描きたいということでサリーを着ることになる。
2時頃別れる。
7時からアイホールでダンスを観る予定だが時間がある。スカイタワー内に映画館があったので何がやっているか見に行ってみたが観たいものはない。
国立国際美術館に『アヴァンギャルドチャイナ展』を見に行くことにする。

梅田から肥後橋へ。
入場料、大人1000円・大学生500円。
…。
平日の昼間ふらりとやってくるのは大学生に違いない。
鞄の中をごそごそしながら学生証を探す。
忘れてきたようですと言う。
年齢確認できるものをと言われ保険証を出し25歳大学院生デスと言う。
受付の方があまりに快く通して下さったので丁寧にお礼を言い、しっかり見て糧にしますので許してください と思う。

気になっていたアヴァンギャルドチャイナ展。
ジャン・シャオガンの『血縁』という家族の肖像を描いたシリーズにとても惹かれた。
しーんとしているのにかさこそと空耳のような音がずっと聞こえてしまう感じ。
つげ義春のまんがから感じるものに似ていると思った。

スン・ユアン+ポン・ユウの『老人ホーム』
まるで本物のように精巧に作られた世界各国の十数人の老人たちが電動車いすに乗せられている。
車いすにはセンサーがついているそうで障害物を感知して曲がる。数十台が一所でぶつかるかぶつからないかの不規則で目的の無い移動をし続けている。それが恐い。曲がるときのタイヤと床の擦れる音が耳に残る。

全体的に、握力を感じる作品が多いという印象。
見応えも見る価値もあり。

JRで伊丹に移動。アイホールでダーリンとおちあう。
ベルギーのダンスカンパニー、ピーピング・トムの『土の下』という作品を観る。
ダンサー3人、80歳の女性、オペラ歌手、エルダー企画の参加者で7月に公演に出てもらう方が3人特別出演されている。
舞台はソファーなどが置いてある室内だが土に埋もれていて人が出て来たり骨が出て来たり。
しかしダンス自体はあまりおもしろくない。

終わって近くの餃子専門店に行ったが閉まっていて、仕方なく空腹男子の為にすべてが大盛りな定食屋で飯。 
四条まで帰り、ビールが飲みたいダーリンとcoconの地下のHUBへ。
サングリアとフィグマンゴーパンプキンパイという私にはストライクな食べ物。
飲むと早起きし1日歩き回った疲労がどっと出て帰りたくなった。

この頃立て続けにダンスを観ている。
15日 白井剛 『bluelion』、18日 ピーピング・トム 『土の下』、19日 鈴木ユキオ 『言葉の先』 
『bluelion』では舞台を観てはじめて涙が出た。


2月13日

2009年02月13日 | Weblog
4時就寝10時過ぎ起床ならず二度寝のち12時過ぎ。

昨夜、疲れてコタツで寝てしまったダーリンの寝言
「…井戸じゃないですかねえ…深いっちゃ深いですねえ…うーん 難しいんじゃないですかねえ。」

起きてからそのことを話したが何も覚えてないという。

白井さんのダンス公演は今日が初日。ダーリン昼前に家を出る。

昨日帰ってから焼いて隠しておいたガトーショコラを出して切ってみる。
見た目は普通だが小麦粉の量をかなり測り間違ったように思い不安だったが薄く切って食べてみると不思議なほど問題なし。
去年もコートドールのチョコで作り今年もそうした。ガトーショコラは焼いたその日より2日くらい経った方が濃厚になっているように感じる。

新聞やテレビで今年の花粉は去年の数倍としょっちゅう言うので恐くなり今年はしっかり予防策をとることにする。
耳鼻科には夕方行くことにしその前に京都市美術館に京芸の作品展を見に行く。
外に出ると家の中より温い。なんとなく視界が霞んでいる。
自転車で風をきっていると目と鼻がさわさわしてきた。
鼻炎の症状がもう出ている人も多いそうだが、私はまさしく今日からだった。
でもまだ軽い。
少し雨がぱらつくなか美術館着。

同じ高校だったアクセサリーを作っている友人の作品があった。
ウェディングのメッセージカードの提案。

版画に気になる作品があった。透明感のある神経組織のような作品。

色んな形と色と質感の中を渡った後自転車に乗る。
丸太町に出て北白川の方へ向かう意識で適当に知らない道を走っていたら黒谷の方に出て、坂を上って行くと思ったより急な坂が続き、民家が減って山道らしくなりそのうち墓地に出た。戻るのが面倒でなんとかして北白川に出ようと墓地の中を突っ切ってみる。無縁仏の整列が恐い。
どうやらこの墓地から北白川には出られないとわかる。
戻らず帰る道はないかと、自転車を引きながらガツンガツン無理矢理石段を下りていくと駐車場に出た。
道なりに走ると丸太町にもどった。

造形大の近くの耳鼻科。初めて入る。
待合室にはお母さんに連れられて来ている子供が多い。
『日日雑記』を読みながら40分くらい待ったと思う。
診察室に入る。先生は女性で明るい声のどっしりした人。この病院当たりだと思う。
鼻とのどと耳の中を見て、「んー、あー…なるほど」と言って何種類もある花粉症の薬の説明をしてくれる。
効き目の強いのは眠くなるが眠くならないのは中程度、でもあなたはこっちでも効くと思うと言われる。
「あなた鼻の粘膜が赤いから相当ムズムズするほうだと思う。市販の鼻スプレーは強すぎて使い続けると慢性的な鼻づまりになる人もいてあなたの粘膜はその可能性があるから市販のは使わない方がいいと思います。粘膜は白っぽい人が多いんだけどあなたは血行がいいからムズムズするんです。点鼻薬出しておきますね。」
手足は真夏でも冷たいのに鼻の粘膜はそんなに血行がいいのだろうか。
あと洗濯物も外に干さない方がいいし、髪も束ねた方が花粉は付きにくいし服もニットとかよりナイロンのものの方が付かないよと教えてもらう。
お洒落度外視で防ぎますと言ったら先生はカカカカカと笑った。
普段風邪の時はどういう薬を飲みますかと聞かれ、ひき始めは改元でしのぎますがまずいなと思ったらルルとか、でも全然風邪引かないですというとまた笑った。
点眼も処方してもらい、経過見ながら薬も変えて頑張りましょうと言われる。
この先生に身を任せれば私の春は万事OK。なんて心強い。心をこめてありがとうございましたと言う。
看護婦さんに「こちらで吸入してください」と鼻からプールのにおいのする霧を3分ほど吸わされる。

薬を受け取り小雨のなか帰る。


2月12日

2009年02月12日 | Weblog
熟睡できず7時半起床。

身支度、8時半家を出る。
10時から長岡京市で仕事。

長岡天神の駅に着きそこからすぐの大型スーパー内の屋上にある文化センターが会場。
9時半に着いたがスーパーの開店は10時なのでドアは閉まっている。
去年一度来ているが、店は開いていたように思う。しばらく考えたがとりあえず中に入ろうと裏の従業員通用口から侵入。
まだ薄明かりの店内では花やパンを並べて開店準備中。せっせと働く従業員の中でうろうろしていると怒られそうなので階段を見つけてダッシュで3階まで上がる。
屋上、本館を出て小さい別館に入る。中では女性がひとり椅子を並べたりクロッキーの準備をされていた。随分早く来て下さったんですねと言われる。
開始は10時半だった。

描き手は主婦の方10数名と男性2人
先生、「背えどれくらいや?154か。立ちポーズでいけるか? えーと足、それくらいの幅で、首は右で…もちょっと下、あーそうそう、そんなんでええよ。」と工事現場のクレーン操作みたいな感じでポーズ決まる。

2時間4ポーズ固定

この別館にはトイレが無い。
一度屋上を出て本館に入らなければならない。休憩中、いちいち着替えている時間はないので羽織っている上着の上にコートを着て裸足で靴履いて文房具と日用品売り場を横切る。平日の午前なので買い物客はちらほらだが変質者のスリルを体験。

ポーズ終わって、帰り際古本屋を見つける。昭和48年発行のアサヒグラフと武田百合子の『遊覧日記』を見つけて買う。読みたかった谷崎潤一郎の『細雪』3巻セットで300円というのもあったが下巻だけ妙に古くて字が小さいのでやめ。

阪急で烏丸まで戻りmumokutekiカフェでアボカドのサンドイッチを食べる。

錦通り、番茶と煮炊きしたものと生もののにおいをいっぱい吸い込んで歩く。つまみ食いしたふきのとうの佃煮は苦い春。
仕事の打合せで地下鉄で移動。
事務所の代表と私と他ふたりの20代のモデル待ち合わせて4人でタクシーに乗る。
なんでもないビルの一室にはいると中はスタジオになっていた。
カメラテスト中。カメラマンや数名のスタッフ。
マダムと呼ばれていたそのときのモデルの女性のカメラテストが終わり、マダムが私服に着替えて出てきたのだがその姿に驚いた。
金髪に毛皮の付いた上着に大きなサングラス、濃厚なピンクの口紅、タイトなズボン足下はヒールのブーツ、ゴージャスなアクセサリーが耳もと首もとを飾り指にはいくつもの大きな石。
マダムの年齢は知らないが75より上だと思われる。背骨の曲がり方や雰囲気がヨコハマメリーのようで終始釘付けだった。
だされた紅茶を飲みながら私たちを見て「あなたたち20代くらい?若いわねえ、孫くらいだわ。」
私たちのカメラテストが始まる前にマダムは帰られた。京都からタクシーで大阪へ。ただ者じゃない。

私たちの今日のテストは私服のままですぐ終わり。
写真の仕事をさせてもらえることになった。

スタジオを出てから事務所の方に近くのカフェでご馳走になる。
普段はメールと電話のやりとりの仕事なのでこの機会にいろいろ話す。

帰り、最近リニューアルオープンした近くのコンビニに寄る。
今朝の折り込みチラシに入っていた、オープン記念ご来店時チラシのクーポン持参でトイレットペーパー4ロールプレゼントを忘れずにもらった。


 


2月11日

2009年02月11日 | Weblog
10時にベッドから出たがコタツで二度寝のち12時過ぎ起床。

朝刊にエキスポランド閉園という記事。
思い出深い遊園地がまたひとつ無くなる。

洗濯、トイレ掃除

今日は夕方から3年ぶりの詩人の会。
学生の頃詩を発表する会として始まり、最後の集まりがちょうど3年前の今日2月11日でそのときに3年後に会う約束をしていた。
遠い約束のように思っていたのにいつの間にやら本当にその日。

大学近くの王将で待ち合わせと決まっていた。
私を含め大学同期生4人。ひとりはこの約束の為に東京から戻ってきてくれた。
餃子とビールをとって近況を話しはじめる。

落ち着く場所に移動しようと、近くのカフェバオバブへ。
4年前くらいにできたこのカフェは今月いっぱいで閉店するそう。
アフリカ料理のメニュー。クスクスサラダ、かぼちゃのピザ、レッドキドニーとひよこ豆を油で煮たようなの、ごはんにかけて食べるシチュー、ダチョウの刺身。
妙においしかった豆をもう一度頼んだが売り切れ。

現時点で誇れるものをそれぞれ持参するという約束もしていたのでそれをひとりずつ発表。

一人目のT君は小さい桐の箱。箱は茶色いヘアゴムで留めてある。
臍の緒かと思ったが、箱の中身は昨年亡くなられた彼の父の遺骨だった。
父と息子に臍の緒の繋がりはないが、遺骨を持つ彼を見て父と息子の繋がりは緒でなく骨なのだ と思った。 


次のN崎君は美しい装丁のノート。そこには彼と同居する詩人の色んな比重の言葉が書き留められている。彼はどう考えても過ちであることをやらかしては妙な自問自答の渦に身を置いておもしろい歌をうたう。
常に自爆と自戒の狭間にいるような人だが彼女が出来たそうで心から祝福したい。

私はコラージュを見てもらい、これから作りたいものの構想を思いのほか脈拍を上げて話す。

最後はN野君、CGを作る仕事をする彼はこの3年間に携わった仕事をまとめたDVDをくれた。
激務と東京での暮らし。
DVDにはテレビで見たことのある自動車や携帯電話やお酒のCMが入っていた。
すごいと思って見ていた小栗旬がいろんな顔になるのにもN野君は携わっていたと知る。
私の想像も及ばぬ技術で人が金属片のようになって飛び散ったりする。水や糸や粉にしたりも出来るのだろう。いいなあ。

発表が済んだ後アナベルリーに移動。
これからの話しと3年後の約束。
次は28歳。子連れ可。
それぞれどこで何をしているかわからないので詳細は3年後決めることにして、誰かが音信不通になった場合はまた王将前(跡かも知れない)で5時ということになった。
また誇れるものを持参することと今度は詩を書いてきて発表すること。

12時過ぎ解散。
3年後情けないふうになってないように生きよう。