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流出雑記 

2013/12/24

2013年12月26日 | Weblog
イブ お昼のあとケーキを食べた 生クリームと苺とスポンジの組み合わせは紛れもない幸せな味がする

街に出掛ける あちこちで欲しいものを物色する 手を出すのは初売り
猫のいる喫茶店に行く 先代の猫が亡くなったようでかわりに仔猫がいた 3ヶ月くらい たぶんかなりの衰弱を経験したことのある目元をしてるから捨てられてたんだろうなと思っていた 馴染みらしいお客が あの血まみれで来た子やんな こんな元気になって と話すのが聞こえた
やんちゃだが膝に乗せるとすぐ眠くなる 抱かれると怒る コップの水を飲みにきた かわいいので飲ませていたら店員さんにすみません 癖がつくといけないので怒ってやってくださいと言われた 看板猫は仕込み中

帰宅途中にワインとパンを買う
夕食 レストランには行かないでうちで美味しいものを食べることに決めていた
いくつかある共通して好きなもののひとつ ゴルゴンゾーラ
結婚記念日のときはかぼちゃのニョッキを作ってゴルゴンゾーラソースをからめた 今回はゴルゴンゾーラのチーズフォンデュにする
牛乳バター小麦粉でホワイトソースを作り そこに白ワイン ゴルゴンゾーラを溶かしこむ
じゃがいも人参かぼちゃブロッコリー茹で蒸し 他にはパンとバナナ

それにフライドチキンを作った 唐揚げでなくフライドチキンは初めてだった 塩スパイス酒ハチミツなどで一晩漬けて ローズマリーを混ぜ込んだ粉をはたいて揚げた ちょっと塩気が強いような気がしたがうまくできた

深夜に黒い家という聖夜に全然相応しくない映画を見た 大竹しのぶが脅威だった

2013/12/23

2013年12月25日 | Weblog
稽古のあと王将に 追悼餃子を食べに行った
帰りにケーキのための苺を近所のスーパーに買いに行ったが2件とも品切れ 少し離れたちょっと高級な品揃えのスーパーに行ったらあったのはあったが1パック750円 でも苺がないとどうしようもないので買う
スポンジは昨日のうちに焼いておいた
スポンジはうまく焼けるようになった 湯煎からはずすタイミングや泡立て具合がなんとなくわかってきた
問題はクリーム コツは触り過ぎないことらしいが 整えようとすると気がつけば触りすぎている 今回もやっぱり触り過ぎた 前にパティシエだった妹のナイフさばきを見せてもらった さすがはクリスマスやひな祭りなどイベントの前には日に何十台ものケーキを仕上げてきた数年間の蓄積 ムラなく平らに伸ばされた白い平原 見事だった

どうにかさまになったケーキ 背が高くて冷蔵庫に入らないので寒い裏に置いておく クリームを塗った状態で1日置いた方が馴染んでおいしくなる これは妹から聞いた話しだが 確かにバースデーケーキが余って 冷蔵庫に入れて翌日食べるケーキが小さい頃から妙においしく感じていた これは気のせいではなかったらしい だからうちでは1日寝かせることにしている

2013/12/22

2013年12月25日 | Weblog
ドラマソロジー同窓会 昼 伊丹へ
ドラマソロジーとは4年前に伊丹アイホールで初演した70歳以上の7人と私が出演し夫が演出した演劇作品

伊丹のホテルの中華料理店
ひとりはぎっくり腰 もうひとりは次の正月で100歳を迎えるが 今は口からはものを食べられなくなってしまって欠席 96歳だったあの頃はひとりで電車を乗継ぎ伊丹まで通い ステーキなんかを好んで食べていた 代わりに娘さんが近況報告に来てくださった 身体機能は落ちてしまったけれど 意識はハッキリしていて 時々鋭いコメントがあるそう

数種類のランチメニューから お粥を選んだ 昨夜の慣れない牛肉から胃休養 皆高齢にも関わらずよく食べる印象だったが 余り食べられないからとかに玉だけ単品で取る人もあった 年月は徐々に体を変えていくが話題はあの頃と変わらない 100歳を祝うカードに寄書きし記念写真を撮った アイホールにも挨拶しに行った

夜は京都に戻って仕事 夕飯を夫に頼んでおいた 冷え切って帰り着くとオレンジのルクルーゼの中で何かが煮えている
鶏肉と玉ねぎ じゃがいも それに大量のキャベツとビールを一缶注いで作るビール煮 調味料は塩コショウのみ 野菜から甘みが出てビールの苦味は消える くたくたのキャベツとスープがすごく美味しい
豚白菜鍋につぐ冬の夕飯としてこの冬何度となく登場する予感

2013/12/21

2013年12月23日 | Weblog

年が明けると天使論が待っている 稽古
いつも稽古場に借りているいきいき活動センターは耐震工事を終えて微妙なリフォームが完了していた
上演に向けて新たな欲がわく

稽古終わりで宇治の実家に帰る 猫たちは12月頭 家を一週間ほどあげるときに実家に預かってもらってからまだ実家にいる しばらく猫に会ってない夫はさみしさからエア猫と戯れていた 久々の再会 小梅は覚えている様子だった 小麦は借りてきた猫の置物みたいになっていた
母はすき焼きを用意してくれた いい牛肉を食べ慣れないせいか 夫婦でややお腹を壊した 右目の周りに何に反応したのかわからないアレルギー反応が出た


2013/12/20

2013年12月22日 | Weblog
式年遷宮 お伊勢参りもしないまま 成城石井で伊勢うどんを見付けて買ってきた 伊勢に思いを馳せながら今日のお昼

午後友人と会って話す さるぅ屋でハーブティー

夜 近所にあるピザのテイクアウトを予約していた 安い 普通の宅配便ピザの半額以下 でもちゃんとおいしい
具だくさんのとカルボナーラ味の半々 カルボナーラの方は卵が重かった
もう今年ピザは結構ですという満ち方になる

食後 どうしてもアイスが食べたくなってローソンに行ったらいいアイスを見付けた ハニーミルク&柚子ジンジャー 夫苺ミルク

2013/12/19

2013年12月22日 | Weblog
久々に仕事 朝から長岡京市 寝ポーズ固定だったのに久々で気が張っているせいか眠くならずさえていた 終えて一度家に戻る お昼にカレー 夕方のもう一件に備えて寝る 夕方からはクロッキー その教室での年内最終クラスだった 最後に大御所が来たねと言われる そんな冗談のネタになるほどもうこの仕事長いんだなぁとふと思った 12月で12年になる
ポーズをするのは今だに楽しい

帰って夕飯 粕汁残りと鶏じゃがいもブロッコリーをポン酢とマヨネーズで炒めた

マイブルーベリーナイツを見た 高校生の頃 ジュード ロウに熱を上げた時期があったのに 今はもうストライクゾーンを外れる
ウォン カー ウァイの映画にはやっぱりアジア人がフィットするように思う
トニー レオンでリメイクするのはどうだろうという感想



2013/12/18

2013年12月20日 | Weblog
自然起床に任せていると11時過ぎてしまう 夫30分早く目覚め得意げ 昼は昨夜作った牛すじカレー 今日の昼は絶対カレーが食べたくなると思っていた 圧力鍋で占部さんからもらった玄米炊く 旦那さんのご実家で作られている 農薬を使わない手間のかかる方法で栽培されたお米 周りの農家さんも買いに来るという

豚肉 ごぼう にんじん 生姜 油揚げ 下ゆでして冷凍してあった大根 粕汁 晩御飯用

15時出かける 大阪へ人に会いに
阪急 十三と梅田のあいだにある降りたことのない中津という駅 ホームの幅が狭い 梅田の方を向くとビルのそびえる風景が広がっているが中津自体は降りた駅前からもうローカルなにおいが濃く立ち込めている 地図を頼りに路地を進むと待ち合わせの場所にたどり着いた テキスタイル作家のアトリエ兼自宅がある
数人の人と自分の過去出演作品の記録を見ながら話す

帰り際フレスコに寄ってカニクリームコロッケを買う 小学生くらいのときこれがいちばん好きな食べ物だった時期があったのを思い出す 今日買ったのは俵型じゃなくて平たい丸型だった
粕汁には水餃子も浮かべたがチルドの水餃子はいまいちだった

huluにあった世界遺産の屋久島篇を鑑賞
江戸時代 建築資材になる屋久杉を年貢として納めなければならなかった それまで島民は神域の森に無闇に立ち入らず もちろん木を切ることもしないで崇め護ってきたのに 泣く泣く木を伐った その伐採後や切り株も縄文杉とともに屋久島に今も残っていることを知る

2013/12/17

2013年12月18日 | Weblog
宇治の実家で目覚める 母も妹も仕事に出たあと
小麦が朝ごはんを急かす
猫たちを実家から家に連れて帰りたいが すぐにまた正月の帰省で預けなければならないので 預けたままの方が猫バッグ嫌いな猫たちも 車を出してもらう手間まなくてよさそうだ

実家で母が数年間培養し続けているカスピ海ヨーグルトを食べると腸が活性化する やや過活性と言ってもいい その種をもらって自分の家でも培養してみたが 室温の差なのか牛乳の違いなのか その効果は発揮されなかった

小麦が飛びついて破った障子を張り替える 細いテープを縦横の桟に貼る簡単便利な張り替え方法 下の方がややたわんだ気がする

洗濯と掃除をして旅行荷物を提げて自分の家に帰る

帰宅 玄関に回覧 散らばっている郵便物 室内の空気が滞って冷えた空き家のにおいになっている
家中の蛇口を起こしていく 古い家なので錆が出る 錆色がなくなるまで水を流す 台所 洗面 風呂場 この作業 生活を取り戻していく感じ 寒いが換気 そのあとジュニパーとオレンジのオイルをアロマポットに落とした

洗濯 水温が低くいから粉洗剤はお湯で最初に溶かして入れる
浄水器は2日以上使わないときは8ℓ排水しろとある その半分は軒先のばらに あと半分は洗濯
石のような水の京都公演のときにもらった花はまだ部分的に生きていた
水をかえて生けなおす

一通りの用事を済ませてコタツに入ったらそのまま寝てしまい 夫が帰って来る時間になっていた 買い物に出て鍋の具材 明日の昼はカレーが食べたくなりそうなので牛すじ 半額になっていた

鍋 白菜 豚肉 ニラ ごぼう にんじん 千切りの生姜 ゴマだれとポン酢を混ぜて食べる
それからカレー作って風呂
炭酸の飲み物を買いに夜の散歩に出た 遠くの自販機まで歩いた

2013/12/16

2013年12月17日 | Weblog
北陸トンネルを抜けていく サンダーバードで京都に帰る
昨夜打上げ 深夜に戻る 雪は溶けたが冷え切った強風にあおられながら帰宅
夫の実家 福井の家は24時間風呂という 画期的なシステムが早くから導入されていたらしい だからそんな時間に帰っても風呂が沸いている 冷え切った体を湯に放って解凍
寝て起きたら二次会で朝までコースの夫も寝ていた 昼過ぎだった
昨夜の酒宴の胃はまだ食物を受付けなかった ラストオーダーで頼んだグレープフルーツジュースは飲みながら黙って疑っていたが どう考えてもグレープフルーツ中ハイだった

義母はりんごを剥いてくれた ものすごく美味しく感じる それがちょうどいい食物だった

義母にマカロンの作り方を教えてもらった 卵白 アーモンドプードル 粉砂糖 材料はシンプルだが その量が厳密だったり 焼く前に乾かしたり 湿度で仕上がりに差が出たり なんとなく難易度が高そうなので自分でするには敬遠していたけど ナビゲートのもとやると何度か自力でやればコツが掴める予感がしたし 案外短時間で出来ることがわかった

妹が検診に行くと写真を送ってくれる
この前は節分豆だったのが殻付き落花生みたいになっていた 腕も生えてきていた


2013/12/15

2013年12月16日 | Weblog
『それはかつてあった』無事楽日を迎える 私も先週本番を終えたので これで我が家の今年一番の山場は越えたと言える
どうなることかと思っていたけど 良い年を迎えることができそうだ

ここ最近のうちに芸能界寄りの現場で仕事をするような俳優さんから初めて舞台に立つ方まで様々な演じるさまに接することができた
何が優れているということは一概には全然言えない 技術で律することだけでは表出しえないみずみずしい発語もあれば 俳優であることを引き受ける覚悟からしか滲んでこない そういうものも確かにある
何を選択して生きているかは人によるし何かを選んだということは何かを選び損ねることでもある だからその人の姿は 当人が選んできたものの集積でありながら選び損ねたものでもある 誰しもが選択において主観的には様々な思いを持っていようが 観点を変えて見ればそれは完璧であると言う他ない そこに像を結んでいるものは
もしかすると当人が選んだという言い方も正しくないかも知れない 訪れてしまうものかも知れない そして同時にどうしようもなく ある欠落を生きている
欠落が どうしてもある というのは官能的なことで そういうことで言えば生きることは生を生としまたそれ自体を欠落させる死への放蕩だし そのことはおそらく演劇と関わっている ダブルであることが
社会的規範の為すべきことを ややほっぽり出してでもそんなことに耽ることをやめられないろくでもない人たちを 好きだと思う