晴れ 天気予報で今朝の気温は一月前に戻り、昼間は25度まで上がると言っていた。目覚めるとベッドの足下に小梅がいるのでやはり寒かったのだと思う。気温が上がると小梅は他の場所で寝る。人の体温で暖を取りたい場合ベッドに来る。
猫たちの器を洗い、新しい水とキャットフードを入れて、お昼のタイカレーのための米をかす。いま、米をかす、と打ってみて、これはどこでも通じる言い方なのかどうか。実家ではそう言っていた。米を研ぐ、炊くの意味。
昨日焼いたいちごジャムを入れたシフォンケーキからはほとんどいちごを感じ取れなかった。色紅を入れたのでピンク色ではあるけれどそのピンクさがあまりに無意味。あとジャムのとろみで生地がやや重い。シフォンでなくパウンドケーキの配合ならもっとジャムを入れても大丈夫な気がする。もしくは生クリームと合わせて泡立てて冷やしストロベリーアイス。何しろ850gのジャムはまだ2割ほどしか減っていない。賞味期限は5月末。祖母はなぜこの量のジャムを買ってそしてあける事のないまま母にそれを持って帰らせたのか。さらに母もあける事のないまま私に持って帰らせた。なぜあけないか、理由はあけたら最後、あのでかいビンが食べきるまで冷蔵庫に居座ることと、どの家もふたり暮らしなのにそんなにいちごジャムを使うかどうか、使わない。普通にパンに塗るくらいでは毎朝食べてもそう減らない。そんな因縁のいちごジャムが世代を越えて今うちの冷蔵庫にある。
自転車で仕事へ。今日の缶コーヒー、ボスレインボーマウンテン。仕事の休憩時間、頭像モデルに来て欲しいと声をかけられた。
仕事を終えて戻る。いつも行かないスーパーに行こうと思ってメルシーマルギンに寄った。外観からして安そうなのに商品全体的には案外そうでもない。特筆すべきは手作りのお惣菜、煮炊きしたもののバリエーションが豊かなのと、魚の種類がわりと豊富なこと、ミンチの特大パックはかなり安かった。結局何も買わずになかむらに行き、目的物の鶏と豚もも塊と安かったので酢の物用に37円のきゅうりを一本。
帰り道に、今も薪でお湯を沸かしている銭湯がある。店の向いの畑の脇に廃材が積んであり、それを運び終わったあとなのか、道路に水を撒いている男性がいて、これ以上呆けた顔はないという表情でホースをしょんべん小僧のようにして水を撒いていた。家に向かう坂の途中、明るいピンクのパーカーにサーモンピンクのスキニーズボンでリュックを背負った女性が、右手にマーブル食パンの入った一斤袋を持ってパンを食べながらひとりで歩いていた。
帰り着くと夫はタイカレーをさらえて、なんか食べたくなったらしいカップヌードルにお湯を注いで待っているところだった。さらにそのあとクリームの入った菓子パンを食べていた。成長期の中学生かと思った。注文した保坂和志の本が届いていた。
洗濯機を回して、シリアルを食べた。最近冬物ばかりを洗っていたので普段の洗濯物が思ったより溜まっていた。2度回す。
明日のお昼用のカレーを作る。玉ねぎ、にんじん、にんにく、ホールトマト缶をミキサーにかけて、空いたトマト缶一杯分の水を加える。それを圧力鍋で15分加圧。その間に鶏もも肉を焼いて、圧が下がった鍋にカレールーを溶かし、鶏を加え、スパイスを足し、濃度を牛乳で調整して一日寝かす。
洗濯物を干す。花に水をやる。ミントティーが飲みたくなったのでスペアミントの摘心を兼ねて葉を摘む。
豚もも肉の塊にハーブソルトを擦り込んで寝かす。明日これを何にするかはまだ決めていない。とにかく擦り込んでみることだけは決めていた。