先月の台風で休講になった授業の補講クロッキー。朝から神戸、六甲アイランドへ。
無事7時に目覚ましで覚醒。小麦も一緒に起きてきていつもより早い朝ごはん差し上げる。
京都からのJR、台風の日、休講の連絡が入る前に家を出て電車に乗っていた。高槻で連絡が入って引き返し、切符は駅員さんの判子をついてもらいそのまま返してもらった。ひと月財布で寝かしていたその切符を使う。座れたので乗換えの芦屋まで深い眠り。神戸方面に来ると京都、大阪と人の雰囲気ががらっと変わる印象がある。特に50代から上くらいの女性。着ているものや化粧だろうか。白が多い気がする。
無人運転のモノレール、六甲ライナー。港、海が見える。そういえば、ゆうべ見たコクリコ坂からも海の見える町の物語だった。横浜。魔法も使えない森の精霊も出てこない、門限があったり、釜でご飯を炊く日々の炊事をこなすような戦後日本の高校生の恋のはなし。失ったものの痛みがあるけれど生きて巡り会う。人を好きになる、ひかれるとは、自分のあずかり知らぬところで既に縁とか糸で繋がっていたと思うくらい必然的に感じられる、いや実際見えないけど繋がっているのかも知れない。ポニョとかよりずっとよかった。
仕事場。専門学校の1年生。はじめての裸婦クロッキー。描きやすいポーズをいくつかする。京都に戻って駅ビルの地下でカレー用スパイス買いそろえる。
自転車ふたり乗りの大学生カップル。黒田硫黄のマンガに出てきそうな感じの。女の子は洗いざらしの濡れた髪を風で乾かしながら後ろに乗っている。そんな真夏の昼下がり。
コクリコ坂に出て来た夕飯に触発されてアジフライ。魚売り場でアジを探していたら頭とわたを取ったのがちょうどあった。こういう動機の献立のとき は、この暑いさなか揚げ物をする億劫さは感じず、むしろ買ってくるのじゃ味気ないので、自ら揚げたい。キャベツの千切りもしたい。ただ、魚の扱いが下手もいいところなので、食べるときには衣に覆われて隠ぺいされるが、処理段階の台所は惨たらしい現場となるので見られたくない。
昨日の夕飯は久々に鶏飯にした。とりめしでなくけいはん。
鶏を茹でて裂き、漬け物、錦糸卵、塩昆布、などを用意し、ご飯の上にそれらを好きにのせて鶏を茹でた出汁をかけてお茶漬けみたいにして食べる料理。奄美大島の郷土料理らしい。
この日はうちにあったすぐきとミョウガ塩漬け、人参ナムル、ゴマ昆布、錦糸卵。
はじめてこの料理を食べたとき一緒だったある人の話しをしていて、その人から鶏飯のことを思い出し、そしたら食べたくなった。別に添えたアボカド刺身、一緒に乗せるのもよし。