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流出雑記 

グローバルリー舌

2008年02月28日 | Weblog
ずっと興味があったのになんとなく手を出さなかったナンプラーを買ってみた。
タイやベトナム料理にはかかせない魚から作ったお醤油。
そのものを味見した事がなかったので、封を切ってまず舐めてみた。
クセのあるものだという事は知っていたが、思ったよりかなり塩辛い。
確かにクセはあるが、魚介のこくを凝縮したような。
オイスターソースと少し似た所はあるけど、ああいう甘さは無い。

今晩はアジア料理で

まず生春巻き。アボガドをぜひとも入れたいところだが、いい熟れ具合のがない。
そういうときは豆腐とクリームチーズでアボガド感を醸し出す。
あとは冷蔵庫にあった水菜、かにかまを巻く。
たれは黒ごまペーストベースのとスイートチリベースの2種類。

あとナシゴレン的なものを作ろうと思い、いけそうな気がして前に作った淡路ごはん(さつまいもと玉ねぎの炊き込みご飯)を解凍し、エビと卵と一緒に炒めてスイートチリとナンプラーで味付けしてやった。

味はナンプラーが効いてておいしいが、なぜかおこわのようなもっちりした仕上がりに。

やはり淡路から一気にインドネシアまで飛ぶには無理があったか。

チャーハン的には失敗の部類だろうが、もちもち好きの私には成功です。
ダーリンには「東南アジアのサツマイモと餅米を主食とする地方で日常的に食べられる炒めご飯」という説明を付け加える。

それと今日はもうひとつクセのあるものを買った。
スペインのはちみつなのだが、店では栗の実から取った蜜と書いてあったが、瓶のラベルに描かれているのはどうみても団栗である。
以前はちみつ専門店でどちらの蜜も試食したことはあるが、両方とも他の花の蜜より濃厚な風味があった。
でも判別はつきません。
ダージリンティーに入れて飲んでみた。紅茶の風味が深まって贅沢な感じがあり良い気分になる。

タイのナンプラー
福井県産こしひかり
ベトナムのライスペーパー
淡路のさつまいも たまねぎ
インドの紅茶
スペインのはちみつ

グローバル グローバル
グローバリゼーション体

今日の写真は かにかまトレイ
ブロッコリープリントの心遣い。

ブロッコリー 少々値段は高くとも 国産のしか買わないよ

干しえびを 買おうとしたが中国産 

あまり過敏な質ではないが いろいろ溜まった泥の中 跳ねる小えびを想像したら どうも気になり手が伸びず 

そして食料自給率 田中みん    のことなどがよぎり。



2008年02月27日 | Weblog
今日になっても携帯発見されず
ポリスの所で遺失物として届いてないとか聞いてみたがなく、とりあえずこのままではいろいろまずいので機種変更の手続きをすべくドコモショップへ。

5000円くらいで換えられるもんだと思っていたがケイタイって4、5万するんすね。
1万円台のもあるにはあったがその中で我慢して選んだものさえ在庫切れで、なにせ携帯するものだからあんまり気に入らないのを持つのもどうか。
 割引プランやらで本体が高くても、後々基本使用料が半額くらいに下がり、結局得になるらしい説明を聞く。分割払いも出来る。

ここは思い切ってほしいのに。

n701iuという子にしました。
この枠のとこみたいな色。

これで一先ず落ち着きましたが、中身がすっからかんです。

あの、お知り合いの方々、何かの機会に番号もアドレスもそのままなので、ご連絡いただければ幸いです。
よろしくお願いします。。

どmissingこー

2008年02月26日 | Weblog
ない
携帯がない

昨夜、大学の先輩の結婚パーティに出席して、その帰りだ。
会場は三条、カフェアンデパンダンだったので自転車で行ったのだが、薄着だったのもあって相当寒く帰る気力をなくし、同じ方面に帰る同級生とタクシーをひろうことにした。

自転車は駐輪所に預け、市役所の前から乗車。
白川北大路で彼は降り、私はそのまま家まで乗った。
あー タクシーはすばらしい と思いながら、道凍ってなくてよかったですねえ 
などと話しお礼を言って降り、いつものようにポケットから鍵を出しドアを開け、うめちゃんがお出迎え。
電気をつけてエアコン入れて何時だっけと携帯を見ようとコートのポケットを探った。 

あれ。
鞄か     
ーーーーーー

ねー

最後に携帯に触ったのはアンデパンダンを出て新郎新婦と写真を撮った時だ。
その後、寺町通から市役所裏の駐輪所に寄って、河原町通からタクシーに乗った。
その間に落としたとしたら音で気付くはずである。
考えられるのはタクシーの中だ。

家に電話を引いていないので一先ずダーリンの帰宅を待つ。
日付が変わった頃ダーリン帰宅。
携帯を呼んでもらったが、コールして留守電に切り替わった。

そして事もあろうに私は乗ったタクシー会社を覚えていなかったのだ。
MKやったかナ… といい加減なことを抜かしていると同乗した彼に連絡し、ヤサカだったと思う という返答を得てすぐさま問い合わせてくれた。

探してもらったがそのときすぐは発見されず、昼前にもいちど連絡しますということだった。 

そして昼。
ダーリンは10時頃に出て、私は休みだったのでゴミを出しここ最近の雪のおかげでたまった洗濯物を2サイクル回し雑巾をかけ掃除機をかけころころテープをかけ…
落ち着かない。見つかったかどうかもわからない。

自転車のカゴに入ってる気がして2時頃探しに行く。
小雨が傘をたたく音を積極的に楽しもうとする。

来たバスに乗る。
アイドリングストップバス。
乗客6人ほど。
エンジンが止まった瞬間しーんと空白のような時間ができてそれがなぜか心地よい。
いつの間にか寝てしまい気がつくと烏丸御池だった。慌てて降りる。

市役所まで歩く。雨は強くなって水たまりを避けながら競歩のような勢いで歩いた。
途中から御池の振るわない地下街を歩く。
新しいカレーのお店ができている。
高校生の頃何度か来たパスタ屋さん 大好きなモルトくるみパンのあるパン屋も今日は素通り。

でも雑貨屋にあった猫のキーカバーはちょっとかわいかった。

駐輪所にやってきた。かごを見たけど携帯はない。
訪ねてみたが落とし物も無い。
そして乗って帰ろうとしたが自転車の鍵もない。
何しに来たのか。

朦朧としつつまたバスに乗る。

バス停から家まで徒歩15分
帰り着くと靴下が冷たい。

ダーリンが帰っていた。
タクシー会社から見つからなかったという電話があったと聞く。
ヤサカ以外のタクシー会社にも問い合わせてくれたらしい。
さらに私が昨日いた辺りに出向いていた彼はアンデパンダンや交番で聞いてくれていた。
感動と申し訳なさ 己のモウロウさ加減が情けなし。
どういう態度を取っていいのかわからなくなる。

どうしようか。
仕事をするにも必須だし、それより携帯が無いという事がこんなに心許ないとは。

明日、夕方まで待って出なければ新規契約か うーん
うーん

石のこと

2008年02月25日 | Weblog
泥岩・砂岩・れき岩・花崗岩・チャート・雲母
これは私が小学校の理科で習って以来何故か記憶している石の名前である。

泥岩、砂岩は泥や砂が固まったもの。粒子が細かいものの方が硬い。チャートはつやつやで角のない薄茶色で花崗岩は、模様が入っている。
授業中に「これチャート?」とか言いながら皆で運動場の石を拾ったのをよく覚えている。
よほどたのしかったんだろう。
校庭の砂の中に細かいガラスのような透明の破片が混ざっていて、水晶 と思いそればかり集めた。
標本箱に収められた鉱物を見るのも好きだった。
ビーズやアクセサリー、近所で拾った金銀、スケルトンのビービー弾、プリズムの折り紙 雪の結晶型のキーホルダー きらきらした宝物はたくさんもっていた。
鉱物の静かな密度をもった陳列を見ながらこういうものは自分の宝物になるには重いようだと感じた。

その頃、家を増築した際、お風呂を新しくして湯舟がコーラルピンクの人工大理石のものになった。
お湯をはると、それまでのステンレスのキーンとした感じからお湯がとろんとしたように思われ、肌触りが良く、お気に入りだった。

中学に上がってから、希望参加の課外授業で、岐阜県に化石を掘りに行った。
恐竜の骨が出たところだそうで、ごろごろしている石を割るとシダ類の化石などはわりとすぐ見つかる。
発掘体験はそれなりに終わったが,帰りの駐車場の隅で不透明な水晶のような石を5つほど拾った。
整った平行四辺形で立派そうなので「こんなんあったー」と先生に見せにいくと、驚かれた。
それは方解石という鉱物で、駐車場に転がってるような石ではなかったらしい。
なぜそこにあったのかは謎のままである。

その後しばらく石とは縁がなく、次に石ブームがやって来たのは、大学生になってからだった。

micaという石があるのを知ったのだ。私と同じ名前の石。
調べてみるとそれは雲母のことだった。
雲母といえば、標本箱の端にあった石とは思われない姿をしたなんだかよくわからないぺらぺらのあれか 
と思いつつ、若干入り辛い天然石専門店に立ち寄ってみた。

一階は誕生石やパワーストーンのアクセサリーなど、どこか胡散臭い印象の拭えない品揃え。

ところが二階にあがるとそこはもう無骨な鉱物マニアの世界だった。
驚くほど極彩色のものから漆黒のもの、大小値段も様々に所狭しと石が並んでいた。

ぺらぺらのでなく結晶化した雲母も数種類あった。
その中で薄いメタリック菫色の石に惹かれた。
手のひらに収まるし値段も600円くらいと手頃だったので買うことにした。
それと真っ黒な黒曜石という磨製石器のように鋭いつやのある石。
これは送りたいと思う人がいたのでそれも。

石を買ったのはそれが最後で、私はやはりコレクターにはならなかった。

雲母を撮ってみたが反射してうまく行かなかったので、写真は私が拾った中でいちばん好きな縞の石。

pose

2008年02月23日 | Weblog
今日は固定9ポーズで、マネの「草上の昼食」の真似をしてみた。
あまりしたことのない感じだったので。

私はポーズを任せられるとき場合にもよるが、ポーズらしい安定感のあるポーズより、何かの途中でふと止まったような雰囲気の なんというか、隙のあるポーズをする。
あ、猫。という感じで何かに気付いた瞬間のような。

ダヴィンチの「白貂を抱く貴婦人の肖像」のチェチリアの表情がとても好き。
ポーズ中にドアが開いてそちらを見た瞬間が描かれているような、その手や顔の表情に惹き付けられる。
ポーランドの美術館に所蔵されているらしい。行ったのにポーランド…。

2001年京都市美術館に来てたと知る。
何してたんやろう私。 あーもう。
意地でも死ぬまでに一度は見たい。

今日の仕事は大阪なんばと京都の二件続き。
夕方、京阪で出町柳に戻ると冗談のように吹雪いていた。
こないだまでの小春日和はフェイントか。

ニックに寄って前々から買おうと思っていた「さすけ」をついに購入。
何かと言うと自転車に傘を装着できるあれです。
先の転倒から無茶すると怪我をすると細胞にばっちりインプットされたので事故を未然に防ぐべく。
しかし買ったはいいが取り付けるのに工具が必要で、今日の吹雪には役に立たず結局マチコ巻きで凌ぐ。

でもこれで梅雨も紫外線もかかってきやがれー
あとヒノキ花粉をどうにかするバリヤーなどあったらいいのだが。

巣帰り

2008年02月22日 | Weblog
母校の美術高校で仕事。
彫刻科での長期の仕事が春から始まる。今日はポーズ決定するためのクッロキーだった。

去年一度彫刻の仕事をしたが、日が経つごとに粘土の塊から大小様々なヒトのかたちが出現していくのはおもしろかった。
20体ほどあり、私といっても千差万別な様相。 
自分らしき立体の背中をよく眺めた。

今日は平成生まれの10代に囲まれ、私は小柄なので背格好もそうかわらないが皆随分若く感じる。
学生に混ざっても見た感じナチュラルには在れそうだが。

彫刻科の研究室には兎が一羽暮らしていた。

晩ご飯はサツマイモと玉ねぎの炊き込みご飯。
味付けは塩のみ。食べる時にごまと醤油を少し。
命名 淡路ごはん


穴あきの日

2008年02月21日 | Weblog
1時半からだと確認の電話までした仕事が1時からだと連絡が来て冷や汗。
電話を取ったとき既に会場近くに着いていてコンビニで時間待ちしていたので遅刻は5分ほどで済んだものの、時々こういうことが起こる。

初めて行く所なのでより緊張。
とにかく謝り、定刻より15分遅れで始め。
15分ならポーズとポーズの間の休憩時間を削って予定終了時刻に調整できる。

仕事に行く所によって雰囲気は違うが、大らかな人が多い。
中には絶対遅れたくない場所もあるが。

挽回すべく仕事し、終わってからお茶に誘っていただきほっとした。
年齢層は70代から20代の人まで幅広い。

映画の話題になる。
イングリット・バーグマンやヴィヴィアン・リーの名前が出てくる。
私はディートリッヒやガルボが好きだとか、話題は頭に浮かぶが言うタイミングを逃し続けた。
ひとりのおじさんに「もっと勉強せなあかんよー」といわれる。 
あはそうですねという顔をする。
おじさんの娘は某化粧品会社のメイク落としのCMに出演している人らしい。
 
花のことに話題が移ってからは展開させる努力をしました。


去年同じ時に買った2足の靴下が同時期に左踵から破れた。
穴があいたというより、そもそもそんな靴下であったかのように気付くと踵部分が無くなっていた。
歪んでるんだろうね体。

新しい3足1000円のチョイスを楽しんで帰る。

復活祭

2008年02月20日 | Weblog
今日は午前中、病院に行こうと決めていた。
先日の自転車転倒事故のあと特にどうもなさそうだったが、脳のことはわからないので念のため。

11時前、玄関を出ると日差しが春の気配。 ああ嬉しい。
最寄りの中規模病院を尋ねると、CTが無いと言って別の病院を紹介された。
自転車で5分ほど走ると脳外科のある病院についた。
待合室はぼんやり温い。お年寄りが4人ほど、人工透析の旦那さんと付き添う奥さん など。
誰も見てないテレビではブロッコリーとカリフラワーのおいしい食べ方をやっている。

初診表を書く。
症状の欄に「自転車で坂を下っていてスリップし転倒。頭部をコンクリートで打つ。外傷なし。」
文字にすると間抜けさ際立つ。
診察室に通され、くわしく状況説明をする。
頭を打って、数日後に突然亡くなるのはお年寄りに多いケースらしい。頭蓋骨の内側に血が溜まるとまずいことになる。
若い人は打って5~6時間後に症状が出ることが多いそうなので、4日ほど経った私はおそらく大丈夫だろうということだったが、念のためにCTを撮ることになった。

放射能のマークはいつ見ても禍々しい。
小学生の頃、原子力発電所の存在を知って、そんな危ないものがあることをものすごく恐れた。
原爆の恐ろしさを祖父の持っていた長崎の被爆直後の写真集や児童館の本棚にあった裸足のゲンから学んだせいだ。
社会の時間、地図帳の日本沿岸部に原発のあるところを隈無くチェックした。
京都にも舞鶴の方に美浜原発というのが一基ある。
さらにその上の方、福井沿岸にはやたらマークが多い。
寝る前に思い出しては心配になり、事故や北朝鮮からミサイルが飛んでこないことを祈った。
逃げようの無い、という事態が怖い。
今もテレビでニュース速報の音がすると一瞬 もしやと思ってしまう。

CTは初体験。
医者が別室に移動した以外は、ベッドに固定され何やら機械の音がしただけであった。

患者に事実を伝えることに苦悩するドラマで見るような医者の姿を想像してみたり。
しかし思ったより待たされて、しゃれにならんのでは と読んでいたクロワッサンの内容がどうでもよくなり始めた頃名前が呼ばれた。
我がガリバーの断面図。
これが私の脳ですか。 はじめまして。

若干の腫れがある以外は異常なし。心配ないということで、4300円の安心代を払って病院を出た。
ここ数日、安静気味にしていたので今日は外へでよう。

お祝いに欲しかった小さい魚柳梅を買う。花の色が好み。
そしてもうお昼過ぎ。
胃に何が食べたいか聞くと パン あん ベーグル と言うことでグランディールに行く。
この時間帯ベーグルが焼きたてなのだ。
真っ黒なチョコベーグル くるみメープル 栗  でも今日はプレーンだった。
あずきベーグル作ってくれたらいいのに。

天気がいいので久々に母校の山を登ってみる。なんだか工事をしててややこしいが。
大学で一番見晴らしの良い場所にある楽心荘にきた。
カフェや学食の人が多い場所を避けて昼休みなどはよく山の上や人のこない青窓館の屋上で過ごした。
少し風はあるが、陽にあたりながら京都は盆地だなと思いつつ素朴な小麦味のベーグルと安いコーヒー。

図書館によってレンブラントの画集を漁る。
「カーテンのある聖家族」という絵がおもしろかったのでコピーして帰る。

魚柳梅を植え、アロマオイルのオレンジとクローブでポマンダーのような香りのルームフレグランスが出来ないかと試してみた。ポマンダーとはオレンジにスパイスの丁字を刺してハリネズミ状にしたもので、中世ヨーロッパの厄除に使われていたものだ。 いけそうな気がする。
そうこうしてる内に晩ご飯を作る時間になり、今日はタイカレーと決めていたので早々に取りかかる。
エビ、ピーマン、玉ねぎ、しめじ、かぼちゃ。和合のカレーペーストを使ったがやはり辛い。かぼちゃで緩和しようという魂胆であったがそれでもまだ辛かった。カレーの辛さは苦手である。 冷ましてから食べる。
好きなものベスト5に入るココナツとかぼちゃの組み合わせはシアワセい。
まだ死ねるかい。

猫の嗅覚を借りてみたい

2008年02月18日 | Weblog
先日組み立てた香りを、やり直す。
先輩方に嗅いでもらって感想を聞くと、「トップノートの出方が不安定」といわれた。
原因はミドルノートに入れたリラの香りが強すぎた為らしい。

ミドルを調整し、ベースノートのウッディ、アニマルを入れてゆく。
スポイトで一滴ずつ そのたかが一滴でがらんと香りが変わってしまうこともある。
今日はベースノートを入れている途中でおかしなことになってしまった。
それまで立っていた香りがぺろーんと平らになり、どこかで嗅いだことあるそのにおいは木工用ボンドの甘い感じの部分に近い。

香りを作る上でいちばん大切なのはバランスをとること。
しかしそのバランスをとるというのがとても感覚的な作業で、やっていると良いんだか悪いんだか何なんだかわからなくなる。
鼻が疲れてきた頃に安易に入れた一滴でぶちこわしたりしてる気がする。

言われて初めてあーなるほどと思うことが多い。
未熟  未熟

料理のうまいひとは香りもうまいという。
味付けをする感覚は調香に近い。
私の習っている調香師の先生はレストランなどで食べた料理をほとんど再現できるらしい。
確かに料理はものすごく上手。
調香師にとっておいしいものを食べることは修行の内と心得よと教えられている。

はーい。


命辛々水仙郷

2008年02月16日 | Weblog
香りの学校から冬の遠足、淡路島の灘黒岩水仙郷に行った。
早朝集合場所へ自転車でむかう。
いてた坂を普段のスピードで下り大通りに出て左折した。

一瞬、何がおこったかわからなかったが視界が吹っ飛び頭に衝撃波。脳が揺れて砂嵐のテレビの気配がした。

タイヤが滑って倒れ、頭を打った。

やばい頭はやばいと焦りつつ、土曜の朝で少なかったが人目を気にして、何ごとも無かったようにまた走りだした。
しかし痛い。痛い。病院に行った方がいいんじゃないかと思いながら、待ち合わせ場所についてしまった。
もう大ごとにしたくないのと大丈夫な気もして、後頭部を触った。
あら?
なんかものすごく腫れている。新生児の頭の直径くらいのもりあがりがあり、熱い。

これは中で出血してると言うことかい
前にテレビで打ってすぐは平気だったのに突然帰らぬ人となった みたいなの見たことあるぞ

水仙畑で意識不明 そんな映像を思い浮かべた。
いや、でも寒さで止血されそうだし若いしほとんど車で移動だから と呪文を唱えて大丈夫だったことにした。
そういうことにしたい。

時間が経つにつれて腫れは引いたが、痛いのは増す。午前中、淡路までの道のりは風邪の引きはじめのような気怠さで、吐き気がしたらもうアウトだろうと思っていたがそれは免れた。
午後、わりと回復した気分になってきた。
目的地に着いてお弁当タイム。もってきた炊き込みごはんも食べられた。

そして水仙郷。
海岸沿いの斜面一面の水仙。強いにおいが充満している。
水仙はジャスミン系統の香りがし、白くて真ん中が口紅をひいたように赤いのがナルシス、黄水仙をジョンキル、白で真ん中が黄色いのを日本水仙と言う。中には八重咲きのものもあるが、どれも少し香りが違う。

もう10年近い生徒さんが水仙畑に一緒に咲いていた梅の蕾を食べてみろといった。
噛むと苦い。でもその後に桜餅のような香りが鼻から抜けていった。この桜餅のような香りはクマリンという成分で、パウダリーな香りを作りたい時に使う。私の好きな香りだ。桜の葉に多く含まれているそうだが、梅にも含まれている。
つまり、梅の香りを作りたいと思った時には使える。という良い勉強になりました。

2時間ほど水仙郷を歩き回り、ドライブウェイでお土産を物色しお茶をして帰路についた。

7時過ぎ京都に戻る。
頭にまだ不安をかかえ、24時間は用心した方がいいそうなので、明日はおとなしくしていようと思う。