晴天、夏が戻ってきたような暑さ。
大阪で下宿している体大生の妹が遊びに来た。
昼に出町柳で待ち合わせて、つけ麺屋に連れていく。
事ある毎に人にススメている百万遍の「ろおじ」。
今日は、祖父母と同居していた、今は父がひとりで暮らす実家に住む前の家、社宅の辺りに行ってみようということになった。
新婚の父と母が暮らし、私が生まれ、妹二人も生まれ、私が7歳になるまで住んでいたマンションで今日一緒に来た末の妹は2歳くらいで引っ越したからそこで生活した記憶がほとんどない。
だったら一度行ってみようと話して決めた。
紫竹へバスで移動。
最寄り駅で降りてしばらく話しながら歩く。社宅の前まで来ても妹はそのまましゃべり続けて通り過ぎたので、ほんとに覚えてないんだなぁと思う。
私も久しぶりに訪れた。
3階建ての中に6室、それが4棟くらい建っている。
白い壁はひび割れ黒ずんで建物自体の老朽化と少子化もあるのか空き室が目立ち、閑散としている。
私が居た頃はほとんど満室で同じ年頃の子供がたくさんいたので敷地内にある砂場で毎日のように遊んだが今はそういう雰囲気はなく、砂場は中途半端な花壇と化していた。
子供の私にとっては広いと感じられた通路もピロティも今は二分の一縮小版に感じられる。
私たちが住んでいた部屋には別の家族が暮らしていた。
当時と変わらない二階の左側、黄色いドア。
前まで行くとドアの隙間から若い家族の生活のにおいがした。
しばらく歩いて通った幼稚園とその横の神社に参る。
さらにそこから15分ほど歩くと実家に着く。
3時頃。父は不在。
仏壇の祖父母に手を合わせ、しばらく休憩。横になると歩き疲れていたのかふたりで眠った。
玄関の開く音がしてびくっと目覚めると1時間ほど経っていた。
父帰宅。
打ちっぱなしに行っていた。
晩ご飯を皆で食べようということになる。
父はカレーが好きなのでカレーにしようと思ったが昼にドライカレーを食べたらしい。
じゃあ何にするかと3人で考えていたら父が「すき焼きしよか」と言った。
「ええ肉買って来て」と一万円の軍資金を得て、妹と近所のスーパーに買い物に行く。
ねぎ、玉ねぎ、えのき、しらたき、焼き豆腐、高いけど春菊、麩、卵、肉屋で100グラム700円の黒毛和牛、香水梨、グレープフルーツ、野菜ジュース。
父は夜勤で7時半に家を出る。晩ご飯のあと少し仮眠してから出勤するので、ご飯の時間は早めの5時過ぎ。
米も炊いて、下ごしらえをする。
すき焼きはええ肉のおかげでかなりおいしかった。
「久しぶりに「ごはん」食べたー」と父。
うれしそう。無邪気だ。
ふだんコンビニ弁当か外食だろうから。
父と母別居5年目。父は45歳で生まれて初めての一人暮らし5年目。
馬鹿だがどうも憎めない父。
食後一時間ほど寝て、父は会社へ行った。
片付けものを済ませ妹と我が家に帰る。
今夜は我が家に泊まる。
二人でパピコを食べながら夜の帰り道を歩く。
友達でもない恋人でもない兄弟というのがいてよかったなあと思い、歩く。
そういう心境に半分こしたパピコはなんかよく合っておいしい。
大阪で下宿している体大生の妹が遊びに来た。
昼に出町柳で待ち合わせて、つけ麺屋に連れていく。
事ある毎に人にススメている百万遍の「ろおじ」。
今日は、祖父母と同居していた、今は父がひとりで暮らす実家に住む前の家、社宅の辺りに行ってみようということになった。
新婚の父と母が暮らし、私が生まれ、妹二人も生まれ、私が7歳になるまで住んでいたマンションで今日一緒に来た末の妹は2歳くらいで引っ越したからそこで生活した記憶がほとんどない。
だったら一度行ってみようと話して決めた。
紫竹へバスで移動。
最寄り駅で降りてしばらく話しながら歩く。社宅の前まで来ても妹はそのまましゃべり続けて通り過ぎたので、ほんとに覚えてないんだなぁと思う。
私も久しぶりに訪れた。
3階建ての中に6室、それが4棟くらい建っている。
白い壁はひび割れ黒ずんで建物自体の老朽化と少子化もあるのか空き室が目立ち、閑散としている。
私が居た頃はほとんど満室で同じ年頃の子供がたくさんいたので敷地内にある砂場で毎日のように遊んだが今はそういう雰囲気はなく、砂場は中途半端な花壇と化していた。
子供の私にとっては広いと感じられた通路もピロティも今は二分の一縮小版に感じられる。
私たちが住んでいた部屋には別の家族が暮らしていた。
当時と変わらない二階の左側、黄色いドア。
前まで行くとドアの隙間から若い家族の生活のにおいがした。
しばらく歩いて通った幼稚園とその横の神社に参る。
さらにそこから15分ほど歩くと実家に着く。
3時頃。父は不在。
仏壇の祖父母に手を合わせ、しばらく休憩。横になると歩き疲れていたのかふたりで眠った。
玄関の開く音がしてびくっと目覚めると1時間ほど経っていた。
父帰宅。
打ちっぱなしに行っていた。
晩ご飯を皆で食べようということになる。
父はカレーが好きなのでカレーにしようと思ったが昼にドライカレーを食べたらしい。
じゃあ何にするかと3人で考えていたら父が「すき焼きしよか」と言った。
「ええ肉買って来て」と一万円の軍資金を得て、妹と近所のスーパーに買い物に行く。
ねぎ、玉ねぎ、えのき、しらたき、焼き豆腐、高いけど春菊、麩、卵、肉屋で100グラム700円の黒毛和牛、香水梨、グレープフルーツ、野菜ジュース。
父は夜勤で7時半に家を出る。晩ご飯のあと少し仮眠してから出勤するので、ご飯の時間は早めの5時過ぎ。
米も炊いて、下ごしらえをする。
すき焼きはええ肉のおかげでかなりおいしかった。
「久しぶりに「ごはん」食べたー」と父。
うれしそう。無邪気だ。
ふだんコンビニ弁当か外食だろうから。
父と母別居5年目。父は45歳で生まれて初めての一人暮らし5年目。
馬鹿だがどうも憎めない父。
食後一時間ほど寝て、父は会社へ行った。
片付けものを済ませ妹と我が家に帰る。
今夜は我が家に泊まる。
二人でパピコを食べながら夜の帰り道を歩く。
友達でもない恋人でもない兄弟というのがいてよかったなあと思い、歩く。
そういう心境に半分こしたパピコはなんかよく合っておいしい。