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流出雑記 

2014/5/19

2014年05月19日 | Weblog

 晴れ。

自転車で買って来た卵が10個全部割ひび割れていて、なんのプランもなく全部ボウルに割り入れ10個の黄身を眺めながら落胆する夢。

午前中母校で頭像の仕事。夫のお昼に焼きそばを2玉分作っておく。冷めてしまうので電子レンジで温めなおしてもらわないといけない。焼きそば、お好み焼き、たこ焼きは特に、自分が食べるときには作ってすぐのものを食べたいと思うので、なるべくそのように出したい。夫に温めなおさないといけないけどいいかどうか聞いたら別にいいよという返事だった。

冷めた焼きそばの記憶。今はもう無いが十数年前、八瀬に八瀬遊園という遊園地があった。夏はプールもあった。中学生の頃、おそらく2年生の夏、今残っている記憶のなかでは当時一番苦手だった女の子と、どういういきさつだったのか誘われて、彼女の母親の車で送り迎えしてもらい、そこのプールに行った。覚えているのは山手なので真夏でも肌寒く感じたことと、売店でパックの焼きそばを買って食べたこと。焼きそばは冷めきっていて麺がゴムのようだった。

 

表に出ようとしたら小梅が出たいという。玄関先まえではリードをつけて出られるようになっている。外に出ると日差しで温まったコンクリートの上でころころしている。ディオレサンス2輪切る。もう香りもだいぶ飛んでいる。形は咲き始めて開ききるまでがいちばんきれいだけど、色は開いたあとのシルバーがかったモーブがいい。

自転車で仕事場の学校へ。朝なので缶コーヒーはモーニングショット。

ちょっと早くついてしまったので、校舎の裏のミント群生地に行って、カバンのなかに入っていた買い物袋に両手いっぱい分くらい摘んで入れた。品種はわからないのでドウダミントと呼んでいる。メントールが強く葉には綿毛が生えている。ペパーミントとアップルミント系の何かの混合種かも知れない。これでハーブコーディアルを作る。

仕事を終えて帰る道、疎水沿いにスペアミントがたくさん植わっているのを見つけた。ミント類を見つける事は最近特技に加えてもいい気がする。

ハーブコーディアルは名前から受ける感じよりも簡単に作れる。要は希釈用の濃いハーブティである。フレッシュハーブ25g、砂糖50g、水130cc、クエン酸大さじ半分を基本として、今日摘んで来たのは27gあった。湯を沸かして洗ったミントを一度湯通しする。それから130ccを沸騰させ、ミントを入れて2分程弱火にかけたのち8分蒸らす。葉っぱを取り出して砂糖を入れて溶けるまで少し火にかけ、溶けたらクエン酸を加えるだけ。ソーダで割りたい。暑くなってくると飲み物の素をいろいろ仕込みたくなる。果実を使うものだと漬けて置くのに時間がかかるが、ハーブコーディアルは即飲める。即飲めるものがあって、熟成を待つものがあって、そうこうしている間に梅雨が来るのだろう。梅が出たら梅シロップ。


2014/5/18

2014年05月19日 | Weblog

晴れ。
上唇右端に潜在しているヘルペスが、2日前の夢で鏡を見たときに出ていた。今朝正夢となっていた。
今日は激流に流されながら沖縄のような南国の自然と人が住むところが7:3くらいの割合の村にたどり着くという夢をみた。樹木はだいたい大木で、バナナのような葉が大きい植物の森がある。一緒に流されてきた数人のうちのダンサーの人が、実際はほとんど話したこともない人だが、私ここ知ってる、精神病院の療養施設がここにあって2年前にここにいた、と言っていた。

森山開次の公演のチケットが手元にある。これは私が取ったのではなく、見に行くつもりでチケットを取った友人が、どうしても都合がつかなくなったと譲ってくれた。森山開次のダンスを見たことがないのでこれが最初になる。

朝、夫を見送りお昼のサンドイッチを作り置きする。
ハム、チーズ、スライスオニオン、マヨネーズとハム、チーズ、スクランブルエッグ、ケチャップ。
散りはじめたモッコウバラに絡んでいる羽衣ジャスミンが漂う。
お隣さんが障子を貼り替えるのに、障子紙を剥がした桟を表で拭いている。
ばらよう咲きましたな、これええにおいしますな。このセリみたいなんはセリとは違うんですか、とパクチーを指して聞かれた。お隣さんはたぶんタイ料理を食べた事がないだろうと思う。
お隣さんは植物を剪定しようとすると、それはまだ生きてますえとやんわり阻止する。今日も脇から生えてきた山紫陽花を剪定しようとしたら止められた。日を改める。
ばらも開いたらあまり長く咲かせておかずに切りたい。べらんと咲ききったまま放っておくととばらが疲労する。切りどきがあり、ばらは植えっぱなしにしておいても育たない。薬も剪定もいる。

西宮へ向かう。地下鉄から乗り換えの四条で金券ショップに寄り、阪急の土日割引きキップを買う。

十三で乗り換えて西宮北口、劇場は駅からすぐの神戸県立芸術文化センター中ホール。
4人の音楽家とダンスのコンサート。舞台にはピアノが1台、譜面台が2台。シャンデリアがひとつさがっている、うっすらスモークが焚かれている。4人の音楽家のうちふたりは兄弟で1台のピアノをふたりで弾く。空間と衣装の雰囲気で見る森山開次は、ある由緒ある貴族の家に生まれたけれど、社交の場を嫌い、城の中からほとんど出ることのない日々を過ごす御曹司が、さまざまな行き場のないエネルギーによって髪を振り乱して部屋で踊るという感じだった。

音楽家が足踏みをしながら演奏し、客席に微笑みを投げかけると自動的に手拍子が起こる。アンコールも数曲、フルコースの料理を食べてデザートも食べてコーヒーも飲んだのに、さらにチーズと果物の盛り合わせを出されてもう何も食べられないというくらいに観客を満たしにかかってくる。目の前で起こっていることへ何かの積極性がなくてもひたすらに手渡される感じ。このただただ超人的パフォーマンスからもたらされるものを受け取る鑑賞、きっと休日、決して安くはないチケットを買って文化的な贅沢をしに足を運んだ人々に、とことんそれを味あわせるという、これはつまりエンターテイメントだ と思った。おそらく一般的な人よりも劇場に足を運んだ回数、観劇回数は多いが、そうだった娯楽、観劇にはそういうものがあるんだよなとわざわざそう思うような思考回路だということを、スタンディングオベーションのなか自覚したのだった。