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流出雑記 

waltwo

2012年08月29日 | Weblog

今年の春、四月から二体、稽古場を共にしておりました。
体を持ち寄り、どうしたものかと取りあえず筋を伸ばしたり、見た映画、食べたパン談議など一通りして、そういえば何故、どのようにして体は踊りはじめるのか、その動力はどこからどうやって湧いてくるのかとはたと思ったのでした。
まず型のないところから踊りに触れた共通項をもつ二体、それ検証すべくまず立ち上がる動力が発生するのを待つところからはじめました。一時間以上かけて立つところから踊りの始まりの衝動を、そのしっぽを掴むべく、自己観察と言ったことを春は繰り返しておりました。

一見するとごろ寝の二体、ずっと転がっている。クリエイション、リハーサルなんてカタカナのいまいち似合わぬ稽古場でありました。

どちらもが体の中にもっているまだ形を与えることの出来ないもの、それを引きずり出す言葉を重ねぶつけ、その反響を聴き、跳ね返りのなかで具現化する方法は生まれていきました。

そのようにして輪郭は徐々にその顔だちをあらわにし、踊る waltz、二体 two=waltwo と なりました。

今週末、野渕杏子と増田美佳、アトリエ劇研で踊ります。
どうぞお越しください。

【C.T.Tvol.98】

2012年9月1日(土)19:00/2日(日)14:00

アトリエ劇研にて

◎DJ小窓『横断の調べ #1』[音響上演]
◎野渕杏子+増田美佳『waltwo』[ダンス]
◎村川拓也『印象の人』[演劇]

http://gekken.net/atelier/pg628.html#/detail/eid=1071041


2012/8/21

2012年08月21日 | Weblog

昨夜稽古から戻ると、用意しておいた晩ご飯食べないまま夫冷やした寝室で深海魚のように横たわっていた。遅くまで仕事し朝働きに出て炎天下バイクで走りまわってるのだから無理はない。日中焼かれた体を水の底に沈んで冷やしている。
猫たちがあとをついてくるので、ひょっとしてごはんまだ?と聞くとにゃあと言う。深海魚に猫に晩ご飯をあげたか聞くと、まだだった。
2匹がつがつ食べる。
なんだかヨーグルトにブルーベリージャムを入れたのが食べたくなって、それを食べる。
冷蔵庫になぜかモロゾフのプリンあり。
茄子、黄色とオレンジのパプリカ、玉ねぎ、トマトでラタトゥイユを作る。
野菜の量はいつも適当。今日はトマトが少なかったので水分が少ない。塩だけの味つけで煮詰まったとろとろの野菜。驚くほど甘い。これを冷やして朝食べる。

風呂から上がって稽古のビデオをチェックする。あと本番までに約10回通せる。

朝、深海魚は先に起きて夫となってパソコンに向かっていた。
昨夜メシ抜きの人に実家でもらったかたまりのハムを厚切りにして焼き、卵焼き、おにぎり、ラタトゥイユを重箱に詰め仕事部屋に運ぶ。

午後、年金事務所に用事で北大路へ。
あんまり暑かったら地下鉄にしようと思っていたけれど、少し雲が出てきて案外走れそうだったので、北大路通りを西に向かってひた走る。途中、雨粒を手の甲に感じる。空は明るいのに。下鴨を過ぎたあたりで狐の嫁入り。号泣だった。明るい雨を受けるビニール傘の下、北大路橋を渡り、アーケードに入ると小雨になった。
年金事務所で手続きを終え、久々にビブレを覗く。4階のペットショップにはチワワやトイプードルがガラス越しに並ぶ。皆20万円くらいの値がついているが、そんなことつゆ知らず戯れたり寝たりしている。皆ぬいぐるみのようにふかふかしている。猫はスコティッシュと、アメリカンショートヘアがいた。12万円くらい。
キャットフードを今朝切らした。歯垢除去のできるロイヤルカナンのオーラルケアというのにしてみた。猫の歯周病は命取りになるから怖いのだ。

帰ろと思った頃再度雨。さっきのは序の口だった。どうにも外に出られない降りで、仕方ないのでお茶でもしようと、1階のフレッシュネスバーガーに行く。
ジンジャーミルクティを頼んだら大きなマグカップになみなみ注がれて出てきた。ゆっくり飲みながら雨上がりを待つ。

飲み終えると雨も上がっていた。
帰宅し、さっき買ったロイヤルカナンのフードを開けたら粒がいつものキャットフードの2倍くらいある大粒で、大丈夫かなと思いながらあげてみたが、2匹とも黙々と噛み砕いていた。


2012/8/15~17

2012年08月20日 | Weblog

福井に帰郷。
夕方福井に着く。
来月福井駅の新幹線高架下で『天使論』踊る。そのスペースを覗いてから迎えに来てくれた父の車で家へ。

家に着いて父と母は買い物に出る。
夫とその兄弟、私は居間にいて、それぞれ漫画を読んでいたりテレビを見たりしている。京都駅の本屋で買った伊丹十三の『女たちよ!』を読む。伊丹十三は映画監督としてしか知らなかったが、エッセイの名手であり、多彩な人だと最近知った。

別れた妻
そうして
まだ見ぬ妻たちへ

という冒頭。

夫はその本屋で柳田国男の『遠野物語』を買おうとした。あるかなと言いながら本棚から見つけ出したのは良いが装丁がよくなかった。確かに絵がうるさいし、この表紙を見ていると読む気が失せるけれど、欲しいのは書いてある中身なんだから外側は捨てればいいと言っても、購買意欲をそがれた夫は本を棚に戻した。

 

本との出会いに装丁のイメージが強く関わることをもう少し配慮願いたい。

 

父と母買い物から戻り、夕飯の準備はじめる。一階の台所から三階の居間へ食器や切った材料を何往復かして運び、お膳を整える。久々のすき焼きだった。焼き肉かすき焼きかと言われれば私はすき焼きだと、今日確信する。ネギは寝かさず立てると出汁を吸い上げるそうで、ほんとうにストローのように吸い上がっていた。魯山人の方法らしい。

他には昨日の兄の釣果、鯵南蛮やカサゴの唐揚げ、酢でしめた黒鯛を乗せたちらし寿司など。料理したのは母。とにかくごちそうだった。

15日、終戦記念日が夫の誕生日。贅沢なお腹が落ち着いた頃ケーキでお祝いした。

翌日、午後から海へ。

車で30分ほど走ると鷹巣という海水浴場に着いた。海水浴場なんて小学生振りだった。砂浜に並ぶ浜茶屋。かき氷なんかをこういうところで食べた。子供の頃は毎年丹後半島の海水浴場に来ていた。年に一度の海、車から水平線を確認するとうみーうみーと大騒ぎだった。

掘建て小屋みたいな更衣室で5年前に買った水着に着替えtシャツを着て、あまり意味がなかも知れないが日焼け止めを塗る。

初めて泳ぐ福井の海。丹後の海は遠浅で砂は白く細かかったが、ここに砂は黒っぽくて粒が大きい。あと岩場がある。

やや緊張しながら波打ち際に立ち、腰まで浸かるのに時間がかかった。全身を浸してしまうまでは、海のなかにいる自分の異物感が皮膚にはね返ってくる感じで、海水との温度差の狭間、徐々に海水に慣れ沖の方へ歩いていくと、思ったよりはやく足が着かなくなった。深い、という恐怖。また足が着くところまで戻って平泳ぎはどうやってするものだったかとしばらく手足を動かして泳ぐことを思い出す。手で水をかき分ける、足の裏で水を押す。なんとなく感が戻って来たころ、沖に見えるテトラポットまで行ってみようと夫。何メートルくらいあるのか、随分遠く見える。でも泳ぐの止めたら沈む訳だからどうにか泳げるのじゃないかと挑戦してみた。波に逆らって泳ぐので進むのは遅い。どんどん深くなってくるのをひんやりしてくる水温の変化で知らされる。なんて量の水だろうと思いながらテトラポットの方へ必死で泳いでたどり着いた。夫はテトラポットの先端から飛び込んだりする。帰りはずっと楽だった。

水中メガネが売ってないかと夫は浜茶屋で聞いたら売ってはないがよかったらと貸してくれた。

小さい頃せっかく海に来ているのに大人はあまり海に入らず、水中にいるフグの赤ちゃんや、アサリを採ったりしないで楽しいのだろうかと思っていた。自分も大きくなったらそうなるのかと思っていたが、29歳になっても水中メガネを着用し思いっきり泳ぐ大人になっていると当時の私に報告する。

水中を見れる方が断然たのしい。波模様の砂、水の中の音、黒い食べられそうな魚も平然と泳いでいった。

背泳ぎして空を見ながら浮いているのが良かったが自分がどこに向かっているのか分からなくなる。

年に一度海で泳げたらいい。でもいつかそれも叶わなくなるかもなと、どうしてもそういうことが過るこのご時世。

3日間帰省し、少し料理もさせてもらい、家族に振舞えたことがうれしかった。あと母においしい太巻きの作り方を伝授してもらう。楽しかった。お盆の帰省はまるで子供の夏休みのようで、もう子供がいてもおかしくない年齢にさしかかって、自分の時間をすべて自分のために使い尽くしていることに罪悪感らしきものが伴っていることを自覚し、このしこりの持って行きようが今後の自分のあり方に関わるなと、そのことと共にあったお盆休みであった。

 

 

 

 

 

 

 


2012/8/14

2012年08月15日 | Weblog

午前中に豪雨はやみ、燃えるゴミも無事回収された。

昨夜の雨で実家のある宇治のあたりが浸水しているとニュースで知る。滅多に止まることのない京阪が運転見合わせ、JRの宇治線も。実家自体は高い所にあり、3階なので被害はない。

夕方車で迎えにいくと母よりメール。今日宇治に猫たちを預け、明日福井に帰る。

冷蔵庫の中一掃お昼ごはん。夫ラーメンに焼豚たくさんと煮卵。私残っていたキャベツのカレーコールスロー、煮卵をパンに乗せて食べる。食べきれなかったキュウリは味噌漬け、サラダほうれんそうは生食用なのに申し訳ないが茹でて冷凍。

4時に来る予定だった母3時に来る。慌てて荷物をまとめ、2匹猫バックに入れ、猫砂トイレごと、かりかり、自分の着替えなど車に積み込み、植木の水やりをお隣に頼んで宇治へ。車で移動がはじめての小麦は若干パニックになっていて過呼吸なんじゃないかというほど荒い呼吸でずっと鳴き、バックから出ようとする。本人にしてみれば何が起こっているのかわけがわからないので、命の危機ともとれるのだろう、というくらいの慌て方だった。小一時間ほどで無事到着。部屋に放すと、暗い場所が好きな小麦は風呂場に落ち着いた。勝手知ったる小梅はいくつかの定位置を渡り歩き好物をもらっている。興奮冷めやらぬ小麦はまだものを食べるどころじゃない様子。

夕飯は冷蔵庫にあるもの、作ってあったケチャップ煮、五目御飯、かぼちゃの煮つけはつぶして片栗粉を混ぜ、バター醤油で焼き、かぼちゃ餅、トマトときゅうりと玉ねぎスライスを和風ドレッシングで合えて1分くらいレンジにかけて冷ます。そうすると味が馴染み玉ねぎの辛みも抜ける。

食後、先週出産した幼馴染みに会いにいった。母と手土産の菓子を買いに車でJR宇治駅方面へ向かったら、道路脇に茶色い土砂が積んであったり、まだ砂が残っていたり、水に浸かったあとを見る。

幼馴染みは男の子を産んだ。自分の妹達以外の生後一週間ほどの新生児を真近でみるのははじめてだった。なんて柔らかな体か。どういうジェスチャーともとれない奇妙な動きを突発的に繰り出す。ジェスチャーというより、動機の不明な反射、反応という感じの。でもこっちを見ている。寝不足ながら母となった幼馴染みはとりあえず元気で、細い体には重たすぎるほど張った乳を息子に与え、父は授乳の時間をはかる役。片方10分と決まっているらしい。父もまだ抱くのが怖いと言っていた。確かに、あまりの柔さに抱くのが怖くて私は触るだけだった。3時間おき、1回の授乳に1時間ほどかかってしまうそうで、寝る間がない、というのは聞いてはいたが、体が裂ける痛みやまともに眠れず付きっきりで子供を育てることを引き受けたすべての母たちの偉業に改めておどろきを感じる。実際産んだ幼馴染みもこの大きさがこないだまでお腹に入っていたことが不思議だといっていた。

彼女と私がはじめて会ったのはそれぞれの母に抱かれた状態だった。もちろん覚えていない。でも人生でいちばん最初にできた友達である。たまたま同じ名前で誕生日が1日違い。転校するまでは常に一緒にいた。背格好も似ていたのでふたごと言われ、彼女の存在が特別すぎて他に友達を作ることがなかなかできなかった。

人が人を産むということがほんとうに素朴に不思議だと思った夜だった。


2012/8/13

2012年08月14日 | Weblog

朝からバケツひっくり返し豪雨。

14日の夜は実家に梅と麦を預けて15日福井に帰る帰省予定だが、夫仕事の都合では帰れないかも知れないらしい。

いつ帰れる帰れないが確定するのかわからないが家を空ける準備をしておかないといけない。と言っても4日ほどだが、冷蔵庫の残り物とか燃えるゴミとか洗濯の都合がある。植物の水やりも隣にお願いしないといけない。とりあえず残っていたキャベツ4分の1玉を使いたかったのでお昼はお好み焼き大。

掃除。うちに仏壇はないのでご先祖はこの家に帰ってきてないだろうけど、どこからか見にきてられるかも知れず、よくやっていると感心していただこうと普段やらないところも雑巾掛けしてみた。貯めておく必要ないのに使うかなと思ってとっておいてしまう保冷バックが棚の裏から大量に出て来たりする。

髪を切りたくなった。固定ポーズの仕事で8月末まではバッサリ切ることができないが、髪型を変えたくなると変えるまで落ち着かなくなる。そういう日に限って月曜だったりする。月曜も空いている美容室を探し夕方予約した。

大型店舗の美容室は人が行ったり来たり。シャンプー台に案内され、始めは丁寧なシャンプーだと思っていたが、一体いつまで髪を洗うつもりだろうというくらい延々髪を洗われ、頭を反らしているのがしんどくなってきても、なにか頭皮マッサージのようなことまでしてくれる。平日限定ヘッドスパサービスだったらしい。

新人さんがシャンプーやブローや掃き掃除をし、先輩美容師はカットが終わればパーマのかけている別の客のところに行き、誰か帰ればすぐに次の客のカットを始める。その忙しさを鏡越しに見る。シャンプーをしてくれた若い女の美容師さんは、いちいちの動作がゆったりしていて、悪く言えば鈍いので先輩美容師が小言を言いたくなる対象だろうけどがんばれと思いながらブローされていた。

カットしてくれたのは男性。あまり現状から変えないでカットするとこんなもんだよな、というくらいの変化だが、毛先がかなり軽くなった。

 

帰宅して晩ご飯。

出汁で煮ておいた大根を焼いて醤油とみりんを絡める大根ステーキ。

ゴーヤは苦い。苦いのを少し軽減したいのでいつも切ってから塩で揉みさっと下湯でする。そのゴーヤと昨日のお昼に焼いて残った卵焼きを刻み、玉ねぎ、豆腐、豚肉を味噌で炒めたゴーヤちゃんぷる。

夜、用事で妹夫婦が来た。来月結婚式をする。ふたりが帰ったあと眠気。12時前にベッドに倒れ3時半に目が覚めた。

豪雨が降ったり止んだり。

今5時41分で大雨。どうしても燃えるゴミを出したい。今寝ると収集車過ぎ去りし後に黄色いゴミ袋を持って立ちすくむことになるので、もう少し小雨になるまで寝られない。

 

 

 


2012/8/5

2012年08月08日 | Weblog

朝、コーヒー畳にまく。ただのコーヒーじゃない。コーヒーゼリーにしようとして練乳やミルクやゼラチンの溶け混んだコーヒー2杯分ほぼ全量を畳に。履いていたズボン、そのなかの脚、近くにあった小麦の水とご飯のボウルにも被害及ぶ。雑巾で2度3度拭き、アルコールで拭く。徒労。畳のささくれからある程度中に染み込んだミルクや砂糖のことをできるだけ早く忘れたい。
ものに触っている手に無意識だからこういうことが起こるんだオロカ者と戒めるとき、昔通っていた舞踏の稽古場のことを思い出す。踊っていると舞踏家がふと横に来て、漂っている手に軽く触れ静かな声でこう言った。上げた手には責任をもって。

昨夜作ったラタトゥイユは冷蔵庫で冷やしておいた。
茄子だけ先に多めのオリーブ油で炒めて取りだして最後煮るときに合わせたら色良く煮崩れず仕上がるはずだと今朝気付いた。

昨夜オリンピック陸上短距離を見れずに寝てしまった。ボルトが金を取った。
ハンマー投げの室伏選手は前回のオリンピックが終わった日から昨日の試合の日に合わせて4年間、1日単位でコンディションを整えてベストな状態で試合に挑めるよう調整してきたという。

午後、洗濯物を干したあと、微妙な雨が降る。すぐに止む。

明日のパン焼く。夕方から稽古なので夕飯を作っておく。チキンとジャガイモのカレー。

同じ名前で同い年、誕生日が一日違いの幼馴染みがこの日男の子を産んだ。写真付きのメールをその翌々日に受け取る。その日に妊娠6ヶ月の高校からの友人に会った。待ち合わせていた文化博物館のミュージアムショップで胡粉ネイルという粋なものを見つけてしまった。日本画の顔料がマニキュアになっていて、藍とか紫苑とか京紅といった伝統色が並んでいる。彼女は高校のとき日本画科だった。彼女が卒業制作でモデルにして描いた女の子もつい最近二人目の子供を産んだときく。

爪のおしゃれにマメな方ではない。指先は炊事ですぐだめになる(と思っている)し、足は素足で踊ると爪先を摩るのでなくなる。でもこのマニキュアのコンセプトには惹かれ、金雲母という細かい金のを1本買った。雲母はmicaだからという理由。彼女も桜貝のような淡い色のを買った。

行こうとした甘味処は平日なのに6組待ちで、次の候補のカフェはなくなっていた。3件目に落ち着く。

今まで話しを聞いた妊婦のなかには脂っこいものが一切だめでにゅうめんが食べたくなるという人や、一時ベジタリアンだった時期もあるような、どちらかといえば淡白なものを好んでいた人が豚骨ラーメンなんかを食べたくなったという場合や、メロンしか食べたくなかった人など妊婦の欲求には個々に変化があるようなのでおもしろいから質問する。彼女はマクドのポテトらしい。

大学では写真をやっていた彼女の最近撮った写真を見せてもらった。今はデジカメだが、これからは今までより荷物が増える彼女にはきっとちょうどいい大きさの相棒だった。彼女のフィルターを通して体験される妊娠、出産の記録はおもしろいはずなのでまた会ったときに写真をみせてほしいと思った。

夕方別れて帰宅。夜はなんだかファミレスに行ってみようという話しになり、それは突き詰めるとハンバーグが食べたいということだとわかり、一乗寺にあるハンバーグ屋に行ってみた。出来て1年くらいの新しい店で外から見るに繁盛しているのかどうかわからない。ただラーメンの値段が基準に思われる一乗寺界隈の飲食店の値段設定から思えば少し高い。

何種類かあるハンバーグのなかからおすすめだと聞いたジューシーハンバーグというのにした。つなぎの入っていない肉肉しいハンバーグだった。おいしいけど、パン粉とか玉ねぎの入ってる方が好みなんだとわかった。

それで翌日そういうハンバーグが食べたくなり作った。合い挽き、玉ねぎは炒めない。母がそうだった。パン粉と豆乳、塩こしょう、隠し味に味噌。おろし玉ねぎの和風ソースだから味噌が合う。店で食べると1個800円だが家で作ると4個350円。夫3個食べた。


2012/8/5

2012年08月05日 | Weblog

連日快晴夏日。

小麦は最近朝起こしに来る。布団の上で起き上がるまで待っている。小梅はベッドの傍でそれを見ていて、小麦、しっぽの端をベッドから垂らして小梅をじゃらしている。

ディオレサンス、また開花。初夏の花は一輪ずつしか咲かなかったが、今回房咲きになっている。この暑いなか花を咲かすのはさぞエネルギーのいる、というのがなんとなく伝わってくる。液肥で応援。抗体が出来てきたのか黒星病の薬があまり効かない。2種類を交互に使っていても。日照りが続くが夕立がないので露地の植物は厳しそう。そろそろ一雨こないだろうか。

午後から大阪で仕事。
ぼーっとしながら電車に乗っていると、ラタテュイユを作りたくなった。トマト、茄子、玉ねぎ、パプリカ、ズッキーニ。ズッキーニって買ったことない。

一件終えて夕方もう一件。夕方浴衣の人が増えて来る。淀川の花火大会らしい。前を歩いている外国人女性の浴衣の背中がしわしわで、背中心をまっすぐ引っ張ってあげたいがやはり声をかけられない。
二件目の仕事場の近くで再稼働反対デモ集会をやっていた。ラップ調の歌があたりに大音量で響いている。少し早く着いたので、どんななのか、ひとの集まっているなかに入ってみた。リズムに乗っている人、お祭りにきたみたいな子供たち、ナチュラル志向なんだろうと思われる雰囲気の人が多い。仕事場はそこからすぐ傍のビルの4階だったので再稼働反対!再稼働反対のコールを聞きながらのポーズとなる。その他小さな世界やミッキーのテーマソングもなぜか流れていた。ある時間を境に歌やコールはぴたっと止み、それからしばらくして地鳴りのような爆発音が響いてきた。花火がはじまったのだ。会場の窓からは手前のビルで少し欠けるがそれでも花火がよく見えた。全部のポーズが終わった頃ちょうどフィナーレで、これでもかと連発される花火職人の心意気を堪能。昼かと思う程空が閃光で埋め尽くされる。花火はやはり音がいい。

帰りの電車は混むに決まっている。阪急より京阪の方がましなんじゃないかという気がして、淀屋橋から京阪に乗ったら座れた。

帰宅。夫、友人宅からもらって来たフランスのテリーヌの缶詰をパンにのせて食べている。レバーの風味がしたので私は少量の味見だけ。缶がとても素敵だった。

風呂に入ってからオリンピックのバドミントン女子決勝を見る。中国対日本。1セット目は取られたが、2セット目はデュースで何度も粘って結果的には負けたがとてもいい試合だった。その爽快感は翌朝起きたときにもまだ残っていた。