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流出雑記 

2014/2/22

2014年02月28日 | Weblog

目覚めるといつも足もとで寝ている猫たちがいない。下に降りるとケットちゃんの周りに集まっていた。よく眠れたらしい。
お昼は生姜入りの味噌汁と夫作じゃこfried rice。それにケットちゃんからもらったタイの唐辛子味噌ナムプリックを混ぜて食べる。この味噌は激辛いけどやみつきになる。
今日はJRでケットちゃんを送ると共に新長田へ行って、夕方の神戸アジアコンテンポラリーダンスフェス Bプログラムを見る予定。京都駅まで、夫はバイクの後ろにケットちゃんを乗せ、私は自転車で最寄りの地下鉄駅まで行って、そこから京都駅に向かう。淀屋橋から京阪で京都に来たケットちゃんは京都駅と京都タワーをまだみていないので案内する。京都には熊本でいうくまモンのようなのはいるかと聞かれたので、たわわちゃんとまゆまろを紹介した。駅ビルの大階段から駅を見下ろしてここは電車の駅?空港みたいと言っていた。あらためて見ると確かに京都駅の建造物の気合いの入りよう、玄関口に相当な気合いを感じた。お茶しようと地下に降りて喫茶店を探したけれど、地下街のポルタが改装中でほとんどシャッターが降りていて、おまけに土曜で小川もイノダも混んでいる。イノダでしばらく並ぶ。

日差しはあるが外は風が強かった。電車に乗ると車内は日だまりで暖かい。皆うたたねをしているうちに神戸、新長田。

ケットちゃんは大量のsouvenirを一旦ゲストハウスに置きに戻った。その頃既に空腹だった夫はいろはでお好み焼き、私は大判焼きを食べた。

Bプログラムもアヴァンギャルドな顔ぶれだった。ダンスバトル、DJの手つきは職人的だった。もっとダンスのバトルが見たかった。もうひとつは長田の海水を運びまた返しに行くパフォーマンス。劇場から歩いて10分ほどの距離に海がある。上演時間に汲み上げられてその道のりは中継で劇場に映しだされる。体重約50キロの人の体水分量30キロの水。劇場に海水が到着すると器に分けて観客にも配られ、最終的に上演時間にまた戻しに行く。思いもよらず拉致されて解放された海水は海に戻ってこの奇妙な体験の話しを他の海にするだろうか。観客は海まで列を為して歩き、戻る。

この日は曽田さんの作った生春巻きを売っていたのでいただく。ミントがそえてあった。

雄吉さんと少し話す。久々に会う維新派の方々。そして明朝タイに帰るケットちゃんとお別れをした。買っておいた匂い袋の巾着の中にハギレを使った髪留め、作ったバナナケーキを手渡した。今度はいつ会えるだろうか。そのときまでにもっと英語を話せるようになって、もっと話したいとお互いに思っていた。

劇場を出て、顔見知りの京都の人たちがちょっと飲んでいるところにお邪魔し、終電で京都に戻る。

帰宅後夫はおにぎりを3個食べた。

 


2014/2/21

2014年02月27日 | Weblog

昨夜は大阪の曽田さん宅に泊まっていたケットちゃん。今日は京都に来て我が家で一泊することになっている。
曽田さんと共に京阪七条に来てくれるので、電車に乗った時刻を知らせてもらい、到着時間に合わせて夫と七条に向かう。

何故七条かというと、三十三間堂に連れて行きたかったから。
七条の橋の袂にちょうどタイ料理屋さんがあった。新長田にはインドカレー屋は数あるけどタイ料理屋がなかったのでちょうどいい。
橋を渡って来るふたり。結構前からあるのは知っていたけれど来た事のなかったタイ料理店。メニューはものすごく豊富で、ランチのセット以外にもアラカルトのメニューからも頼める。タイ語表記があるのでケットちゃんにrecommendedを聞く。トムヤムクン、ヤムウンセン、初めて聞く青菜と豚肉の炒め物、それに麺類とカレーなどいろいろ頼んだら机が色鮮やかになった。どれもおいしい。クリエーションを終えてみてどうかとケットちゃんに聞かれた。終えてみて。作品がもっと良くなるところもあったと思い返せる。けれど、この作品自体をブラッシュアップして再演するということにはならないように思う。やるのであってもかなり作り替えられるだろうと思われる。また素材から。ケットちゃんはソロへの意気込みを付けていた。

曽田さんは大阪に戻り、3人で三十三間堂へ。途中の道にあった古い料理屋さん外装に焼杉を使っていて、それを見たケットちゃんは火事があったのかと聞いた。そうだよなと思った。

三十三間堂。あの陳列を見ていたらどうしても地震が起きたらものすごく面倒なことになるだろうなと思ってしまう。将棋倒しになった日にはどれが誰の何かわからなくなるだろうなと。

ケットちゃんは線香の煙が目に染みたらしく長居ができなかったらしい。先に出口を出て七福神みくじを引いていた。引き当てたのは福禄寿で、七福神と福禄寿の説明が私の無いに等しい英語力では難しかった。

それからタクシーで安井金毘羅宮の辺りまで移動し、八坂の塔の辺りを散策。そこに人力車に乗った舞妓さんが通りがかるシャッターチャンスも訪れた。

花見小路から四条に出て街中へ入っていく。ケットちゃんが行きたいところはユニクロ、それとお土産に頼まれた品々を求めて。まず友達に頼まれたというsk-Ⅱのパックを探す。化粧品ディスカウントの店を覗いた。高価なことくらいは知っているけれど使った事はない。ディスカウントでも高い。6枚入りのパックが7000円くらいする。次に雪肌精の化粧水。これは本人用で、日本でトライアルを買ってみて使ったら肌のトーンが明るくなって良かったらしい。500ml入りポンプを買っていた。

兄弟に頼まれたというナイキのスニーカーは白で暗いところで部分的に蛍光に光るデザイン。そういうのを見た事ない。数件覗いたけど見当たらず。どうやらスニーカーはタイの方が安いらしい。

でユニクロ。ユニクロはタイで買うよりかなり安いようで、時々感嘆の声をあげていた。ダウンの結構かさ張るコートやらヒートテックを数着でカゴがいっぱいになっていた。

それだけの荷物とさらに八つ橋3箱、抹茶のキットカット3箱を加えて買い物は終了した。

今夜は回転寿司に行く作戦を立てていた。

タイにもあるらしいが高いので行った事はないという。皿を重ねたタワーをケットちゃんはコンドミニアムと名付けた。

電車で最寄り駅まで戻り、いちごとハーゲンダッツのかぼちゃ、ローズ、さくらフレーバーを買って帰宅。我々の過去の記録映像など見ながら京都の夜を過ごす。

 


2014/2/20

2014年02月25日 | Weblog
家に戻って迎える朝。女子フィギュアのショートプログラムを最後までは全然見られず、真央ちゃんの番で起こしてもらった。半目しかあかない感じで見ていたら意外な転倒で目が覚めた。

そういうわけで夜更かしをしたけど朝から大阪で仕事。約一ヶ月ぶり。
大阪で降りて地下道を歩く。途中にあるパン屋でくるみパンを買うのがここに仕事にくるときの定石。
控え室でパンを食べて仕事に挑む。
短い時間のクロッキー。後半にはムービングもある。単純にポーズをするのが楽しかった。
京都に戻り伊勢丹で友人への出産祝いを下見しにベビー用品売り場をのぞいた。
リバティプリントみたいな上質なテキスタイルのベビー服など。
お昼過ぎて地下に降りて、出来てすぐの頃は常に行列だったプレッツェルのお店が空いていたので入って一個買ってみた。想像より弾力のある生地。まわりは焼きたてで香ばしい。おいしかったらお土産に買おうと考えていたけれど、それほどでもない気がしたので、志津屋の白い細長いキャラメルクリームの挟まってるパンにした。

夜は久々に料理をして、スパイスからキーマカレー。

食後、二条の映画館にレイトショーの映画を観にいく。ポン•ジュノ『スノーピアサー』。
地表は雪に覆われて人類滅亡後の地球を走る世界一周列車。
列車の中には独自の循環システムが備わっているが、その中では身分制度があって、最下層の人々は不衛生で鮨詰め状態の寝床での暮らしを強いられている。
プロテインバーと呼ばれる黒い塊のゼリー状のものを支給され、食事はそれのみで生きながらえる日々。ある日突然に理由も告げられないまま子供を連れて行かれたりもする。列車は前に行くほど階級の高い人々が暮らし、途中には浄水車両や菜園、養鶏車両、学校、サウナ、クラブなども連なっている。ある日最後尾の人々が革命を起こそうと画策する という物語。とにかく列車がおもしろかった。

平日の夜のレイトショーが好きだ。

そして女子フィギュアフリー。
選曲や衣装の雰囲気がもっと面白くなったらいいのにと思う。






2014/2/19

2014年02月23日 | Weblog
楽日のあくる日。11時半起床。ケットちゃんがすでに起きていた。
タイのお菓子をくれた。ココナッツのロールクッキー。

昨日のうちにだいたいの荷造りはもうできている。
初日に来てしたのとは逆に布団のシーツをはずす。
あまり吸わない掃除機でこの部屋に来てはじめての掃除。女子3人が2週間ばかり過ごした部屋は髪の毛がすごかった。

片付けて荷物を引いて劇場へ。
昨夜打ち上がっていた人々がちゃんと働いている。
ケットちゃんはあと一週間日本に滞在するのでここで別れ、ナナさんと駅に向かう途中で新長田最後の食事、インドカレーを食べて総括。

ナナさんは友達に会いに行くというので、京都まで一緒する。
ナナさんは駅でスーツケースを預けてケントリッジを見に行く予定らしい。
地下鉄に乗り、ナナさんは途中で東西線に乗り換え、私はそのまま松ヶ崎へ。夫が迎えにきてくれるのをしばらく待つ。新長田から戻る前に到着時刻の連絡を入れているのに、10分以内で来れる距離を30分待たされ、荷物が多い上に疲れているので、迎えに来てもらっておいて悪いが腹立った。待たされる理由がわからない。
帰って荷解き。どうなることだろうと荷造りをした1月18日からちょうど一ヶ月たっている。持っていった小分けシャンプーはその間に尽きた。銭湯以外では見ることのなかったテレビ。オリンピックとはすれ違い続けて終わるのかと思っていたけど女子フィギュアはまだでライブで見られることがわかった。

この日の夜は、なぜかさらさという学生がよく行く定食屋に行くことになった。
夫の頼んだチキン南蛮 大 は山盛りチキンカツだったが、彼は全部食べた。







2014/2/18

2014年02月19日 | Weblog
最終日。
開演が20時。それまでの時間どうするかなとゆっくりめに起きた。
ケットちゃんが買い物に行きたいと言ったので付き合う。
稽古休みや空き時間、ケットちゃんは主にピチェと行動しているようだったけど、さすがに女子が行きたいところにピチェを連れまわすことはできなかっただろうから、そういう買い物がしたかったのだろうと察する。
駅前のショッピングセンターで、やさしいセルリアンブルーのチェックのマフラーを買った。服を見ているケットちゃんを見ていると白いのをよく手に取っている。白が好きなんやねと言うといっぱい持っているという。白とたまご色のセーターを試着したけど断然白が似合った。
私もスカートを1着買った。

そば屋で鴨なんそばをすすりながらお互いにもっと英語が話せたら作品のことももっと話せるのに残念だという話しをする。

劇場に着いてストレッチをして少しだけ返し稽古。
その後まだ本番まで4時間もあったので一旦部屋に戻りココアを飲んで台所と廊下を掃除した。夫が今日も見に来てくれることになった。

気に入っていたダイエーの手作りおはぎがなかったため、ヤマザキのみたらし団子を買って劇場に戻り一本ナナさんにあげた。

今日は満席で立ち見が出るかもと聞いていたけど全員座れてはいた。
潤滑に言葉を喋るよりお客さんに話しかけることを心がけた。

3回の本番のなかでいろんなこととの折り合いがついたのはやっとこの最終回だった気がする。

打ち上げはロビーで行われた。
夜が深まると共にわけのわからない盛り上がりをみせ、ダンスボックスが文字通りダンスボックスと化し、最終的にはカラオケパブ状態になり、限界のきた人はヨガマットを敷いて寝はじめ、空腹の人はうどんを待ち、かもめはかもめ、恋人よ、globe、ゴーストバスターズのテーマなどが節操なくかかり歌う打上げは私が5時に引き上げたあとも続いたらしい。

この部屋にいる間は毎日銭湯に通ったので、部屋のシャワーは使わなかった。最終日にはじめて使う。想像してたより寒くなかった。
ケットちゃんが持ってきてくれた超微風ドライヤーで髪を乾かすのも3人並んで寝るのも最後。



2014/2/16

2014年02月17日 | Weblog
本番2日目
午後に少し稽古。
新長田を血肉にしようとすじそばを買ってきた。すじこん入り焼きそば。よく焼きそばの入ってる透明のプラスチックに惜しみなくぎゅうぎゅうに、キャベツもたくさん入って330円。

本番までの時間、2時間前までに食事を済ませる。一度散歩に出て1時間前に戻る。今日はまたハーブティのお店に行き、オレンジピールとオレンジフラワーとどっちにするか迷った末に両方買った。チョコレートなど甘いものを少し食べる。化粧なおす。アップする。衣装に着替える。トイレに行っておく。今回の本番までの助走の仕方。

17時開演。今日は私にとっての要人、夫、予約をくれた友達が来てくれている。客席をしっかり見るので人々の表情はわりとよくわかる。

終わってからロビーで皆さんと顔を合わせる。久々に夫の顔を見る。散髪してさっぱりしていた。

今日はいなばのレッドカレーにした。甘みがやや強い。グリーンももう一度食べたい。

その後要人が近くのイタリアンレストランで飲んでいるところにお邪魔する。上演中客席を見ていた時点でわかっていたが、やはりこの作品は要人の琴線に触れるものではなかったらしい。
普通見ないような細かなことまで見て言ってくれる。為になる部分も大いにあるけど、全部鵜呑みにはしないくらいに私も歳をとったから、好物のトリッパやほろほろ鳥を包んだクリームソースのパスタなど味わいながら参考にする気持ちで耳を傾ける。
帰って銭湯に行く途中、前に会ったことのあるフリーさんという海外のキュレーターが道に迷っているのに出くわす。ホテルの場所を探していた。ロボットの近くというので、駅前の鉄人28号までの道を途中まで案内した。

銭湯は12時までで女子風呂最後の客だった。でも牛乳を飲んで帰った。
明日でこの日々も終わる。
ひとつのことが出口に差し掛かったところで、自分が誰と何をしていくのが最適なのかと問う素振りをしてみる。
それはなんとなくもうわかっている。

要人に言われて今日最も腑に落ちたのは、私が身に付けてきた身体技法は、本音を言う方法だ、ということ。
今回やっていることは、本音は言わずにその周囲の襞、レイヤーを重ねていくようなことだから、それに要する身体の技法としては、私が身に付けたものとは真逆と言えるようなものなのかも知れない。集中じゃなくて拡散。
自分が踊り出したはじめや触れてきた演劇のことを思えばそう言われることに納得はいく。
本音を言えることは大事だと思う。
けど、本音しか言えないのは詰まらない。



2014/2/15

2014年02月16日 | Weblog
初日。
1回通しをして19時の本番まで3時間くらい時間があった。
劇場で挟み込みのお手伝いをしたり、物販を見たりしていた。曽田さんのポーチやブローチを皆で手に取って見ていたとき、箱の蓋をあけたら箱と同じくらいの直径のブローチが、蓋が持ち上がったのにつられて持ち上がり、浮き上がって落下した。その真下には床掃除用のモップと水を張ったバケツがあり、ブローチはバケツの中なかに音もなく着水。居合わせた皆が冗談だろという感じであぜんとし、笑えないけど笑うしかない雰囲気のなかで超速で拾って洗った。失態。洗えるから大丈夫やでと曽田さんは言ってくれる。ティッシュに挟んで水気をとり、暖房がよく当たるところで乾かす。故意ではないにしてもこんなことを起こす手許を戒め。
パン屋に行ってポンデケージョを買って食べたり、近くの肉屋で60円のコロッケを買い食いしたり、なんかとても生クリームの洋菓子的なものが食べくなってサークルkでロールケーキ買ったり(ローソンのやつの方が数段おいしい)、背中を活性化させるバックワークというのをしたり飛んだり跳ねたりしたのちに本番を向かえる。

その日の状況に任せるしかない部分があるのだけど、最も良いリズムでは流れていないと感じるところがあった。
でも間とかタイミングというものの最良の選択も流れている時間の中でしか判断できないところがこの作品には結構ある。誰かの行為を自分のきっかけとして信じて待っていたらそれが大幅にずれたり、こなかったり、違ったりする。この作品はそういうところを厳密にやることが第一なのではないということをこそやるべきかも知れない。もっと自分の生体のリズムを状況に同期させて。

コンタクト ゴンゾチーム はパンクバンドのライブとスカイプの映像と殴り合い。雄々しい炸裂。

終わってからロビーで売っているいなばのタイカレー缶イエローを食べた。やっぱりおいしい。濃厚なチョコレートケーキも貰った。左太ももの後ろが引きつった感じがする。帰って銭湯。

銭湯帰りケットちゃんからFacebookで、鍵をなくした、ミカどこにいるとメッセージが来ていた。今銭湯から帰っていてもうすぐ部屋に着くと返信する間に着きそうだったから 🏃 の絵文字を送ったら、帰ってきてそれにうけていた。



2014/2/14

2014年02月15日 | Weblog
初日イブ。寝過ぎて起きたら外は雪。
劇場に行く途中の魚屋さんで魚屋の太巻きというのが売っている。いろんな魚の商品にならない小さい切り落としを使っているらしく、いろいろ巻かれた海鮮巻き。だから一本一本巻き込まれている魚が違っていて、タコが入っているのや赤身が多いの、ブリ、ハマチのような白身が多いのいろいろあるから選ぶのが楽しい。しかも一本200円。海が近いし魚も新鮮そう。

今日は稽古時間が16時までなので、一度通しをするくらい。
今日やって昨日調整しようとしていた部分のいろいろはうまくいったように思う。
早めに終わってハーブティーとスパイスがすごく安く売っている店に行く。
ラズベリーリーフ、レモングラス、カモミール、ローズレッドを買った。事務作業を済ませたナナさんもやってきて、大量買いをしていた。
晩ご飯をどこで食べるか悩む。
新長田を歩けばわかる多くの店がお好み焼き、焼きそば屋であることが。
韓国料理か焼き鳥に行こうと決めて、結局韓国家庭料理と書いてある店にした。看板にあったチャプチェとかチヂミ、辛いものを食べようと。店はカウンターのみでオモニがひとりでやっている。メニューをもらってチャプチェと豆腐チゲを頼んだら今日は雪で買い物に行けなかったからどっちもできないと言われる。しかしもうビールは出ている。おでんがあったのでおでんを数種とチヂミ、ナムル、キムチなどあるものを頼む。おでんだねを一個サービスしてくれた。ここのおでんのすじはトロトロで厚くてうれしかった。
マッコリ頼んだら甕で出てきた。2杯で大丈夫ですと遠慮した。みかんも付いてきた。ふたりで3500円だった。安い。
食べたいものは食べられなかったけど頼んだものはすべておいしかったし、いいお店だった。
帰って銭湯。寝る前に今日買ったハーブティーを煎れた。ブレンドするのが楽しく、オレンジピールとローズヒップも欲しくなった。高くてなかなか数種揃えるのにためらいがあって今まで出来なかったけど、あの店さえあれば。


2014/2/13

2014年02月13日 | Weblog
今日は13日で、昨日までの日記は思い出しながら3日前のことを書いていたのだけど、1日に1日分書くのが限度でこのままでは追いつかないし、ここ数日記憶もおぼろなので割愛する。
ざっと書くと毎日稽古をして夜は銭湯通い。菊水湯の軟水シャワーのおかげなのか、肌の調子がめちゃくちゃいい。
仕込みで夕方入りの日は、お昼にカオマンガイを作った。
ケットちゃんは卵の料理。茹でて剥いた卵を多めの油で揚げ焼きして卵を引き上げたあと油にニンニクと鷹の爪と玉ねぎを入れ、そこに大量のタマリンドペーストを投入、砂糖、ナンプラーでソースを作って切った卵にかける。
かなり甘いがもっと甘くてもいいらしい。甘い卵焼きの感覚だろうか。でもそれより甘い。酸甘辛のインパクトの強さに暑い国の食文化を思う。

あと残っていたココナッツミルクでかぼちゃを甘く煮たデザート。

今日の稽古、演出に要求されることと自分のやってることの調整。私の選択する動きの動機の置き所は、まずはもちろん知覚にあるけれど、自分の体に起源していてそこから展開する。しかしその展開というのが体の方に比重があるとき、体感に引き寄せすぎだといわれる。見せるのは自分の内面的な変化ではなくて、そこにいる状態で空間をイメージさせることだという。演出が見たいものは空間であり、動くことで空間が見たいという。空間を動くために使うのではなくて。
だから演出家はもっと踊らないでいいという。そのことを理解はできて、それをやりたいと思う。
我思う、でなくて、状態になるということ、場を名付けるようにあることを残りの稽古でつかみたい。


2014/2/9

2014年02月13日 | Weblog
稽古休み。新長田に来てから最初で最後の稽古休み。
ピチェとケットちゃんは新長田で過ごすと言い、ナナさんと私は大阪へ、この企画の展示と国立国際美術館にアンドレアス•グルスキー展を見に行く予定を立てた。そのふたつは淀屋橋から歩ける距離で、ちょうど近くだった。
目覚めたのは10時。午後から出掛ける。
ケットちゃんが明日タイ料理を作ると言ってくれた。必要な材料を聞くとココナッツミルク、ナンプラー、レモングラス、タマリンド、パイマックルー。新長田では手に入らないものが多そうだったけど、大阪の輸入食品店に行けば見つかると思うので買ってくる約束をした。
昼に出てカレー屋に向かった。昨日見つからなかったカレー屋は、位置を間違っていただけであると横堀さんから聞いてわかったので、改めて行ってみた。あった。
ランチのカレーは10種から選べる。
ナナさんは茄子とチーズのカレー、私はほうれん草カレーにした。
やっぱりここのナンはおいしい。

インドカレーの辛さを聞かれたら、ちょっと辛め、というのがちょうどいいとわかった。

JRで大阪、地下鉄で淀屋橋、徒歩。天気がとてもいい。

国立国際美術館。
アンドレアス•グルスキーの写真。画面の中にぎっしり詰まっている物量、人間、牛、航空写真のように引いた視線から撮った海岸線のディテール、畑、空っぽのプラダの陳列棚と靴が並んだ陳列棚、ポロックの絵を撮ったもの、上空から撮った風景に見えてよく見ると何かの絵の一部のクローズアップらしき写真も混ざっていたりする。
写真の多くは、撮ったものをデジタル加工して構成されているらしい。インスピレーションは現実の方からやってくる。人が何かをなしたことであらわれている風景、環境。その環境に構成される人々。それを引いて見てさらに構成するこの写真家は眼より手な感じがする。個人の眼というよりジャーナリスティックな視点から見て切り取ったものを持ち帰って手で触るみたいな感じがした。

帰りにおしゃれなカフェでスイーツをたべる。これは昨日から決めていた。銭湯のテレビでバレンタインの特集、フォンダンショコラを割るところを何遍も見たせいで、そういうものが食べたかったのだった。
チェリーというカフェでチェリータルトを食べた。私の理想とは違うタイプの、タルトが柔らかいタルトだった。まずくないけどいまいち。

なにわ橋で展示を見てからナナさんは夜打合せがあるのでそこで別れた。
京橋に移動。京阪モール地下の食料品店を覗いたら、ココナッツミルクとナンプラーはあったが高すぎた。ココナッツミルク缶が350円とか。120円で買えるものなのに。
大阪駅に移動し輸入食品店探し。まず行った成城石井にココナッツミルクが見当たらなかったことは誤算だった。
NU茶屋町にカルディがあることを知ってそこにかけた。的中。パイマックルー以外のすべての食材を揃えた。
ついでにイカリでパクチーも買った。歩き回って空腹だった。近くでベーグルサンドを食べて新長田に戻ったら21時過ぎ。
帰ったらケットちゃんも戻ったところで、銭湯に行くなら一緒に行いきたいそうなので連れ立って菊水湯へ。
ここなら露天があるのでお湯に不慣れでもきっとそんなにのぼせない。
露天は薬湯でこの日は紫根とあった。ケットちゃんにこれは何と聞かれてしばらく困った。紫根つまり根。ステム、ステムと根のつもりで説明したが、ステムは根でなく茎で、根はrootだとのちに知った。つまりルーツを探るとかの。

銭湯の良さを味わってもらうために風呂上がりの瓶牛乳は外せないと思い、レコメンドした。彼女はバナナミルクを選んだ。