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流出雑記 

2014/1/31

2014年01月31日 | Weblog
起床。晴れ。
ココア、かりんとう、軽いストレッチ。
稽古は11時から。新しいテキスト。

昼は行こうとした近くのスーパーホテルのランチがもう終わっていて、また少し歩いて定食屋を見つけた。
唐揚げ定食400円という価格帯。店は雑然としていて、もっぱら男子が来る感じ。
ケットちゃんはまた、チキンと言った。チキンなら唐揚げかチキンカツかどちらかになる。昨日チキンカツだったので今日は唐揚げにした。ナナさんはチキンカツ、私は日替わり。日替わりには一口大のサーモンとイカのフライ、サツマイモの天ぷら、生姜焼きがヒラっと一枚、あとは牛肉と野菜を甘辛く炊いたもの。サラダに味噌汁付き530円だった。唐揚げもカツも大きい塊が5つ乗ってきたので女子には多い。ケットちゃんは箸を両手に一本ずつ持って唐揚げを割る。ナマな訳ではないけれど肉の赤っぽい部分が嫌みたいで、そこを取り除きながら食べていた。
食後夕方の再集合まで一旦解散。マンションに本を忘れたので帰ってカフェオレをいれて本を読んだ。
気付けばもう1月が終わる。今日の気候はもう小春日和。熊本生活もあと3日。心残りがないように、京都の半額くらいで買えるトマトのアイコと黄色いトマトも買った。熊本、トマトがおいしい。冷蔵庫の残り物をうまくなくしていくスケジュールを立てること。
その傍らで京都の家、ちゃんと家賃を払いに行ってくれただろうかとも思う。

2014/1/30

2014年01月31日 | Weblog
今日は演出家のinviteを受けてご自宅にたくさんの人が集い、なんだかんだで2時に帰宅。風呂に入ったりして現在3時20分。眠気も傍らにあるけれど作文の気力があるので書けそう。

稽古自体は休みだったが、午後から女子で温泉に行くことになっていた。近くの交通センターから1時間弱バスに揺られて山鹿温泉。着いて昼食。昼やや遅かったので入った店のランチメニューは売り切れが多く、チキンカツ、ポークカツ、塩麹漬けの豚肉ソテーの3択だった。ケットちゃんにはフライドチキンorフライドポークorポークソテー。なぜフライドと言っているかというとカツレツという言葉は伝わらなかったから、とにかく揚げているのだということを伝える。ケットちゃんはchikinと言った。その他3人はソテー。名前は忘れたが熊本のブランド豚は脂身が嫌にならない美味しさだった。

八千代座という古い劇場が近くにあり、500円払うと中を見学できるけど、帰りのバスの都合があり中までは見ず。
目的は温泉。タイには温泉がないらしく、ケットちゃんは初体験。
さくら湯という、湯屋ですねという雰囲気の温泉。湯加減もぬるめですぐのぼせないので長く浸かっていられる。ケットちゃんがしんどくならないか心配だったが、この温度なら大丈夫かなと思った。久々に温泉に入ったけど、肌がすべすべになる。
今夜の準備要員で急ぎ帰らなければならないメンバーは先に帰りのバスに乗り、私にはこの温泉街にある酒造で今夜の宴の差し入れを調達する任務があった。少し歩くと酒蔵と店舗のある古い町並みのエリアにたどり着く。そとの排水溝から柔らかい湯気があがって、お酒のにおいにさそわれる。
お酒はいろいろ並んでいて悩んだけれど、日持ちはあまりしないが今しか出ないという言葉に押されて原酒にした。澱のあるものとないものがあって、ある方は好みが分かれるそうなので、ない方。明後日神戸からやってくるディレクターにもお土産に一本。甘酒を試飲。酒屋の隣は麹屋で、塩麹やら味噌などが売っている。奥様へ手土産に醤油麹というのを一瓶買う。ここでも甘酒を試飲。酒屋の方が口にあった。
帰りのバス、30分ほど待たないといけなかった。向かいにある温泉プラザというところ、道の駅みたいな感じで、直産品やら特産品が並んでいる。いろいろ買ってみたいものもあったけど、酒瓶の重さが抑止力となって60円の味噌饅頭をひとつ買って食べた。
帰りのバスは途中まで寝ていたけれど、着かなければいけない時間ギリギリになりそうなのがわかってからずっとそわそわしていた。ピチェさんとケットちゃんと待ち合わせして電車に乗ってお連れする予定だった。やや待たせたが、電車の時間には間に合い無事使命を果たす。
演出家宅にはたくさんの子供が集っていた。今回の企画に協力してもらった方々を招いてのパーティーだった。
数種のカレー、料理上手な奥さんたちお手製の体に良さそうな食べ物。揚げてない春巻きとか。
子供たちにあやとりを教えたら人気者に、しりとりでパンツと言ったら大爆笑がとれた。
鳥が好きな男の子が一生懸命マガモのことを話すのが可愛かった。マガモの茶色いのはメスで、季節によって色が変わるのがオスだけど、茶色い方がオスっぽいのにね、とか、アヒルは人間に飼われるために作られたってお父さんが言ってたよ、とか。彼はマガモを飼いたいらしかった。でも買えないからプラスチックの輪っかのようなおもちゃで作った言われて見ればそう見えるマガモをお風呂に浮かべたいから早く帰りたいのだと言っていた。彼のお父さんは珈琲をその場で焙煎して数種の豆で飲み比べさせてくれる珈琲マスターかつミュージシャンで、お母さんはタピオカを使ってベジいくらを作ってしまうような料理発明家らしい。

演出家は寝る前の娘の歯を磨いてあげていた。

子供をもつと付き合う人の幅がものすごく広くなるのだろうと思った。当然だけど。特殊なことをやっていようが、それまで知らなかった社会との接続面が子供を通して広がる。そのことに対して面倒しさを嗅ぎつけてしまうことも嘘ではないけれど、そういった必然によって自分の時間が裂かれていくこと、自分が裂けていくことは可能性でもあるんだろうなとも思う。たぶん。



2014/1/29

2014年01月30日 | Weblog
12時になる前に布団に入ったら電源が切れた感じに即寝てしまい、目覚めたら夜の2時半くらいで、電気を付けたままだった。トイレに起きて、寝る前に洗濯物を干したから部屋の湿度上がったかなと思って加湿を怠ったせいか、喉が乾燥している。vc3000のど飴を口に入れて再びベッドに入ってこれを書いている。

今日の稽古は11時からだった。
ミルクティー、ピーナツ豆腐黒蜜、太陽礼拝。
稽古場。 ケットちゃんの新しいテキストの話しがおもしろい。このテキストはピチェさんの夢をもとに書かれている。その夢自体もおもしろかったけれど、その夢が具体的にどのような空間で展開されているか、そこにいる人の状態の描写が加筆されて、これをまず道筋としてケットちゃんが動きを探していく。
私は復習。書かれている言葉の扱い方、テキストを大切にすることが必ずしも全てのことをきちんと言う、ということではない と言われるその意味を、体でやれるところまで、たぶん了解できてきた。

お昼休憩。一度行ったさらしなといううどん屋。典型的な麺類と丼ものの店。週末のワークショップミーティング。ケットちゃん玉子丼、ケティングさん天とじ丼、私天丼。それぞれ小でちょうどいい量。
2時過ぎていたのでお客は我々以外にいない。店の奥から何かが出てきた。チビ出てきたらだめと言われたもののしっぽだけ机越しに見えた。シマのしっぽは確実に猫と思った。隣の机に飛び乗ってチビの全貌が見えた。
チビは実際にはでかい猫だった。でもデブ猫という感じじゃなくて、がっしり筋肉もある、いい体格のアメリカンショートヘアだった。触らせてもくれた。うちの2匹は雌だからなのかとても柔らかいのだけど、この子はものすごく弾力というか、触りがいがあった。机の上でごろんと転がった。ここにいれば出汁がらのかつお節なんかは一般家庭の比じゃなく出るだろう。あと2匹いますと女将さんが言っていた。

再集合時間の5時までまだ時間がある。少し歩いたところに民芸カフェ的な店を見つけた。甘酒をたのんだら、スプーン付きで出てきた。甘いスープのように飲む。さつまいもを使ったスイーツがあって飴芋なんかいいなとも思ったけど、甘酒が十分に甘く事足りてしまった。シングル.セル続きを読む。

稽古場に再集合。今日の成果発表。

帰りに水仙とかりんとを買った。
夕飯は昨日と同じものを作ったけど、やっぱり熊本レシピコンクールがあれば、と思う出来だった。

2014/1/28

2014年01月28日 | Weblog
晴れ。稽古は午後から。昨夜髪を染め直した。単に色が抜けた茶色になっていたからいつもの赤色を入れ直した。
今日は余裕を持っていろいろなことをして、床の拭き掃除もできた。
豆乳雑炊に辛子高菜はいいアクセントとして活躍している。
早めに家を出てダイソーで洗濯ネットを買う。黒い服はやはりネットに入れて洗わないとだめなことが分かった。あとピーナツ豆腐にかけるために蜂蜜と黒蜜どっちにするか迷って黒蜜。
アイシャドウも買えた。
大概のものは、完璧に使い切るまで使いたい質だけど、アイシャドウは使い切るのが難しい。パレットから必要な色だけなくなったりする。今回はこれでもかなり耐えてきたが、蓋の留め金が外れていることと、色に喜びを見出せなくなってきた。化粧品はあまりみすぼらしい気持ちになるまで使いたくない。顔にそれが反映されそうだから。

地下街で熊本銘菓らしい陣太鼓というのを一個売りしていたので買ってみた。プラスチックの小さいナイフが付いている。粒入りの羊羹のなかに求肥が入っている。まあまあ。

稽古場。
新しいテキスト。今までのと少しタイプが違う。やりようも違う。でもおもしろい。

今日はじめてケットちゃんのシーンに少し関わるところができた。

稽古場からの帰り道、近道ですと曽田さんを案内したら道を誤ってものすごい遠回りをさせてしまった。曽田さんは近くの銭湯に行ったと言っていた。くすり湯といういかにも良さそうな古い銭湯で、来てすぐに存在を知って気にはなっていたけれど、硫黄のにおいがするそうで、それがネックで行ってない。苦手なユニットバスでしっかり温まるコツもわかってきた。

地下街に寄り、おかずを探して閉店前の値引きしている総菜屋さんをめぐる。中華総菜のお店の前で足を止めたら、店のおばさんに250円の、200円にしとくよと言われじゃあここで選ぼうと思って並んでいるパックを見る。白い千切りの炒めものがあってこれ何ですかと聞いたら、じゃがいもセロリ、お姉さんみたいな若い人たちが好きな味ですよ。
でもどちらかというと必要なのは肉気で。だから甘酢あんのからんだ肉団子にした。肉団子を自発的にかったのは生まれて初めてだった。
あとは野菜を買いに、トマト、舞茸、ピーナツ豆腐、玉ねぎ、ひともじ。ひともじとはわけぎみたいな細めのネギ。これを茹でてぐるぐる巻いて酢味噌で食べるひともじのぐるぐるという郷土料理を初日に居酒屋で食べた。
パスタが食べたいような気がしていた。でも茹でるのが面倒な気もして、うどん玉とかのあるコーナーを覗いたら、だんご麺というきしめんを2.5倍くらいの太さにしたうどんがあって興味をひかれた。黒蜜きなこ、ぜんざいに入れてもいいと書いてある。それにした。

帰ってまず肉団子を食べてみた。何の肉団子なのか全然わからない。肉団子って鶏か豚だとは思うけど、どっちの印象もない。でもおいしくはある。

フライパンにバターを半欠片、玉ねぎを炒め、適当にさいた舞茸も炒める。そこに豆乳を入れて、コンソメ、ふつふつしてきたら豆腐の味噌漬けを溶かし、だんご麺を入れて豆乳に少しとろみがつくまで弱火で煮る。良い感じのところでざくっと切ったひともじを入れて、軽く混ぜたら火を止める。
この熊本特産品を使った一品、味噌漬け豆腐クリームだんご麺は、熊本レシピコンクールでもあったらぜひ応募したいと思う出来であった。

今日は早めにお風呂に入り、一昨日古本で見つけた増田みず子のシングル.セルを読む。





2014/1/27

2014年01月27日 | Weblog
晴れ。稽古が午後からと思ったら完全に油断して眠れてしまう。
ミルクティーとケットちゃんから昨日もらったもなかを食べた。袋には「胡麻」とあって、白餡に胡麻入りの餡だった。このもなかは稽古場の隣の店で、普通のつぶ餡のを数日前に食べてみたけど美味しかった。ただ、もなかの皮がやや厚く主張してくる感じがあって、純粋に餡子を楽しみたい者にとってはちょっとうるさいのだった。
昨日のケットちゃん、タイ語を書いていたことなどを思い起こして自分の名前をタイ語に変換してみたりしていたら、案外時間が過ぎていて、急いで身支度し、大雑把なストレッチをし、豆乳雑炊を一番早い電子レンジ調理にしたら上に乗せた卵に火が入り過ぎて残念な気持ちになる。味噌漬け豆腐を添える。漬物がほしい。

稽古場。
ケットちゃんは新しいテキスト。彼女は実際そうかどうかはわからないけれど、性質として言うなら憑依体質と見える。与えられたイメージに「なる」力が強い。

私は復習。
濃いけれど濃いまま軽く、体をイメージにすがらせない、ある状況を説明するその再現は体感を伴わなくてよい。どういう加減を目指せばよいのかのあたりははっきりしてきたように思う。

ピチェさんは曽田さんのオブジェと共に動く。オブジェは実際の大きさよりも本当はもっと大きなものかも知れない、といった話が最後に出ていた。縮小された何か、あるいは拡大された何か、かも知れない。でもどちらにしても体がそれに触れるときその物の、その物でしかないサイズと質量があり、拡大、縮小といったことは形を産出するにあたってのイメージの持ち方で、触れる体にとってはただ実寸以上の何ものでもない物としてとにかく対するのがいいのではないか。

週末にケットちゃんと2時間のワークショップをすることになっている。どのようにするかそろそろ考えなければいけない。

買い物しないで帰ってきてしまった。米を炊くことにする。鍋で玄米を炊く方法で、びっくり炊きというのがあると前に見たことがあった気がして、検索してそれを試す。
まず玄米用の水加減をして鍋を強火にかける。吹きこぼれないように火加減を見ながら15分くらいしたところで米の0.8倍くらいの水を入れる。ここでびっくり水が入るのでびっくり炊きというらしい。でもそんなに水を入れたらお粥が炊き上がるのではと不安になる。水を入れてまた沸騰後10分程したら火を止めて5分蒸らす、という手順。吸水しなくても良いし、炊飯器の倍以上早い。
蓋を開けたら特にお粥にもなってなくて、最初やや水気が多いように感じたけれど、湯気で水分が飛ぶとちょうど良くなった。
おかずはないので南関あげを入れた味噌汁と玄米の粗食を食べてから、明日の朝家に何もなさすぎて虚しくなりそうなのと、なんとなく落ち着かないので買い物に出た。アイシャドウを新しくしたいがそういうものを売っているところはもう閉まっている8時半過ぎ。
少し歩いたところの商店街のダイエーは10時までやっていた。
漬物、熊本、九州の漬物と思って油炒め辛子高菜を選んだ。玄米はカレーやら雑炊的にして食べるのがいい感じがする。豆乳とだし醤油で雑炊にして半熟の卵を割りながら食べるところに辛子高菜が入ったら最高だとダイエーの漬物売り場で確信した。豆乳はそんなふうに使ったりそのまま飲むのはいいけれど、カフェオレやココアは絶対に牛乳がいい。
また違うメーカーのピーナツ豆腐を見つけた。この前のはベージュだったけど今度のは白い。熊本にいる間ピーナツ豆腐を切らすことはたぶんない。
帰りにまだやっていたドラッグストアで髪を染めるのを買ってしまった。色が抜けたのが気にはなっていた。買ったからには染めないといけない。今夜。

2014/1/26

2014年01月27日 | Weblog
熊本生活も一週間経つ。
空き時間に歩き回ったおかげで、なんとなく街の位置関係がGoogleマップなしでも把握できるようになってきた。
曜日の感覚がほとんどなくなっているけど、今日は日曜。10時くらいにウィークリーの上や横の部屋から洗濯機、掃除機の音が聞こえるので今日が日曜ということを思った。普段はその時間とても静かだから。
洗濯機のタイマーをセットしておいたので起きると洗濯はできていた。
ミルクティー。この部屋では電気ケトルを案外使わない。その理由はこの部屋の暖房器具がエアコンのみのため部屋が乾燥する、けれど加湿器はない。だから鍋に湯を張って極弱火で沸かして加湿している。お茶が飲みたくなればその鍋の湯を使う。鍋なのはヤカンがないから。

ピーナツ豆腐カラメル。朝は甘いもの。
今日の稽古は11時からでマイ基礎をやる時間がなく、代わりに太陽礼拝をした。
まだ飽きずに映画 オールドボーイのエンディングのワルツを聞いている。
稽古場。
ケットちゃんに岡田さんが書いてきた日本語のテキストの内容を岡田さんは英語でケットちゃんに伝える。ケットちゃんはその内容を聞いてタイ語の文字でノートに書き留めていく。その文字はあまりに見慣れない形をしていて、ほとんど図形に見える。でもそのとき私も一緒に聞いている英語で話されている内容が、それによってちゃんと記述されているらしい。ケットちゃんにはそれを書くこと解読することがごく普通のことなのだ。しかも左利きの彼女の手の動き、奇妙な方向から奇妙な文字が連ねられていく様子は見ていてなんだか目が離せないものだった。
私は今日は新しいテキストをやらないで、復習の日になった。
言葉を頼りに動こうとするのではなくてイメージに動かされる ということが大事 というのが今日の気付き。

お昼は曽田さん、ケティングさん、ケットちゃん、私で稽古場の向かいにあるギンギラ食堂へ。岡田さんも加わった。小さな食堂でお姉さんがひとりできりもりしている。5人が一気に注文すると大変そうだったし、実際全員の料理が揃うまでにはかなり時間がかかったけれど、頼んだ甘くないフレンチトーストはおいしかった。
13時頃の着信履歴があって、大阪のとあるクロッキー会を主宰している方からだった。今日の13時から本当はそこでの仕事の予定が入っていた。でもこの熊本滞在が決まった時、昨年末の時点で、事務所には仕事のキャンセルの連絡を入れ、了解の返信を受けとっていたので安心していた。それが通っていなかったというか、事務所側の見落としだった。今日、大阪の某所では数十人が絵を描く準備をしながらいつまでたっても来ないモデルを待ちぼうけていた。
事務所からも電話がかかってきて謝ってくれたが、心臓に悪いので気を付けていただきたいと心から思った。

夜 帰宅し乾いた洗濯物を見たら、そうなるかも知れない危惧はしていたけれど、洗濯ネットに入れないで洗った黒い服たちは、タオルの糸屑より細かいちりというか、白いものが全体に付着した状態で乾いていた。やっぱり洗濯ネットもいるし、コロコロテープも必要になってしまった。ガムテープでもいい。そうやって生活に必要なものは自ずと増えていき、家の中にはモノがずっしり満ちていくのだと思った。
なんとなく風をひきそうなので地下街の薬局で葛根湯を買った。液体のを買おうとしたが、顆粒をお湯で溶かすのが一番いいような気がした。



2014/1/25

2014年01月25日 | Weblog
布団から起き上がったら同時くらいに電話が鳴った。ケティングさんからウィークリーの住所を尋ねる電話だった。一度電話を切ってからメールで送ろうと、まだあまりよく見えていない目でコピー ペーストをするのに手こずる。住所を部屋が暗く、カーテンの隙間から外を覗いたら曇り空が重い。降りそうと思って天気予報を見たら、帰る頃、夕方から80%だった。
稽古は午後から。
稽古場からは少し歩かないとコンビニなどがないので、稽古場に行く途中に傘を買わなければならない。あと左手の薬指の爪の先がガタガタして気持ち悪いので、爪やすりも。

お昼は昨日の夜の時点での予定とは変わって、いなばのタイカレーイエローにした。このカレーは美味しいと思うけれど、さすがに本場タイから来たふたりに缶詰のカレーをおすすめはしにくい。

稽古場に行く前に、熊本交通センターのダイソーで傘と爪やすりとフローリング掃除シートを買う。部屋に雑巾もあったが、雑巾を洗うのがなんだかものすごく億劫に思われた。
小雨。
今日からケットちゃん稽古に加わる。彼女が踊るために何を渡せばよいか、岡田さんは彼女に何かを投げかけて動いているところを見て、思い付いたことをまた投げかけたりしながら可能性を探る。
私はまた今日も新しいテキストをもらう。
稽古の途中夕立ちのような豪雨があったけれど帰る頃には雨は上がっていた。買った傘はいらなくなった。
帰りは今日発見した県民デパートの食料品売り場に連なってある、地下街の食料品売り場に行った。6時過ぎるとタイムサービス、大概のお惣菜が半額とか、大安売りになっている。何かが枯渇している感のある今日は、エネルギーの高いものを食べる必要がある、揚げ物とか、と思って揚げ物コーナーで4割引になっていたカキフライを買った。あと気になったピーナツどうふというのも買って帰った。
帰ってカキフライを温めなおしタルタルソースをつけて食べたら、まさにこれでしたと消化器官が皆頷いている感じがした。こういうときの体の意向を裏切ると、後日顔色が変になったりする。
ピーナツどうふはピーナツのペーストと片栗粉と水を練り固めたような、要するにスーパーで100円くらいで売っている胡麻豆腐のピーナツ版。そのまま食べるとほんのり塩気と甘味を感じる。これは醤油で食べるより、断然デザートと思い、砂糖を少しかけてみた。でもグラニュー糖の粒が邪魔で、白砂糖がつまらない。そこで、ウィークリーの部屋にあったホウロウの白い鍋にスティックシュガーをわりと大量にあけて、少し水を入れて火にかける。砂糖が溶けて沸騰し、透明な液体が徐々に色付く。きっとウィークリーの部屋でカラメルソースを作ったのは私が最初に違いないと思いながら、茶色くなってワーっとなったところで湯を注いだ。
ピーナツどうふカラメルソースがけは狙い通りだった。

あと今日スーパーで熊本県産の小豆を見つけてしまった。さらにキビもちという美味しそうな餅も見つけてしまった。
今はぜんざいを炊きたいのをがまんしている。なぜなら炊いたら最後、帰る日まで毎日一食はぜんざいになるし、そのために買った砂糖は絶対に余るから。

2014/1/24

2014年01月25日 | Weblog
快眠サイクルという、たぶん寝た時間から計算して目覚めるのに最適なタイミングで起こしてくれるアプリを教えてもらった。確かにカラッと起きれるときと、沼のように眠いときがある。眠りの深さの問題なのか、浅瀬からあがる方が簡単なことはわかる。でも鳴る前に目が覚めてしまってまだその効力を実感できていない。
稽古は14時から。起きると空腹。ミルクティーで体温上げ、グラノーラを少し。グラノーラおいしいけれど、どこにでもあるのに買ってしまってちょっと失敗だったかなと思う。熊本生活を楽しむには米を中心に据えた方が断然豊かだ。マイ基礎。昨日買ってきた山うに豆腐でごはんを食べるのを楽しみにしていた。今日は冷凍ごはんをだし醤油と水を入れた鍋に入れて解凍しながら、米がばらけて沸騰したところに卵をひとつ割って弱火にして蓋をし、しばらく待つ。できた雑炊に山うにを添えて食べた。
滑らかで確かにうにの雰囲気もある和風クリームチーズ。半熟の黄身を崩しながら混ぜて食べるのが美味しかった。
稽古場へ。今日はまた新たなテキストで。私のあまりよろしくないところ、段階的にすべきものを2段抜かしくらいの力尽くでやろうとしてしまうところがあって、そのことにブレーキをかけられると効きすぎてやや消沈する、という過程を経て、明日はもうちょっと一歩ずつやることを心掛けようと思った。
今日はタイから新たなクリエイションメンバーがやってきた。若いダンサーのケットちゃん。早朝福岡空港に着いて、少し休んでから稽古場にくることになっていた。すごく大きなスーツケースを引っ張ってきた。
一緒に稽古するのは明日から。私よりは英語が話せるけど、タイ語のフォローがいるようで、全員のミーティングになるとタイ語→英語→日本語 とかまたはその逆だったりする現場となる。出しそびれていた八つ橋をここぞと思ってあけた。八つ橋の賞味期限が長くて良かった。

帰り道の県民デパートに寄って天草の塩とココアの素を買って帰宅。
今日も野菜を蒸し茹でてまた山うにで食べた。山うに豆腐、おいしいけれど70g470円と高いので代価案を考えてしまう。豆腐ディップ的なものより濃厚。アボカドと味噌を混ぜた感じが近いかと思う。

今日も稽古場で落とし込めなかった言葉を定着させる作業を部屋でする。
いい脱力をうむために不安材料となる記憶の途切れをなくしておきたい。
明日は豆乳でごはんを炊いてリゾット風にして山うに豆腐を食べようと思う。
蒸し野菜も蒸したいやつを一通り蒸したので、次の熊本計画を考えるため明日またスーパーをうろうろするだろう。

2014/1/23

2014年01月24日 | Weblog
稽古は休みの日。遅く起きて、洗濯掃除。掃除用具は見たところ雑巾しかないようだったが、押入れに掃除機があることにやっと気付いた。
昨日買ったミキプルーンとプルーンを練り込んだ茶色いパンをスライスしてグリルで焼き、昨日作っておいたかぼちゃサラダを添えて朝食。
洗濯物を部屋に干して、マイ基礎をやる。
午後、近くに見えている熊本城の方へ行ってみる。目当ては城というより、そこの近くの名産品店街にある山うに豆腐という食感がうにだという味噌漬け豆腐と蒸して売っているいきなり団子。
晴天。雲ひとつない空に春のピンク色が見えた。桜が咲いているので驚いたら、ヒマラヤ桜という早咲きの品種らしかった。すでに葉桜。

山うに豆腐は試食させてもらった。
これはもしかしたら、濃いタイプの豆腐を水切りして味噌と混ぜてペーストにしたら近いものが出来そうと考えかけるのを停止させて、ひとつ買った。そのまま食べたりごはんと共に、トーストに塗ったり、カルボナーラにしたりと活用範囲が広い。

いきなり団子は小麦粉生地に包まれた切ったさつまいもと餡子入りの蒸し団子。お土産物にもあったが、温かい状態が美味しいと思う。

せっかくなので熊本城にも足を踏み入れてみた。
熊本城の石垣はまっすぐに積まれているのではなく、上に行くにつれて反り返ったカーブを描いている。空を切り取るエッジのたった形状がいい。侵入者を防ぐための武者返しと言うらしい。
天守閣に至るまでの道を石垣に囲まれた階段を上がる。
途中、人の交通整理のバイトらしい侍の格好をした青年が中国人観光客に、中国語で、右側通行でお願いします と言った。そう言ったのがわかったのは、そのあとすぐに同じ人が日本語でそう言ったから。すると中国人観光客一行の男性が驚いて振り返り、私に英語で話しかけた。

あなたは日本人ですか?
はい。
今彼は中国語で話して、日本語でも話しましたよね。
はい。
すごいね。まあでもどっちの国の人も見た感じは似てるからね。
そうですね。

天守閣、外見は立派だが、中は資料と手摺つきの階段になっていて、景色を見るために上がって降りていくようだった。

それから街の方を散策し、セレクトショップが並ぶ辺りを歩いたり、結構歩き疲れるくらい歩いて部屋に戻って冷蔵庫に仕舞うものだけ仕舞ってまた外出。
今回のクリエイションでオブジェを作る曽田さんの作業するところを見学することになっていた。曽田さんのホテルにピチェさん、ケティングさんと向かう。
ホテルでの作業台は鏡台で、普段は工業用ミシンだけれど、大阪から持ち運ぶために家庭用ミシンを使っていた。材料は全部糸。糸から面を作っていく。ちょっとだけやらせてもらったらひとつの形に想像以上に途方もない時間が縫い込められているかがわかった。

夜は岡田さん一家とおすすめのイタリアンレストランに皆で行った。
岡田さんの父親姿を垣間見る。
馬肉のカルパッチョを食べた。馬は馬、馬と思い浮かべなければ、おいしいということがわかった。癖もない赤身。こだわり野菜の店なので、バーニャカウダやサラダピザなど野菜を沢山食べた。


2014/1/22

2014年01月22日 | Weblog
8時15分起床。今朝は米にしようと南関あげ味噌汁、炊いて小分け冷凍していたごはんを温め、生たまご、とうふの味噌漬け。
ローカル放送をつけたら、今日はカレーの日だと言っていた。小学校給食にはじめてカレーが出た日らしい。

身支度して基礎まで部屋で済ます。

稽古場まで歩きながら「オールドボーイ」のエンディングのワルツを聞く。

稽古場。古いタイプのエアコンの暖房が風が出たりとまったりいまいち効かない。
今日はテキストを読む。言葉を言いながら動く。そのなかでどういう状態を抽出すべきかわかってきた。
火を入れ過ぎないこと。半熟の加減を確実にとどめておくためのテキストと体の関係の持ち方。

やっぱり稽古場が寒かったので、丸型の赤い石油ストーブが加勢された。その暖かさたるや、という言い回しを積極的にしたくなるほどストーブのぬくもりが有難かった。

ピチェさんと交代して休憩に入り、カレーの日なのでおいしいと聞いていた稽古場近くのカレー屋へ。バターチキンカレー。いわゆるカレーの色じゃなく、白にターメリックの黄色が足されたくらいの色合いのルーはバターとクリームでまろやかだった。辛口でもマイルドさが勝つ。どっちかと言うとホワイトカレーと呼びたい。
稽古場の隣はもなか屋で、もなか屋のご主人は金春流の能楽師でもある。もなかを一個買いに入ると、むしろもなかはおまけかと思うほどお能への想いを語ってくださり、京都から来たと言ったらより熱い語りになった。ちなみにもなかはその場であんこを詰めてくれる。

さっきの稽古でやったことを整理し、稽古場再集合。

翌日は休みの予定だが、夕方曽田さんの作業しているところを見せてもらうことになった。

帰宅。
昨日買っておいた熊本産かぼちゃともらった玉ねぎ、キャベツを蒸してバター。かぼちゃの残りはサラダにした。
ところで、昨夜加湿しようと鍋に湯を沸かして、その鍋をタオルを敷いたテーブルの上に置いて一晩経ってから鍋をどけたら、その部分が白くなってしまって拭いても取れない。どうしよう。