Ｍ社燃費不正申告問題、再発の巻ー１

今日のニュースでまたＭ社の燃費不正申告問題が指摘されましたが、８月１日付けで第三者委員会による２００Ｐ以上の報告書が公開されたので読んでみました。
その要約ですが、日ごろ私が考えていたポイントを上手く表現していました。
よく政治家が秘書に任していたから知らんかったと言い訳し法的責任から逃れていますが、経営トップの責任は重いと感じます。
自動車の販売、特に軽自動車の場合、燃費性能が販売促進の最重要課題で、それに興味を持たない経営者トップは居ないのです。
良い数字を出すように実務部隊にプレッシャーを掛け、その数字の根拠に責任を取れない経営者は不要です。
言うまでもありませんが、Ｍ社はＳ社やＤ社のように小型車に特化し、技術を磨いていません。
そのＭ社が簡単に良い数字を出すことができるはずがないと、外部の私が思っているような状況で、良い数字が出たと報告を受けた時、Ｍ社経営者はどのように考えたのか！？
たぶん疑問を感じながら、それで良いと思ったと思います、詳細は知らないことの方が良いと感じたはずです。
これが無責任経営と言うもので、Ｎ社は大変な重荷を背負った感じがします。