英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

何と闘おうというのだろう?

2012-11-15 17:42:23 | 時事
 野田総理の突如の解散宣言。
「民主党では戦えない」と離党を表明する議員たち。

 戦うって、レスラー?

いったい、何と闘おうというのだろう?

ゴジラか?
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歳時メモ ピカピカ、ゴロゴロ、ビュービュ、ーザーザー

2012-11-14 15:06:41 | 歳時メモ
 この秋、一番の寒気が来襲。ひと月先の天候である。
 雷や強風で時折、霰も。落葉も進みそう。国道8号線の並木も上部がさびしくなっていた。近くの花水木も半分以上落葉していた。
 越前海岸に行く峠の気温は5℃(福井市も7℃)、日本海は東宝映画のオープニング以上の荒波だった。
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TOKYO エアポート ~東京空港管制保安部~ 第5話「1枚の写真に隠された40年前のフライト」

2012-11-13 20:34:55 | ドラマ・映画
 良い話だった。特に、病状が重くてフライトに臨めない子どもたちが搭乗のシミュレーション体験をするシーンには、うるうるしてしまった。 直接、管制とは関係ない話もあっても良いんじゃないかと私は思う。

 しかし、主人公・香織の絡ませ方が大いに疑問
①古い写真に関して、病院から問い合わせが東京空港に問い合わせがあったと言うが、それが何故、保安部?そもそも、その問い合わせた病院はなぜホスピスの事に思い当たらないのか?
 病院が空港の事を知らないかもしれないので、空港に問い合わせるのはありかと思うが、空港から各航空会社に問い合わせるのが妥当だと思うが、それが何故、香織の元へ?氷室氏(別所哲也)、手抜きだぞ。

②強引に絡ませられた香織と全日空の客室乗務員教育係の田口(肘井美佳)が、敷島珈琲を経由して元パイロットの小島氏の夫人に行きつき、当時の様子を聞いたのは良いとして、その帰り道、香織が「病院に行こう」と言いだすのも唐突過ぎ。

 その他も強引な点が目立つ
③若いキャビンアテンダントの練習生が、仕事の意義や素晴らしさを理解していないと感じていたが、“小島メモリアルフライト”は練習生のためになるというのもつながりが弱い。
(確かに、生きる事、希望を持つ事の素晴らしさを実感させるのには良いイベント、授業ではあるが)

無理やり主人公の香織を中心に置こうとしたため、①②の強引さが生じた。
 この際、主人公は脇に置いておいた方がいいのではないか。例えば、リハビリ中の恋人・本上(平岡祐太)が企画の発案者になるとか。
 本上の絡みにしても、香織の行動が本上の心に働きかける(激励する)という形にして、主人公の功にしたのも、何か釈然としない。

 その他の疑問点など
⑤やはり顔を観ない竹内(瀬戸朝香)
 嫌味を言う時はやはり顔を合わさない。さすがに助言をする時は相対していた。

⑥上層部が反対した理由は
 こんな良い企画を許可しないなら、上層部はその理由を示さなければならない

⑦ホスピスの意味
 ホスピスと言うと、「末期ガン患者に対して緩和治療やケアをする施設」だと思っていたが、この話のホスピスは少し趣が違うように思った。私の思い違い?


【ストーリー】番組サイトより
初めての夜勤を終えた篠田香織(深田恭子)の元に氷室一生(別所哲也)がやって来た。氷室は、羽田空港の近くにある病院から問い合わせがあったという、全日空の航空機前でパイロットとCAと子供たちが写っている古い写真を見せ、何か知らないかと尋ねる。

写真を調べるため「敷島珈琲」にやってきた香織と酒井真奈(佐々木希)。そこへ山下佑司(瀬戸康史)が知り合いの全日空で客室乗務員教育係をやっている田口七美(肘井美佳)を連れて来た。すぐに写真を見せるが、田口もわからないという。しかし「敷島珈琲」のオーナーで元管制技術官の横山博(小野武彦)が、パイロットはすでに亡くなっている小島健吾だと教えてくれた。

後日、香織と田口が小島の家を訪ねると、妻の鈴子が写真はホスピスの子供たちを飛行機に乗せてあげるという、小島が5年がかりで実現させたボランティアイベントだと説明してくれた。翌日、2人は写真の返却も兼ねて病院を訪ねた。窓から飛行機が見える病院内では子供たちが飛行機の模型やぬいぐるみで遊んでいた。スタッフから子供たちの様子を聞いた2人は、再び"小島メモリアルフライト"を実現させるべく動くことを決意する。

香織と田口がそれぞれの場所で準備を進めていたが、順調に進んでいた香織とは反対に田口の航空会社から許可は出せないとの連絡が氷室を通して入った。再度、交渉しようとする香織に竹内裕美(瀬戸朝香)はアドバイスを送る。
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「渡辺竜王」考 その2~渡辺将棋の特性~

2012-11-13 14:21:42 | 将棋
 渡辺将棋の特性は、合理性と実戦性にある。

 対局に勝つ事が一番の優先事項…というより唯一の目的と言っても良いかもしれない。渡辺竜王の場合、勝利へのアプローチが実に合理的で実戦的である。
 例えば、感想戦や『将棋世界』の「イメージと読みの将棋観」などで、ある局面において有力そうな手が示されても、「実戦では指さないから、調べても仕方がない」「この戦型にはならないので、あまり興味はない」といった旨の発言をしている。

 封じ手も、はっきり戦略の要素と考えている。2007年に出された『頭脳勝負』(渡辺明著)において、
 「封じ手をするほうは一手先の局面を考えることができる。選択肢が多い局面で封じ手をして、相手の意表を突くことができれば、二日目の朝に「一本取った」というように精神的に有利になれる」
と述べている。
 この「一本取った」という表現は実戦的な渡辺竜王らしい表現だが、これは一般読者を意識した分かりやすさを重視したとも考えられる。
 さらに、封じ手まであと1時間、消費時間は同じという条件で、自分に手番がある時、次の一手が①「誰が考えてもこの一手」、②「有力な選択肢がいくつもある」場合に分け、
 ①の時は、当然の手を封じ手にしても、相手にもその後の展開を考えられてしまい、1時間も払う価値はないと述べている。(指し手を進め、②の機会を窺う)
 ②の時は、封じた側はその後の展開を午後6時~翌朝9時まで考えることができるのに対して、相手は各々の変化をなんとなくしか考えることができない。これならば1時間を払う価値は十分にあると記している。

 そしてさらに、渡辺竜王の将棋観を示す出来事が起こった。
 11月5日、A級順位戦▲屋敷九段×△渡辺竜王戦。将棋は「矢倉91手組」と呼ばれる最前線の手順で、NHK杯戦2011年(2010年度)決勝の羽生×渡辺戦もこの類型で、先手の羽生二冠が変化している。
 
 91手目の▲8一飛成までの消費時間は屋敷九段の2時間3分、渡辺竜王25分。ここで、竜王は有力手の一つの△4三金を6分で着手している。
 以下▲4一龍(36分)△4二歩(35分)▲3四歩(27分)△1四歩(11分)▲1一銀(56分)△1三玉(5分)▲3六桂(4分)△同成銀(58分)以下19手指し継いだが、その後の竜王はほとんど1分未満で指し(計10分)午後7時59分に投了している。消費時間は屋敷九段4時間45分、△渡辺2時間30分、指し手119手(持ち時間、各6時間)。
 中継サイトによると、▲3四歩が盲点になっていたとのこと。盲点の一手の後、11分で△1四歩を指しているのは、竜王らしい勝負術だ。

 渡辺竜王は、この一局について、
「予定通りの進行でしたが研究に大きな穴が空いていて、簡単に負けてしまいました。予想外の手が出てから時間を使うつもりでしたが、その時点で既に敗勢というお粗末な将棋。結局、時間を使うところがなく持時間6時間を半分以上余しての投了。
 こういうことが減るように研究精度を高めないといけません。申し訳ない内容でした」

と述べている。
 確かに、研究精度を高めるのは肝要なことであるが、こういう対局姿勢でいいのかなと、ほんの少し疑問を感じる。対局が研究発表の場のように感じてしまう。
 私はこの対局をリアルタイムでは観戦できず、9時ごろサイトを開いたら終局していたのには驚き、少々ガッカリした。リアルタイムで見ていた方はどういうふうに感じたのだろうか?91手組の通り進み、その後竜王がどんな秘手を見せてくれるのかと待っていたら、ほとんど見せ場なく終局。91手まで定跡(VTR)を見せられ、さてと思ったら終了…。

 研究に穴が開いていたのは仕方がないとして、研究手順を再現するのみでなく、その途中で読みを入れていれば修正できたかもしれない。もしかしたら、途中で気がついたという可能性もあるが、そこまで(91手まで)の考慮時間が25分では、その可能性は低い。
 考慮時間を有効に使うため、事前の研究で対局における時間と労力を節約し、その分を未知の局面に当てるというのは合理的で正当な戦略である。
 しかし、観戦者の立場としては、研究手順を踏まえていたとしても、その過程で読み(気迫)を入れ、その結果、同一手順で敗れたとしても、対局者にとって渾身の一局であったとしたら、私はそのことに重みを感じることができる。
 屋敷×渡辺戦の渡辺竜王の指し手には、何の感動もなかった。
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「渡辺竜王」考 その1 ~『明日対局』を読んで~

2012-11-12 22:43:33 | 将棋
 竜王戦は渡辺竜王が3勝0敗。第1局、第2局はワンサイド、第3局は接戦でしたが結局渡辺竜王の勝ち。終盤、▲4七角と指していれば勝負はどう転ぶか分からなかったようです。(局後の検討では後手の勝ち)
 結果はともかく、竜王位に挑戦するのだから、▲4七角ぐらいは指していただきたいものです。
 第一局の△2三金が話題になっていますが、羽生三冠との将棋を見ていると、渡辺竜王はこういう指し方が多く、たとえば一昨年の第六局で、△2三金~△1四金~△2三玉~△4五銀と先手の攻め駒を責めながら上部に厚みを作っていった将棋を思い出します。同期の第2局も同じ感覚です。
 なので、△2三同金の可能性は高いと見ていました。

 それはともかく、『明日対局』を読み終えました。
 内容は面白かった部類に入ります(上から目線)。
 2003年4月に始めた『若手棋士の日記』『渡辺明ブログ』をもとに、注釈と挿絵を加えて再編集したもので、巻頭に15ページほどのインタビューも加えられている。
 私は、おそらく、氏のブログは2006年の竜王戦(対佐藤棋聖)あたりから読んでいて、読みながら「ああこういう記事もあったなあ」という感じで読み返しています。意外と覚えているものですが、注釈が加えられていて、氏の現在の感覚や思考との差も感じられ面白かったです。奥様が描かれたイラストも、本質をついていて、しかも、味があって面白いです。
 文章の量は2007年度辺りから減り始め、2009年度からは極端に少なくなっています。これは、2008年9月8日でコメント欄を終了したことに呼応しているように思います。
 コメント欄が乱れ始めた2007年春辺りからコメント欄の終了を考えていたそうで、当時の状態を考えると仕方がないと思います。ただ、ファンの声が聞けて、竜王ブログの大きな要素であっただけに残念でした。
 なんとなく、この頃から、竜王のブログへの思いも薄くなってきたように思うのは考え過ぎなのでしょうか。

 この本というか竜王のブログを読むと、将棋界全体を視野に入れ、ファンの視点からも考えていて、氏の懐の深さには感心します。また、周囲への気遣いや義理堅さ、素直で柔軟な感性、合理的な考え方も感じられます。
 さらに、対局のポイントの局面の解説(指し手や思考方法・過程)もかなり正直に書かれています。

 『明日対局』を読んで、渡辺竜王に対して新たな感じたことがあります。ブログを欠かさず読んでいても気がつきませんでしたが、こうして1冊の本で集約して読むと(と言ってもほぼ3週間かかりましたが)、今まで感じなかった事に気がつきました。
 それは、ちょっと文章にするのは気が引けますが……「将棋に対する探求心・好奇心がほとんど感じられない」ことなのです。
 タイトルを取る事や棋界の第一人者となることへの意欲や、勝利への意志は非常に感じますが、将棋への好奇心は感じられません。将棋を指していて楽しいとか面白いという感情が感じられないのです
 私の読解力が足りず、こんな事を思ったのは、私だけのような気がしますが、全部読んだ後、「あれ?」という不思議な感覚に襲われ、その理由を考え、行きついた結論がこれなのです。
 もちろん、渡辺竜王がそういう感覚を表に出さないだけかもしれませんし、渡辺竜王に限らず、棋士というプロなのでそういう感情は捨てる、或いは、表に出さないものなのかもしれません。(でも、羽生三冠や佐藤王将は楽しそうに見えるのですが) 
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『MONSTERS』 第4話 録画失敗

2012-11-12 16:31:59 | ドラマ・映画
 タイトルの通り、録画に失敗しました。
 同時間帯の『TOKYOエアポート』は録れた(未視聴)のですが、裏録に失敗しました。(ハードディスク容量がなかったようです)
 福井は民放2局(日本テレビ系、フジテレビ系)だけです。バブル景気の時にもう一局開局という話もあったのですが、バブルがはじけて、その計画も消滅しました。
 基本的にその2系列だけですが、その2局がTBS、テレビ朝日とも契約していて、『相棒』や『MONSTERS』や『パーフェクトブルー』などいくつかの番組を観ることができます。(『相棒』は土曜9時、『MONSTERS』は1周遅れの日曜の午後に、『パーフェクトブルー』は日曜10時半)その影響で、日本テレビ土曜9時からの『悪夢ちゃん』は土曜の夕方に1週遅れに放送されます)
 幸いにも、ケーブルテレビで石川県のMRO(TBS)と北陸朝日放送(テレビ朝日)を観ることができます。

 今週の『MONSTERS』は今度の日曜日に見ることができますが、レビューはお休みです。
 って、告知するほどのことではありませんよね。それでも、もしかしたら、2,3人の奇特な方がいらっしゃって、レビューを待っているかもしれませんので、一応、告知します。(リクエストがあれば、レビューも書くかもしれませんが……内容によって気が変わるかもしれません)
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『平清盛』 第44話「そこからの眺め」

2012-11-11 21:40:09 | ドラマ・映画
「いかがにござりますか?そこからの眺めは」
…………国の頂に立った清盛に対して祇園女御が問いかけた言葉
この問いは、清盛が病に倒れ死の淵にいる時、白河法皇が清盛に掛けた言葉「そちはまだ知らぬ。のぼりきったその果ての景色を」という言葉を引き継いでの言葉である。
 白河法皇の物の怪の血を引き継ぐ清盛が、ついに国の頂に立ちどんな景色を見たのだろうか?それは白河法皇と同じ景色だったのだろうか?
 暗転……何も見えないと言う事なのだろうか?タモリが出てきそうなエンディングだった。
 祇園女御の言葉の合間に、後白河法皇の不敵な笑みが挿入されていたが、後白河法皇も同じ景色を見ていたと言う事なのだろうか。


あまりにも非業な重盛の死
 今回、前半部分に重盛の死が描かれていた。清盛には自分の心が伝わったようだが、後白河法皇は重盛の心がまったく響いていないようで、死の淵に居る重盛をいたぶる非道ぶり。
 脚本家的には「清盛と後白河法皇との板挟み」で、ドラマを通して観れば、清盛、後白河法皇だけでなく、腹違いの弟たちに気を使い、義兄・成親に足を引っ張られ、できた妻を思いやりと、周囲に気を配ってばかり。誠実な性格ゆえ、心が休まらない一生であった。
 最後は、命を懸けて守った後白河院にトドメを刺された。

 重篤な重盛に、双六遊びを無理強いしていたぶる後白河法皇(『ライアーゲーム』より非道だ)。その様を、清盛に見せつける。これは、ふたりが若き頃、重盛を賭けて双六をしたことに掛けている(賭けは一方的に後白河法皇が持ちかけた)

 この脚本家さん、かなり以前に伏線を張っておいて、それを回収し、昇華させるのが得意。
 それにこだわり過ぎて、登場人物を駒のように扱い過ぎて、その心情が描かれなかったり、一貫性がなくなってしまうと言う本末転倒さが残念であるが、今回は見事だった。


 残念だったのは、私の勉強不足だと思うが、
後白河法皇、高倉天皇、清盛の権力関係がよくわからない。
後白河法皇は摂関家の所領や重盛の領地を没収。清盛は対立勢力を解官。それぞれが、強引にしていた。
 清盛は、東宮の祖父としての権力を持っていたと考えればよいのだろうか?
 でも、ふたりとも、かなり強引に事を進めていた。朝廷での権力や法的根拠は?


 それはともかく、見応えがあった今回。
 重盛の死と清盛がついに国の頂に立ったという出来事、この二つが一話(一週分)になってしまったのは勿体ないと思うのは、贅沢な不満なのであろうか。


【ストーリー】番組サイトより
後白河法皇(松田翔太)と清盛(松山ケンイチ)のはざまで、心労を重ねていた嫡男・重盛(窪田正孝)は病の床に伏す。そして清盛の娘で摂関家に嫁いでいた盛子が病死。平家に暗雲がたちこめる。清盛が厳島参詣で都を離れているすきに、後白河法皇は関白・基房(細川茂樹)と手を組み、盛子の所領を没収、重盛にも魔の手をのばす。一方、平家では重盛の代わりを誰にするか論議になっていた。時忠(森田剛)は時子(深田恭子)の息子・宗盛(石黒英雄)を推すが、反対する者も多く一門は分裂の危機を迎える。そんな中、後白河法皇は重盛を見舞い、無理難題を押しつけ苦しめる。そこに現れた清盛は怒り法皇をどう喝するが、重盛はすでに死の淵にいた。
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『捜査地図の女』 第3話

2012-11-10 20:30:57 | ドラマ・映画
・殺人事件後の犯人の足取り(推定経路)上に、フラワースタンド荒らし事件が起こり、時刻が合致したことだけで、両事件を結び付けるのはあまりにも強引
・フラワースタンド荒らしの現場で捜査しているうちに班長が5年前の傷害致死事件を思い出すのなら納得できるが、フラワースタンド荒らしの場所を聞いただけで、班長が5年前の事件を思い出すのは唐突すぎる。

 この捜査序盤の強引さがひど過ぎて、人情話も色あせてしまった。
 人情話自体もかなり不自然で、ふたりとも花に八つ当たりするというのも、不自然だ。

 ああ、せっかくの豪華キャストなのに……

【ストーリー】番組サイトより
 京都市内の雑居ビルで、訪問販売ビジネスのオーナー・神田芳郎(谷口高史)が刺殺された。死体のかたわらには、ひとりの舞妓の姿を隠し撮りした写真が落ちていた…。
 橘珠子(真矢みき)たちが聞き込みを行なった結果、ビル内のバーの店長・白井貢(水上竜士)らが建物を出て行く不審な男を目撃していたことが判明。その男が何度か被害者のもとを訪れ口論していたことや、付近の防犯カメラにそれらしき男が映っていることもわかった。
 そんなとき、珠子の母・松原美冬(草笛光子)が「重大事件が発生した!」と突然、捜査一課にやって来た。前夜、観光案内所前のフラワースタンドが、こっ酷く荒らされていたというのだ。美冬は、花壇のある路地から怪しい男が飛び出してきた、という目撃証言まで取材していた。
 それを聞いた珠子は、花を荒らした犯人と殺人犯が同一人物ではないかと考えはじめる。防犯カメラの場所とフラワースタンドのある路地までは、大人の男の足で5分強…。移動時間と目撃時刻の差が、ピッタリ一致するのだ!
 そして、班長の城戸禄郎(中村梅雀)もまた、花が荒らされた路地で、かつて殺人事件が起きていたことを思い出す。その路地は5年前、出張のため京都を訪れていた会社員・早乙女哲夫(下元佳好)が、酔った無職の男・森克明(篠田光亮)に言いがかりをつけられた挙句、石で殴打されて殺害された現場だったのだ。

 2つの事件のつながりに興味を持った珠子は、花壇が荒らされた現場へ。そして、フラワースタンドを熱心に手入れしていた人物が、とある料亭の板長・大石恵三(西岡馬)だと知る。大石を直撃した珠子は、内心驚く。雑居ビルで目撃された男の似顔絵と大石が、よく似ていたのだ…! だが、大石は5年前の事件などまったく関係ない、花を育てていたのは単なる趣味だと硬い表情で語るだけだった…。
 一方、成田慎平(石黒賢)たちは、殺人現場に残された写真に写っていたのが、まだ1年目の舞妓・小春(黒川智花)であることを突き止める。小春は、神田が実母の交際相手だったことを打ち明けたものの、事件の夜のアリバイについてはなぜか堅く口を閉ざす…。
 その後、珠子の“寄り道捜査”のおかげで、小春、神田、早乙女の3人に共通する、ある接点が浮かび上がる。しかし、大石と彼らとの接点は、まったく浮かび上がってこない…。同一人物だという珠子の推理は外れたのか…!? はたして、雑居ビルで起きた殺人事件と5年前の事件は、どんなつながりがあるのか…!?
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『結婚しない』 第5話

2012-11-10 17:28:27 | ドラマ・映画
今週のテーマは○○歳代ですべき恋
~女性は30代半ばを過ぎると、急激に出会いが少なくなる。だからこそ、若いうちに失恋も含めて男女の機微を学んでおく方が良い。そうすれば、いざ結婚適齢期になった時に、不倫やダメ男にハマるような失敗をせずに、結婚に繋がる恋が出来る~

30代ですべき恋は、結婚に繋がる恋である
 結婚に繋がらない恋に費やす時間は残っていない。
避けるべき男性の条件
 ①結婚願望ゼロの男性
 ②妻や彼女がいる男性
 ③経済力のない男性
 ひとつでも引っかかっていたらアウトらしいが、純平は、三拍子揃っている……


★純平の状況(恋のへのスタンス)
 結婚願望がないと言うより、諦めていると言う心境で、恋する事より、自身の人生設計や絵を描く事を断念した事を引きずっている状況。
 今回、画廊経営者に「才能がない」と宣告されてしまう。
 でも、この画廊、純平を慕う瑞希に対する私的思いを含んだの評価のように感じられる

★春子の状況
 30代でも40代でも単純に好きになった人に恋すればいい。恋の行く先は、あとにならなければ分からないから、気にしなくても良い。
 恋する感情は、理論的にはいくものではないと考えている。
 今回、レストランで千春と食事をしているとき、上司(過去の不倫相手)の家族の仲睦まじい様子を目にして、逃げるように場を立ち去るが、妻から「公私ともに支えて下さり、ありがとう」という言葉を浴びせられ、消沈。
 女性一人で、ガーデンレストランで食事する羽目になった千春も、痛い。
 

恋愛論の講義をしている教授が春子にうまく気持ちを表現できず、その講義を受けていて、教授から“学生の鏡”と褒められた麻衣が空気を全く読めていないのが面白い。

★紀子(千春の母)の状況
 現在の春子のの年齢の時には、娘の春子は中学生になっていた。自分の時代は、考える間もなく結婚生活が始まってしまった。現代は、いろいろ考えられる時間があって良いと思うが、反面、その分大変であることも理解している。

手術を受け、人生を柔軟に考えられるようになり、千春への理解を深め、軟化した。ただ、なんかの理由が手術というのはどうなのだろう?先週の千春の粋な計らいと頑張りを評価してほしい

★千春の状況
 結婚に繋がる恋をしないといけないのかなと思うが、徐々に純平に惹かれていく。現段階では、純平に絵を描いて欲しいという気持ちが表面に出ているが、過去に書いた純平の麻衣をモデルにした絵にショックを受ける。


 教授の恋愛講義は興味深い。それをテーマにドラマが展開していくのも面白い。教授・春子・麻衣のコントも面白い。
 純平は自分に自信を持てないようだが、千春へのフォローなど実にしっかりしている。それに、花屋さんにも向いているように思う。と言うより、仕入れなどバイトの領域を遥かに超えたことをしているような気がする。(時々、ドラマ中で指摘されて、「ああバイトだったんだ」と思いだす)
 

【ストーリー】番組サイトより
 田中千春(菅野美穂)は、同僚の鈴村真里子(福田彩乃)らとのランチの帰り、配達中の工藤純平(玉木宏)に出会う。真里子は、イケメンの純平に興味津々だったが、千春から生花店でアルバイトしていると聞いた途端にテンションが下がる。結婚につながらない相手だ、と言うのだ。続けて真理子は、結婚につながる恋をするために避けるべき3ヵ条なるものを千春に教える。

 一方、桐島春子(天海祐希)が店長を務める生花店『メゾン・フローラル』では、佐倉麻衣(三吉彩花)が純平と一緒に春子のマンションに遊びに行く話が持ち上がっていた。それを聞いた千春は、得意のスイートポテトを作る、と気合いを入れる。

 メゾン・フローラルの定休日、純平と麻衣は、春子のマンションを訪問する。春子たちは、千春が作ったスイートポテトや手料理を囲みながら恋愛や年齢の話で盛り上がった。

 そんなある日、千春は、入院中の母・紀子(市毛良枝)のためにお見舞いの花を買おうと、メゾン・フローラルを訪れる。すると、純平の後輩・河野瑞希(伊藤歩)が絵のモチーフになる花を探しにやってきた。そこで千春は、純平が瑞希との約束があったにもかかわらず、妹の千夏(中村ゆり)のウエディングパーティーを手伝ってくれたことを知る。

 千春は、改めて千夏の件のお礼をするため、明日の夜、パーティー会場だったレストランで食事をしないか、と春子を誘う。春子はそれを快諾し、純平にも声をかけると言う。

 あくる日、メゾン・フローラルに明楓大学教授の谷川修司(小市慢太郎)がやってくる。数日前、母親のために花を買って行ったら喜んでくれたことを春子に伝えたかったのだ。

 その夜、千春と春子は、レストランで待ち合わせをする。しかし純平は、瑞希の絵を扱っている画廊から急な連絡が入り、参加できなくなってしまう…。

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TOKYO エアポート ~東京空港管制保安部~ 第4話「100年の夢を運ぶ航空管制官」

2012-11-09 20:15:20 | ドラマ・映画
・恋人の本上(平岡祐太)のために管制官になった香織(深田恭子)……
 大怪我をした本上に「パイロットにはならない」と言われ、管制官を務める意義に疑問を感じる。そんな迷いの中の管制で、パイロットへの指示が甘くなりうまく伝わらなかった。
 また、矢野(梶原善)の指導は放任主義。香織自身があれこれ考えてしなければならなくなり、負担が大きく、進歩も遅い。
 そんな中、ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーの解禁イベントの手助けをしようとしたものだから、ツンツン竹内(瀬戸朝香)に「あなた何のために転職したの。いつまでもグラウンドスタッフの気分でいたいのなら、管制官にならなければ良かったじゃない。自分の業務に専念しなさい」と嫌味を言われてしまう(叱られてしまう)。

・たくさん資格を取り、転職も視野に入れている真奈(佐々木希)……
 今回の企画立案者の矢吹(木南晴夏)手伝いをするうち、好きなワインの仕事に携わりたい気持ちが生じる。

・矢野の放任主義では、香織がステップアップする前に潰れてしまうと危惧し、苛立ちを感じる竹内(瀬戸朝香)……
 その苛立ちゆえ、香織にきつい事を言い、矢野と指導法で対立する。


 その他、
長い目で香織を指導する矢野
自分の仕事に誇りを持ち、何とか作り手のこだわりが詰まったワインをイベントで紹介したいと自分の首を懸ける矢吹
矢吹の気持ちに応えるため、奮闘する悠(佐藤江梨子)たち
 と、見どころは一杯であった。
 特に、ワインを味わうお客に、矢吹の純粋なワインへの思いを汲んだ悠が、彼女の怪力(笑)でお客の前に引っ張ったシーンはよかった。でも、ラストの方で、矢吹は真奈に感謝していたけれど(笑)。

 ただ、いろいろ詰め込み過ぎたため、散漫で描き込みが不足気味になった。
 竹内は厳しいこととツンツンする事を履き違えているし、矢野の放任主義の利点や欠点が良く分からないし、矢野は何を根拠に香織を信頼して任せたのかが分からない。
 真奈は軽い気持ちで管制をしていたようで、今回、首を掛けた矢吹の仕事ぶりに、ようやく真剣に仕事に取り組むというのも今更感が強い。
 香織の管制官の仕事をする意義が有耶無耶のままだった。(本上への接し方や気持ちの整理はついたようだ)
 山場となった、香織と真奈の管制指示の適正さも良く分からなかった。視聴者には分からなくても良いから、彼女たちが真剣に指示を出すシーンはもっと長くした方がよい。

 一応、来週も視聴しようと思うが、レビューを書くかは微妙になってきた。

 それはともかく、木南さんの演技が良かった
 恥ずかしながら、彼女を知ったのはこの間の『トッカン』が初めて。あの時は、嫌な女→ツンデレ(ヒロインに対して)と、気の強い役だったが、今回は、強い意志を持つが、純粋で、どちらかと言うと気弱な感じ。
 最初のポスターを張っていたシーンは、彼女が木南さんとは気づかなかった。私の目がフシ穴のせいかもしれないが、「女性は怖い(信じられない)なあ」と。
 どちらが彼女の素に近いのかなあ。どちらも好きです。

【ストーリー】番組サイトより
篠田香織(深田恭子)は、変則的なチーム編成で矢野元治(梶原善)の指導を受けながらターミナルレーダー室での管制を行っていた。放任主義の矢野の指導方法に不安を抱く竹内裕美(瀬戸朝香)。

ある日の終業後、香織は桐島悠(佐藤江梨子)と城之内玲子(山口紗弥加)の待つレストランへ向かった。飯田博之(浅香航大)がワインの飲み過ぎでぐったりとしている中、2人は間近に迫ったボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーの解禁イベントの実行委員になり、飲み比べ企画に使用するワインを選んでいることを説明する。桐島が味の違いがわからないとぼやいていると、同じ店で飲んでいた酒井真奈(佐々木希)がやって来て一口飲んだワインの詳しい解説をした。取得が難しいワインエキスパートの資格を持っていると話す酒井に、様子を見ていた企画の立案者であり、系列会社でワインの買い付けを行っている矢吹典子(木南晴夏)は感激。イベント用に取り寄せているワインが、作り手のこだわりが詰まったいかに素晴らしいワインであるかを力説する。
後日、酒井は山下佑司(瀬戸康史)らに矢吹からワインの買い付けスタッフにスカウトされたと嬉しそうに話す。

一方、出社途中の香織の前には車イスの本上圭介(平岡祐太)が現れた。本上は香織に近づいてくると口を開き…。
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