今回のテーマは老後(将来)
未婚か既婚かで、老後の生活は大きく違ってくるとは思う。ただ、バリバリに仕事をしていれば、独身の方が貯蓄できると思う。確かに、家族の有無は大きいが、既婚者だから安心かと言うと、そうとも言えないかも。
また、晩婚化も老後の生活に大きく影響する。25歳で子どもができるのと35歳で子どもができるのとでは、子どももその人生設計を歩むとしたら、孫ができるのは50歳と70歳と大きな差が出てしまう。
老後どころか、数年後も不安な純平。バイトなのは、やはり、絵で生計を立てたいと思っていたからなのだろう。そこへ、後輩で画家の瑞希にパリ行きを誘われたら、やはり心は揺れるよね。
ただ、大切な絵を彼女に譲るのは、絵を描く決心をしたのと同時に、彼女と同じ道を歩まないということなのだと思う。
あ、そうそう、瑞希が千春の会社に来て、パリ行きの話を明かしたのは、偶然じゃなくて、わざわざ「彼にはあたしがいるのよ」と宣言しに来たのかと思ったが、純平が決心しかねていることも正直に告げていた。いい人だった。
いや、もしかしたら、春子が後押しすることを計算したのかも(笑)
千春は老後を真剣に考えていたが、まず、ごく近い未来の住居の心配をしないとダメなんじゃないのかな。春子の所に強引に居候させてもらっているが、このままでいいのだろうか?「分かり合える、茶飲み仲間」なんて、勝手なことを言っているけど、千春と春子、同格じゃないよね。
それはともかく、ドラマでのふたりの会話には共感できた。
「将来の不安に今ががんじがらめになって、押し潰されそうになることってあるよね?
人ってさ、先を見過ぎても、過去を見過ぎても、変に焦っちゃうもんなのかもね。
花の命は短いって思ったけど、でも、だからこそ、今を目一杯咲いてるんだね」
「明日のためにも、まずは今日をちゃんと感動して生きようって」
今回は、春子も大きな決断を迫られた。
過去の不倫相手で元上司の樋口が会社を辞め、独立して事務所を立ち上げるから、春子についてきて欲しいと申し出た。
「離婚が成立したんだ。残りの人生を、君とやり直したい」
春子も迷い、母に相談したが、母は反対。
不幸な残りの人生を歩んだ母の言葉には説得力があった。でも…
人の不幸の上に幸せを築いてはいけない
この考えには賛同できる。しかし、春子の場合は、少し違うと思う。
まず、春子の気持ちだが、どうやら過去の恋になってしまっているらしい。もし、春子の彼への気持ちがあった(あるいは復活した)として、樋口夫妻がすでに離婚が成立しているので、春子の選択にかかわらず樋口の妻は不幸である。別れたのに、二人が一緒にならなかったことを知った元妻はどう感じるのだろう?
さらに、男女の恋と仕事は別で、春子が今の仕事に満足しているのならともかく、好きな仕事をしたいと思っている。大きな賞を受賞した今がいいチャンスであろう。
だから、仕事だけと割り切って、樋口のパートナーとなる選択もある。この場合は、樋口が離婚していない方が、春子は申し出を受けやすいと思う。
恋と仕事をひとまとめにしたのは、どうかと思う。
このドラマ、「過去の約束に捉われない方がいい」という考えがあるみたいだが、どうなのだろう。
今週の『相棒』ではないが、男女の気持ちは、変わるものらしいので、過去の約束に捉われるのは意味がないことなのかもしれない。
「本社に春子を呼び戻す」「子どもが成人したら決着をつける」(←こういう約束があったかは、はっきり分かりません)を果たそうとしての、今回の決断だったとしたら、樋口もかわいそうだ。
男女の仲での約束はともかく、約束したのが過去でも、約束を守ることは大切だと思う。
★今週の笑劇場
今週はなかったので淋しい。
教授にとっては、ゆっくり会話ができて良かったが、気持ちは完全一方通行で、春子にとって教授は全く眼中にないらしい。この恋は実る?…届くのか?
【ストーリー】番組サイトより
田中千春(菅野美穂)が働く旅行代理店に、工藤純平(玉木宏)の後輩で画家の河野瑞希(伊藤歩)がやってくる。瑞希は、パリのホテルを2名分手配してほしいと千春に頼んだ。純平と一緒にパリに行くつもりですでに航空機のチケットを手渡していた瑞希は、まだOKの返事をもらってはいないが彼を信じるという。「救いたいんです、先輩のこと」。瑞希は、千春にそう告げた。
その夜、仕事を終えて帰宅した桐島春子(天海祐希)は、千春が『おひとり様で生きる技術』という本を読んでいることを知る。千春から、先の人生の準備をしているのか、と問われた春子は、40代のうちにマンションのローンを払い終え、親の介護が必要になったらマンションは誰かに貸して実家に戻ろうと思っている、と返す。
別の日、実家に立ち寄った春子は、疲れた様子の母・陽子(梶芽衣子)を見て、ここに帰ってこようか、と尋ねた。しかし陽子は、姑をこの家で見送ってあげることが残りの人生の生きがいだから、それを終えたら気ままなひとり暮らしをしたい、と言って断る。陽子は、すでに自分が世話になる介護施設も決めているらしい。
そんな折、千春は、分譲マンションの内覧会に行ってみようと思い立つ。明日一緒に内覧会に行ってほしい、と春子に頼む千春。しかし春子は、予定があるという。
あくる朝、千春が出かける支度をしていると、純平から電話が入った。千春に付き合って、内覧会に行ってくれるという。
同じころ、春子は、陽子が世話になると言っていた介護施設を見学に行く。するとそこに、明楓大学教授の谷川修司(小市慢太郎)の姿があった。
内覧会の帰り、千春と純平は、ふたりが最初に出会ったショーウインドウの前を通る。そこで千春は、パリ行きの話を切り出した。すると純平は、才能がないから瑞希を失望させることが怖いという。千春は、そんな純平に、瑞希と一緒に一歩踏み出してみたらどうか、と告げるが…。
未婚か既婚かで、老後の生活は大きく違ってくるとは思う。ただ、バリバリに仕事をしていれば、独身の方が貯蓄できると思う。確かに、家族の有無は大きいが、既婚者だから安心かと言うと、そうとも言えないかも。
また、晩婚化も老後の生活に大きく影響する。25歳で子どもができるのと35歳で子どもができるのとでは、子どももその人生設計を歩むとしたら、孫ができるのは50歳と70歳と大きな差が出てしまう。
老後どころか、数年後も不安な純平。バイトなのは、やはり、絵で生計を立てたいと思っていたからなのだろう。そこへ、後輩で画家の瑞希にパリ行きを誘われたら、やはり心は揺れるよね。
ただ、大切な絵を彼女に譲るのは、絵を描く決心をしたのと同時に、彼女と同じ道を歩まないということなのだと思う。
あ、そうそう、瑞希が千春の会社に来て、パリ行きの話を明かしたのは、偶然じゃなくて、わざわざ「彼にはあたしがいるのよ」と宣言しに来たのかと思ったが、純平が決心しかねていることも正直に告げていた。いい人だった。
いや、もしかしたら、春子が後押しすることを計算したのかも(笑)
千春は老後を真剣に考えていたが、まず、ごく近い未来の住居の心配をしないとダメなんじゃないのかな。春子の所に強引に居候させてもらっているが、このままでいいのだろうか?「分かり合える、茶飲み仲間」なんて、勝手なことを言っているけど、千春と春子、同格じゃないよね。
それはともかく、ドラマでのふたりの会話には共感できた。
「将来の不安に今ががんじがらめになって、押し潰されそうになることってあるよね?
人ってさ、先を見過ぎても、過去を見過ぎても、変に焦っちゃうもんなのかもね。
花の命は短いって思ったけど、でも、だからこそ、今を目一杯咲いてるんだね」
「明日のためにも、まずは今日をちゃんと感動して生きようって」
今回は、春子も大きな決断を迫られた。
過去の不倫相手で元上司の樋口が会社を辞め、独立して事務所を立ち上げるから、春子についてきて欲しいと申し出た。
「離婚が成立したんだ。残りの人生を、君とやり直したい」
春子も迷い、母に相談したが、母は反対。
不幸な残りの人生を歩んだ母の言葉には説得力があった。でも…
人の不幸の上に幸せを築いてはいけない
この考えには賛同できる。しかし、春子の場合は、少し違うと思う。
まず、春子の気持ちだが、どうやら過去の恋になってしまっているらしい。もし、春子の彼への気持ちがあった(あるいは復活した)として、樋口夫妻がすでに離婚が成立しているので、春子の選択にかかわらず樋口の妻は不幸である。別れたのに、二人が一緒にならなかったことを知った元妻はどう感じるのだろう?
さらに、男女の恋と仕事は別で、春子が今の仕事に満足しているのならともかく、好きな仕事をしたいと思っている。大きな賞を受賞した今がいいチャンスであろう。
だから、仕事だけと割り切って、樋口のパートナーとなる選択もある。この場合は、樋口が離婚していない方が、春子は申し出を受けやすいと思う。
恋と仕事をひとまとめにしたのは、どうかと思う。
このドラマ、「過去の約束に捉われない方がいい」という考えがあるみたいだが、どうなのだろう。
今週の『相棒』ではないが、男女の気持ちは、変わるものらしいので、過去の約束に捉われるのは意味がないことなのかもしれない。
「本社に春子を呼び戻す」「子どもが成人したら決着をつける」(←こういう約束があったかは、はっきり分かりません)を果たそうとしての、今回の決断だったとしたら、樋口もかわいそうだ。
男女の仲での約束はともかく、約束したのが過去でも、約束を守ることは大切だと思う。
★今週の笑劇場
今週はなかったので淋しい。
教授にとっては、ゆっくり会話ができて良かったが、気持ちは完全一方通行で、春子にとって教授は全く眼中にないらしい。この恋は実る?…届くのか?
【ストーリー】番組サイトより
田中千春(菅野美穂)が働く旅行代理店に、工藤純平(玉木宏)の後輩で画家の河野瑞希(伊藤歩)がやってくる。瑞希は、パリのホテルを2名分手配してほしいと千春に頼んだ。純平と一緒にパリに行くつもりですでに航空機のチケットを手渡していた瑞希は、まだOKの返事をもらってはいないが彼を信じるという。「救いたいんです、先輩のこと」。瑞希は、千春にそう告げた。
その夜、仕事を終えて帰宅した桐島春子(天海祐希)は、千春が『おひとり様で生きる技術』という本を読んでいることを知る。千春から、先の人生の準備をしているのか、と問われた春子は、40代のうちにマンションのローンを払い終え、親の介護が必要になったらマンションは誰かに貸して実家に戻ろうと思っている、と返す。
別の日、実家に立ち寄った春子は、疲れた様子の母・陽子(梶芽衣子)を見て、ここに帰ってこようか、と尋ねた。しかし陽子は、姑をこの家で見送ってあげることが残りの人生の生きがいだから、それを終えたら気ままなひとり暮らしをしたい、と言って断る。陽子は、すでに自分が世話になる介護施設も決めているらしい。
そんな折、千春は、分譲マンションの内覧会に行ってみようと思い立つ。明日一緒に内覧会に行ってほしい、と春子に頼む千春。しかし春子は、予定があるという。
あくる朝、千春が出かける支度をしていると、純平から電話が入った。千春に付き合って、内覧会に行ってくれるという。
同じころ、春子は、陽子が世話になると言っていた介護施設を見学に行く。するとそこに、明楓大学教授の谷川修司(小市慢太郎)の姿があった。
内覧会の帰り、千春と純平は、ふたりが最初に出会ったショーウインドウの前を通る。そこで千春は、パリ行きの話を切り出した。すると純平は、才能がないから瑞希を失望させることが怖いという。千春は、そんな純平に、瑞希と一緒に一歩踏み出してみたらどうか、と告げるが…。