英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

中田章道七段作『鮮やか』 解答①

2011-07-17 16:32:50 | 詰将棋
7月13日記事『中田章道七段作「鮮やか」』の解答です。(タイトルの『鮮やか』は私が勝手に命名)


 問題図では、まず▲1一飛(第1図)と打ってみたくなります。



 ひねくれて取らずに合駒をする手がありますが、まず、素直に△1一同銀と取る手を考えましょう。△1一同銀に▲2一飛(第2図)と飛車捨ての第二段!

 これに△2一同銀と銀で取ると▲2三桂(変化2図)と綺麗に早詰み。



 なので△2一同玉とします。これには▲3三桂(第3図)と追い打ち。

 変化2図と第3図で桂が打てるのが初手の飛車捨ての効果です。2二の銀を1一に追いやることで2三や3三のガードがなくなっています。
 第3図の▲3三桂には△3一玉(第4図)と逃げるしかありません。

 さあと少しです。
 初心者の方もここから今一度、チャレンジしてみてください。3手で詰みます。
 ヒントは、コメント欄で。
コメント (6)
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『京都地検の女』 第1話 スタートSP

2011-07-17 08:46:29 | ドラマ・映画
(困った…書きたいと思うドラマが多いぞ。観ていないドラマ、レビューを書きたいものも溜まってきた。今回の『京都地検の女』なんて7月7日放映で、10日も経ってしまっている)

 一見、バラバラな出来事、人物が16年前の事柄で繋がっていて、それが明らかになっていく展開は個人的に好きである。
 殺人の根底には16年前の思いが流れていて、私のようなおじさんは、何とも言えないノスタルジーを感じた。16年前、事件の関係者は学生のサークル活動に燃えていて、純粋な思い、熱い思いを持っていた。殺人のきっかけは、その時、同胞が出産した娘を守るためであり、そして、その真相をその娘には絶対知らせないという思いが事件の解明を困難にした。
 表面上は「その娘を守りたい思い」だが、実際には「学生時代の熱く純粋な思い」がかけがえのないものと思い、それを守りたいという意思であった。
 男性二人は、当時の思いを失っていて、それを取り戻した途端、殺人、傷害致死(もしかしたら過失致死)に至ってしまった。女性の一人は、当時の思い出に囚われていて、前に進めずにいたが、今回のことをきっかけに、その思いを踏み越えて前進する、また、もう一人の女性はその時の思いをずっと大切にしそれをエネルギーにしてステップアップしてきた(事件と直接関わりなし)という対照的な今後であった。

 このドラマ、寺島進、益岡徹、渡辺いっけい、蟹江敬三と豪華男性俳優が脇を固めており、また、主演の名取裕子が演じる鶴丸検事も魅力たっぷりなので、事件を面白くデフォルメする必要がないので、ストーリーに無理を感じさせない。(解明のヒントをおばさん連中のやり取りの中に無理に入れるのが難点)
 あと、私の中では、名取さん演じるこの鶴丸検事と『法医学教室の事件ファイル』の二宮早紀監察医がだぶっています。まあ、どちらも好きなキャラなので良いんですけど。

その他の突っ込みと感想
①16年前の大雪で孤立した村だが、それほど山奥とも思えない。数日、孤立することはあっても何日も孤立するのは無理がある。
②出産間近の妊婦が雪道を歩くのは無謀。さらに、何日も孤立した村に留まるのも無謀
③皆が守ろうとした娘・望の話し方が三倉茉奈・佳奈そっくりなのだが、京都の女の子ってみんなそうなのかな?
④殺人を犯してしまった悪徳?弁護士・大倉琢磨(平岳大)、かなり頭が切れるのだから、殺人以外の解決法を見つけられるはず。
⑤有名シェフ・玉田光彦(池内万作)は、今回の件で過去の情熱を思い出したのに、その思いによって、事件と関わり、殺人(傷害致死?過失致死?)を犯してしまったのは気の毒。
⑥事件と関わりのなかったピアニスト・桂陽子を演じた堀内敬子さん、絶対零度では冷酷無比な女を演じていて、私はそちらを先に観たので、何となく複雑な気分で見ていた。それにしても、ほとんどピアノを弾いているシーンだった。
⑦過去に囚われていた松岡志保(高橋由美子)は、過去と決別し前に進もうとする。また、望は何も知らず明るく過ごしていく。そんなラストを見ていて、罪を犯した二人の男性は気の毒だなあと思った。
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『ブルドクター』 第2話

2011-07-17 00:31:43 | ドラマ・映画
 第1話より面白かったです。ちゃんと解剖もありましたし。

 しばらく傍観者状態が続くと思っていた名倉潤之助(稲垣吾郎)が、いきなり事件に巻き込まれ、しかも容疑者。
 まあ、メーンの人物なので、早めに人物像を明確にしておきたかったのかもしれません。あと、第1話で出番が少なかったので、早めに彼を動かさないと稲垣ファンに背を向けられることも考慮したのかもしれません。

 さて、ブルドーザーこと大達珠実(江角マキコ)が研究室のメンバーや釜津田警部(石原さとみ)を強引になぎ倒したり引っ張り回すのですが、メンバーも若干感化され気味、釜津田に至っては影響大と言えそう。今後、珠実といいコンビになるかもしれません。
 となると、名倉の立ち位置が微妙になってくる。今回、意外と「いい奴」な部分を見せましたが、法医学者としての立場は、珠実とは違うことを明確に打ち出しました。
・法医学者は現場に行くべきではない。法医学者の本文は研究と教育で、現場は刑事に任せるべき(大達は現場に行って解剖が必要かどうかを見極めるべき)
・解剖はすべての遺体に対して出来るものではない。線引きが必要で、解剖は警察の依頼があったものだけ行うべき(珠実は警察(検視官)を信頼できない)

その他、突っ込みや感想
①遺体を調べていた検視官が「餅がのどに詰まっている。窒息で間違いないね」と断定した直後、珠実が「ちょっといい?」と検視官を横に追いやり検案し「お餅がのどに詰まっている」としゃあしゃあと見解を述べる。「今そう言ったはずじゃあ」と検視官はムッとする。
 コントを見ているみたいで面白かったが、やはり珠実は検視官を信用していないのではないだろうか。
②犯人の母親(山下容莉枝)が犯行が不可能(手を痛めていて力作業ができないことを立証するために、わざわざお米を買わなくても。
③山下容莉枝さんも不幸な母親役が多いなあ。しかも、息子溺愛型。
④やはり珠実の家庭の話はなくて良いと思う。その分、事件の真相解明に時間を掛けて欲しい
⑤鑑識が植木鉢の煙草の灰を見逃すとは思えない。
⑥他殺が濃厚になったのに、現場を素手で触る武田美亜(志田未来)。
⑦駐車場で飛び出し轢かれそうになった武田に注意しないで、運転していた男を叱る珠実
⑧私は、自分の身内の死因に納得できなかったら、解剖して欲しいし20万円も惜しくない

 面白くなりそうなので、当面は視聴しようと思います。ただ、記事は書かないと思います(気楽に観たい)。出来が悪くなれば、イチャモンをつけるかもしれません。
コメント (4)
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