さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

改めて・・・

2019-09-04 12:52:38 | be short



またかぁ~ と思うニュースは多々ありますが、この二つのニュースには‘改めて’腹が立ちました。

一つは、
4歳の女の子の虐待死に関する鹿児島出水市の責任者の、メディア会見を締めくくる、発言です。
出水市が、幼児が殺される前日に行われた問題の母子との会見について、「(幼児4歳には)親子の愛着が感じられるなど、一時保護が必要と判断しなかった。(育児放棄として今後要観察という判断でしたが、これは)児童福祉法などに照らし適切な対応だった」とメディア会見を締めくくりました。

耳を疑う発言でした。

NHKニュース9 の桑子アナは、4歳児が(殴られて)死んだのに、出水市は4歳児への対応は‘適切だった’ とは…考えさせられますと批判しましたが、小生は、この役人の仕事ぶりに憤りを感じました。

よく警察もののドラマで、過去の己の失態を違法に隠す幹部職員を、警察組織を守るため必要なこと、などと弁護・弁解する場面が出てきます。これは実は 正義か組織か の問題ではなく、正義か保身/私欲か のドラマですよね。今回の出水市も同様な感じがします。

4歳女児が長らく虐待されて しかも殺された。この家庭環境を変えられたはず、変えるチャンスは目の前にあった、幼児は助けを親以外には求められないので特に行政は幼児の身になって対応しなければならないのに手を抜いた、という悔しさは役人には湧いてこないのだろうか? 出水市の幹部職員の保身/私欲が臭う無責任さ・冷徹さに腹が立ちました。


二つ目は、
立憲民主の枝野代表が、日韓GSOMIA(軍事情報交換条約)を延長するか止めるかとの日韓との外交交渉で 「河野外務大臣は、上から目線で韓国を追い込んだ、外交の失敗だ、交渉の責任を取って! 外相を変えるしかない」 と8月28日のラジオ番組で意見しました。
えっ! とびっくりしました。

GSOMIAは韓国が、日本が韓国を輸出優遇国(=ホワイト国)から除外したことへの報復行為で、韓国が日本に対して、ホワイト国案件とは一体で、日本が韓国をホワイト国として残すなら、GSOMIAは延長してもいい とした案件です。
GSOMIAは、YESかNOかの問題で、交渉案件ではなかったのです。

注)日本が輸出優遇国から韓国を除外したのは、何年にも亘って韓国に、戦略物質、この4年で156件(韓国作成の資料より摘出)、の不正輸出を止めよ、と注意してきたのに、聞き入れなかったことに拠っています。ただ 既に合意済みの慰安婦や徴用工問題をチャラにする韓国の規律意識を喚起する意味合いも多少はあったでしょう。

枝野代表は今や日本の野党全体の党首でもありますが、この発言は残念です。
枝野氏の言葉を借りるなら‘上から目線’は韓国の方でしょう。日本を韓国の輸出優遇国から問答無用と外したり、韓国人の日本旅行を止めさせたり、日本品の不買運動を繰り広げたり、竹島で軍事訓練を行ったり、竹島に国会議員を送り込んだり、国際会議では日本を非難したり、韓国旅行中の日本女性の髪の毛を引っ張り・殴り倒したりする男性を‘日本人女性が眼をつけたから’と釈明をするのを後押ししたり、日本の今までの韓国政府・韓国人・韓国メディアへの‘優しい対応’が、裏目に出て、韓国(人)を、日本の上に持ち上げさせた結果なのでしょうね。

この点では、
河野の外相は、米国留学の経験もあるのでしょう、物事をはっきりさせる・主張する 初めての外相です。
河野外相のものの言い様が‘上から目線’だとすると、枝野流の外交は、土下座ものでしょうか?だましものでしょうか?

枝野氏といえば、菅直人内閣の官房長官を務め、福島原発事故に当たっては毎日TVでメルトダウンを否定し、国民をだまし続けた記憶があります。前の鳩山内閣が尖閣沖で中国船が日本の巡視艇に船に体当たりしてきたのを黙認したのと同じ‘国民だまし’手法です。日本を敵視する教育を実施し、金指導者を生涯崇めよとする、朝鮮人学校の授業料を、無償化にせよとしたのも枝野長官下でした。また、枝野長官下の管首相は、G20で、各国から会談を断られていた=各国から相手にされなかった、内閣でした。枝野さん、あなたの外交や国民の安全という目線には、何かが抜け落ちていませんか?

枝野代表の河野外交へのアドバイスは、己の過去を顧みない失態でしょう。 腹が立ちました。

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