さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

ニュースアラカルト XCVIII

2021-08-02 17:57:28 | be short


今日気になったニュースは:

・新型コロナ関連では;
入院した“感染経路不明”の人 多くが感染リスク高い行動。
国立国際医療研究センターの森岡慎一郎医師らのグループは、ことし6月末までのおよそ1か月間に、新型コロナに感染して入院した20歳以上の患者のうち、感染経路が不明とされた22人に、発症前2週間の行動の詳しい聞き取りを行いました。その結果、およそ3分の2の14人は、友人など複数での会食や、大人数での誕生会、それにマスクなしで室内での音楽ライブに参加など、感染リスクが高い行動を取っていたことが分かりました。またマスクを着けずに、仕事のあとで職場で会話していたケースもありました。こうした行動を取ったことについて聞いたところ、「外食が感染のリスクだとは知らなかった」とか、「職場ではマスク着用は不要だと思っていた」などという回答があったということで、対策の知識が十分行き届いていないことや、意識の低さが見られたとしています。研究グループは、感染力の強いデルタ株によって、リスクはさらに高まっているとして、改めて基本的な対策を徹底してほしいとしています。(NHK NEWS WEBより)

やっぱり という思いで記事を読みました。

ファウチ氏「ロックダウンしない」 米で感染再拡大でも。
バイデン政権のファウチ首席医療顧問は1日、米メディアのインタビューで、米国で新型コロナウイルスの感染が再び広がっても「ロックダウン(都市封鎖)はしない」との考えを示した。感染力が強いインド型(デルタ型)が猛威をふるい、感染状況は「さらに悪化する」と認めた一方、ワクチン接種が進んでおり、感染拡大初期のような厳しい措置には踏み切らないとの見通しを示した。米国でワクチンを接種した人数は「感染拡大を完全に抑え込むほどではないが、20年の冬のような状況に陥らないようにするには十分な割合だ」と述べ、医療体制が間に合わないほどの患者数や入院者数の増加には至らない可能性が高いとみる。米紙ニューヨーク・タイムズによると、過去2週間で米国内の新型コロナの新規感染者数は約2.5倍に増え、入院者数も73%増えた。感染者の急増はデルタ型のまん延と、一部の地域でワクチン接種率が低くとどまっていることが背景にあるとみられる。ファウチ氏は「米国にはワクチン接種を受ける資格がありながら、接種をしていない人が1億人いる」とし「未接種者の間での感染者の急増がみられる」と警鐘を鳴らした。ワクチン接種完了後に感染する「ブレークスルー感染」の事例も報告されているが、米NBCはワクチン接種を完了してから陽性が報告された人数はデータが利用可能な38州で12万5682人と、7月末時点で接種を完了している1億6400万人超のうち0.08%未満にとどまったと報じた。約1300人に1人の割合だ。米疾病対策センター(CDC)は「ワクチンの接種は重症化や死亡を防ぐための最も重要な戦略だ」と強調する。CDCによると、接種完了後に感染して入院した人は接種完了者の0.004%、死亡した人は0.001%にとどまった。(日本経済新聞より)

CDCのファウチ氏は、デルタ株が新規感染者数を急増させているが、ワクチン接種は統計学的にみて、重症化や死亡を防いでいることは明らかなので、ワクチン接種が進んでいる状態では、20年冬のような厳しい措置やロックダウンは必要ないと述べました。今日本が必要なのは、下村自民政調会長が推すロックダウンではなく、アストラゼネカワクチンを含む入手可能な全ワクチンを、緊急事態宣言とまん延防措置地域に配布して、ワクチン接種を進めることでしょう。

欧州 ワクチン接種証明など 提示義務化の動き広がる。
変異ウイルスの「デルタ株」の感染拡大を受けて、ヨーロッパでは、レストランなどの施設を利用する際に、ワクチン接種の証明や検査による陰性証明の提示を義務づける動きが広がっています。フランスのマクロン政権は、多くの人が出入りする施設について、利用者にワクチン接種の証明や検査による陰性証明の提示を義務づけました。フランスでは、ことし6月末に2000人前後だった1日の感染者数が、7月末には2万5000人を超える日も出ていて、その80%以上がデルタ株です。保健当局は、バーやナイトクラブなど多くの人で混み合い、対策が取りにくい場所で感染が広がっているとしています。証明の提示の義務化は、こうした状況を受けて7月21日に美術館などの文化施設で始まり、8月9日からはその対象がレストランなど飲食店のほか、飛行機や高速鉄道など長距離の交通機関、それに救急を除く医療機関にも拡大される予定です。当局による取り締まりで、利用者による証明の提示が徹底されていないことが分かった場合には、利用者ではなく、施設側に罰金が科されます。また、6月半ばからワクチン接種の対象となった12歳から17歳までについては、接種が進んでいないとして、9月末から証明提示の義務化の対象に加えるとしています。一方で教育省は、中学校や高校で新学期に入る9月以降、クラスで感染者が出た場合、同じ教室でそれまでにワクチン接種を終えた生徒はそのまま授業を受けられるものの、接種を終えていない生徒については在宅でオンラインの授業に切り替えるとしています。こうした措置に対してフランス国内では「ワクチン接種の事実上の強制で選択の自由を奪っている」とか「接種をしない人の差別につながる」といった反発の声が相次いでいます。7月31日には首都のパリをはじめマルセイユ、リヨンなど国内各地で抗議デモが行われ、このうちパリでは、参加した人たちが「自由を!」などと叫びながら市内を練り歩きました。内務省のまとめによりますと、この日のデモに参加した人は全国で20万人余りに上り、パリでは警察との小競り合いも起きました。これに対して政府の報道官は「この措置によって多くの命が救われる。自由を守り国をオープンな状態にする最善の方法だ」として理解を求めています。
証明の提示を義務づける動きは、適用の対象となる施設などに違いはあるもののヨーロッパ各国に広がっていて、このうちイタリアでは8月6日から飲食店やスポーツジム、文化施設などで始まる予定です。(NHK NEWS WEBより)

ワクチン接種証明は「ワクチン接種の事実上の強制で選択の自由を奪っている」とか「接種をしない人の差別につながる」といった反発の声に対して、仏政府は「この措置によって多くの命が救われる。自由を守り国をオープンな状態にする最善の方法だ」と国民に接種証明への理解を求めています。コロナに限れば、両考えともに理がありますが、接種証明は将来他の差別証明につながる恐れがあるので、接種証明には反対です。

・五輪関連では;
マスターズの方が緊張したが…松山英樹「グリーン上だけは、かなりプレッシャー感じた」。
男子の最終ラウンドが埼玉・霞ヶ関CCで行われ、松山英樹は銅メダルを懸けたプレーオフで敗れて4位に終わり、日本人初のメダルを逃した。首位と1打差の2位から出た松山は5バーディー、3ボギーで回り、通算15アンダーの3位タイでホールアウト。プレーオフ1ホール目、銅メダルへの望みをつなぐ4メートルのパーパットは大きく右へ外れた。「悔しいですね。結果がすべて。メダルを取れなかった以上は何の評価もない」と松山。中盤まで金メダルの可能性もあった大混戦で、日本のエースが最後に力尽きた。期待された自国開催での金メダルはならなかった。「詰めがうまくいかないと、こういう結果になるんだなと改めて分かった。残念な結果になったけど、五輪を経験できて良かった」。肩の荷を下ろし、最後は晴れやかにコースを去った。(読売新聞オンラインより)

昨日の午後はずっと松山選手をTVで見ていました。結果は残念だったけど「勝つぞ」という気構えは画面と通じて伝わってきて、見応えがありました。

亡命希望のベラルーシ選手「投獄される可能性がある」
ツィマノウスカヤ選手は7月30日に女子100メートル予選に出場し、2日の女子200メートル予選にも出場を予定していた。1日にベラルーシのスポーツ・メディアのインタビューに応じ「ベラルーシで私は投獄される可能性がある」と帰国を拒否する理由を述べた。亡命については「どこに申請するか考えている。あすにも何らかの結論を出す」と話した。 インタビューによると、5日の女子1600メートルリレー予選のメンバーに自身が不本意に入れられたことについて、インスタグラムにコーチ陣の不手際を批判する映像を投稿したところ、コーチや本国関係者らから強く削除を求められた。1日になって急きょ帰国を命じられ、羽田空港に連れてこられたという。 搭乗手続き後、近くにいた警察官に助けを求め、警視庁東京空港署に一時保護された。(朝日新聞デジタルより)

ベラルーシの女子選手がパワハラを受けた末に投獄の可能性があるとして亡命を希望したということです。ベラルーシは、ウクライナの北にありポーランドとロシアに挟まれた内陸国で、ヨーロッパ最後の独裁者といわれるルカシェンコ氏(昨年不正選挙で大統領に選出され、プーチン露大統領と懇意)が治める国。彼女は自国の強権体制並びにそのスポーツ界に嫌気が差したのでしょう。

中国ペア破って「金」獲得、蔡総統は「我慢できず東京に電話かけた」…熱狂続く台湾。
東京五輪のバドミントン男子ダブルスで7月31日、台湾ペアが中国ペアを破り、台湾にバドミントンで初の五輪金メダルをもたらした。 蔡英文総統は自身のフェイスブックに「我慢できずに東京に電話をかけた」と記し、歴史的勝利を自ら祝福したことを明かした。 台湾では、卓球男子シングルス準決勝で台湾選手が中国選手をあと一歩のところまで追い詰め、人々が熱狂した。台湾が東京五輪で獲得したメダル数は過去の五輪で最高の成績となっており、台湾メディアは快挙を大々的に報じている。一方、中国版ツイッター・ 微博(ウェイボー)では、敗れた中国ペアをふがいないと批判する投稿や、「台湾は中国なのだから、中国の勝利だ」と主張するものなどがあった。

現在の台湾と中国の関係を示す記事です。

・中国関連では;
エヌビディアのアーム買収計画、中国当局が審査延期-報道。
米半導体メーカーのエヌビディアがソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アームを買収する計画について、中国の独占禁止当局は正式な審査を開始していないと、テクノロジー情報サイト、ジ・インフォメーションが事情に詳しい複数の関係者を引用して伝えた。エヌビディア、ソフトバンクG、アームは依然として、買収計画の発表時に設定された2022年9月の期限まで規制当局の審査完了が可能だと考えている。中国当局には5月に書類が提出された。インフォメーションによると、アームの中国の主要顧客2社が買収に反対しているという。(Bloombergニュースより)

エヌビディアのアーム買収は米国の半導体産業の強化につながるので、反対しているのは中国の会社のみならず中国政府も含めてでしょう。中国はなにがしかの取引材料にするかもしれませんね。

台湾と外交関係持つパラグアイ、中国ワクチン供給契約を突然破棄される…UAE企業から。
南米パラグアイの保健省は7月31日、中国の国有製薬大手「中国医薬集団」(シノファーム)の新型コロナウイルスワクチンを生産するアラブ首長国連邦(UAE)の企業から、供給契約を打ち切られたと発表した。パラグアイは台湾と外交関係を持つため、中国当局の圧力である可能性が指摘されている。 地元紙ABCコロル(電子版)などによると、パラグアイは4月、この企業から100万回分を購入する契約を結び、5月末に25万回分が到着したが、突然契約を破棄されて支払い済みの約560万ドル(約6億1000万円)も返金された。(読売新聞オンラインより)

中国製ワクチンはコロナウイルス対策というより台湾対策もののようですね。あからさまというより露骨な対応です。少しオーバーに表現すると、「尖閣を認めないなら日本をコロナの坩堝に落としいれるぞ」というものでしょう。


今日は、五輪は見ずに高校野球東京大会の決勝戦を見ました。五輪とは少し趣の違う気力勝負で見応えのある戦いでした。
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