カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

ベトナム ダラット 観光の目玉の観光鉄道

2023年10月08日 | 生活環境
 ベトナムの高原リゾートであるダラットは、湖や滝等の自然豊かな観光地にも恵まれていますが、観光鉄道も目玉の一つとなっています。フランスは植民地時代に、ホーチミンからダラットまでの鉄道を完成させています。標高差1500メートルを上る登山鉄道でした。急坂を上るために歯車を利用したラックレールも使用されていました。第2次大戦中は、日本が仏印進駐を行い、日本軍もダラットまでの鉄道を利用した模様です。ダラット駅は、フランス植民地時代に建設されたもので、アールデコ調の美しい駅舎です。
 鉄道は、ベトナム戦争で破壊されてしまったのですが、1991年からダラット駅~チャイマット駅間(約7キロ)が観光鉄道として復活しています。今回も、朝の便に乗ってチャイマット駅まで往復しました。お休みの日だったためか、韓国人の団体客もいて満席の盛況でした。危うく乗れないところでしたが、窓口の人が教えてくれた「立ち席券」(通常より安い10万ドン)でなんとか乗ることができました。席は一杯だったので、オープンデッキで過ごしましたが、風に吹かれて景色を楽しむのも楽しいものです(安全にはご留意ください)。乗車時間は、片道30分ほどです。
 駅構内には、日本が戦時中に持ち込んだ蒸気機関車(C12型)が保存されています。静態保存ですが、80年経ったとは思えないきれいな状態で保存されていて、ベトナムの関係者には感謝したいと思います。
(写真は、ベトナムで一番美しいとも言われるダラット駅の駅舎)

ダラット鉄道の詳しい記事「ベトナム ダラットのラック式鉄道」(地図と鉄道のブログ)
https://homipage.cocolog-nifty.com/map/2007/06/post_5299.html

観光鉄道の列車。終点のチャイマット駅にて。ディーゼル機関車が客車2両を牽いています。


日本が戦時中に持ち込んだ蒸気機関車C12型。きれいに保存されています。


ダラット駅構内に残るラックレール。枕木は、フランスが植民地でよく使用していた鋳鉄製。



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする