
9月7日、ASEAN関連首脳会議出席のためインドネシアを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣とフン・マネット・カンボジア王国首相は、首脳会談を実施しました。新たに首相に就任したばかりのフン・マネット首相と日本の首相との初の首脳会談となります。
冒頭で、岸田総理大臣は、フン・マネット首相に首相就任への祝意を伝えるとともに、フン・マネット首相と共に「包括的戦略的パートナーシップ」を強化し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化のため連携していきたいと述べました。これに対し、フン・マネット首相は、カンボジアの和平、復興、経済発展における日本の貢献に対して謝意表明があり、日本との関係強化に尽力していきたいと述べました。
二国間関係については、安全保障協力の強化、デジタル分野での日本の技術活用、健全な民主主義社会の構築等について議論されました。地域・国際情勢に関しては、岸田総理から「日ASEAN包括的連結性イニシアティブ」に言及し、12月の日ASEAN友好協力50周年特別首脳会議では、更に幅広い分野で新たな協力のビジョンと具体的協力を打ち出したいと述べました。この他、北朝鮮問題等の地域・国際情勢についても討議されたとのことです。
フン・マネット氏新首相の外交デビューでもあるASEAN関連首脳会議の場で、日本との首脳会談が実現したことは大きな意義があります。特に、中国の習近平主席や米国のバイデン大統領が欠席する中で、カンボジアからの信頼感が高い日本がプレゼンスを示せたことは注目されます。日本としては、米中の板挟み状況のカンボジアが、中国に傾きすぎないように様々なチャンネルを通じて働きかけていくことが重要とみられ、今後も二国間外交やASEAN外交において積極的な取り組みがなされることが期待されます。
(写真は、AKPより)
日本の外務省の発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea1/kh/page1_001806.html
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冒頭で、岸田総理大臣は、フン・マネット首相に首相就任への祝意を伝えるとともに、フン・マネット首相と共に「包括的戦略的パートナーシップ」を強化し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化のため連携していきたいと述べました。これに対し、フン・マネット首相は、カンボジアの和平、復興、経済発展における日本の貢献に対して謝意表明があり、日本との関係強化に尽力していきたいと述べました。
二国間関係については、安全保障協力の強化、デジタル分野での日本の技術活用、健全な民主主義社会の構築等について議論されました。地域・国際情勢に関しては、岸田総理から「日ASEAN包括的連結性イニシアティブ」に言及し、12月の日ASEAN友好協力50周年特別首脳会議では、更に幅広い分野で新たな協力のビジョンと具体的協力を打ち出したいと述べました。この他、北朝鮮問題等の地域・国際情勢についても討議されたとのことです。
フン・マネット氏新首相の外交デビューでもあるASEAN関連首脳会議の場で、日本との首脳会談が実現したことは大きな意義があります。特に、中国の習近平主席や米国のバイデン大統領が欠席する中で、カンボジアからの信頼感が高い日本がプレゼンスを示せたことは注目されます。日本としては、米中の板挟み状況のカンボジアが、中国に傾きすぎないように様々なチャンネルを通じて働きかけていくことが重要とみられ、今後も二国間外交やASEAN外交において積極的な取り組みがなされることが期待されます。
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日本の外務省の発表
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