カンボジア観光統計報告書2023年(Tourism Statistics Report 2023)によりますと、カンボジアへの訪問客数は、2019年661万592人、2020年130万6143人、2021年19万6495人、2022年227万6626人から、2023年は545万3231人まで回復しました。2016年に訪問客数は初めて500万人を突破し、その後も増加傾向にありましたが、2020年、更に2021年は新型コロナの直撃を受けて大きく減少しました。2022年・2023年には予想よりも早い回復を見せ、2024年も1~5月ですでに264万999人に達し、年間では600万人を突破すると見られます。
国別にみると、1位タイ182万460人、2位ベトナム101万9812人、3位中国54万7798人、4位ラオス37万2285人、5位米国18万4870人、6位韓国17万7178人、7位インドネシア12万7178人、8位フランス10万6625人、9位英国9万6973人、10位マレーシア8万7825人となっています。日本は12位で8万6411人でした。
交通機関別の2023年の訪問客数は、空路での到着が186万6231人、陸路352万730人、水路6万6270人でした。訪問目的は、観光431万440人、ビジネス101万1274人、その他13万1517人となっています。
なお、カンボジア人の海外への出発は、2019年203万8284人、2020年32万6199人、2021年3万517人、2022年97万292人から、2023年は181万9504人に回復しています。
2023年の観光収入は、30億8300万ドル(約4960億円)に達し、2022年の14億1500万ドルから倍増しました。しかし、ピーク時の2019年の49億1900万ドルには届いていません。
観光業は、カンボジア経済にとって重要なエンジンの一つですが、新型コロナの影響を最も強く受けている産業の一つであり、ツアー関連会社や観光客向け飲食業・ホテル業等は、不況に沈みました。しかし、訪問客数は2022年・2023年は予想よりも速いスピードでの回復を見せ、2024年も順調に増加しており、2025年には過去最高に達する可能性があるものと見られます。カンボジア政府では、観光業回復のために様々な政策を打ち出しており、中小企業銀行による優遇貸付や返済困難な場合の条件緩和等が今後も実施されました。また、官民によるカンボジア観光マーケティング・プロモーション委員会が発足し、観光客誘致や観光業振興を実施する予定です。今後の観光業の回復・発展が期待されます。
(写真は、アンコールワットの日の出。2022年12月撮影)
カンボジア観光省の統計紹介のサイト(Office Seishiron)
https://seishiron.com/motstatistics-2/
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国別にみると、1位タイ182万460人、2位ベトナム101万9812人、3位中国54万7798人、4位ラオス37万2285人、5位米国18万4870人、6位韓国17万7178人、7位インドネシア12万7178人、8位フランス10万6625人、9位英国9万6973人、10位マレーシア8万7825人となっています。日本は12位で8万6411人でした。
交通機関別の2023年の訪問客数は、空路での到着が186万6231人、陸路352万730人、水路6万6270人でした。訪問目的は、観光431万440人、ビジネス101万1274人、その他13万1517人となっています。
なお、カンボジア人の海外への出発は、2019年203万8284人、2020年32万6199人、2021年3万517人、2022年97万292人から、2023年は181万9504人に回復しています。
2023年の観光収入は、30億8300万ドル(約4960億円)に達し、2022年の14億1500万ドルから倍増しました。しかし、ピーク時の2019年の49億1900万ドルには届いていません。
観光業は、カンボジア経済にとって重要なエンジンの一つですが、新型コロナの影響を最も強く受けている産業の一つであり、ツアー関連会社や観光客向け飲食業・ホテル業等は、不況に沈みました。しかし、訪問客数は2022年・2023年は予想よりも速いスピードでの回復を見せ、2024年も順調に増加しており、2025年には過去最高に達する可能性があるものと見られます。カンボジア政府では、観光業回復のために様々な政策を打ち出しており、中小企業銀行による優遇貸付や返済困難な場合の条件緩和等が今後も実施されました。また、官民によるカンボジア観光マーケティング・プロモーション委員会が発足し、観光客誘致や観光業振興を実施する予定です。今後の観光業の回復・発展が期待されます。
(写真は、アンコールワットの日の出。2022年12月撮影)
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