8月23日、カンボジア初の原油生産に関する生産分与契約が、カンボジア政府とシンガポール系のクリスエナジーとの間で調印されました。今回の契約調印後60日以内に予定する最終投資決定を経て、掘削に着手し、24カ月以内の原油の商業生産を目指します。
今回の対象となるのは、ブロックAのうち3083平方キロメートルで、水深50~80メートル程度と見られます。フェーズ1Aでクリスエナジーは、石油プラットフォーム1基(24井)と浮体式生産バージ、更に1.5キロのパイプラインで接続される浮体式貯蔵積出設備(FSO)を投入して、日量3万バレルの原油を生産する計画です。海底油田開発には不確実性もあるため、最初のフェーズ1Aの進捗を見た上で、フェーズ1B(プラットフォーム3基)、フェーズ1C(プラットフォーム6基)の実施を順次決定していきたいとしています。
今回の契約の持ち分は、クリスエナジーが95%、カンボジア政府が5%となっています。ブロックAの当初の持ち分は、米国のシェブロン70%、日本の三井石油開発30%でしたが、国際原油価格の下落もあって、シェブロンは次第に権益を切り売りし、韓国系のGSカルテックス、シンガポールのクリスエナジー等が参加し、最終的にはクリスエナジーがカンボジア政府以外の95%を全て取得して現在に至っています。
当初の計画では2012年12月12日に商業生産が開始される見込みでした。大分遅れましたが、今回の契約調印により、2019年末~2020年初頭には、商業生産が開始されることとなります。これまでカンボジアは石油製品を全量輸入に頼っていましたので、原油の産出により、貿易収支の改善に加え、国際石油価格の変動ショックを吸収しやすい経済体質となることが期待されます。
クリスエナジーとカンボジア政府の共同新聞発表(英文です)
https://krisenergy.com/default/assets/File/Joint%20Press%20-%20CBA%20Signing%2023Aug2017.pdf
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今回の契約の持ち分は、クリスエナジーが95%、カンボジア政府が5%となっています。ブロックAの当初の持ち分は、米国のシェブロン70%、日本の三井石油開発30%でしたが、国際原油価格の下落もあって、シェブロンは次第に権益を切り売りし、韓国系のGSカルテックス、シンガポールのクリスエナジー等が参加し、最終的にはクリスエナジーがカンボジア政府以外の95%を全て取得して現在に至っています。
当初の計画では2012年12月12日に商業生産が開始される見込みでした。大分遅れましたが、今回の契約調印により、2019年末~2020年初頭には、商業生産が開始されることとなります。これまでカンボジアは石油製品を全量輸入に頼っていましたので、原油の産出により、貿易収支の改善に加え、国際石油価格の変動ショックを吸収しやすい経済体質となることが期待されます。
クリスエナジーとカンボジア政府の共同新聞発表(英文です)
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