8月7日、訪日中のフン・セン首相、安倍首相のご臨席を得て、過去最大規模の円借款の交換公文及び借款契約が調印されました。対象となる事業は「シハヌークビル港新コンテナターミナル整備事業」です。金額は235億200万円、金利0.01%/年、期間40年(うち据置期間10年)という大変譲許的な条件です。
この事業は、シアヌークビル港において、新コンテナターミナルを整備し同港の貨物取扱能力を向上させることにより、カンボジアの物流環境の改善と貿易促進に寄与することを目的としています。カンボジアでは堅調な経済成長や製造業の発展を背景にコンテナ貨物取扱需要が急伸しており、近い将来、同港のコンテナ取扱能力を上回ることが見込まれています。本事業の実施により、同港のコンテナ貨物取扱能力が約45万TEU増加し、現在の取扱能力の1.5倍以上になります。また、現在国際海運市場で主流化しつつある大型船の入港が可能になり、輸送コストの削減にもつながることが期待されています。本事業の貸付資金は、コンテナターミナルやアクセス道路の整備、航路や泊地の浚渫等に関する土木工事、コンテナを取り扱う荷役機械等の調達、コンサルティング・サービスに充当されます。
シアヌークビル港のコンテナ取り扱い実績は、近年のGDP成長率7%を上回って伸びており、今回増設される新コンテナターミナルには、更に第二期、第三期工事も可能な計画となっています。カンボジア経済の基本となるインフラですので、地道な拡充が継続されることが望まれます。
なお、同日に、第四次プノンペン洪水防御・排水改善計画(供与限度額39億4800万円)の交換公文も締結されました。
外務省の新聞発表
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_004888.html
国際協力機構(JICA)の新聞発表
https://www.jica.go.jp/press/2017/20170808_01.html
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この事業は、シアヌークビル港において、新コンテナターミナルを整備し同港の貨物取扱能力を向上させることにより、カンボジアの物流環境の改善と貿易促進に寄与することを目的としています。カンボジアでは堅調な経済成長や製造業の発展を背景にコンテナ貨物取扱需要が急伸しており、近い将来、同港のコンテナ取扱能力を上回ることが見込まれています。本事業の実施により、同港のコンテナ貨物取扱能力が約45万TEU増加し、現在の取扱能力の1.5倍以上になります。また、現在国際海運市場で主流化しつつある大型船の入港が可能になり、輸送コストの削減にもつながることが期待されています。本事業の貸付資金は、コンテナターミナルやアクセス道路の整備、航路や泊地の浚渫等に関する土木工事、コンテナを取り扱う荷役機械等の調達、コンサルティング・サービスに充当されます。
シアヌークビル港のコンテナ取り扱い実績は、近年のGDP成長率7%を上回って伸びており、今回増設される新コンテナターミナルには、更に第二期、第三期工事も可能な計画となっています。カンボジア経済の基本となるインフラですので、地道な拡充が継続されることが望まれます。
なお、同日に、第四次プノンペン洪水防御・排水改善計画(供与限度額39億4800万円)の交換公文も締結されました。
外務省の新聞発表
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_004888.html
国際協力機構(JICA)の新聞発表
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