プノンペン駅からプノンペン空港までを結ぶ鉄道について、空港近くの線路新設区間周辺の住民が反対運動を強めているため、当面工事が中止されることとなりました。既存の鉄道のポーチェントン駅付近から分岐して、約1.5キロメートルの線路を105K通りに併用軌道(道路と線路の共用)で新設する予定で工事が開始されていました。しかし、105K通りは、道幅が狭い上に、道路沿いに屋台や市場があり、沿線住民の反対を招いた模様です。8月11日に公共事業運輸省鉄道局が周辺住民と協議し、工事の中断を決めたとのことです。鉄道局は、事業実施主体のロイヤル鉄道に既に工事中止を指示したとしています。
カンボジアでは、2018年7月に総選挙が実施される予定ですが、選挙前には住民の反対を押し切るようなことはしないのが通例です。このため、工事の再開は、早くとも来年の選挙以降になるものと見られます。安いコストで大きな便益が見込まれた空港線ですので、住民の納得を得つつ、工事が実施されることが期待されます。
(写真は、既存線路との分岐部分。8月4日撮影)
ブログ「カンボジア経済」2017年7月25日「既存の鉄道を活用してプノンペン空港線を開設へ」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/a01880306ed6ed5061c08615e70b38eb
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カンボジアでは、2018年7月に総選挙が実施される予定ですが、選挙前には住民の反対を押し切るようなことはしないのが通例です。このため、工事の再開は、早くとも来年の選挙以降になるものと見られます。安いコストで大きな便益が見込まれた空港線ですので、住民の納得を得つつ、工事が実施されることが期待されます。
(写真は、既存線路との分岐部分。8月4日撮影)
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