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釣り、カメラ、アマチュア無線、アウトドア、DIY、何でも思いっきり、明日の楽しさを求めて今日を生きる徒然日記

ハムフェア 2015に参加

2015-08-24 | アマチュア無線
今年も東京ビッグサイトで「ハムフェア」が開催された。
最近何年か、無線以外の事に熱中していたので暫く参加して居なかったので、今年は久し振りに参加した。

「ハムフェア」とは、何だろう。多分アマチュア無線を知らない人には、理解出来ない言葉だろうと思うので、説明する。

ハムは、"I am"がなまったアメリカ英語なのだ。
アマチュア無線では、知らない人どうしが、有る日突然電波を通して言葉を交わす。この時、先ず最初に「私は、何々です」と名乗る事から始める。
即ち、"I am xxx"と言う訳だ。
その"I am"が米語なまりで"Ham"即ち「ハム」で、ハム=アマチュア無線家 と言う事になったとされて居る。
もっと古い言葉にハム=旅役者と言うのも有るのだが、此処ではアマチュア無線家の事だと解釈して欲しい。

ハムフェアとは、即ち「アマチュア無線フェスティバル」の事なのだ。



ハムフェアには、無線機メーカーなどの凝ったデコレーションのブースもあるのだが、何と言ってもプライベートや、グループなど、仲間が寄り集まって小さなブースを展開し、興味の有る仲間を集めて自分たちの活動を紹介するクラブプースに集う事が目的で来場する人が圧倒的に多いのがこのお祭りの特徴だと言っても良いだろう。



ボーイスカウトにも無線を楽しむ指導者やスカウト達が居る。彼らもこのチャンスに全国から集まる仲間を日本連盟の無線クラブがブースを構えて交流していた。



こちらは、外国の珍しい所と交信するインターナショナルな活動を展開するグループのブースだ。



戦後のアマチュア無線は、1951年に初めて国家試験が行われて、翌1952年に戦後初めてのアマチュア無線局が誕生した。コールサインは、"JA1AA"と言う様に、JAの次に地域を表す数字が付き、その後にAA~ZZ迄のアルファベットがそれぞれの固有サインとして使われたのだが、たちまちZZまで割り当てられ満杯ととった。
その後はAAA~ZZZ迄の三文字が割り当てられて、頭のJAが無くなると、JEやJHなどと二番目の文字が変わったが、全て三文字のコールサインで現在に至っている。
このAAからZZまでの二文字しか無いコールサインは、本当に初期にのみ免許された草分け的な一部の人だけが得た貴重なコールサインなのだった。

これらの人々は、この名誉あるコールサインを誇りとして無線界の指導的役割を果たしてきたのだが、既に寄る年波、大部分が老境に達し、今は懐かさを「二文字アイボール会」と言うブースに集い、懐かしさを分かち合って互いの健康を喜び合う場になっている。
かく言う私もその一人なのだ。



22日、土曜日の午後2時に集まった嘗ての名優達ご一行の今日の姿だ。
大方が戦後の復興時期に、日本の電機、電子産業を担った立役者達は、今日、今日此処に集いて、互いの健康を喜び合い、来年も元気で会える様に励まし合って、ひと時を楽しんだのだ。
「来年も、また会おう、元気でな!!」

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2 コメント

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ハムって・・・ (koji)
2015-08-26 03:48:15
そういう意味だったんですね。“山羊さん”の解説で初めて分かりました。ハム=アマチュア無線というのは知っていましたが、どうして“ハム”っていうのだろうという疑問さえ持たないでいたのが、自分でも不思議なくらいです。
ハムの先駆者“二文字コール”のお仲間さん達の写真、“山羊さん”はじめ皆さんほんとうにいいお顔をなさっていらっしゃいます。
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"koji"さん (山羊)
2015-08-26 07:52:45
昔の英和辞典には載っていたのですが、最近の辞書には無いかも知れませんね。

どさ回りの大根役者は、最初に舞台に上がった時、"I am xxx"と先ず名乗ってから芸を始めたので"Ham"と言われた事が起源の様です。

古い人が新しい人にこの様な事を伝える役目を果たさないから分からなくなって終うんですね。
知ったかぶりをしない謙虚さが美徳と考える日本人の逆効果でしょうか。
何時の間にか本当の事が忘れられて終いますね。
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