世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

一億円貯めよう!?

2021年08月10日 | ライフスタイル
   (レモンの花がこんなに咲いたよ)



平均寿命もいよいよ90歳になり、

人生100年時代から、

120年時代が現実になろうとしている今、

どうしたら、死ぬまで

豊かに優雅に生きられるのかが問われている中、

金銭的なことに主な関心が寄せられている。


いわゆる、

老後資金はいくらあったらいいのか?


2000万?3000万?

はたまた、1億円あったら安泰なのか?




実は、かつて本気で一億円貯めようと思って

実行してた時期があった。


かれこれ30年以上前の話である。


そして、

実際7000万円貯めた。

1985~1995年の10年間ほどで。


それとは別に、その10年間で、

5000万円の借金を全額返済して、

その上、設備投資に2億円くらい投入した。


つまり、10年で4億ほど稼いだことになる。

(現在、サラリーマンの生涯平均賃金は2~3億円くらい)



当時、

定期預金の金利が、なんと10%だった。


信じられないだろうが、

バブル期は、金利10%のころがあったのだ。


だから、一億円貯めれば

金利が1000万円付く。


年収1000万円だ。


税金をひかれても、

働かず、十分贅沢に暮らしていける金額だ。


そう思って、7000万円まで貯めた。


ところが、ところが、

1990年代になって、

バブルが弾け

金利があれよあれよという間に下がっていった。


そして今は、ゼロ金利時代。

一億円貯めても、

10万円ほどにしかならない。



ということで、

貯めていても意味がないと思い、

全部、使うことにした。



① 世界一周 1400万円。
  (家族4人で1年半)

② 家(熊本市内の一軒家自宅90坪)の購入 2100万円

③ (フォードのワンボックスキャンパー)、 500万円

④ 現在の店の購入、リフォーム費用 3000万円


1995年から、4年間ほどで、

あっという間に全部使い切ってしまった。

きれいさっぱり。


そして、ちょうどパーになった。

借金もなければ

預金もない。


49歳の秋だった。



その後は、約10年間ほど

シーズンだけ、半年適当にホテル経営をやっていれば

残りの半年は遊んで暮らしていた。


その間、

子どもたちを留学させ、

海外旅行も年に何度も行っていた。


当時は、お客さんは、黙っていても来てくれた。
(殿様商売)


火の車ではなく、

まさに、今流行りの ”FIRE” を早々と実現し、

悠々自適の暮らしだった。


※ ”FIRE” とは、
Financial Independence, Retire Early


2008年、リーマンショックまでは。

丁度、還暦を迎えていた。



リーマンショック以降は

もっとドラマティックな

新たな怒涛の人生『老春時代』が始まるのだが。

(次回に続く)