(レモンの花がこんなに咲いたよ)
平均寿命もいよいよ90歳になり、
人生100年時代から、
120年時代が現実になろうとしている今、
どうしたら、死ぬまで
豊かに優雅に生きられるのかが問われている中、
金銭的なことに主な関心が寄せられている。
いわゆる、
老後資金はいくらあったらいいのか?
2000万?3000万?
はたまた、1億円あったら安泰なのか?
実は、かつて本気で一億円貯めようと思って
実行してた時期があった。
かれこれ30年以上前の話である。
そして、
実際7000万円貯めた。
1985~1995年の10年間ほどで。
それとは別に、その10年間で、
5000万円の借金を全額返済して、
その上、設備投資に2億円くらい投入した。
つまり、10年で4億ほど稼いだことになる。
(現在、サラリーマンの生涯平均賃金は2~3億円くらい)
当時、
定期預金の金利が、なんと10%だった。
信じられないだろうが、
バブル期は、金利10%のころがあったのだ。
だから、一億円貯めれば
金利が1000万円付く。
年収1000万円だ。
税金をひかれても、
働かず、十分贅沢に暮らしていける金額だ。
そう思って、7000万円まで貯めた。
ところが、ところが、
1990年代になって、
バブルが弾け
金利があれよあれよという間に下がっていった。
そして今は、ゼロ金利時代。
一億円貯めても、
10万円ほどにしかならない。
ということで、
貯めていても意味がないと思い、
全部、使うことにした。
① 世界一周 1400万円。
(家族4人で1年半)
② 家(熊本市内の一軒家自宅90坪)の購入 2100万円
③ (フォードのワンボックスキャンパー)、 500万円
④ 現在の店の購入、リフォーム費用 3000万円
1995年から、4年間ほどで、
あっという間に全部使い切ってしまった。
きれいさっぱり。
そして、ちょうどパーになった。
借金もなければ
預金もない。
49歳の秋だった。
その後は、約10年間ほど
シーズンだけ、半年適当にホテル経営をやっていれば
残りの半年は遊んで暮らしていた。
その間、
子どもたちを留学させ、
海外旅行も年に何度も行っていた。
当時は、お客さんは、黙っていても来てくれた。
(殿様商売)
火の車ではなく、
まさに、今流行りの ”FIRE” を早々と実現し、
悠々自適の暮らしだった。
※ ”FIRE” とは、
Financial Independence, Retire Early
2008年、リーマンショックまでは。
丁度、還暦を迎えていた。
リーマンショック以降は
もっとドラマティックな
新たな怒涛の人生『老春時代』が始まるのだが。
(次回に続く)