世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ホテルでピアノを

2018年11月03日 | 
旅先でピアノを弾くことはめったにない。


レセプションの隣の部屋に

アップライトのピアノが置いてある。


誰も弾く人はいないようだ。


練習にと、使わせてもらった。



        旅先で弾くピアノはまた一味違うな~


映画の「カサブランカ」を思い出しながら

歌いながら弾いてみる。

曲は、"As Time Goes By(時の過ぎゆくままに)"ではないが。

あの場面はボクの中では秀逸だった。


毎日鍵盤に触らないと

指が動かなくなる。


旅の途中でもこうした機会があれば助かる。








ヤンゴンの夜

2018年11月03日 | 
ヤンゴンの夜道は総じて暗い。

ただパゴダ(寺院)だけが漆黒の闇に神々しく派手な光を放っている。






千鳥足で夜道を帰ると、

暗蔭から男がニョキッと姿を現した。


無意識に身構える。


"Lady?"

と一言。

女はいらんか?

と聞く。

"No thank you."

と答えるが、しつこくついてくる。


業を煮やして、

したり顔で

"I'm gay"

と答えてやった。


男は、暗がりで満面の笑みを浮かべながら言った。

"Me too"


ボクは、

全速力で走ってホテルまで逃げ帰った。


せっかくの酔いも完全に覚めてしまった。