世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

嬉しいこと

2010年03月26日 | 人生
15年間仕事もせず、

あまり人から相手にされず

ぶらぶらと過ごしてきた30代の男性がいる。


車の免許はおろか、

携帯も持たず、パソコンのキーボードも叩けない。




その彼が変わった。

ハローワークに出向き、今まで受けようとしなかった面接を受けたのだ。



ボクのボランティア活動にも、ボチボチと顔を出してくれる。



彼は、本来すごい知識と才能の持ち主だ。

特に歴史に関しては誰にも負けないくらい博学だ。


ボクも彼に学ぶところは多い。



彼の才能を埋もらせているのはもったいないと思った。


頭では相当なところまで理解している。

自分のことも、周りからどう見られているか把握している。


ただ、人から認められていなかったのだ。


英語もソコソコできるのだが、

パスポートも持っていず、当然一度も海外に出たこともないという。



ボクは彼に役割を与えてみた。

ボクのボランティアの事務局長になってくれと。


嬉しそうだった。


人は責任を持たされ、役割が出来ると

水を得た魚のように行動が変わる。



近い将来、彼を海外に送り出したいと思っている。


彼はキット本来の才能を近々発揮してくれるだろう。



人は役割ができ、自分の存在価を値認められるとそこに居場所を見出し、

精気を取り戻し生き生きとしてくる。



認められ、受け入れられ、信頼されること。

誰しもそう望んでいるのだ。



【教訓】

人のいいところを見出すようにしてみよう。

そして役割を与えてみよう。