地獄坂で定点スケッチを終えて坂道を下れば、小春がいる。
「オッス!」
小春「叔父さん私、太っちゃったよ。なんか腰の回りが大きくなってない?」
そういって小春はスカートとをまくり上げて腰回りを見せてくれた。
「オヨヨ!、ダメだよ。私が怪しい叔父さんに見られるよ!!」
小春「大丈夫。ここは誰からも眼が届かないから・・・・」
よく回りの状況を観察している。まあアチキは見せてくれるものは拒まない。ちゅうか・・・、以前クロッキー教室で小春の裸婦をデッサンしていたし・・・。
「別に太ってないじゃん。確かに骨盤回りが大きくなった。それって女性ホルモンが沢山分泌されて成長しているんだよ。女らしい身体に近づいてゆくんでしょう・・・」
小春「女らしい身体ってこんな横広がり?」
「ハァーーっ」
小春「私、足だって細かったし、もうちょっとスリムだったよ・・・」
「成長がすこぶる早いんだよ。それで女性ホルモンがバンバン出てさ・・・」
小春「やっぱ、ユウ君と沢山やったからかなぁー!?」
「それ、大当たり!!!」
小春「セックスを沢山すると美希姉ちゃんみたいになっちゃうんだ」
「普通は、そうですーーー、女らしくてめでたい事じゃん」
小春「美希姉ちゃん見たいなヤリマンボディはヤダッ!。もっと全体が細くて少しだけ腰回りが女らしいのが、理想なんだけどさぁーー」
「ええっ、ヤリマンボディじゃアカンの!?」
小春「美希姉ちゃんみたいなケツのデカいのはのは、ダメ」
「それって格好良いけど、女らしいヤリマンボディも、そりゃ魅力的さーーー」
小春「そんなのダメダメ!、スポーツでモデルチェンジしたい!!」
「水泳は痩せないかわりに、脂肪や筋肉がドンドンついてゆくから、体型はさらに横広がりになるかもしれないなーーー」
小春「横広がりじゃなくて縦に伸ばしたい」
「ならばバスケットボール!。身長が伸びるから縦に広がるかもしれない」
小春「よし、バスケに入ってモデルチェンジしたろ。部活変更!!!・・・・」
「これから冬だし、外のプールに出かけてゆくよりは陸上のほうが良いかもなぁー」
小春「よしバスケで美ボディ!!!」
小春も発達段階だから、この先いかようにもホディを変えられるというところが羨ましい。これが二十歳をすぎると、なかなか大変なんだな。
・・・・
小樽も、もうじき雪が降りそうな暗い曇天が続く。