Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編235. Philosophy Science

2015年10月31日 | diving
 フィールド調査の画像は、研究用だからブログに使うとどうも地味だ。やはり水中の画像の方が綺麗だ。
 さて小見出しに番外編と書きつつ、番外ではなくシリーズになって続いているのだから、だからせめてニコンAW130とオリンパスで撮影したものを沖縄ダイビング・シリーズにしようと思った。だがダイビング以外のオリンパスの機材で撮影した画像を用いたブログが1000回以上あり、これと沖縄編という構成になると、オリンパスの機材を用いたブログが二段構造になる事に変わりはない。結局それは入れ子構造的となる。今は沖縄編というテーマが入れ子だから、今度はテーマで統一すると機材の方が入れ子構造になるわけだ。 つまりいまと同じか。
 つまり小見出しは、最近の私の機材の関心度なのだろう。いつも使う機材がオリンパスを用いたのでPEN LIFE、その他希に使う機材が番外編と一応は整理されている。
 だからブログの変更はやめたのだが、もう一つのことに気がついた。それは言葉の概念の整理上の課題が発生する。例えばブログを本にしようとした場合、内容面での体系化をしにくいだろうなと思った。その時は小見出しをはずすんだろうなと考えた。日付だけにするとか・・・。
 随分理屈っぽい話になったけど、ようは小見出しの話だけではなく、言葉の概念を整理してゆくと、そんな課題が出てくる。これは、つまり哲学の課題だ。それはそれで面白い事例だし、私の関心がアカデミックな方向へ進んでゆく。
 デザインも文科省の分類では芸術諸学であり、その領域は哲学だ。たしか建築もヨーロッパの大学では、哲学に分類されていた。Philosophy Sceenceか。

沖縄県
沖縄県
ニコンCoolpix AW130
ISO125,焦点距離11mm,露出補正-1/3,f/4.4.1/160
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番外編234. でかすぎてさ・・・

2015年10月30日 | Nagoya city
 15,000枚のスライド・デュープを作成したので、シルバーのニコンDfボディはもう用済みなのだが、まれに持ち出してみた。どうですこのツァイス・ディスタゴンの能力を目一杯引き出したフルサイズニコンDfの実力は、という台詞を10年前に書きたかったですね。今となってはマイクロフォーサーズ・オリンパスの使い勝手の良さのほうが勝るので。
 ニコンDfは、フィルム時代の感覚で撮影できるし、写りもフィルム時代に大変近いとは思いますが、私はもうオリンパスのすべてデジタル仕様というのに慣れちゃったので、ニコンは10周いや10年遅れてやってきた選手のようだ。万事ニコンは遅すぎるのよね。
 さて古いニッコールレンズだってぇー、あるある、ニコンF時代のニッコールが。Aiに改造してあるので絞り優先で撮影できる。しかし似合うような似合わないような、ブハッと笑いたくなる感じもする。むしろFujiFinpixS5(ニコンD200)の方がニッコールレンズがよく似合っていた。まあディスタゴンならなんとか似合うか。
 ニコンDfにツァイス・レンズが遺憾なく使えるのはよいが、こういうおどろおどろしいシステムは、ニコン・マニアにとっては随喜の涙だが、私はこういうのに感動する段階を既に卒業しちゃったさ。
 それにライツのレンズがつかないから、興味半減かな。
唯一ライツ・ヘクトール135mmのアダプターがあるので、Dfにつくのだが、それにしても、こんなんで何を撮るんだろう。明日はモノクロで車窓撮影でもしてみようか。
 まあ画像は、ニコンらしくパキンとシャープなんだけどさ。でかすぎてさ・・・。さて昼飯がてら立ち寄った治部坂峠の紅葉もお終いだな。この時期旬の味覚である林檎ジャムでも買って帰ろう。

長野県治部坂峠
Nikon Df,Distagon25mm/F2.8
ISO100,露出補正0,f/8.1/200
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番外編233. どろぼうさん!、・・・

2015年10月29日 | Okinawa
 農連市場は 午前3時頃から4時頃がピークなのだが、再開発のためか私が徘徊していたときはあまり活気がなかった。そろそろ引っ越す気配が濃厚なのだろう。むしろ寂しさを感じさせられた。
 「どろぼうさん!、お野菜持って行かないでね」という段ポールに書かれた文字が、この商売者の年齢をうかがわせてくれる。高齢者が多く、そろそろ店じまいかなという空気だろうか。歩いていたら揚げ物屋のお婆さんが一つ食べてゆきな!、といって揚げたてをくれた。食べていると冷たいお茶も出してくれた。金はいらんよと言っていたが、200円おいてあとにした。
 それにしても寂しいとはいえ、この混沌とした仮設建築のような混沌とした風景はどこか人なつこくて面白い。なくなる前に撮影しておこう。撮影画像をMacに取り込もうとしたときに、ソフトが変わったためか、なんと読まない画像があり、真夜中の市場の風景はなくなってしまった。まあこれでも午前4時すぎの画像なのだが。また残っていたら出かけて見よう。

那覇市
OLYMPUS EM-5,M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO4000,露出補正-1/3,f/5.6.1/80
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番外編232. 秋がない!

2015年10月28日 | Okinawa
 沖縄の南部をめぐるツァーも、勢理城(ジリグスク)などにも出かけたのだが、そこは丘になっており、頂上には沖縄戦で砲撃を受けて穴だらけの狛犬がおかれていた。だから、専門分野を外れると話題はない。
 都心に戻ろう。いつも私のマックのデスクトップに置かれていて、これまで使う機会がなかった画像なのだが、個人的には好きな画像だ。
 というのも高い建物を見ていると道幅と建物の高さの比が、どこかヨーロッパの都市のその比が近いのではないかと思われる。まあそんなことは置いといて、沖縄の夏を感じさせてくれる風景だ。
 そんな農連市場は今再開発が始まったところだろうか。そのためか、夜中の最盛期でもけっこうひっそりとしていた。昔の賑わいをみたかったなと思いながら。迷路のような市場の中を徘徊していた。
 今京都は冬間近の気温なんだけど、沖縄の夏を懐かしむぐらいに時間はすぎたようだと書きかけて、どうも最近春とか秋の時間が大変短い。夏が終わったと思ったらすぐに冬がくるような案配である。つまり秋がない!、と言い切ってよいだろう。目下そんな気候が続いている。

那覇市
ニコンCoolpix AW130
ISO125,焦点距離7mm,露出補正0,f/4.2.1/400
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番外編231. せーふぁーうたき

2015年10月27日 | Okinawa
 沖縄の南部に行けば当然のことながら、斎場御嶽(せーふぁーうたき)に出かける。世界遺産の一つであるというのがこちらの関心だが、ここはいまでも自然崇拝の祈りの場でもある。
 パンフレットには琉球王国最高の聖地とあり、当時の国家的祭事が行われていた場所と記載されている。この岩をくぐると正面に久高島をのぞみ、神の島とされている。琉球開びゃくの素アマミキヨが最初につくった島だそうである。12年に一度行われる祭事、イザイホーに代表される神秘的な祭事がのこされているために、民俗学的には貴重な島。正面のサングーイと呼ばれる拝所から、その久高島を望むことが出来る。
 こうした神話や祭事のストーリーも、その当時生きてきた人間達がつくりあげた風土了解の姿だと思われるが、そうした沖縄の古代人達の創造力に敬意を払いながら、足早にこのうたきを後にした。
 神話は、どこかお爺ちゃんが孫に語ってきかせる大変上質な国づくりの物語のようでもある。この国はどうやってできたのか、いまそんな国づくりの物語を語れる創造力を私達は失っているのかもしれない。
 遅ればせながら、トゥールキンの指輪物語とか映画ロード・オブ・ザ。リングなどを、もう一度読み直したり、見直したりしてみようか。ちなみにウィキペディアの記述によれば、映画ロード・オブ・ザ・リングは全ノミネートで受賞した記録では史上第一位であるそうだ。

沖縄県南城市
EOS1Ds Mark3 EF50mm/f1.8
ISO100,焦点距離50mm,露出補正-0.3EV,f1.8,1/50
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番外編230. 憧れ

2015年10月26日 | Okinawa
 元気がでない休み明け。こちらは休み無しなんだけど。忙しいときに書類と原稿の提出日。だけど朝から夕方迄授業でびっちり埋まっているという幸せさ。これじゃ、なんもでけへんで。
 さて沖縄のこの地域では数少ない民家・文化財でお茶をしていた。まあ建築の勉強といったらよいか。なるほどこんな風に生活をしていて、部材の仕口を合わせるのかと、みていればまあ面白いのだが。家の中に風の通り道をつくり、広い縁側と深い軒が夏でも涼しく、暮らせるようになっている。
 今でも、沖縄は日陰にはいると、涼しい風を感じさせてくれる。暑くても結構しのぎやすいわけだ。だから本土から沖縄へ移住する人もいる。風の抜けないエアコンだよりのマンションよりは、自然の風の中で仕事をするほうが快適だと言うことに気がついたわけだ。
 自然の風の中で仕事をする、それは現代人にとって憧れに近い。

沖縄県南城市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO100,焦点距離21mm,露出補正-0.3EV,f4.5,1/100
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番外編229. 儀式の国

2015年10月25日 | Okinawa
 画像は、沖縄の特徴的な殿(とぅん)と呼ばれる遙拝所である。奥武島(おうじま)の中心にある神社の脇で見かけたものだ。神社の脇に遙拝所があるというのが、沖縄特有の世界だ。神社だけではあかんのか。
 つまりここは、各家庭の先祖拝礼を目的としたもので、亀甲墓の延長なのだろうか。そういえば奥武島では亀甲乙墓を見かけなかった。儀式の国沖縄である。
 さて今日も出勤。昼飯も食べずに本の原稿を作成していた。昼飯をたべないというのが、頭脳労働には丁度よいうようだ。集中力も持続できるし時間も節約できるし・・・。
 そう思っていたらwordがダウンしてしまった。データが重すぎたんだろう。なにしろ図版も含めて00ページはあるからな。その後気がつくとバックアップ用のwordで原稿を作成していた。気がついてよかった。その部分は、全部やり直し。結局終日研究室にこもっていた。
 風が冷たい。昨日は風がうなりをあげていた。冬だ!。

沖縄県南城市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO100,焦点距離25mm,露出補正-0.3EV,f5.6,1/125
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番外編228. 山場

2015年10月24日 | Okinawa
 さて土曜日、休日出勤である。まぎれもなく休めない。下手すると日曜日も、となると代休日が来週の木・金ととれるので4連休となる。
 だが忙しいので多分休まないだろう。当然勤務超過であり、事務員にとっては私の出勤簿のつじつま合わせの作業が発生する。忙しい事は集中するのもので、それに加えて名古屋市が火曜日にやってくる。調度原稿を出したあとか。一息つく暇もない。
 今週末が月曜日提出の書類の山場だ。いつもこんな山場をすり抜けている。今度はどうなることやら。その先はいつも未知数だ。
 この画像の水平線の近くに波頭が見える。そこがリーフエッジである。そこより内陸側は水深も浅く波も立たない。結構魚がいるんじゃにいの。シュノーケルで十分だろう。一寸ダイビングしてみたいですねという研究仲間の言葉であった。

沖縄県南城市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO100,焦点距離35mm,露出補正-0.3EV,f8,1/250
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番外編227. パニック

2015年10月23日 | Okinawa
 画像は、沖縄の波で削られた跡もあざやかな自然のフォルム。これを見ているとパニックになりそうな気分だ。
 としいうのも実は、来週の水曜日まで大学での私の仕事はパニック状態なのだ。
 今日はエッ、その書類26日迄なの!!。仕方がないからつくるかというので始めたのが文科省の科研の申請書類だ。学術図書の出版をもくろんでいる。他の研究申請より随分速いではないか。そこまではよかったが、書類を読んでいて「編集段階へ引き継げる完成原稿を添付すること」と、申請書類には書かれてあるではないか。いくら何でも4日位で200ページの本の原稿をつくるのは不可能である。当然これまでに書いた審査付学術論文の原稿を使うしかない。これをベースにしてあとは講義のレジメを付け足し、なんとか100ページの原稿を今日は作成した。図版をつければ200ページ近くにはなるだろう。明日は、印刷屋と見積もりの打合せをして、それに原稿の大幅な加筆と訂正をしなければならない。それだけの仕事でもパニック状態だ。当然週末なんか休んではおれない。
 こうしたパニック仕事に加え水曜日には、某原稿をつくらなければならない。それまでに本を二冊読んでおかなくては。もう実習の授業の合間に内職して作成だな。
 これだけ続けばもう立派なパニック状態だ。そんな合間をぬって学部生達の卒業論文の締切と発表会がある。だから学生達は最後の論文を見てもらおうとやってくる。できがよければ「これでよし!」だが、現実は逆なんだな。どうすんの、もうわては時間がないでっせ。とにかく水曜日が終われば、めでたしなんだけど、そこまでたどりつくのが難儀だぜ。
 いつも仕事は、固まってやってくる。まあそれは効率がよいと言えばそのとおりだが、身体一つのこちらとしては、もうたまんないぜ。

沖縄県南城市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO100,焦点距離31mm,露出補正-0.3EV,f8,1/250
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PEN LIFE1209. 二つのカテゴリー

2015年10月21日 | Nagoya city
 たまにはPEN LIFE。
 昨日原稿を校正していたら17カ所も修正があった。誤字ではないのでwordの校正機能でもひろってくれない。印刷屋に送られてから、こんなにあっては面目ない。というか原稿を書いたら3週間ぐらい放置しておいて、それから人の原稿のように見直すというのがよいという言い伝えがある。実際その通りなのだけど、締切までの放置期間は、3週間はなく精々三日ぐらいだった。だから皮肉にも今回のタイミングが調度良かったということになる。
 さてたまには、和製LEICAのレンズを持ち出してみた。どうです背景のボケ加減は、なんて書くつもりはない。普通によく撮れるレンズである。
 最近地上の撮影を余り行わない。というか関心が水中にあるので、紅葉といってもでかける意欲がわかない。地上の風景は、せいぜいiPhoneで撮影し、メールで送れる方が便利だと思っている。
 それに最近の日本の地上の風景も均質化してきたというべきか、あるいはステレオタイプ化してきたといえばよいか、つまりどこに行っても同じような被写体ばかりが登場し、次第につまらなくなってくる。だから紅葉と言っても、余り関心がわかない。多分今年も京都の紅葉は、見ることもないだろう。
 地上の風景と水中の風景と二つのカテゴリーが頭の中にできているようだ。前者は同じ風景ばかりでみんな撮影しているし退屈。となると私の関心は、水中の風景だけと言うことになる。

長野県治部坂峠
OLYMPUS EM-5,LEICA SUMMILUX25mm/F1.4
ISO200,露出補正-1/3,f/1.8.1/4000
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番外編226. クレソン

2015年10月21日 | Okinawa
 画像は、垣花ヒージャーの湧水を用いたクレソンの栽培風景である。水不足の沖縄でクレソンは珍しい。
 今日は、朝原稿の校正をしてから、久しぶりに長野県の治部坂峠へ出かけたら、標高1000m以上の高原はしっかり紅葉していた。これからは、中央道でゆくよりも飯田街道を走った方が楽しい季節だ。この高原の紅葉が次第に麓へ降りてくるから、しばらくは紅葉とすれ違いながらの峠通いになりそうだ。
 さて雪が降るまでには、長野県安曇野を目指したいが、なかなか忙しいのでどうなることやら。大学から安曇野まで片道3時間半位だから日帰りコースなのだけど、根性があればゆくが、それではもったいない話だ。安曇野までいったらペンションあたりにお泊まりして信州の冷たい空気を吸うのがええと思ったりする。
 沖縄、治部坂峠、安曇野と私の関心があるところばかりだ。安曇野の清流だったら、ワサビだけではなくクレソンも栽培しているだろう。いや自生しているかもしれないな。


南城市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO100,焦点距離26mm,露出補正-0.3EV,f5.6,1/125
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番外編225. パッキングの続き

2015年10月20日 | Okinawa

 画像は、仲村渠桶川(なかんだかりヒージャー)。さてパッキングの続きでも書こう。
 パッキングの難しさは、まだ起こりえぬ未来を予測することにある。もちろん予測したって外れる場合の方が多いし、逆に転ばぬ先の杖みたいな発想だと荷物は限りなく増えてゆく。
 大方の世の中のアドバイスは、寒くなるから厚手のセーターをもってゆけといった具合に、それすべて聞いていたら荷物が増えるベクトルだ。逆にもってゆくなというアドバイスは少ない。
 良い方法は、必要な物しか持たないことなのだけど、いつのまにか必要になりそうな物までリュックにはいってしまう。そんなわけで老婆心の自分と割り切り型の自分との戦いともいえそうだ。
 解決策の一つは旅のシミュレーションかと思われる。旅を想定して必要だと思われる物をすべてリュックにつめて1日持ち歩いてみる。それで旅に出たつもりですごしてみる。そうするとやはりこれはいらないとか、兼用できる物に変えようとか、持ち歩くのには重すぎるといった具合に装備の取捨選択ができる。そうして旅の全体像をイメージしながら、パッキングする方法があるだろう。
 パッキングが自分なりに納得できたら、ワンシーズンぐらいは、そのままにしておく。そうすればいつでも旅に出られる。とまあ、理屈としてはそうなのだけど・・・。


南城市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO100,焦点距離16mm,露出補正-0.3EV,f3.5,1/50

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番外編224. 旅のパッキング

2015年10月19日 | Okinawa

 ヒージャーがある山の頂上部に集落がある。集落の中心には井戸があり生活の要となっていた往事の様子がうかがえる。いまでは、集落というよりは一般的な住宅地だし、簡易水道が敷設されているために井戸は使われていない。
 さらに住宅街の一角が、当時の共同用水施設が復元されて公園となっている。それが仲村渠桶川(なかんだかりヒージャー)であり、国指定の重要文化財となっている。そこには水場、洗い場、水浴び、その奥の小屋は共同浴場である。
 さて今回の5日間の出張では、たまには使わないとまずかろうというので重たくかさばるフィールド調査用EOSシステムをわざわざ持参した。標準的に写るので、まさに調査用なのだが、レンズもボディもシャッター音もデけぇー事。車で移動しない限り持ち出せない機材だ。これでなくてもよかったか。
 それに寒いかもしれないというので、上下のフリースも持参したし、車用に使用している靴も持参したし、ワイシャツなんか2枚もあった。なんだかんだで、リュック一杯の荷物となった。結局それらを使うことはなく持参しなくてもよかったものばかりだ。つまり1/3は不用だった。
 だから旅のパッキングというのも老婆心から組み立てると過大となるから、ベストな方法は引き算だ。Tシャツとワイシャツは1枚あればよい、寒かったら重ね着、それでも寒ければユニクロにゆけばよい、靴はスニーカーを履いて行けばよい、EOSはハウジングの中に入れてあるE-M1で代用できる、ニコンAW130でもよい・・・、そんな具合に引き算すると、荷物は随分減るだろう。
 今回は、一寸時間がありすぎて老婆心から旅のパッキングに失敗すると難儀だなということを痛感した。やはりいつものように時間のない中で、パッパとパッキングするというのが正解だ。
 普段一寸シミュレーションのつもりで、パッキングを試みるというのも面白いかも知れないと思っている。

南城市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO100,焦点距離16mm,露出補正-0.3EV,f3.5,1/50

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番外編223. ヒージャー

2015年10月18日 | Okinawa
 画像は環境庁の全国名水百選一つ、垣花ヒージャーである。丘の頂上の集落から傾斜地を100mほど降りたところにある湧水を先ず飲料用に利用し、次いで野菜洗いや水浴びや洗濯に利用し、最後は傾斜地の畑の灌漑に用いるという合理的な構造になっている。岐阜県の郡上八幡と同じような水利用の仕組みである。
 とかく沖縄県は水不足に悩まされるが、垣花の集落ではそうしたこともなく傾斜地の水田や畑に十分な水が行き渡り、いまではクレソンを栽培している。
 実際に湧水を飲んでみると、軟水であるからマイルドな味がする。軟水とはカルシウムや金属イオン含有量の少ない水であり、日本では概して軟水系なのだが、そのなかでもかなりの軟水ではないかと思われる。沖縄本島は硬水系という記述があったから、ここでは異色の軟水なのだろう。
 背後に火の神様の祠がみえる。沖縄ではいたるところでこれをみることができる。

南城市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO100,焦点距離35mm,露出補正-0.3EV,f6.3,1/200
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番外編222. 風の音

2015年10月17日 | Okinawa
 沖縄の南部は、海岸に向かって傾斜する地形が続いている。地形に沿って民家や段々畑がみられるなど傾斜型の景観が続く。観光開発も南部は関心外なので、そのことが俗化されたところがなく比較的良い景観をみせている。海岸沿いのアップダウンのある道を走りながら、イタリアの海岸集落を思い出していた。
 この頃から春先まで、この地域は空がどんよりと曇り、小さな風の音がいつも聞こえている。強い風が陸地をなでているのだ。そんな風の気配を常に感じているのは、いかにも旅をしているという実感がある。
 沖縄の南部を回った。このあたりは第二次世界大戦で米軍の艦砲射撃を受けていたところだから、古い民家はほとんどない。コンクリート造の建築ばかりだ。それでもどこかこの土地固有の空気を感じさせてくれる。それは風の音のためだろうか。

南城市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO100,焦点距離35mm,露出補正-0.3EV,f6.3,1/200
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