夕方日課のように小樽公園で海の着彩をしている。
小春「絵を描くおじちゃーーん!」
遠くから、小春の声が聞こえてきた。
あら今日も来た。
なんだい学校帰りかい?
小春「小春、置いてきぼりになりそう!!!」
何から置いてきぼりになるんですかぁー?
小春「女としてですぅーー?」
ハア!?
小春「昨日、明菜姉ちゃんが、夜やってきて、どうお?、こんなスタイル!!、っていうの」
美希お姉ちゃんも小春も、ええっ、ド、ド、どうしたの???
明菜「うん、一寸イメチェンしてみた」
美希お姉ちゃん「おっ、お人形さんみたいに可愛いじゃん!、明菜って美人系だから、いけてる、グーーー!!!」
小春「・・・・!!・・△×・・×○□・・・」
美希姉ちゃん「彼女にお店でヤッてもらったんでしょう??。あらそのインナーどこから引っ張り出したのよ?」
明菜「そうなの、優さんに一寸変身させてといったらお店においでというのでいってみたの。それで髪型をサクサクとつくってくれて、バッチシだってさ。それに少しメイクもしてくれたの。これは玲香姉ちゃんの古い衣装箱から引っ張ってきたよん。これで彼氏を捕まえる準備はできたぁーーー・・・」
小春「優さんって誰さぁー??」
美希姉ちゃん「一太郎兄ちゃんの彼女よ!。美容師じゃん・・・」
小春「がぁーーーーん」
・・・
小春「オジサン、ショックよ!!」
明菜さんってあまりしゃべらないけど頭の中でものすごく考えているんだろう。つまり計算高いから、お兄ちゃんの彼女が美容師さんと聞いて、これは使える!、と考えたんでしょうね。
小春「あたしだけ、女行の列車から取り残されて行くぅーー、寂しいですぅーー」
それで明菜姉ちゃんに先を越された。
ほらほら、ボヤボヤしてると、女行き列車から乗り遅れるぞ!!。
先ずはお行儀よくしないとねーーー。鍵穴から人の部屋なんかのぞいているようではさぁーー、それじゃあ本当に乗り遅れるぞーーー。
小春「わかった、これからはお行儀よくするぅーー」
そういって、小春はショボショボ帰っていった。
・・・
ツカモッチャン先生の下の3人の女の子達は、一斉に女を目指して走り出したようだ。それはそれで、これから面白くなりそうだ。