Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ZEISSの空気44. さて、さて、さて・・・

2018年12月31日 | Okinawa

 京都市内も時折雪が舞っているし、そんな便りが届く寒い正月になりそうだ。

 さて、少しだけ年末旅の沖縄から帰ってきてから、少しばかり薄着でも体が慣れた。それまではヒートテックで身をかため、それでも寒いという感覚だったが、そこからは抜け出したか!?。

 さて、大掃除、といっても私のできる範囲で終わった。

 さて、買い出しに出かけた。でも二日から開いているお店も多い。

 さて、さて、さて・・・、これを書いている背後で、iTunesがCoCCoのプランCをかけている。

 さて、今日、街で私の耳に聞こえてきた言葉は、「人の迷惑になるから・・・」、「人に迷惑はかけたくない」といったよくシニア達が好んで口にする台詞があった。こちらは、あらっ!、シニアって人に迷惑ばかりかけて生きてたんとちゃうの?。

 たとえば京都の狭い道をベンツで走り抜けるシニアとか、ビジネスホテルに泊まり慣れていないシニアがフロントの説明が理解できなくてもたついている間に後ろに長い列ができるとか、予め診断書を提出しないシニアダイバーが突然心肺停止して、心肺蘇生を3時間以上させてくれたりとか、そんなことをあげれば切りがないほど、シニアは人に大いに迷惑をかけて生きていて、気づかぬは本人ばかり。

 つまり理解力と体力がなくなりつつあるのだから、回りに迷惑をかけるのが当然の存在。そんなことを周りの人間達は知っていて、「人の迷惑になるから・・・」なんてシニアがいうとクスクスと笑っちゃうわけだけど。まあそれはボケシニアの見栄というべきかな。

 そういうボケシニアになりたくなかったら、日頃体力と能力を鍛えておくべきだろうね。体力は年齢で衰えるから特に頭の方ね。シニアの頭の理解力のなさには、ほとほと社会を撹乱してくれるよね。すくなくとも若者(バカ者)の思考力の上ぐらいはいって欲しいのだけど。

 その若者つまりバカ者は、どの程度かというと・・・

 某百貨店の老舗総菜屋で、丹波の黒豆をさして「これそのまま食べられるよね!」と尋ねたら、若者後期年齢の姉ちゅんは「パックをあけてビニールを破って・・・」、アホか!、黒豆をビニールのパック毎食べる奴はこの世にはいないよ!!、「調理してあるかと尋ねているのだけど・・・」と、そんなのにも今日は遭遇したから、ボケシニアといい勝負なんだ。

 今日は、さて、さて、さての大晦日だ。このブログもお正月ぐらいは休もうかなと思ったり、いや暇だから書くかと思ったり、心迷う。まあお正月次第だろう。

 さて、今年最後の画像は、やはり沖縄でおわったか。

 

沖縄県那覇市牧志市場

SONYα6000,Carl Zeiss Vario-Tessar f4/16-70mm ZA OSS T*

ISO3200,焦点距離70mm,露出補正-0.3,f/4,1/40  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak240. モノレールのポイント

2018年12月30日 | Okinawa

 今日は工学的な話。

 自動車なら好き勝手な方向に走れるが、鉄道は、車輪の外側に着いているフリンジとよばれる出っ張り部分があるから、線路からはみ出さないし、このフリンジが通過する部分の空間を閉鎖したり開放してりして進むべき方向、つまり線路を変えているのがポイントだ。鉄道の一番重要で基本的なメカニズムだ。フリンジがないと単なる荷車だ。

 だからポイントのフリンジ通過部分の線路の付き方ををみれば、どっちに列車が進むかは容易にわかる。この程度のことは鉄道好きの小学生だって知っている。

 さてそのモノレールのポイントは、全荷重を支える大きなレールが1本だけだから、進路を変えるときは、この大きなレールをえいやっ!、て感じで動かさなければならない。もちろん鉄道のように複雑なポイントはできない。

 その沖縄モノレールのポイントが切り替わるところか面白いのだ。ここでは画像の奥を下り線、手前を上り線と呼んでおこう。大きなコンクリートの上り線と下れ線の線路がジワジワと動いていって変えてゆくわけ。コンクリートだから曲がらない。そこで動いてゆく上下の線路が各4分割されていて、それらがしなやかにカーブを描いていって、上下のレールが一つにくっつくなんて言うのは、もう最高に面白い。そして車体の幅を確保するために、切り離された左右のレールの端部が、僅かに外側へ向くなんていうのは芸が細かいといいたくなる。

 そんなモノレールの線路のポイント切り替えの光景を、となりでビデオカメラを回していたフランス人と眼が合いお互いに笑ってしまった。

 これで首里駅に向かってくる下り電車が上り線のホームへはいることができる。下り→上りがあれば、逆の上り→下りもあるはずであり、そこは電車が下り線ホームにははいることがないので見られなかった。この形状だとそれが同様に対岸の線路も分割されていないとできないように見えるが、多分場所を変えてポイントを設定しているのだろう。

 昔そんな話を文科系の人間にしていたら、退屈そうな顔をしてロジックを並べ替えて自分の車の話に引きずり込んでくれた。直立エンジンやロータリーエンジンを引き合いに出して、挙げ句の果てにチューニングしただって。掘り下げたら自分でしたのではなくて、しもらったんだってさ。それって全部カタログなんかに出ている話ばかりじゃないか。結局自慢話をしたいだけかよ!。だから私の文科系嫌いは根が深いわけだ(笑)。

 文科系嫌いの理由がもう一つある。アメリカFRBが利上げした。ついにやっちまったか。利上げは景気の足をひっぱるわけだから、もろに株価に響く。当然日本にも影響は出てくる。トランプは共和党出身の割にはリベラルなのだ。だから結構いい大統領だったのに、二期目が怪しくなってきたとする説もある。

 プリンストン大出の資産家FRB議長のジェローム・パウエルは弁護士だからもろ文科系だ。世界経済は素人だとする説もある。アメリカの景気が回復間近だったというのに随分と水をさしてくれたじゃないか。文科系同士のつぶし合いだ。やんなるなぁー。来月は不景気風が跋扈しそうだ。日本も不景気の中のオリンピックだぜ。その後はもろに不景気かよ。トランプも人選を間違えたなぁー。あーあっ、お先真っ暗の年の瀬だよ。私はポイントを切り間違えたと思うけどね。

 

沖縄県那覇市首里

Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

ISO125,焦点距離14.1mm,露出補正0,f/4.6,1/800

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak239. 一寸沖縄の旅

2018年12月29日 | Okinawa

 ダイビングをしない一寸沖縄の旅も始めてだ。27〜28日と那覇へ出かけていた。もちろん避寒と所要のため。大寒波が来るというので、沖縄も海は荒れ街には強い風が吹いていたから、もとよりダイビングは不可能。それでもコート不用の暖かさだった。

 一昨日は、少しニコンF3+MD4とW300で那覇の街を歩き回ったけど、フイルムは明日現像に出してからでないとアップできない。それにPeak Designのslideというストラップがフィールドでは使い勝手がよかった。そんなこともあり、首里、桶川(ひかわ)、牧志と半日歩き回っていた。冬の沖縄は風がきつく、いつも海からの強い風が少し音をたてて吹き荒れている。

 避寒で少し充電されたためか、昨日京都に戻ったときに雪が降っていたが、少し寒さにも耐えられるようになったのか薄着でも暮らせるようになった。

 この年末の時間に旅をするというのが個人的に好きなんですね。というのもお正月前で街は静か。それでいて市場へ行くとお正月の飾りが出ている。そんな季節の時間の端境期みたいで旅をしてすごすのには、とてもよい時間だと思っています。それにダイビングでオープンウェーターの資格をとったときも12月の末だった。

 それがお正月になると一斉に初詣などと単調な時間の過ごし方になってしまう。それじゃあつまんないよ。お正月というのは、一年で一番つまらない時間だと思ってます。だから一年の計は元旦にありといわれても、社会が動いていないのに一年の計なんていわれても無理筋の話だと思うけどな。お正月は、寝過ごしている間に勝手に通り過ぎて欲しいですね。

 さて少し鋭気をやしなったので家の大掃除でもして買い出しに行こうかな。冬ごもりのために。

 

沖縄県那覇市首里

Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

ISO125,焦点距離7.2mm,露出補正0,f/4.2,1/1000

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak238.  少しフライングして避寒

2018年12月28日 | diving

 昨日から、また那覇にきちまった。

 年末のこの時期、おとんは邪魔者でしょう。おかん達が家の大掃除や買い出しに情熱的になればなるほど、こちらは覚めてゆく。こちらは年賀状も投函済みなので、なおさら時間を持て余す。そんな煩わしい時間を忘れたい。

 というのも、クリスマス後からお正月にかけての年末の1週間という時間がすごく中途半端なのだ。仕事をするにしても落ち着かないし、といって家にこもれば掃除の邪魔と言われかねない。そして実は旅館などはこの時期が一番すいている。

 今年は、12月29日から1月6日まで9連休だと政府がさわいでいる。ということは29日まで人は動かないと読んだ。であればその前にちと旅をしようと思い、リムジンバス、peach、東横インと探っていたら、那覇までの信号が青になったように全て予約が取れた。だから昨日は、3時間睡眠のあと眠い目をこすりつつ京都駅八条口5時10分発のリムジンバスだったから、暗く寒い朝を覚悟していたが、それほどの寒さでなはかった。行き先は暖かい沖縄である。

 そんなわけで人々が全国的に動く年末大移動の前に、少しフライングをして避寒をしてみたわけ。それは正解であり、人と同じことをしていては旅は面白くならない。

 というのも行きつけのスナックが今年限りで閉店なのでおいでよ!」、と再三誘われていたからだ。ついでに那覇の街を徘徊して撮影もしたい。

 そうなると機材は軽いほうがよいので、12月13日のブログ画像で取り上げた機材持参。これってブログ用に考えた試論なんだけど、本当に持参するとは思わなかった。

 それに先日Peak Designのslideというストラップを調達し、ニコンF3につけたからというマニアックな的理由も大きいが。

 さて、今日は帰省客と入れ違いに京都へ戻る。なんと大寒波がきており京都市内には雪予報が出ている。

 

沖縄県本部ゴリラチョップ

Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/640 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak237. 標準レンズで・・・

2018年12月27日 | Kyoto city

図1.祇園町、ライカギャラリー(伝統的建造物群保存地区)


図2.祇園町(伝統的建造物群保存地区)

 

図3.建仁寺

 

 図4.祇園(伝統的建造物群保存地区)

 

図5.宮川町

 

 今日はニッコール50mmの標準レンズで祇園界隈。これで私のブログ「12月23日形而上的なニコンDf」の画像で取り上げた単焦点レンズですべて試写した。同じ時間、同じ場所とこだわったわけではないが結果としてそうなっただけ。

図1.は・・・そうあのライカギャラリーである。もちろん誰でも入れるが、今日はライカなどを愛でている気分ではないのでパスしよう。

図2.は絞りを開放にしたらどれだけボケるかの試み。ピントを近距離の窓の格子に合わせたので盛大にボケてくれた。これはボケすぎの感もあり露出はf2.8〜4.0位がよさげた。つまりそのあたりが私好みのレンズの明るさということになる。もちろんピントを合わせる位置が遠く、露出を切り詰めたりすると綺麗なボケにはならない。これはレンズの一般性能だろう。

図3.は、ニコンDfの感度を最大に上げたらどこまで描写できて、photoshopでどこまで補正できるかという試み。普段から使う感度ではないが、一応真っ暗闇でもこの程度に撮れるということだ。ここが限界値だろう。

図4.は、至極普通に撮影した祇園町。これ以上でもなくこれ以下でもない伝統的建造物群保存地区。

図5.は、宮川町の料理屋などの営業が始まる前の光景。ようやく普段着の顔を捉えた。後で気がつくと今回の画像は感度ISO12800以上で撮影してみた。だから少し締まりのない画像もあるが、ニコンDfは、ここまでは使えますという試写にはなったようだ。

 振り返るとやは、僅かにカールツァイスのレンズの色の良さに気がつく。こういうことに気がつくと、カールツァイスの厚い信者になりそうだ。次はツァイスレンズでSONYαシリーズを揃えようと目論んじゃいますね。こまったね(笑)。

 さて、観光客から邪魔だといわれないうちに、あるいは羽振りのよい中堅リーマンから、うさんくさい眼を向けられないうちに、ここから退散しよう。

 京都の都心に暮らしていると、わざわざ鴨川を渡って東山の繁華街などへゆくなんてことは普段はあまりしないのだよ。冬に鴨川の橋を渡ると北風が下りてきてすこぶる寒いし、それに川向こうの町という意識もある。だから都心族は川向こうにゆかない生活になる。まして私なんか沖縄に眼が向いているのだから、さらさら興味がわかない。

 時々年末に旅に出ることがある。さて一寸だけ旅にゆきたいと思うが、、、。

 

京都市東山区祇園町、宮川町

NikonDf,AiAF Nikkor50mm/f1.4

図1.ISO12800,露出補正-1,f/2.8,1/800

図2.ISO12800,露出補正-1,f/1.4,1/80

図3.ISO204800,露出補正-1,f/2,1/400 

図4.ISO12800,露出補正-1,f/2,1/800 

図5.ISO12800,露出補正-1,f/8,1/65  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak236. 年末のプレッシャー

2018年12月26日 | Kyoto city

 年末のプレッシャーってあると思う。年賀状を書かなきゃ、家の大掃除をしなきゃ、買い出しに行かなきゃ・・・などなど、普段してないことを年末にまとめてかたづけて新年を迎えるために、自分で自分にプレッシャーをかけるというやつだ。今は正月2日目からお店も開いているので、もちろん全部しなくてもよいわけだが。

 今年は天皇誕生日と振替休日で年末の連休があった。これ幸いにプレッシャーの一つであった年賀状を書いていた。クリスマスに年賀状というわけだ。その天皇誕生日も来年からは2月23日になるのか。どちらにしても寒いときだな。

 最近昼間の仕事を終えて、夕方に街の散歩に出かける。宮川町から祇園町を回って錦市場を抜け東洞院通の上島珈琲の2階でココアをすすっている。ジャズが流れ、パソコンに向かって仕事をしている人もいて静かだ。最近のお気に入りの場所だ。

 今日はディスタゴン25mmをお供に散歩。

 フィールド調査のように時間がなく、多々ある仕事のついでに撮影もしておくときはズームレンズの効率性に期待するが、そうでないときは単焦点レンズが使いやすい。これまでの街の徘徊で使い勝手が良かったのが焦点距離35mmのレンズと90mmの準望遠レンズだった。この2本があれば大概の撮影ができる。オリンパスのシステムでは、いつもこのシステムがリュックの中に入れっぱなしにしてあったけど、今は処分しちゃったからニッコールレンズが代わりだ。

 さて今日のお供は、カールツァイスディスタゴン25mmという超広角レンズだ。しかしこのレンズはシャープだし建築物を撮るときは、この画角が必要になるから重宝している。なんでこんなレンズを持っていたのか不明だが、当時ニコンにフルサイズの機材はなかったはずだが。

 年末のプレッシャーも、そうやって気分転換している。さて年末仕事をかたづけなきゃと思うが、天気予報をみたら金曜日に雪マークが出ている。京都市も半日雪だ。本当かなぁー、昨年は都心では一度も降らなかったが。

 

京都市東山区祇園町、新京極

NikonDf,Carl Zeiss Distagon35mm/f2.8

NO1.ISO12800,露出補正-0.7,f/8,1/15

NO2.ISO4000,露出補正-0.7,f/8,1/25

NO3.ISO3200,露出補正-0.77,f/2.8,1/800 

NO3.ISO10000,露出補正-0.7,f/8,1/25  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak235. オリンパスを処分したわけ・・・そしてニコンDfでプラナーの試写

2018年12月25日 | Kyoto city

 9年前新宿ヨドバシカメラでマイクロミラーレスPanasonicのLUMIX GF1の赤いボディに7-14mmの広角ズームレンズをつけ、アイレベルファィンダーが付いた機種と遭遇したとき、手どころか指先で振り回せる小さく軽い立派な一眼レフか。そして安価であった。

 その後私の機材はマイクロミラーレス・システムで揃え、このブログ画像の大半はこれである。当時比較的早めに揃えたLEICA  DG MACRO-ELMARIT45mm/f2.8 が一番多用した単焦点レンズだった。このブログでもPEN LIFEが最もアップ数が多く、また新幹線通勤のカテゴリーでも、このレンズが一番使用頻度が高かった。45mmはフルサイズでいえば90mm相当の大変使いやすいレンズである。

 先日、そのマイクロミラーレスの単焦点レンズ群やGF1やPENなどを処分した。というのもオリンパスEM-1Mark2用の水中ハウジングが大変大きくなり、こんなにかさばる機材で水中画像は撮りたくない。むしろ小さなPENに魚眼レンズを付けた小柄な水中ハウジングを用意するかと思ったら、今はPENシリーズでの水中ハウジングをやめてしまった。そうなると、この先オリンパスシステムの維持や発展性は望めないと判断した。そこでオリンパスには見切りをつけた。

 つまりオリンパスも小さく軽く安価とするコンセプトがズレてきたわけだし、そうなると私の興味も失せる。それが乗り換える最大の理由である。

 もう一つ理由があり、オリンパスの画質は綺麗だがどこか個性がなく、水中以外では発色がつまらないのである。それがこのシステムの限界だろうか。そんな二つの理由から、マイクロミラーレス・システムは卒業した。

 さて、既に単焦点レンズが揃っている手元機材はニコンだ。そこでニコンDfを加えてシステム復活である。フィルム機材ニコンF4依頼30年ぶり。しかも当時のレンズがいまだに使えるのがニコンDfだ。個性的な感触のフィルム機材ニコンF3+MD4を加え、ニコンシステムを復活させようというわけだ。もちろん水中機材にはニコンW300があるしね。

 そこで今日は、ニコンDfに当時のCarl Zeiss Makro-Planar100mm/f2.0をつけて試写。高画質レンズだけど20年間お蔵入りしていた。京都の祇園で100mmという焦点距離は先ず使わないが、そこを無理矢理使ってみた。 

NO1.はこのレンズのボケ方をみた。当然綺麗である。

NO2.はISO12800にも関わらず、群を抜くシャープさである。

NO3.はいかにもプラナーがすきそうな色だ。歪曲収差もほぼない。

NO4.はピントの合う範囲を確認してみた。このレンズのピントは結構シビアだ。

結果としてニコンDfは、ツァィスレンズの特徴をよく表してくれる機材だということがわかった。

 それにしても、ニコンのパキーンとしたシャープさは健在である。ニコンDfは、それを実によくデジタル画像で表現してくれる。そんな優れたニコン単焦点レンズの中古は、今破格の安さだ。これを使わない手はないだろう。

 

京都市東山区祇園町、宮川町

NikonDf,Carl Zeiss MICRO Planar100mm/f2.0

NO1.ISO1600,露出補正-0.67,f/2.8,1/200

NO2.ISO12800,露出補正-1,f/8,1/60

NO3.ISO2800,露出補正-0.33,f/4,1/100 

NO4.ISO8000,露出補正-1,f/4,1/100  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak234. 冬至、満月、芸子さん、祇園でニコンDfの試写

2018年12月24日 | Kyoto city

 そうか今日12月22日は冬至で満月、ニコンDfの試写・・・。

 ニコンDfは試写してみないと使い勝手がわからないから、いつものコースを少しだけ駆け足で徘徊した。

 トップの画像は祇園のお茶屋「よろず亭」。これを「いちりき」と呼んではいけません。それでは田舎者です。一と力の文字を縦にくっつけると、万(よろず)になります。昔の京都人の洒落、あるいは歴史的に名前を変える必要があったということでしょう。だから京都人は、「よろず亭」と呼んでいます。画像の提灯は「一力」と書かれてありますが、中へ入ると「万亭」と大きく書かれた提灯がぶらさがっています。内部はもう歴史時間の経過を反映して柱や天井が黒光りしています。天井は昔の建物ですから低いです。年に一度ほど、芸子さんがお茶を点ててくれる茶会に参加できます。だからどこかでお茶券を入手して懐紙をもって出かけてましょう。京都市内の老舗の旦那衆達が接待に努めています。さて塀の際に満月が見えます。今日は冬至・・・。

 そんな話は置いといてニコンDFは高感度に強い。だからISO12800迄はなんとか見られる画像になる。それにイメージセンサーの解像度は1600万画素ですから、EOS1Dと比較すると俄然データが軽いので扱いやすい。

 2番目の画像も祇園です。いつも観光客であふれかえっていますが、人の流れには波があります。その波が引いた頃合いを見計らって舞妓さんや芸子さん達が町屋から出てきてススッと通り過ぎます。彼女達は、そうした気配のさっし方が上手ですね。

 だから、私はそうした頃合いを見計らって人通りの少ない道で待ち構えているわけです。どうせ彼女たちの営業時間だから来るだろうと思っていると案の定芸子さんが通り過ぎました。観光客には、みつからなくても私には見つかっちゃいましたね(笑)。何しろ私は東京神楽坂の当時の花街育ちですから芸子さんの行動パターンがね・・・(笑)。中には、タクシーでお茶屋さんの前に乗りつける舞妓さんもいます。そうなるとかなわんなぁーですが。

 3番目の画像は宮川町でして、遠くに芸子さんが写っています。まあ夕方5時過ぎは彼女たちの営業の始まりですから、街中に芸子さんや舞妓さん達が繰り出してゆきます。さあ今日も稼ぐぞ!、という気分かもしれませんね。

 さてニコンDfは、他のデジタル機材同様に露出が明るめになります。そこで常時-1の露出補正が必要です。カメラの露出は、まあ目安といったらよいか・・・。

 4番目の画像も宮川町の一角です。右上に少しだけ紅葉が残っていますけど、本物かなぁー!?。ニコンDfのISO感度を少し下げると結構綺麗な描写になります。だからISO6400位で打ち止めにしておく方が、よいかもしれません。ニコンDfは予め諸設定をし単焦点レンズをつけておけば、軽快に心地よく撮れます。暗いですから時折オートフォーカスが合わないときもありまが、すかさずマニュアルでピントを合わせます。撮影で使う機能がボタン一つで設定できるのは、今のデジタル機材にはない使いやすい方法です。そんないろんな点をまとめると優れたプロダクトデザインだと思います。

 でっ、駆け足で祇園の街を徘徊したら、途中でお腹がすきすぎて丹波屋の店頭で焼き味噌餅をかじり、ドトール珈琲で甘いココアをすすって帰り着いたわけです。

 今日は早書きしました。そろそろ年末が押し迫ってきます。さて家の大掃除をしなければ・・・。

 

京都市東山区祇園町、宮川町

NikonDf,AiAFNikkor35mm/f2.0

1.ISO12800,露出補正-1,f/5.6,1/30

2.ISO5600,露出補正-1,f/5.6,1/40

3.ISO1800,露出補正-1,f/4,1/40

4.ISO5000,露出補正-1,f/4,1/40

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak233. 形而上学的ニコンDf

2018年12月23日 | Photographic Equipment

 自分へのご褒美というわけではないが、前日の朝注文したニコンDfボディが翌日の朝には京都中央郵便局へ届いていた。価格.com18万を切ったとこもあり、初値からの29%安はニコンプロダクトではお買い得か!?。ニコンの一眼レフボディを新品で買うのは、フィルム機材ニコンF4以来だ。

 こちらは、キャノンEOS1D使いなので、ニコンだかサンコンだか、そんなものは知らんぜよという意識だが・・・。来年SONYα7Rとツァイスレンズでシステムを作ろうとか、あるいはキャノンEOSRの次の機種などがでたら・・・、などと考えているから無駄な出費はしたくないが、調度オリパス・ミラーレスシステムが少し高く売れたので、その資金を当てた。どうせ今一番期待している水中機材ニコノスは発売されないだろうから、ダイビングでは手元のニコンW300でいいさ!、というあきらめ感もあって。

 それに手元にAiAFニッコールレンズ、Aiツァイスレンズ、ネガ複写システムがあるので、今これを調達しておかないと、先々手元機材の機能の一部が使えなくなる可能性が出てきた。この機種が廃盤になったらお終いということだ。そうした汎用性こそはプロカメラマンじゃなくて、私のようなプロ研究者のツールとしては必要な措置だ。

 具体的には、今のニコンZシステムではボディ内モーターがないので、 手元にある全てのAiAFレンズのオートフォーカスは使えない。またまたニコンレンズシステムにジレンマが発生しているわけだ。そんな危機感もあり、Aiレンズシステムが手元にあるので後にも先にも今ニコンDfのボディを調達しておくことが必須になってきた。当然こんな仕様の後継機種が今後発売される可能性は皆無。

 ニコンDfボディは、大学勤務時代に大量のスライド複写で使ったし(ブログ2015年08月06日PEN LIFE1197. オールドニッコール2015年07月08日PEN LIFE1190.マッサージ2016年11月01日PEN LIFE1366.“The Nikon F”など)、その後律儀なことに事務室にお返ししてしまった。まあ大学の機材だったし、EOS1D使いには関心もなかったが、Dfのシルバーボディが今ひとつチープだったので今度はブラックボディにした。こちらの方が少し安い。

 でっ!、こんなことをしてみたかった。つまりニコンF3+MD4とのフィルム&デジタルのハイブリッドシステムだ。さて、このシステムを担いでpeachのチケットが安くなった頃を見計らって那覇の街にゆきたいな。ニコンDfは、フィルム機材と同居できる希有なプロダクトトデザインだ。

 ニコンDfは、イメージセンサーの画素数が低いなど時代遅れを指摘する人もいるが、工学の立場から見れば、それは違うのですね。画素数が低いほど明暗の光情報が多く拾えるから夜に強いし、あのSONYだって低画素数のα7Sを今でも発売しているわけですから。試みに夜撮影してみると昼間のように撮れている。もちろん画質は荒れるが、さすがISO204,800だけのことはある。

 ニコンDfで古い可能性があるのはカラープログラムと推測。ここは最新のフォトショップで修正すればよく、実際使ってもあまり補正する余地はなかったと記憶している。どのみちフォームウェアのバージョンアップで解決できる話だ。だから、古いどころか優れものプロダクトである。特にネガ複写はAiAFマイクロニッコールレンズの60mm/f2.8が手元にあり、スライドビュワーの微かな光で撮影するから明暗の光情報が十分得られることの方が重要だ。ネガフィルムの解像度はせいぜい1000万画素程度だから、 Dfの1600万画素は十分でしょう。それに比較的バッテリーの持ちが良い。

 まあ、J・スーラの絵画「グランドシャツトの日曜日」のような緻密な色の点描集積画像をのぞむならば、それはSONYα7Rしかないですけど、こちらは、J・キリコの絵画「Piazza d'Italia」の画像で十分よ。それは現実を越えて物事の本質を表現するという意味において、形而上学的ニコンDfというべきか。

 

SONYα6000,Carl Zeiss Vario-Tessar f4/16-70mm ZA OSS T*

ISO500,焦点距離43mm,露出補正-0.7,f/4,1/80    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ZEISSの空気43. 牧志市場の散策

2018年12月22日 | Okinawa

 フィルム機材コンタックスで牧志市場の散策である。画像はフイルム画像のデジタル複写だが、この機材は予想外によく撮れていた。多分ポケットに入る小ささが相手への警戒心をなくし、こちらも遠慮することなくiPhone感覚で撮れるということが功を奏していたようだ。

 使用面だけでなくISO400のフィルムを入れたとはいえ、こんなに暗いところで本当にフィルム機材かと疑ったが確認すると、やはりフィルム機材コンタックスだった。4番目の画像のシャッターの紫なんかコンタックスの色みたいに感じるが。もちろんphotoshopで相当の修正はしているが予想外に夜の街が綺麗であり、デジタル機材で撮影した画像と大差がない。だからフィルムは、ある種の光情報の記録媒体なのだろう。記録形式は違えど媒体であるからデジタル化しても不思議ではないわけだ。

 といいつつ、てここでは飲みにゆかなかったけどね。シャッターを降ろしている店も多く、市場だから朝しか商売をしないのかもしれないが、どこか寂しい空気が漂っている。

 いつも思うのは、この飲み屋が入っているビルの2階以上は、何に使われているのだろうか。4番目の画像にかすかに2階の手すりが写っている。ここの飲み屋街には全て2階以上の空間がある。そこはお店の倉庫になっている、古ぼけた事務所がある、ひょっとして人が住んでいるかもしれない、などなど不思議な想像をさせてくる空間であり、外から内部の様子はわからない。時折見かける暗い階段をあがってみるほかないが、どこか怖そうな空間のようにも思われる。

 沖縄の古いアパートは風呂がなくシャワーだけというのが多く、意外に映画にでも登場しそうなものが多い。そんな類推で推測すると多分古ぼけた住処も牧志市場ならあるかもしれない。それは昭和からの沖縄の姿かなと想像力は働くのだが、そんな使途不明の空間があるということこそ市場たる所以だろう。今度の探検課題だろうか。

 

沖縄県那覇市牧志

ContaxT3,Sonner35mm/F2.8,FUJI PRO400H

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ZEISSの空気42. 避寒

2018年12月21日 | Okinawa

 さてカラー調整をしていない首里の街をもう一つ。

 那覇の街の緑地率がどれほどだったかは調べてないのでわからないが、実際に緑が多い首里の丘が街に迫り、街の中は、ほっておいても植物が自生し成長するので、画像右側の古民家のように建物を覆い隠して繁茂してしまうぐらいだから、緑をいたるところで感じる。いやむしろ少なくしたいぐらいだ。

 その那覇へ、一泊二日で街歩きに行こうとskyticketをみたら、今週末から高くなっている。そろそろ年末休暇の始まりだ。それでも今日は東海道新幹線で東京へゆくぐらいの価格だ。

 ふと思うけど東海道新幹線は随分と運賃が高いのではないか。高い運賃ででかけても、沖縄ほどの暖かいという気候的な満足度は得られない。だから新幹線では避寒にならないどころか真冬の世界行きだから私にはまったく価値がない。それに最近何かと事件が続いたので、ついにガードマンを乗せている。そのために3号車の喫煙スペースの一つが乗務員室に変わってしまった。これは残念な限りだ。そんなことをしなくても、大して仕事をしないグリーン車の役に立たない派遣会社からのパーサーをガードマンに置き換えればよかったと思うが。

 そんなことはともかく、やはり寒い冬を抜け出したいと思う昨今だ。新幹線に乗ってもその期待は地理的に充足できないので、暖かい沖縄で街の徘徊をしたほうが避寒になる。

 日本の一番寒い1月中旬に、暖かい沖縄の街の徘徊をしようと思ってskyticketのフライトを眺めているが、あら、もう残り僅かだって。それはskyticketの割り当て分が残り僅かなのか、機体キャパ自体が残り僅かなのかは不明だが、後者だとすれば、京都から東京行き新幹線の片道運賃の半額以下で暖かい沖縄に行けるのだから、やはり避寒族が一定数いるのだろう。

 

沖縄県那覇市首里

CONTAXT3,Sonnar35mm/f2.8,FUJI COLOR PRO400H

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ZEISSの空気41. 首里の空気

2018年12月20日 | Okinawa

 なんだろうか、この緑、緑した空気と、そして飛び抜けて彩度が高い赤色は。フィルムで撮影すると、こうした面白い色合いに鉢合わせする。カラー調整をしていないからなのだが補正しないでそのままアップさせよう。そんなところがフィルムの世界だ。こちらがカラーをコントロールしていないので、あまりはまりたくないが、魔力的な世界ではある。

 他の画像と組み合わせて複数画像配置の編集をしたが、結局この画像だけの方が正解だった。ここでは、そんな色合いが首里の空気なのかもしれない。それぐらい首里は少し独特の空気を感じるからだ。

 フィルム画像は現像とデジタルデュープを伴うが、歩いて行ける範囲にヨドバシカメラがあり、ここで現像をサポートしてくれる。FUJIのリバーサルフィルムだと、東京調布のFUJIの現像所へ送ってくれる。フィルム現像の心強いサポーターだ。ネガカラーフィルムは、昔と同様に1時間で現像をしてくれる。こりゃ大阪の堀内現像所より手っ取り早い。だからといってフィルムねぇー。使うなら高感度フィルムの方が、デジタルにはない粒状感が目立つときもあるので、こちらの方がよいかと考えている。

 どうも最近後ろへ、つまり平成の変わり目とは逆に昭和へ後退しているようでもある。先日手元のミラーレス機材の一部を売り払ってAiAF Nikkor35mm/f2.0という大変地味な中古レンズを調達してしまった。昭和のレンズといってもよいから、ピントはボディからモーターで回すので最新のニコンZでは、オートフォーカスが使えない。しかし35mmという焦点距離は、街歩きでは大変使いやすいレンズである。

 こうした単焦点レンズを使用し、フィールドでフィルム機材を担いでいると、フィルムが高価なので頭を使って考える。つまり何を撮ろうとしているのか、撮るに値するか、どうしたら面白い構図になるか、絞りはどれぐらいにするか、ピントはどこに合わせれば適切か・・・などなどと考えながら1枚1枚を丁寧に撮っている。といってフィルム機材にのめり込む意図はないが、いつも背後にNikonF3+MD4(ちなみに中古価格は3万円以下でコンパクトデジカメにも及ばない)が置いてあり、ズシリとくる重さを愛でている。重いけど、重さを超える魅力がある。こまったもんだと我ながら苦笑い。

 

沖縄県那覇市首里

CONTAXT3,Sonnar35mm/f2.8,FUJI COLOR PRO400H

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak232. 誰でも難民状態になる

2018年12月19日 | diving

 寒い日が続いているけど、やはり海の画像がないと、こちらは普段のペースに戻らない。だから水中の地形をアップさせた。寒々としたランドスケープだけど、実際に潜っているときは寒いという感じはしなかった。

 さて昨日は東京難民について書いたけど、ふと誰でも難民になってしまうことがある。

 もし貴方が、お盆の観光トップシーズンに信州旅行に行き、人気旅館に泊まることもできた。最終日に人気旅館をチェックアウトして日帰り往復で上高地へ行き、最終のあずさの指定席で東京に戻ろうという充実の信州旅行を実現しつつあった。

 そしたら昨夜からの雨で土砂崩れがあり松本-上高地線のバスは不通になった。すでに人気旅館はチェックアウト済み。ならば早く帰ればいいかと駅の窓口へゆくと、「本日は観光シーズンなので全部の列車が満席です!」とつれない。じゃ高速バスだ。これも満席!。実は長野県の輸送手段は、普段は感じないけどキャパシティが大変小さいと私は判断している。だから何かが起こるとすぐにストップして代替手段がないのです。

 しゃあないから、老舗でも回ってお土産でも物色するか、その程度のことではすぐおわり、長い午後をどうつぶすかになる。せいぜい民芸喫茶「まるも」で夕方まで時間をつぶすんだろうな。当然人気旅館は満室だから泊めてはくれない。つまり松本難民だ。

 それが列車まで動かなくなったら駅のホームで雑魚寝だ。こうなると本当の難民そのものだ。実際今年の台風で関空が閉鎖されたとき空港に取り残された多くの人たちは、難民状態だったこともあった。

 だから宿は、人気旅館なんかあかんわけでして、簡単に連泊できるぐらいの空きのある宿がよいわけです。まあビジネスホテルかな。東横インとか・・・。連泊すれば明日のチェックアウトまでは自由だし、いつチェックアウトしてもよい。つまり宿をチェックアウトしたら最後、家に帰りつくまでは、旅の計画が狂うと、ともすれば私達は難民状態になる可能性があり、難民キャンプはないと考えた方がよい。

 そう、もうひとつ難民回避の方法があった。松本駅から各駅停車を乗り継いで帰れば良い。あるいは長野に出て新幹線を捕まえ座れなければ立ちながら帰るとか・・・。幸いにして国内の難民は、その程度で家に帰ることができる。

 

沖縄県慶良間諸島

Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/200

ISO125,焦点距離10.1mm,露出補正0,f/2.8,1/160

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak231. 東京難民

2018年12月18日 | diving

 今日はクマノミ。

 私の関心はそのお家である海草の方。何しろ造形的に大変綺麗だと書いたって、クマノミにとっては恐ろしい外敵が来たてんで上へ下への大騒動。最後には、威嚇してくるわけであり、なんともせわしない輩だ。

 さて所用で、土浦、東京と、回って京都に戻った。何しろ東京に住まいがないのだから、そういう私みたいなのを東京難民と呼んでおこうか。東京難民をしながら時間を潰しつつ、最悪の「3れるイズム」が東京にあることに気がついた。さて今日は、東京難民のキャンプ地で「3れるイズム」の原稿を書いていた。本当は、経理の書類をかかなければいけないのだが。

 

詰められる

 東京は、土地が狭いのだから、なんでも狭隘だ。店舗なんか、平均客単価×席数×回転数で営業成績が決まるから、もう狭いところを詰めに詰められるわけだ。スタバ、チェーン居酒屋、数え上げたらほとんどか。

 京都から行くと、帰りは義理荷物が増える。東京の狭い喫茶店では荷物が置けないことがある。京都のイノダコーヒーは、荷物があったりパソコンを使おうとすると、テーブルをつなげて広げてくれたりする。ここは早いもの順だからね。だから、もちろん大きなカートだってテーブルのそばにおける。そういうサービスの店は東京では先ず見当たらない。

 さて神楽坂で時間つぶしか。上島珈琲店があった。ここは静かで落ち着く場所だ。もちろん京都にもある。むかしならルノアールだよ。スペースがとてもゆったりしていてふわふわのソファーだったし、ここはとても楽チンだった。あのフカフカのソファーがなつかしいけど、今は普通のテーブルだよ。

 

待たされる  

 なんでも受付のお姉ちゃんに少しイレギュラーなことを尋ねると、「ちょっとお待ちください」といって、奥へ引っ込んでなかなかでてこない。なんでも、お待ちくださいで待たされるのだ。こちらが急いでいるときにこれをやられると、もうプィとずらかることにしている。相手の悠長な時間につきあっていては、こちらの時間がなくなり列車に乗り遅れる場合もある。そんなふうに何でも待たされるのである。

 それにしてもこれは、ご都合主義なことばだね。奥でことの詳しい人でも探しているのだろうか?。つまり、あんたのアタマに情報が入ってないってことでしょう。あんたの頭の悪さにつきあって、わたしの時間をつぶしているわけだ。それをいうと「すみません」とくる。なんでもすみませんだ。そして疑問が解消しないまま次へゆくことになる。難しいことを尋ねているわけではないのだから、もうちょっと勉強したらと思うけど。こちらは、「すみません」ですめば警察なんかいらねえのだよ!!!、という気分になる。

 

歩かされる

 関西の京阪特急で8両編成、普通は7両かな。常磐線や東海道線は、16両編成の列車だってさ。だからグリーン車なんか端っこだよ。雨で濡れたホームを、そんなに歩きたくないよな。列車の編成が長いほど歩かされるわけだ。山の手線だって11両もあるよ。編成短くして頻繁に来る方がありがたいのだけど・・・。

 それに地下道だって、こんな狭い都市に天才的頭脳で延々と長い地下通路をつくり、退屈な地下道を歩かされる。長々と歩かされて、しかも、あえて回り道させるんだよ。もうやんなっちゃうよ。都市の構造を京都のように、縦と横、とすれば簡単だったのだが、東京は「の」の字型都市構造だから、もう迷路だよ。その迷路の下を複数の地下鉄が錯綜して走っているのだから、そんなのは当然混沌とするし、わからんどす。

 

東京難民

 さて月曜日は、東京で時間が余った。約束の時間までどうしよう。そんなとき東京難民になるわけだ。長居できるのは図書館だ。この近くだと千代田図書館があるが、内堀を眺めながら個人スペースがあってよさげなのだが。しかし、わたしには千代田区は場末感覚であり、行きづらい。まあ昼飯は、神保町「いもや」の天ぷら定食があるけど・・・。

 でも今日は、神楽坂だから昼は、翁庵のかつ蕎麦、にしたい。そこで神楽坂の上島珈琲店が今日の東京難民のキャンプ地だ。結局3時間半もいて、珈琲のおかわりで口の中は甘くなってかなわんよ。

 神楽坂は、昔なら名画映画館の佳作座があったが、いまはパチンコ屋に変わったので時間つぶしではなく財布つぶしだ。それじゃ東京難民には恐怖だ。神楽坂上島珈琲店は、冬場だというのに冷房いれて難民達に早くでてゆけと追い立てるんだぜ。やんなるなあ・・・。ああ!、換気扇かあ。寒いから、ダウンコートを足にかけて防戦している。難民だから防戦しないと生き残れない(笑)。

 そんな風に考えると都市というのは、時間を潰す場所がないのだ。つまり難民キャンプ地だ。計画的にスケジュール組んでも、天気のようにコロコロかわるんだね。そんな時に東京難民になるわけだ。だから滞在できる難民ャンプ地が欲しいのだ。それが適わないので私は、時間つぶしで街歩きができるように撮影機材持参なんだけど、今日は外は雨だぜ、革靴だし、ほんまにキャンプ地探しで悩む東京難民でした。

 

沖縄県慶良間諸島

Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/200

ISO125,焦点距離10.1mm,露出補正0,f/4.4,1/100

ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/320 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak230.  マクロで一寸グロテスク

2018年12月17日 | diving

 今日は、マクロで一寸グロテスクな水中のランドスケープ。

 小さな水中ライトが意外に使いやすい。光量は少し足りないが手持ちだからライティングの角度が自由に選べる。まあBCDにストラップでぶら下げておくので世話はない。ただし撮影できる限度はある。

 本来の水中撮影だと、外付けストロボ一発で光らせて撮らないと魚は逃げてしまう。だからストロボは理想的な光源だ。狙い目はINONやSEA &SEAあたりかな。

 しかし、それ以前に水中撮影機材をシステム化するには、ニコンW300では役割不足。だからニコノスが早く出ないかと思っているのだが、そう思っているときはまず出さないのがニコンだ。確か、地上だけではなく水中や宇宙という別環境へ持って行くことができるのがニコンのコンセプトだったはずだが、それははどうしたんだい?。

 さて、先日オリンパスの複数の単焦点レンズやらpenボディ等まとめて中古カメラ屋にもっていったら買取価格11万円と意外によかった。パナライカレンズが複数あったから値段を引き上げてくれたようだ。もう手元には、オリンパスE-M1Mark2と2本の高性能レンズに1本の単焦点レンズがあればシステムとしては十分だ。

 あしかけ9年、オリンパスは、とても小さく軽くリーズナブルで、さきがけのPENでミラーレスの先端世界を十分堪能させてくれたし随分撮影もした。このブログのPEN LIFEで1578回続き最多シリーズだ。オリンパスは大変感謝しながら卒業します。

 最近フィルム機材ニコンF3+MD4が活躍中。そこでAiAF Nikkor35mm/f2.0Dという中古レンズを注文した。つまり考えながら撮りたい!。これにつきる。

 最近、焦点距離50mmと35mmの明るい2本のスタンダードな単焦点レンズがあれば十分だと考えている。それにニコンDfの価格が下がったら調達しておこう。つまり撮影に対する考え方が変わったわけです。

 

沖縄県慶良間諸島

Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

ISO250,焦点距離10.1mm,露出補正0,f/4.4,1/30

ISO125,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/500

ISO125,焦点距離5.1mm,露出補正0,f/2.8,1/125

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする