今週は、学部の卒業論文・作品の受付、及び大学院の論文・作品の受付があり、さらに私の講義の小論文の締め切りが、重なった。
私は今年、幾つかの受付の担当者であるので多忙を極めた。多忙の理由は、時間に間に合わずに遅れて提出する者がいることだ。どんなにお願いされても時間に遅れれば、私としては対処のしようがない場合が多い。それでも、本人は、修士論文などがあたまにあり、パニック状態だから、何をいってもわからない。 また、大概こういう場合に機器のトラブルを理由に挙げるのが提出者の常だが、そういうトラブルを見越して、こちらは締め切り時間を設定している。
こんなのもあった。それは提出時間を18時(本来は正午に提出なのだが)まで待ってくださいという言い分だ。私は18時から外で会議があるので、学生の言い分を聞けば、会議を待つ多くの社会的人間に迷惑がかかるのである。そういう相手の立場や都合を配慮しない学生の言い分には、少し腹立たしさを感じる。
こうした受付事は学事日程だから、すべてが事務的に進められてゆく。本人は先生にたのめば、なんとかなるかと思ってメールで論文をデータでよこす人間もいるが、既に書類提出後であれば、事務的に処理されてしまうので、どんなにお願いされても、それは制度・仕組みなのだから、私だって手がつけようがない。コンピュータは、そういった温情がきかないことがわかっているのだろうか?既に21世紀のインターネット社会であるのだ。
さて今日の3DCGは、インスタレーションの続きなのだが、これまた珍奇な映像である。トリノの大聖堂の空間でブーリアン減算してから、フィギャーを配置したのだが、鏡像が正確に左右逆なのである。リアルライフでは、こういうことはおきないのだが、コンビュータは正確な判断をした。減算する空間オブジェクトに金色の設定をしたので、その裏側がのこっているという理解だろうか。それはそれで、コンピュータなりに正しい計算結果であり理論である。
間違える、つまり非論理的なのは常に人間の方である。それがコンピュータ化社会である。どこか論文等の提出状況に似ていて面白い現象だと思う。
制作:2006年
私は今年、幾つかの受付の担当者であるので多忙を極めた。多忙の理由は、時間に間に合わずに遅れて提出する者がいることだ。どんなにお願いされても時間に遅れれば、私としては対処のしようがない場合が多い。それでも、本人は、修士論文などがあたまにあり、パニック状態だから、何をいってもわからない。 また、大概こういう場合に機器のトラブルを理由に挙げるのが提出者の常だが、そういうトラブルを見越して、こちらは締め切り時間を設定している。
こんなのもあった。それは提出時間を18時(本来は正午に提出なのだが)まで待ってくださいという言い分だ。私は18時から外で会議があるので、学生の言い分を聞けば、会議を待つ多くの社会的人間に迷惑がかかるのである。そういう相手の立場や都合を配慮しない学生の言い分には、少し腹立たしさを感じる。
こうした受付事は学事日程だから、すべてが事務的に進められてゆく。本人は先生にたのめば、なんとかなるかと思ってメールで論文をデータでよこす人間もいるが、既に書類提出後であれば、事務的に処理されてしまうので、どんなにお願いされても、それは制度・仕組みなのだから、私だって手がつけようがない。コンピュータは、そういった温情がきかないことがわかっているのだろうか?既に21世紀のインターネット社会であるのだ。
さて今日の3DCGは、インスタレーションの続きなのだが、これまた珍奇な映像である。トリノの大聖堂の空間でブーリアン減算してから、フィギャーを配置したのだが、鏡像が正確に左右逆なのである。リアルライフでは、こういうことはおきないのだが、コンビュータは正確な判断をした。減算する空間オブジェクトに金色の設定をしたので、その裏側がのこっているという理解だろうか。それはそれで、コンピュータなりに正しい計算結果であり理論である。
間違える、つまり非論理的なのは常に人間の方である。それがコンピュータ化社会である。どこか論文等の提出状況に似ていて面白い現象だと思う。
制作:2006年