Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE275. 都市河川

2012年02月29日 | Kyoto city
 少しだけ超広角レンズの画角向きの画像だろうか。京都市内唯一の大きな空間である鴨川がシルエットのなかにある。 もちろんどんな空間でも超広角レンズで撮影できるが、こういう大きな空間が広がるところは、街中ではこの河川の周辺ぐらいである。狭隘なこの街の空間的特徴なのだろう。
 日本の都市には大体河川が通っている。仙台市の広瀬川、東京の隅田川や多摩川、名古屋市の堀川や庄内川、大阪市の淀川、広島市の太田川、福岡市の那珂川、熊本市の白川といった具合に都市河川がある。そのことは都市の立地を物語っているし、世界四大文明の発祥地も河川と関係している。河川がなければ、人々の生活も、都市の物流も適わないからである。他方それは密度の高い都市空間の中で、数少ない大きく開けた空間といってよい。
 上海市にも黄浦江が市内を貫流し、夏には、この河岸に実に数多くの人々がやってくる。夕涼みなどという甘っちょろい言葉ではなく、上海自体が大変蒸し暑いのである。だから川沿いで避暑といってもよいだろう。それは生活の必需なのである。
 都市河川は、都市における人々の存在そのものを支えているわけだ。とまあ大切なのはわかるが、河の話題はこのブログでは、どこか地味だな。

七条河端通,2012年2月20日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO200,露出補正-1/3,f3.2.1/1600,モノトーン
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PEN LIFE274. 雑

2012年02月28日 | Kyoto city
 モノクロ画像が綺麗なことは、前から理解していたが、実際に京都の街で撮影してみると、ことのほかそれがよく似合う。もともと京都は映画の街であり、無声映画のころから街自体がロケの現場にされてきたから、モノクロ画像とて不思議なことではない。
 天気の良いときは、光も綺麗だから、是非モノクロモードでの撮影が奨められる。こういう歴史的な街にデジタル・カラーの必然線は、催事の衣装位かもしれない。
 そんなわけで、最近E-PM1だけを持って街の徘徊にでかけることがおおい。レンズは12mmなのだけど、京都には、35mm相当の17mmとか90mm相当の45mmあたりの方が使いやすいようだ。超広角があまり活躍する余地が少ないぐらいだと思うが、撮影アングルを模索している最中である。
 E-PM1は軽すぎて、肩にかけていてもどこかフワフワとしていて落ち着かないところがあり、私も二度ほど床に落としたことがある。ストラップをつけないで、常に手持ちの方がよいようだ。
 そうなると、取り出しやすく納めやすい小さなバックをさがさなければならないが、私はスケッチブックや色鉛筆、ときにはMac Book Airを持ってゆくので、これらを納める適当なバックとなると、なかなか難しい。カメラバックは撮影機材しかはいらないので、大方は使えない代物ばかりだ。だから相変わらずドイターの山用リュックを使っている。
 今日は、雑な話題ばかりだった。

三条,2012年2月20日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO200,露出補正-1/3,f3.2.1/1600,モノトーン
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PEN LIFE273. モノクロ撮影のこつ

2012年02月27日 | Kyoto city
 ペンE-PM1のモノクローム画像も、なかなか綺麗だ。単焦点レンズを使用しているから、画面がスカッと抜けるようなクリアな感じはとても好感が持てる。フルサイズ・デジタル一眼レフというのが頭の片隅にあるが、まあこれでええではないかという気分にさせてくれる。
 次第にペンのモノクロ撮影の効果的な使い方が、わかつてきた。昼間はモノトーンで綺麗な描写で光と影を味わい、夕方以降はアートモードの設定をラフモノクロームにした上に、感度を6400で固定しておくと面白い画像になるようだ。
 今朝の京都は雪が降り、その後晴天になったが冷蔵庫の中を歩いているようにすこぶる寒い。空気がすんでおり、光が綺麗なので、モノクローム撮影にゆきたいところだが、寒さの前に足がすくむ。こんなことを繰り返しながら、次第に春の陽気になってゆくのだろう。
 まだ歩いたことがない道を歩くと面白い発見があるかもしれない。

河端通五条下る,2012年2月20日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO200,露出補正-1/3,f5.1/500,モノトーン
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PEN LIFE272. フルサイズ!!!

2012年02月25日 | Photographic Equipment
 WEBの編集上モノクロ画像ばかりでは飽きるので、カラー画像を入れてみた。ペンの話ではなくフルサイズ・デジタル一眼レフの話。
 先日研究者仲間と会食をしながら、機材論になった。えっ、EOS1Dマーク2持ってる。えっ、α900を持ってるんだ。「フルサイズは、画質が4×5のように画面で見ても違いが顕著だし、とても立体感があるし、引き延ばしも効く、ガラスプリズムだからピントも見たとおりに合うんだよ」、という話になった。だからミノルタ時代のAF単焦点レンズなんか酔眼の的だというわけだ。ツァイスもあるし・・・、と聞いたときに、私もニコンマウントのコシナ・ツァイスレンズが眠っていることを思い出した。それに3600万画素のニコンD800が登場したことだし・・・。
 4×5画質つまり大型カメラ感覚!!!。大型あるいは中型機材の能をもち、ファインダーの優れたフルサイズ・デジタル一眼レフ、それには少しばかり考えるものがある。そんなに画質が向上したのか、少しレンタルモデルなどで試してみたいと心動くものがある。
 ニコンD800、デザインがペンタックスのようであまり好きになれないが、スタイルよりも性能本意かぁー。しかしそんなに重たい機材で何を撮影するのやら。注目しながら、デジタルだから価格は下がるだろうし、当面静観しておこうかな。
 中判カメラのような画質を持ったフルサイズ・デジタル一眼レフ、そういう道があったか・・・。ローバスフィルターのないニコンD800Eか、それはかなり魅力的になりそうだ。

三上訓顯研究室,2012年2月17日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f2.8.
ISO1600,露出補正+1,f8.1/100,i-Finish
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PEN LIFE271. 忌避したくなる路地

2012年02月24日 | Kyoto city
 うわっと叫びたくなるような、むしろ忌避したくなる路地が京都にはある。
 このリド商店街も、安飲み屋がつらなる忌避したくなる路地である。はしご酒で飲んでいなければ、こういう飲み屋街に立ち寄る勇気はない。といってとくに危ないわけではなく、普通のサラリーマンがゆく安飲み屋街である。
 その存在が恐ろしく古くさい。南北に長い古い木造住宅の一階を路地が貫き、その両サイドが飲み屋街というわけだ。いつまで残っているかはわからない風景である。
 意外に京都は、昭和を引きずっているような古くさい風景が多い。まだ市内に戦前の民家が2万5千戸はあるという話を聞いた。徹底して古い物を使い回す街である。それだけに被写体も多いのではと思われる。
 それ以前に京都人の中に、都は京都であるという意識は根強い。1200年も都として栄えてきたのだから、いまさら江戸・東京400年が、がたがた言ってもも始まらない。
 都市というのが混沌の世界を必須とすれば、1200年も混沌とした都市をやってきたわけだ。その間には、京都の街が全部消失したという戦災もある。応仁の乱がそれである。現代という混沌の要素がさらに加わり、今も街はさらなる混沌の世界なのかも知れない。
 この画像のような風景に接すると都市は、混沌としながらも生きているという感傷的な気分にもなる。

京都駅周辺,2012年2月20日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO2500,露出補正±0,f2.1/60,ラフモノクローム
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PEN LIFE270. 混在し混沌

2012年02月23日 | Kyoto city
 金網の向こうで携帯電話をかけている割烹着姿の淑女。それだけでもコンテンポラリーな風景を切り取っている画像かもしれない。といってこうした画像は20世紀に数多く登場した。今は簡単にデジタルカメラで撮影できてしまい、それなりに絵になっている。
 実は,京都にはこうした風景が結構多いのではないかと思われる。夜の酒場街を歩くと絵になりすぎるぐらいの風景に出会うことがある。それは京情緒なんてものではなく、安普請の建物に狭隘な土地で商売を営む店舗はが多く、どこかキッチュな或いは破綻した風景が多い。その背後に京都タワーなどという場違いなものまで登場する。つまり古びたものと新しいものとが直角に交差し、そこに混在し混沌としている風景も、また京都であろう。
 E-PM1に12mmの超広角レンズの組み合わせは、こうした風景撮りに向いているようだ。ISOも6400を超えると画像が破綻するので、ここで感度の拡張を止めている。f2.0というレンズの明るさに救われたようだ。
 オリンパスのアートモード・ラフモノクロームは少しコントラストが高すぎるようなので、Photoshopで明るさとコントラストを調整し、暗部が描写されるようにしてみた。
 しばらくコンテンポラリーな京都でも、追いかけようか。といってそれではもろに森山大道さんになってしまう。それがデジカメで簡単にできてしまうところが、すごいと思うけど。

京都駅周辺,2012年2月20日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO6400,露出補正±0,f2.1/50,ラフモノクローム
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PEN LIFE269. 一寸森山大道風に

2012年02月22日 | Kyoto city
 アートモードでラフモノクロームを用いて、撮影してみた。こういうモードを多用すると森山大道さんみたいな写真になってしまうことは必須。私流に言わせれば、コントラストが少しばかりきついかなとおもわれるが・・、でも画面も適度に荒れていて良いではないか。このモードを使うと街の空気のすべてが狂気を醸し出す雰囲気になってくる。小さく軽いボディのE-PM1の大変静かで感触の良いシャッターと、12mmのレンズの組み合わせは、格好の街歩きスナップツールだと思われる。
 それにしても底冷えがする京都の街だ。だから街歩きツールがあっても今は歩きたくない。実はこういったキーンと冷えた時こそが空気もクリアであり、シャッターチャンスだということはわかるが。元気をだして黒子のように忍び足で街をスパッ、スパッと切って歩くか。実際、歩いてみると京都もコンテンポラリーな風景があったりするのだ。

京都駅周辺,2012年2月20日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO6400,露出補正±0,f2.1/50,ラフモノクローム
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PEN LIFE268. 底冷えする街

2012年02月21日 | Kyoto city
 ペンE-PM1は、私が購入した人生最後の撮影機材かもしれない、と書けば大げさかもしれないが、最近iPhoneでもよいと思っているので、今後撮影機材はいらないのではないかと感じている。それに最近スケッチへの志向性がたかく、写真そのものに関心が薄くなってきたという私の個人的事情もあるのだろう。さて街にでてみよう。
 京都の街にエルマリート45mmは使いやすいのだけど、12mmのこの超広角レンズは使っていて結構難儀である。京都という街が広角レンズ向きではないように思われるからだ。
 レンズ自体は、シャープさを誇張することなくシャープであるという大人のレンズなのだろう。明るいことと歪曲収差が少ないのが単焦点レンズの魅力。至極普通に使える。やはり京都の街では使いにくい。慣れていない私の撮り方の問題なのだろう。ならば今度は撮り方を変えよう。
 それにしても京都の街は寒いよ。こんな底冷えがする街の徘徊は、つらいものがあるですよ(笑)。

三条・縄手通り,2012年2月20日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO200,露出補正-1/3,f3.2.1/2500,モノトーン
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PEN LIFE267. 続・デザインを愛でる

2012年02月20日 | Photographic Equipment
 オリンパスはレンズやファインダーは直線傾向のデザインだから、ボディのアールももう少し緩くてはよいのではないか。先行するE-PL3は直線形に近いし、ボディのステンレスヘアライン調仕上げはこのレンズによく似合うと思う。ただし、わたしは50kg重たいのでこの機種は避けたけど・・などと愛でている。
 こんなことを書き出すと、マイクロフォーサーズ・デザインもアートの域に近いと思われる。ものすごく小さなボディにどんなデザインを施すかというのは、宝石や時計のデザインにつうじるものがあり、デザイナーにとっては難儀であると同時に新しいデザインの発見に通じるので、面白い仕事ではないかと類推する。そんな貴金属のデザインを感じさせるところが、マイクロフォーサーズの面白いところである。
 他方ボディがでかけりゃーなんだってデザインできるよ。従来の一眼レフ!?。あと三年ぐらいで存在価値が亡くなるでしよう。大きい、重い、高い、の三悪ですからね。
 などと勝手にことをブチブチと言いながら、ペンのデザインを愛でているわけだ。

三上訓顯研究室,2012年2月17日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f2.8.
ISO500,露出補正+2/3,f4.5.1/100,i-Finish
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PEN LIFE266. 京都市内に雪が積もる

2012年02月19日 | Shinkansen commuting
 昨日は、夜半から京都市内にも雪が5cm位は積もった。こういう寒い朝一番に清水寺などにゆけば、とても美しい風景に出会えるとおもいつつ、ふただひ寝てしまった。昨日は、大学院の入試があったので、大学に向かった。当然新幹線は遅れていて、雪が降ったのがいつもの米原付近ではなく、京都寄りだった。だから、米原には雪がなかった。
 その後の京都市内の夜などは、これでもかというぐらいに、底冷えがしていました。こういう寒いときは、お風呂に入って、ウィスキーをのんで寝てしまうほかありません。といっても、今日は早く帰れたので、このブログを書いているのが土曜日夜の8時すぎ。まだ寝られないですよね。
 さてM ZUIKO DIGITAL12mmの品定めですが、この画像ぐらいではわかりかねるところもあるが、屋根のエッジなどを見ていると、シャープさは十分ありそうです。といってライカレンズのような味というか個性は感じられないので、クールなレンズと評価しておきましょう。
 このレンズで、明日は予報では晴れだから、京都の古い町屋などを探し歩き、モノクロで撮影してみようかと目論んでいます。もちろんスケッチブックと色鉛筆も抱えて、北東の方向へ歩いてゆきたい。北東というのには、意味がありませんが、京都は四方八方ゆくところがありますから、方角だけ決めておかないと歩けないです。

新幹線車内:京都-米原,2012年2月18日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO200,露出補正-1/3,f3.2.1/4000,i-Finish
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PEN LIFE580. 突然事務から電話

2012年02月19日 | Shinkansen commuting
 今日は、長く退屈な教授会も終わった。ノルマを果たしたので帰ろうとおもいきゃ、突然事務から電話「先生、今日文科省の科研の書類の締め切り日なんですが・・・」。あちゃーほ!、「今日は無理!! 、明日、明日!!!」、と言い切り、届いていた書類を読み込んだり、e-RADを開いたり、こりゃ、事務にきかんとわからない、もう明日よと思う頃には、夜の8時を回って帰ろっ!!!!。明日は、1日この書類作成だよ。
 話題を変えよう。今朝の通勤新幹線では、もっぱら焦点距離が倍になるテレコンモードで車窓撮影。解像度は一昔前のデジタル一眼レフ並みだが、少しphotoshopで加工し、これならば印刷原稿でも使えるじゃないかというのを実感。つまり180mm相当の望遠レンズで270kmで走る新幹線から撮影するのだから、風景の移り変わりが激しく眼が追いつかない。だから、おもに遠景を狙っていた。
 となると、最近モデルチェンジしたM.ZUIKO DG ED75-300mm2のレンズなど興味津々。そのままで使えばMax600mm相当で、テレコン・モードでなんとF6.7の1200mm相当だよ。C社やN 社のせいぜい400mm程度の巨大な超望遠レンズを重量三脚にのせて撮影している光景はよくみかけるのだが、こちらは、すべてが20リットルのザックから引き出した軽いミニ三脚に小さな600mm、そしてテレコンで1200mmだよ。これがデジタル化の恩恵というものだろう。図体の大きさと重さは如実に違うよね。
 さて難問は、1200mmの焦点距離を何に使うのかということだね。昔湘南海岸で1000mmF11のレフレックスレンズでサーファーを追いかけていたが、今じゃ小さなリュックに入れて持ち歩くことができ、しかもオートフォーカスで撮影できる。そうだ、広角レンズとセットで熱海で使ってみたい。
 そう考えれば、東京に出かける目的が一つできたわけだ。まあ時間のあるときの邪道なんだけどね。

岐阜-名古屋,2013年2月19日
OLYMPUS PEN E-PM2, LEICA DG ELEMARIT45mmF2.8, ISO500,露出補正±0,f2.8,1/2000.×2テレコン
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PEN LIFE318. シームレスな時間

2012年02月19日 | Kyoto city
 そろそろ2月19日に撮影した画像のストックが底をつきつつある。この日はとても良い天気で光が綺麗であり、 ペンE-PM1だけをぶらさげて、 三条から歩き始めて京都駅まで下ってきた。すこぶる寒かった日でもあり、晩に飲んだ熱燗がとてもうまかったことを記憶している。
 このように昼と夜の活動がシームレスに続けば、毎日が充実した時間なのであるが、そうはゆかない日の方が多い。特に最近は、春の曇天なのでコントラストが低く、あまり撮影意欲はわかないし、酒を飲んでも気分は乗らない。
 今頃ならば、むしろ夜の夜間拝観などで花見をしたあと、寒い体を暖めるのに熱燗をいただく方が大変シームレスな時間をすごせるのではないだろうか。もちろん翌日は朝寝坊である。春だからなかなか睡魔から離れられない。
 今週も火、水と仕事の山場があったし、土曜日も出勤だから、朝寝坊どころではない。せめて木曜日ぐらいはと思うが、私事もありなかなか忙しい。春というのは、朝寝坊したい、花見を楽しみたいというなどという多くの希望とは裏腹に、私の場合は時間を気にせず街を歩きたいという希望も加わるが、実はこの時期は公私ともに忙しい季節である。だから5月の連休が待ち遠しいわけだ。朝寝坊の連続する日々だ。
 やはりお酒を美味しくいただくのには、昼間充実した活動をしていて、その〆にお酒というのがシームレスでよい時間の連続だと思うし、そうしたシームレスな時間づくりに私自身結構こだわるのであるが、なかなかうまくゆかない春である。
 今週は、桜が満開の時期であるが、土曜日まで仕事付けであり、チェッ!つまんないの。

五条,2012年2月19日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO500,露出補正-1/3,f2.1/60モノトーン
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PEN LIFE265. デザインを愛でる

2012年02月18日 | Photographic Equipment
 私は、新しいプロダクト製品を購入すると、彫刻をみるようにそのデザインを愛でる。いろんなアングルから眺めたり、質感を楽しんだりする。プロダクトデザイナー達がだした結論を味わうというのは、どこか茶道と似ているようでもあり、とても楽しい瞬間である。
 だから最近はやりのボディに張り革をまいてレトロに仕立て直すなんていうのは、論外である。プロフェッショナルなデザイナー達の練り上げた現代の彫刻といっても良いプロダクトに、素人が加筆するという行為をする人間は、やはり物を知らない上に、感性や品位が大変欠落している。大体機材マニアというのは、スペックばかりに眼が行き、こういう品位のない輩が多いことは、彼らのブログから見て取れるけど。
 さて画像のように、当初はペンE-PM1にズイコー12mmのデザインが似合うかと懸念したが、結構似合っている。むしろペンE-PL3のステンレスヘアライン仕上げだと似合うことはわかるのだが、実際両機を手にしてみると、重さが50Kgの差がある。それは大きな差のように感じられた。結局最も軽いE-PM1を選択して正解だった。
 ペンE-PM1は、私の小さめの手に包み込めるような小さなボリュームが大変心地よい。となるとストラップも邪魔だな。このペンE-PM1を抱え、スケッチブックと色鉛筆も持って、京都の古い街並みを徘徊しようという気分にさせてくれる。そういう気分は、E-P3を購入したときには感じなかったのだが、やはりこの小さなボディと金属質のレンズのせいだろうか。

三上訓顯研究室,2012年2月17日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f2.8.
ISO500,露出補正±0,f4.5.1/100,i-Finish
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PEN LIFE579. 熱海だ!

2012年02月18日 | Shinkansen commuting
 先日の週末は、お袋のお見舞いに。危篤状態だったが、酸素マスクを付けたせいか、少し容態は安定しているようだ。あとは本人の体力次第だと。ならば東京の夜、居酒屋巡り。
 巡ることもなく、神楽坂の地元商店街の役員がよく利用するという居酒屋へ、幼なじみと酒宴だった。まあ小さい時の遊びを思い出しながらの酒は久しぶりに楽しかった、という誰にでもある平凡な一時だった。
 それにしても東京迄の新幹線の長いこと。車窓撮影をしていても退屈の限り。富士山はすこぶるよく見えていたが、何度も撮影しているし、それに今日の私の座席は反対側だ。じゃ東洋のリビエラ熱海だ!。ここはレンズの設定を間違えたなと思う間もなく、列車はあっというまにトンネルに突入した。だから画像は、後で大いにトリミングして。
 それにしても山の斜面のマンション群がPENで撮影するならば、意外に面白そうだ。お袋のお見舞いついでに熱海で宴会・・・不謹慎か。あるいは京都から、熱海へ引っ越すとか・・・それでは谷崎潤一郎のライフスタイルだ。
 さて今日は、終日まとまった雨が降っていた。新幹線通勤の車窓撮影も、今ひとつだ。そこで撮影機材の焦点距離を2倍にしてくれるテレコンの設定にした。画素数は1/4位が現実かな。これが印刷原稿にも使えそうだ。となると300mmのレンズを付けると実質600mm、でっその2倍1200mmのレンズになるわけだ。ためしてみたいなぁー。150-300mmのレンズが欲しいと思い始めるという悪い癖が・・・。

熱海,2013年2月16日
OLYMPUS PEN E-PM2, M.ZUIKO DG18mmF2.8, ISO200,露出補正-1/3,f2.8,1/1000.
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PEN LIFE264. 充電中の合間に

2012年02月17日 | Photographic Equipment
 オリンパスペンE-PM1と12mmの広角レンズを購入したので、私のペンシステムは、こんな案配になった。バッテリー充電中の合間にいつもの撮影をした。ペンのボディも4台に増殖した。ただしE-P2は大学の機材なので、お返しすることになる。大学にルミックスGF1が置いてあるので、これでミラーレス一眼レフが5台となる。なんという増殖の早さ。
 これで18mmから300mm迄のシステムとなり申し分ないところだが、最近ズームレンズを使わないので、実際に使うのは、前列の45mmエルマリート、ズイコー17mm、ズイコー24mmの単焦点レンズ3本に、E-P3とE-PM1のボディぐらいである。これだけでも随分軽いシステムである。まれにE-PL1に9-18mmの広角ズームを使うことがあるだろう。
 こうなるとデジタル一眼レフは、ますます売れないでしょう。その理由は、レンズもボディも大きく重たく高いという三悪がその理由です。それでいて写り方はデジタルペンとあまり変わりませんから。
 さて四役そろったところで撮影、機材は接写用ツインストロボがついたEOSにマクロレンズと思っていたら、バッテリーが充電されていない。しゃあない、パソコンにつないで充電中のiPhoneで撮影だ。これじゃ、ますますN社やC社或いはS社のデジタル一眼レフは、でる幕はないですね。充電のしやすさも多いに関係してきますね。もういちいち充電器を使って、なんて言う時代ではないでしょう。すべてパソコンにつないで解決できなければと思います。
 iPhoneで撮影した画像を、Photoshopで調整してアップさせました。

iPhone4S
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